家政婦のサイドビジネス

先週タイ・ベトナム1か月半の旅から戻って来ると、我が家の家政婦ラセルの息子が家に来て、大学生の姪に何やら勉強らしき事をレクチャーされているところであった。このラセルの息子は去年高校を卒業した後マニラに職探しに来たのだが、学歴も資格も無い悲しさか何処もマトモな職が見つからず、同じサブディビジョンに住む叔父の元で大工の手伝いみたいな事をしているのだ。それが一体どうして勉強などしているんだろう?

「あの息子は大学に行く勉強をしているのよ」という義妹の言葉に驚いた。何故ならラセルの家計は赤貧洗うが如しであり、女房が払う月3000ペソとド田舎アブラの小作人の夫の微々たる収入しか無いのに、子供だけは多い(他に3人いる)からだ。長男は今や幼い弟と妹を養う貴重な労働力であって、大学など行かせられる訳無いのだ。

ところが答えは直ぐに判明した。ラセルと女房が電卓を手に何やら話し込み、紙の上で数字を並べて計算している。会話の端々にペソとかパーセントという単語が聞こえる。そうか!分かったぞ!ラセルは女房のサイドビジネスである高利貸しのエージェントになったのだ!それで女房は旅行中にしょっちゅうSkypeで(コソコソとだが)話していたんだ!

翌日義妹が説明した話によると、ラセルは筆者の住むサブディビジョンの隣にある工場の労働者達に随分と通じていて(同郷の人間が多いようだ)、この連中に月利20%(フィリピンではファイブ・シックスと呼ばれている)で貸し付けを始めていたのである。取り分は女房が10%、ラセルが5%、工場内の代理人たちに5%だと言う。「ラセルは先月17000ペソ稼いだのよ!それで息子を大学に行かせようと決心したのよ!」

予想外の成功にニンマリしているラセル。収入を増やすために新規顧客の獲得に余念が無く、近所の家政婦たちとのお喋りはすっかり止めて工場に如何にもプラリと寄った振りをして知り合いの懐具合を物色している様だ。おい・・ラセル・・。貧乏人のお前には「俺が金主だ!」といって取り分を寄越せとは言わないが、先週パンパンガで着ていた服が洗濯されずに未だにカゴの中に置かれたままなのは一体どう言うことだ!一応家政婦としての給料も払ってるんだから、掃除と洗濯くらいはしてね・・・。



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