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重病人が出迎えに来た理由

2018/07/10 12:28:18 | 親戚付き合い | コメント:0件

成田からマニラに到着した筆者ら夫妻を従兄弟ラフィーとミレット夫妻が出迎えたのには驚いてしまった。なぜならラフィーは5月に心臓バイパス手術を受けていて、医者からは3か月の安静を言い渡されてリサール州の実家で静養中のはずであり、それに送迎自体もジョマールという別の男に頼んでいたのだ。

それで「お前大丈夫かよ?」と聞いたら、ラフィーはTシャツをたくし上げて胸部を見せてくれたのだけれど、これがまあ魚の三枚おろしみたいに胸の真ん中が縦横スパッと切られた跡が生々しく残っていて、でも6時間の手術だけどオレにとっては寝て起きたら終わってたんだよ!と陽気に笑っていたのだ。

で、まあパッシグ市の自宅までラフィーに運転してもらい、ただ重い荷物は流石に運ばせないようにしたのだけれど、さて部屋に上げた荷物の数を見てみるとなぜか1つ多いではないか・・。それは青いキャリーバッグで、どうもラフィー(もしくは妻ミレットの)の私物らしいのだけれど、何故だか筆者の部屋に持ち込まれているのだ。

で、日本から買ってきた牛肉やソーセージの類をタッパウェアに移したり、どえらい量のロイスチョコレートをどう保管するのか?などと頭を悩ませている際に、ラフィーの妻ミレットが何だか申し訳なさそうな顔をするや「ブラザー(筆者のこと)はジャックダニエルが大好きだよね?」と言い出した。

えっ?ウィスキーのジャックダニエルか?まあ嫌いじゃないけれど?と答える筆者。粗悪品のジョニ黒やシーバスが流通するフィリピンでは存在が比較的マイナーなせいかジャックダニエルは少しはマトモな部類に入っているから(それでも日本や香港で売られているのとは明らかに落ちる)、ここ1年ほど筆者はこいつを愛飲しているのである。

すると「ああ、よかった!」とまたまた意味不明の笑顔を浮かべるミレット。そして実は見て欲しいものがあって・・と件の青いキャリバーグをゴロゴロ引っ張ってくると、そこにはジャックダニエルの1リットル瓶6本と700ミリリットル瓶が1本、それと箱にハングル語の文字が書かれたジョニ黒1本が入っていたのだ。





「買ってくれないか!」と言うのである。ラフィーが勤務しているのは大手の製薬会社で、病院や開業医ら取引先を招いての研修会(実態は飲み会&乱痴気騒ぎ)をしょっちゅうやっており、そういう場で提供された余り物を同僚たちが恵んでくれたのだ!と言うのだが・・なるほど、それでお前らが空港に迎えにきたわけね・・

ただ筆者は日本では美味いスコッチウィスキーをたんまり飲んできたし、免税の範囲を軽く超えた本数のスコッチだって今回持ち込んでいるから、正直フィリピン売りのジャックダニエルなんて半年先まで用は無い・・。だから「悪いけど他を当たってくれ」と言ったのだが、でもどうしても買ってほしいのだ!とミレットは懇願し、そうなるに至った事情を切羽詰まった表情で説明し始めたのだ。

なんと自宅療養中の3か月は給料が出ないというのである。ちなみにラフィーの会社は毎年1回社員旅行で海外に行ったり、年に一回コメ50キロくれたりとフィリピンでもかなり待遇が良い事で知られているのだが、長期病気療養期間中は無給になってしまう‥と聞いて「それ本当なのか?」と驚いてしまったのだ。(筆者は駐在なので知らないが、フィリピンってそういうもんなの?)

心臓手術の費用は会社の保険適用範囲内でギリギリ収まったものの3か月間の定期リハビリ通院は自腹になってしまうそうで、目下数千ペソにも困るような状態になってしまい、それを見かねた同僚たちが(カネは出さぬが)会社所蔵のウィスキーを融通して(正確にはくすねて)くれたという事らしい。

お願い!買って!と申し訳なさそうな表情で懇願するミレット・・。この雰囲気だと来週の生活費にも事欠くようになってしまうみたいだ。で、まあ当面は要らないジャックダニエルだけど「カネ貸してくれ!」と言われるよりはマシだから・・買いましたよ、市価の2割引き、それもパッシグあたりじゃ一番安い「ピュアゴールドの販売価格×0.8=買値」という公式でね。

と言う訳で筆者はジャックダニエル片手にただいまワールドカップを見ている訳だが、やっぱりフィリピンで混ぜ物してるようでスコッチの逸品に比べると悪酔いしてしまう。だから次回売り込みに来るなら免税店で買ったシングルモルトにしてくれんかねぇ。それだったら2ダースくらい喜んで買ってあげるんだけどさ・・。






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