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100円の昇天サービス

2014/02/17 04:53:12 | フィリピン雑学帳 | コメント:0件

週末の夜、リサール州の東端にあるド田舎の村で義弟や従弟連中と酒を飲んでいた時のことである。女連中はカラオケやお喋りに夢中になってテーブルを離れたため、その場にいるのは男6人だけになったのだが、やがて酔いが回るにつれ男たちの会話は自然とアッチの方面へと流れて行くのがタガログ語の分らない筆者にも感覚で分かった。こればっかりはどの民族でも一緒なのが楽しい。
          
筆者も会話に入りこむため「この村にブリンブリン(格安の売春バー)はあるのか?」と聞いてみたところ、義弟は悲しそうな顔をして「ブラザー。こんな田舎にそんな立派なモノは無いよ」とつぶやいた。どうやら2つ隣りの村に2~3軒その手のバーがあるがトライシクルで30分もかかる距離だし、週末は常に満員だから今から行っても遅いらしい。「あとは旦那が海外に出稼ぎに行ってる女が数人いるけど、秘密厳守がルールだからね・・」と申し訳そうに言った。やはり世界どこでも田舎って駄目だね・・。    
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そこへ従弟ボンギンが会話に割り込んできて「あとはこの道路の先にある公園に行くくらいしか選択肢が無いよ」と言った。こいつはギャンブル狂いの文無しで従兄弟連中からはハブンチョにされているのだが、今日は良い酒が飲めるというので意地汚くテーブルに張り付いているのである。公園・・?こんな深夜に公園ってどういうことだ?とボンギンに聞くと、「あの公園には深夜になると女が現れるんだよ、ただし女たちは口専門なんだけどね」とニヤリと笑いながらつぶやいた。
     
ボンギンの話では、公園の女というのは数人いるのだが毎日公園に現れるわけではないという。それに彼女らは口以外のサービスはご法度で、公園の外に連れ出すことも出来ず、客は野原に寝っころがるかベンチに座った姿勢をとって、彼女の口で昇天するというルールだというのだ。「はっきり言って衛生的じゃないし、それに昇天する直前に覗き魔から背中を叩かれたりする事もあるので嫌なんだけど、なにより安いから毎晩数人の男が公園に行くんだよ」とゼスチャーを交えながら説明する。へ~・・で・・料金はいくらなの?と聞いてみると、ボンギンは「40ペソ(100円以下)」だと言った。1ケタ聞き間違いと思ってもう一度聞くと「フォーティー」と言う。まさかと思って義弟を見ると「あの公園は確かに40ペソなんだ」と言った。
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100円・・・。この野外ピンサロのような牧歌的な風俗がたったの100円・・。そのあまりの安さとサービスのシンプルさに筆者はすっかり呆れると共に、何故だか妙に気になって仕方がなくなってしまった。それでその後のテーブルの話題が「〇×学校の女子学生たちは1回500ペソで裏バイトしてる」とか「2つ隣り村のクラブの女の胸がこんなに大きくて・・」とか至極まともな方向に移っても、筆者の頭の中には「40ペソ。原っぱで仰向け・・口専門」という言葉がさっきから気になって仕方がなくなってしまった。それで・・「ちょっと立ちションしてくる」と皆に声をかけてテーブルから離れると、ボンギンの言った方向-公園-へと向かっていった。
     
200メートルも歩くとだだっ広い公園(というよりグラウンド)に着いたが、まだ時間が早いせいか十数人の男女が数か所に分散したベンチに座っているのが見えた。この中に40ペソの天使がいるのかな・・と思ってそれぞれのベンチの前を通り過ぎるフリをしながらもシッカリご面相を確かめる事にした。まず最初のベンチにいたのは20歳くらいの娘が二人。この娘たちは何だか楽しそうにキャッキャッと談笑していたのだが、筆者の姿を見るや怖いものを見たような表情をしたあげく突然沈黙してしまった。なんか気まずい雰囲気・・。その場は散歩中の中年男のふりをしてやり過ごし、次のベンチに近づいていったが、ここは高校生らしきアベックがいちゃいちゃしてるだけで至って健全な雰囲気である。どうもここに来るのが時間的に早すぎたようだ・・。
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結局のこり4カ所のベンチを覗き見たが、一か所だけそれらしく見えるオバちゃんがいただけで、あとはアベックばかりであった。ちなみにこのオバちゃんは筆者が目の前に来ても目も合わせない無愛想さである。向こうから何一つ声をかけてこないので40ペソの口専門ババア(外見的に天使とは呼べない)かどうか真偽は不明だが、まあこんなババアならタダに近い値段は納得できる。チェッ!期待して損したわい・・と思って公園の一番奥のステージに腰かけて時間を潰していると、さっきまで一緒に酒を飲んでいた従弟のラフィーが公園の中を筆者の方向に向かってくるのが見えた。

「ブラザー!急にいなくなったから心配になって皆で手分けしてアチコチ探すことにしたんだよ。さあ早く家に帰ろう!」と筆者の腕を取るラフィー。筆者の心をつかんだ40ペソの天使も、ふたを開ければガマガエルのようなオバちゃんだったという結末である。さあ家に戻って見てきた事を笑い話として野郎どもに話すとするか!と思って公園の入り口に戻っていく時、ベンチに座っていた二人の娘がニコニコ笑いながら筆者らに近づいてきてタガログ語で何やら言った。ノーと言って無視して通り過ぎるラフィーと、それでも何か話しかけてくる二人の娘。一体なに?・・この娘たちは?まさか・・この娘たちが・・。
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「あの二人の娘がボンギンの言ってた女たちの様だよ」と帰り道の最中にラフィーが言った。まさか・・あの女子高生のような娘がそうだなんて。あのキャピキャピした娘が40ペソで・・。そう思うと余りの事に呆然としてしまった。驚くべきフィリピンのド田舎、信じられないコストパフォーマンスである。田舎はダメだと思っていたが、こんな信じられない現実があるなんて。しかし・だけどネーちゃんたちよ、もうちょっと目の方を養った方がいいぞ!お前らの目の前を歩いていた小太りの男はな、モノは試しで40ペソどころかその10倍吹っかけてきてもチットモ構わなかったんだよ!みんなの目を盗んでまた来るから、オジサンの顔をちゃんと覚えといてね♥ 。

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