給水停止に怯える住民たち

2014/02/26 03:17:16 | 日記 | コメント:0件

朝早く下の階に降りていくと、玄関口で義妹とメイドが隣りの主婦と喧々諤々話し込んでいた。筆者は何のことだか分からないので女房の作った夜食(筆者は昼夜逆転しているため夜食である)を食べていると、メイドがバケツとタライを持って慌ただしく風呂場に駆け込んでいく。そして悠長にインスタント麺をすすっている筆者に対して女房が「ついに給水停止が始まるようだから手伝ってくれない」と言った。

実は昨夜この噂は女房から聞いていたのである。筆者の住むサブディビジョンには水道料金を払わない家が結構多いため、サブディビジョンの管理会社(水道会社ではない)はついにシビレを切らし、サブディビジョン全体への給水を停止するかもしれない・・という話であった。その話を聞いた時は、まさかそんな馬鹿な事・・、もしそういう理由でウチのようにちゃんと水道料金を払っている居住者にも給水停止すれば訴えられちまうだろうが・・と思ってこんな噂など信用していなかったのだ。
     給水停止
    
「どうも今日の午前中に始まるみたいなのよ」と言う女房。まさか・・本当かよ・・と筆者が呆れていると、通りの向こうから近所に住む太目の主婦がこっちの方角に走ってきて、我が家の鉄格子を掴むや「〇▲サプライ☆%エイト&±÷!!」と叫んだ。どうも8時に給水停止という意味らしい。時計を見ると現在7時40分。それでインスタント麺の入った丼ぶりを放り出すと子供用の風呂桶をかついで階上に上がっていった。

しかし解せない話である。水道料金を払ってない家は分かっているのだから、その家のバルブだけ閉じればいいだけじゃないか?2階で風呂桶に水を満たしたので階下へ降りていくと、女房と近所の主婦4人がこのサブディビジョンのメンテナス係をとっ捕まえて問い詰めている最中だった。義妹の通訳によればメンテ係のあんちゃんは「80戸中30戸が水道料金を何カ月も払ってない」「一部の家だけバルブを閉じても簡単に再開できるから、全部閉じないと意味は無いんだ」「だけど給水停止が本当に今日なのかどうかは僕は知らないんだ」とオドオドしながらもやけに多弁に要点をかいつまんで説明しているという。こいつは運営会社の言い分を広める回し者の様だな・・・。
     貯水

さて問題の朝8時が来た。キッチンに行って蛇口を捻ると水が勢いよく出る。まだタンクには水が溜まってるから時間的に早いそうだな・・、それで眠い目をこすりながらリビングでテレビなど見て時間を潰し8時30分に再びチェックしたが水は同じように勢いよく出た。で・・その後30分刻みでチェックを続けたが水は全く問題なく出る。なんだよ・・ガセ情報か・・一杯食わされたな・・馬鹿らしい・・と思って階上に上がって眠ることにした。

夜7時に起きて階下へ朝食(家人には夕食である)を摂りに降りていくと、女房・義妹と近所の主婦たちが筆者の家の真ん前にあるサリサリストアで首をそろえて話し込んでいた。「今度はガスでも止まるのかい?」と会議を終えて帰ってきた二人に冗談を言ったら、義妹が「明日水が止まるみたいなの」と昨日と全く同じ事を言う。またかよ・・と笑っていると、義妹が「ジェニーが聞いた話だと今日一日で未払い者の1/3が支払いに応じたらしいのよ。それでどうやら運営会社は味をしめたみたいで、明日は本当に給水停止するからな・・と残り2/3の家に通達してきたみたいなの。だけど明日もブラフに違いないと連中は甘く見てる様だから、今度は本当に止めるんじゃないかって・・」と心配顔で言う。
     belarus.jpg

運営会社が未払い者を本当に恫喝しているのかどうかは疑わしいし、ジェニーのサリサリに集まった主婦たちは自分の頭の中で噂をかなり増殖しているに違いない。それに水道料金の未払い組がデマ情報を作り上げて筆者ら善良なる支払済組を運営会社へ抗議させようとしてるのかも・・。しかしいずれにせよ、ちゃんと水道料金を払っている筆者たちが情報源不明の噂で右往左往させられるとは実に迷惑この上ない話である。それになんだかロシアに天然ガスのパイプラインを閉じられると凍死してしまうベラルーシのような弱々しい存在になったような気分がしてきた・・・。早く出よう・・このサブディビジョン。

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