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水子供養と七五三

2018/07/03 11:37:53 | オカルト系 | コメント:0件

昨日の日記で水子地蔵に手を合わせている女性に近寄る如何わしい連中の事を書いた。筆者は女ではないし子供もいないから彼女たちの心情というのは正直判らないが、自分の身勝手や不注意でこの世に生まれることなく葬られた生命に手を合わせる気持ちは理解できるし、鎮魂のため自分として出来る限りのことをしよう!と思う事を筆者は咎める気はない。

しかし地蔵の寄進や高額のお布施となると筆者はそこまでやる必要は無いんじゃないの?という意見の持ち主なのだ。こう書くと筆者は冷血生物のように思われるだろうが、筆者はネコや犬が死ねばさめざめと泣く人間である。にもかかわらず何故こんなトンデモ発言をするのかと言うと、それにはちゃんとした理由があるからなのだ。

七五三、いわゆる三歳、五歳、七歳の時に行う儀式があるからである。ハア?おまえナニ言ってんの?と思うだろうが、まあ文句を言わずに読んで欲しい。今じゃ七五三は赤ん坊が大きくなったことを祝うほのぼのした儀式に矮小化され、よって形骸化してしまったのだけれど、実はこの七五三は無のモノが人間になっていく霊的な儀式なのである。

江戸時代までの日本では生まれたての赤ん坊、つまり0歳の子供は鬼子といってあの世につながっているモノであり、一つの生命体、つまり霊性をもった生き物としては見なしていなかったのである。そんなバカな!と思う方は是非とも自分でお調べいただきたいが、死産や栄養不良による死が多発した当時の医学技術を考えればそういう落ち着きどころに帰結せざるを得ないのだ。





今と違ってどの家の子供も一人や二人は早死にしている訳だから、その生命一つ一つに人間としての価値を見出せば母親は気が狂ってしまうしかない。だから産まれてから順調に成長し、感染症にもかからずに3年たったら生命価値が三分の一くらい付与され、5年目、7年目で残り三分の一づつが加わってようやく人間になる!と考えていたのだ。

明治維新の後だって日本の田舎じゃそういう状況だったわけだから、2歳や1歳どころか産まれずに死んじゃった水子に生命価値を見出す、つまり霊性を付与して鎮魂の対象物とする発想はそもそも無かった訳で、だから昔の文献をいくら見ても水子供養というのは出て来ないわけだけど、さてさて、ここまで書いてお分かりだろうか?この一見ご都合主義な考えが水子霊は本当に存在してません!という証明になるのだ。

あまりにも当たり前すぎる話だけれど、誰かを殺したせいで祟られた!犬やネコをイジめたせいで子供の頭がおかしくなった!キツネに祟られた!ヘビを殺したせいで家が傾いた!等々そう思い当たる節があるから昔の人間は寺院とか稲荷に犬塚・猫塚・蛇塚をあちこちに建てていたわけで、これはウナギ供養をやってるウナギ屋だって同じロジックなのだけれど、一方水子はこういう供養施設は昔は一切なかったというのは・・これってなんか変じゃありません?

繰り返しで申し訳けないが、カミナリが落ちた事さえ「将門の祟りだ!」と本気で信じていた迷信深い人間たちである。ところが水子を鎮魂する風習がそもそも有りませんでした!ということは、そう思うにいたる具体的な被害がなかった、因果関係を見出す罰がぜんぜん無かった・・そう考える方が合理的だろう。つまり水子霊なんてのははなから無くて、昔の人間が考えていた七五三による段階的生命(霊性)付加説こそが事実なんですよ!という事になるのだ。





だから筆者は水子供養をする気持ちはわかるけれど、(ガチガチのカトリック信者ならともかく)その霊の存在を信じるのはバカげているし、また水子の祟りを囁く怪しい連中に耳を傾ける必要は無いですよ!と言いたい訳だが、でも一方現在の日本にはあちこちに水子供養施設があるけれど、この事実についてオマエはどう説明するんだ?とお思いだろうから、ここで醜い現実について触れたい。

実は日本各地で水子供養が始まったのは1970年代のことで、これはっきり言うと中岡俊哉の心霊写真集やユリ・ゲラー、矢追純一のUFOなんてオカルトブームに寺の坊主たちが便乗しただけなのである。高度工業化と都市への人口集中が進んだせいで日本人の伝統的価値観が薄れ、その結果仏教寺院の将来にも暗雲が立ち込め始めたこの時期に新規ビジネスとして考案されたのが水子供養だったのである。

社会に進出しちゃんと自分の収入を持てる身分となった女性たちの弱さにつけこみカネを搾り取る。テレビや雑誌などメディアを使って「アンタが不運なのは闇に葬られた赤子の・・」と耳元で囁くと財布から1枚2枚とカネが出てくる・・。これが水子供養ビジネスの基本コンセプトであり、こういう事を考え付いた坊主はなかなかアイデアマンだと思うけど、筆者は嫌いだね、こういう連中。

だから水子の霊障を信じている女性に言いたい。イワシの頭にさえ霊性を見出していた昔の日本人たちでさえ水子霊の存在を信じていなかったのだから水子霊は存在しておりません。そして供養すべきなのはアナタが葬った子供ではなくアナタ自身の中にある贖罪意識であり、その埋め合わせ作業を第三者に頼むことはまったくの誤りです。






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