ワインが嫌いな人たちの理由

2014/03/04 04:56:39 | グルメ | コメント:0件

ユーチューブを見ていたら、酒豪で有名な映画監督の井筒和幸が実はワインが大嫌いだったという「タモリ倶楽部」のシーンを見つけた。出演していたタモリや水道橋博士は「スピリタス(アルコール度95%のポーランドの酒)をストレートで飲む井筒がワインが嫌いなんて信じられない・・」と驚いていたが、筆者に「ああ!この人もそうだったのだ!」とハタと膝を叩いてしまった。何故なら筆者は井筒監督ほどではないものの(飲むことは出来る)、酒の中ではワインが一番苦手だからである。
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営業職、とくに海外営業に携わる者にとってワイン嫌いというのは致命的な欠陥である。顧客と会食する時には必ずと言ってよい程ワインが出てくるし、年に数回あるヨーロッパ出張の時は物凄く格の高いレストランに連れて行かれ、「キミキミ!この素晴らしいワインを飲んでみたまえ」と遠方から来た客人をもてなすのが我々の義務とばかりに顧客からワイン責めの毎日になるからである。今までにシャトー・マルゴーとかムートン・ロートシルトなんてワインを嫌という程飲まされたが、筆者はこれらの高名なワインを一度として美味いと感じたことは無く、その場ではコーラでも頼みたい気分だった。
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さらに困ったのは昇格してからである。招待側では筆者が一番偉いから、頼んだ料理に合わせてワインを選ぶのは筆者の仕事になる(ここで部下に頼ませるのは客人への侮辱になるので絶対に禁止)。だけど筆者にとってはワインは総じて不味い飲み物だから最適な銘柄を選ぶ能力などはあるわけ無い。なので大人数でガブガブ飲む席ではシャトー・タルボーかランシュ・バージュ、肉料理が多いときはシャトー・フィジャック、お客が高級な時はシャトー・ラトゥールという、どの店でも絶対に置いてある4銘柄から1つ選んで、「このワインはデキャンタージュしなくても直ぐに飲めるからね・・」などと如何にも良く知ってるかのようにお茶を濁すのだ。
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さて筆者はなぜワインが苦手なのか?というと、答えはブドウが嫌いだからなのだ。あの酸っぱさと舌に残るジワーンとした味が嫌なのだ。子供の頃に母親がよく近所の八百屋からマスカットとか巨峰なんてブドウを買ってきたが、一粒だけつまんで口に放り込んだ後はそのままになってしまった。それに叔母連中がよく飲んでいたファンタ・グレープというのは実に醜悪な味だったし、ブドウパンやレーズンバターなんてものを食べたのは今から40年近く前が最後である。しつこくて申し訳ないが、素材自体が嫌いなのだから筆者はどんなことがあってもワイン好きになる事など無いのだ。
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さて女房の親戚連中との飲み会の席では、筆者以外は全員ヘネシーを飲んでいるが、筆者はもっぱらスコッチ一本である。ブランデーはワインよりも随分マシだが(筆者の場合はXOなど格が上がるほど不味い)、やっぱりブドウの味が舌に残ってしまうのが難点だ。叔父の一人は「お前は何でヘネシーを飲まないんだ?」と不思議そう目で筆者を見るが、相手を不快にさせたくないので「僕はスコッチが好きでね・・」と適当に返事をすることにしている。でも内心では「叔父さん!なんでブドウなんてロクでも無いものから出来た酒を飲んでんの!あんたの舌はどうかしてんじゃないのか!」と悪態をついているのである。

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