カナダが中国人移民の受け入れを停止

2014/02/20 01:10:19 | ニュース | コメント:1件

カナダ政府は2月11日に同国への一定条件の投資を条件にカナダ国籍を与える移民プログラムを廃止すると発表、この突然のプログラム変更はカナダへの移住をもくろむ中国人たちに大打撃を与えることになった。カナダ政府は中国国籍のみと指定したわけではないが、申請者のうち7割は中国人なのだから実質的に中国人排斥と同じである。80万カナダドル(7500万円)を手にしてカナダ国籍をせしめようとウエイトリストにいた中国人はざっと5万人。しかし行く手を阻まれたため新たな移住先としてイギリスなどの第三国へ変更する動きが出ているという。

ちなみにこの中国人のカナダ移民というのは今に始まったわけではなく、今から20年前は中国返還に怯える香港人たちがカナダ移民の主役であった。それに当時のハードルは今より全然低かったので、香港人の富裕層だけではなく中間層もドシドシとカナダ国籍に切り替えていたのである。当時筆者が直接担当していた香港の顧客にもカナダ国籍やオーストラリア国籍の人たちというのは何百人もいて、会社の経営者からマネージャー、はては受付嬢に至るまで彼ら中国系カナダ人は揃って「香港で」働いていたのだ。
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筆者の会社にもカナダ移民組で現地の大学を出た女がいたので「何でお前はカナダで働かないのか?」と聞いてみたところ、「このパスポート持ってると便利だから切り替えただけよ。誰がカナダみたいな国に住むもんですか?」とまるで阿呆を見る様な目付きでせせら笑った。当時カナダに移住した香港人というのは皆こんな感じで、カナダのパスポートを手にするやすぐさま香港に戻って来たのである。ただしブリティッシュ・コロンビア大やトロント大の修士課程を修了したようなエリートや、逆に最低レベルの教育しか受けていないブルーカラー層はこぞってカナダに留まっている。どちらも香港よりカナダの方が給料が良い仕事に従事できたからである。

ちなみに筆者は香港とフィリピン両国の永住権(国籍ではない)を持っているが、たとえこれがアメリカやフランスの永住権を獲得したとしても自分の国籍まで変更する考えは持っていない。良し悪しはあるが自分は日本の文化思想に育まれたのであり、日本国民は自分の同胞(同じ価値観を持つという意味)だと考えるからである。ちなみに女房に「お前は日本に5年住めば日本国籍に変更できるがどうする?」と聞いたことがあるが、女房は「自分はフィリピン人の国籍のまま死ぬ」と胸を張って言うから、結局女房も筆者と同じ考えのようだと少しは感心したことがある。
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しかし日本が70年代のカンボジアの様に生死にかかわる状態になるか、どうやっても生活していけないほど困窮を極めれば、さすがの筆者も国籍変更を申請すると思う。「憲法残って国滅ぶ」ではないが建前だけでは生きていけないからだ。ただしその時には米国の移民の際の宣誓にあるように移民先の国に忠誠を誓う、簡単に言えば日本と移民先の国が戦争状態になったときには移民先の一兵士として日本と戦うことを選択する。これは好き嫌いなど言ってられない、受け入れる側は当然移民に対して就労、納税とともに自国のために死ぬ覚悟を要求しているのだ。国籍を変えるという事はそれだけ重要な事なのだ。
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ところが中国人たちは「税金が安いから」「国が保証してくれるから」「海外旅行に行く時に便利だから」という呆れた理由で国籍を変えてしまうのである。確かに中国の王朝は歴史的に民百姓を人間としてみなしてこなかったから共同体や公(おおやけ)といった概念が育たなかった事はある程度理解できるが、その欠落した国家意識、国民思想を移住先の国に持ち込むのは大間違いである。カナダに1セントの税金も払う気は無いが、年老いたらカナダの手厚い社会補償を受けるつもりのオポチュニスト(御都合主義者)たち。日本に帰化しているのに尖閣諸島は中国領土だ!と叫ぶゴロツキ中国人が随分といるようだが、カナダもこうした日本の惨状をみて今回の英断に踏み切ったのではないかと思う。いずれにせよカナダの移民停止決定を高く評価するとともに、他国もカナダに見習って他国を舐めきった中国人移民を排除する動きに出る事を期待したい。

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コメント

2014/02/22(土) 05:18:13 | URL | hanep #-
永住権について、鋭い記事で、食い入るように読みました。いつも内容の濃いブログですね。筆者様はマリッジビザですから、細かいことを言えば、比では永住ではない(同伴者が無くなれば半年で効果が切れるヴィザ)とですね。年齢差があれば実質永住ではありますが。
(※決して筆者様を非難しているわけではなく、滞在許可の種類について述べていますので誤解なきよう。筆者を貶める意味ではなく、記事を読んで誤解する読者が万一にもいないように記載いたしました)

ところで香港の永住ビザ、これは知りませんでした。投資ヴィザですか?続きを期待いたします。

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