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アブダビへ向かう赤信号の女

2018/08/22 12:06:53 | 人間万華鏡 | コメント:0件

足が臭い姪イナがアブダビに仕事探しに行く事が決まった。会計事務所の仕事が向いてないことに気づいたイナは3か月に退職して海外就職を模索していたのだが、ドバイだかサウジに出稼ぎに出ている実の父親(イナが子供のころ離婚したためずっと別居)が「俺がなんとか仕事を見つけるから」と言うので従うことにしたらしい。

で、ふつうなら先に仕事が決まって労働ビザを取得してからアブダビに赴くものだが、しかしフィリピン人の場合はいったん観光ビザで入国して現地で手続きするパターンが多いらしく、姪イナもパスポートが発給され次第アラブ首長国連邦の観光ビザを申請し、おそらく9月末か10月初旬にアブダビへと飛ぶ予定らしい。

しかし今回のイナの決断は親戚の間では大いに不評で、特に母親アイリーンの心配はかなりのもので、現在二人はろくに口も利かない状態になってしまったのだが、その原因はイナの実の父親のことがみんな嫌いな事もあるけれど、何よりも外国人を人間とは思ってもない野蛮世界アラブではたしてイナみたいな愚鈍な草食獣アジア人がちゃんと生きていけるのか甚だ疑問だからである。

ただイナは子供のころから食品関連の仕事をしたがっていて、つい最近もそう漏らしていたのだけれど、しかしこの道がまた親戚連中の間では不評で、思うにこいつらの意見を聞きすぎたせいでイナは主体性がない人間に育ってしまったのだ!と確信した筆者は持論である「人間は二十代のうちに外の世界に働きに出て苦労すべきだ!」と言ったところ、「あんたねえ・・」とこれまた大変な不評を被ることになってしまった。





しかし現実にはイナよりもっと愚鈍なボーヤだって数年前までドバイとアブダビのホテルで働いていたのだし、ただそこでケニア人だかパキスタン人の男に引っかかって妊娠し、堕胎のためフィリピンに戻ったら解雇されてしまうなんて顛末にはなったけど、一人前の人間がちゃんと考え抜いた上で出した決断に周りはあれこれ言うべきではない!というのが筆者の考えなのである。

で、昨日我が家に遊びに来たイナに「お前はなかなか勇気があるな」と褒めてあげたところ、いやお父さんがあっちにいるから・・と言った後で、実は頼みがあるんだけど・・と言って筆者の女房に「9月末に一緒に香港に行ってくれないか?」と言い出したのだ。どういう事?と聞き返したらアブダビへはマニラ発では無く香港発の飛行機で飛ぶ計画なのだ・・とちょっと意味が判じかねる事を言い出した。

なんでもアラブ首長国連邦の観光ビザをちゃんと取得していても①他の国の入国記録がない真っさらなパスポートの所有者で、②フィリピンやインドネシア、タイからの直行便の搭乗客、の場合は人身売買HUMAN TRAFFICKINGの犠牲者と見なされてアブダビ空港のイミグレーションで入国を拒否される可能性があるというのだ。

そんなバカなことがあるか!と反論したら、じゃあこれを見てよ!と差し出したケータイには海外出稼ぎ専用の掲示板みたいなのが映し出されていて、そこには「バンコク発の便はチェックが厳しいぞ」「アタシはシンガポールに1週間いたから大丈夫だった」「アメリカ入国記録があったから助かったよ」「いや、それも3年経過したら効果が薄れるぞ」みたいな書き込みで溢れていたのだ。





人身売買組織もビジネスだから騙した少女に別の国で1週間過ごさせるような無駄な出費はするはずがないし、だからこそ入国管理官たちはパスポートのスタンプを鵜の目鷹の目でチェックをし、そこにシンガポールやオーストラリアなんて人権大国の入国記録があれば「こいつは人身売買とは関係ないとお墨付きされてるな」と見なしてすんなり入国させてくれるのだそうだ。

「だからアタシは香港で最低でも1週間ほど過ごす必要があるのよ!」とイナは言うが、しかし香港にはルーシー叔母(イナにとっては祖父の妹)が住んでおり、そこにはいくらでもタダで滞在させてくれるから筆者の女房が同行する理由がいまいちハテナ???でいたら・・ついにイナの口から「だって一人で香港行くのが怖いんだもん!」というセリフが飛び出やがったのだ。

香港が怖い?と唖然とする筆者。おまえ子供の頃に2回香港に来てオレの家に一か月もいたし、今回も香港の空港に到着すればそこにはルーシー叔母とユン叔父が迎えに来てくれて何から何まで世話を焼いてくれるから心配はいらないだろう!と言ったのだが、それでも一人で行くのは怖い怖い・・とこの24歳の女はハムスターみたいに怯えているのだ。

同じ愚鈍生物でもボーヤはナンパしてきた男に平気でついていってしまう無鉄砲さ、いや正確には脳内で赤信号が点灯しない設計不良があるからバンコクでも中近東でも現在いるマカオでも楽しく生きていられるが、イナの場合は基本いつも赤信号が灯っているらしい・・。と言うことは人間二十代のうちに外に出て‥の格言はコイツにはそもそも無理な話で、こりゃ1か月もせずにフィリピンに戻ってくるだろうな・・と確信しました。






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