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長年連れ添った夫婦でも聴き間違える欠陥言語

2018/08/17 12:29:38 | 日記 | コメント:0件

香港に住む女房の叔母ルーシーが旦那ユン(香港人)と目下冷戦状態に陥ってしまい、今月末バンコクで会う約束も雲行きがおかしくなってきたが、このケンカの原因は株の売買ミスだと聞いて「そりゃ広東語の欠陥が原因だな」と頷いてしまった。

このユン叔父は香港人らしく競馬やカジノが大好きで、だから当然株の売買にも目がないのだがパソコン操作が壊滅的に苦手なため、いつもは甥っ子のジェイソン(香港人)に電話して売り買いさせているのだが、今回はなぜか間にルーシー叔母(フィリピン人)を間に挟んでやりとりしまったのである(ユン叔父は英語が出来ないので会話はすべて広東語である)。

で、今回「A社の株を売れ!」とユン叔父は言ったつもりなのに、ルーシー叔母は「A社の株を買え!」とジェイソンに伝えてしまい、現在米中貿易摩擦で株価が下落している最中に危ない株を大量に買い込む羽目になったユン叔父は大爆発してしまったわけだが、しかしこれはある意味仕方がないのだ。

と言うのは広東語では「売る」も「買う」もマイと発音するからである。例えば「水を買いたい(我想賣水)」も「水を売りたい(我想買水)」もカタカナで書くと「ウゴォ・ション・マイ・ソイ」であり、この売ると買うのマイは外国人の耳にはほとんど同じに聞こえるのだ。





中国語の主流である北京語でも同じく売り買いは両方とも「マイ」だが、こっちは高低アクセントの違いが割合と明瞭で、慣れれば「このマイは買いと言う意味だな」と分かるのだが(それでも同じマイを使ってること自体が言語的欠陥ではあるけれど・・)、広東語だと違いは実に微妙だから香港駐在員の間では混同しない様に「マイ」以外の別の単語で表現するように心がけているのである。

これ日本国内でも新入りの調達担当者が「相手先がオクレル!と言った場合は遅延するのオクレル!と予定通り送品は可能ですよのオクレル!の2つがあるから必ず相手に聞き直すように!」と先輩から諭されたり、PCキーボードの右上に「O」と「I」が並んでいて日本文だと打ち間違いが多いから片方に凸シールを張るのと同じように「バカ除け」が必要な「なんでこんな間違いやすいのを設定しやがったんだ」的欠陥なのだ。

で、ユン叔父も長年ジーンズの卸売商をやってたんだから、外国人には「売り」「買い」発音は聞き分けられないことくらい知ってるはずなのだが、さすがに30年連れ添ったフィリピン人妻なら大丈夫だろう・・と油断したのがマズかったようだが・・・時すでに遅しである。

バクチ好きのユン叔父ゆえ一回の取引単位は数千万くらいになるし、一方香港・深圳市場の乱高下はかな~り激しいから損失は数百万、もしもZTE社なんか買ってたら下手すると千万単位に上るのではないだろうか。で、そういう全身に静電気が走ってる状態でタイに来られても・・・まあもしも月末会う事になっても株の話をするのだけは止めとこうっと・・。






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