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固い殻の中にいる人たち

2018/08/07 11:40:13 | フィリピン雑学帳 | コメント:0件

義父の入院中に何かと世話を焼いてくれた女房の親友アイリンが我が家に遊びに来たので近所の中華料理店でご馳走したところ、実は今週すごく良い事があったのよ!と嬉しそうな顔で話し始めた。

22歳の長男の恋人がイグレシアス・ニ・クリスト(INC)に改宗した!これで結婚を許すことが出来る!というのである。これほとんどの日本人の方には何のこと??ハア??だろうが、フィリピンでは良く聞く話なのだ。

INCとはフィリピンの創価学会みたいなもので、この教団は一応キリスト教をベースにしているがクリスマスを祝わないなど独自の解釈をしているためカトリック教会からは異端と見なされた教団であり、アイリン一家は全員ここの教会の信者なのである。

前述の通り聖書の独自の解釈や所得のうち結構な額を教会に寄付せねばならぬとか、そのストイックな信者生活は筆者の目からも「ちょっとこの教会やばくね?」と思うのだが、その最たるものがINC信者は同じ信仰を持つ人間としか結婚してはならぬ!というルールである。

両親がカトリックだけど子供はINCとか、3人兄弟で末っ子だけはINCに改宗したというケースは許されても、INC信者が新しく家庭をつくる場合、つまり結婚相手と生まれてきた子供は絶対にINC信者でなければならないため、つい先々週までアイリン一家は長男の恋人に対して「改宗しないと結婚は許さない」と断じていたのである。





なおそういう話を聞かされると黙ってしまうのは日本人もフィリピン人も同じで、筆者ら夫妻もしばらく沈黙していたのだけれど、しかし同じキリスト教徒なんだからそこら辺を受け入れる柔軟性はINCには無いのかね?と聞いたところ、間髪入れず「無いわ!」と言う返事が返ってきた。

しかしトルコなんかだとイスラム教徒の家庭でもキリスト教かユダヤ教の嫁なら受け入れているのだ。これはイエスやムハンマドらメッセンジャーが違えども同じ唯一神ヤーヴェの信者だからだが、オカマでもレズでも何でもありのフィリピンでここまでストイックなグループってやっぱり変じゃないか?

しかしアイリンはあくまで毅然とした表情でINCの隣人たちが長男の恋人を正しい教えに導いた様を説明したのだが、それって単に洗脳プロセスの話だし、それにその長男のフィアンセの許嫁の家庭はどう見てるんだ?と聞いたら、向こうの反応は冷淡である・・とここは案外と正直に言いやがった。

だけどダメなのね。どこもいうだけど宗教の世界は常に「自分は正しい道にいて、哀れな人たちを正しい世界に導いているのだ」って上から目線から出れなくて、いつもフレンドリーで笑顔を絶やさないアイリンもなんだか日教組バリバリの女教師みたいになってやがる。

で、まあそこで気まずくなったので話題を義父の結核へと切り替えたんだけど、こんな出鱈目なフィリピンにも70年代の新左翼みたいにある種の堅牢さの側面を持っている人たちがいることを今さらながら知って・・ちょっと怖くなりました、はい。






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