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学問の神の消された系譜

2018/05/08 22:10:56 | 古代史歴史 | コメント:0件

筆者が現在滞在しているウィークリーマンションは大阪の天神橋筋商店街沿いにあって、ここは天神橋六丁目から菅原道真を奉る大阪天満宮へと続く日本一長いアーケード街である。どこもかしこも天神天神の文句で溢れていて地元民の菅原道真に向けた篤い信仰を感じさせてくれる。

名家の生まれでは無いもののその英明さから時の宰相へと立身出世し、しかし悪名高い藤原家の猜疑心を買って失脚させられた後に福岡・太宰府へと左遷され西暦903年にそこで寂しく死んでしまい、死後祟りをなしたことから人々の畏敬を込めて「天神」へと祭り上げられた・・これが誰もが知る菅原道真の表書きの経歴である。

しかし筆者はこの話はウソがかなりある、つまり後世には語られない裏の経歴があるのでないか・・と思っているのだ。ただ筆者は平安は専門では無いし、道真について興味を持っている訳でも無いのだけれど、筆者が気になるのはいくら祟ったにせよど何ゆえ「天神」という文字がこの人物に付けられたのか?が表の経歴では十分に説明できないからだ。

その時期に流行っていた中国オリジナルの天神信仰が被ったから道真はそう呼ばれたんだ!という説もあるだろう。しかし日本古代史で「天」という文字は特別の意味があって、こう言っちゃ悪いがいくら優秀で恨みを残して死のうが田舎豪族出身の政治家なんかに付けて良い漢字ではそもそも無いのである。

もともと日本の最高権力者は古来は大王(おおおみ)と呼ばれていたが、幼児期にオオ「アマ」ノミコと呼ばれた「天」武天皇の時代に呼称が「天」皇へと切り変わり、前政権のトップで一応兄とされている「天」智天皇の諡にも「政権の継続性を強調するために」使う、天武の嫁である持統女帝は自身に似せた「アマ」テラスを最高神に棚上げするなど天武の血の系統には「天」文字への特別な思いれが感じられるのだ。

さらに天武登場より150年前の西暦607年に隋の皇帝煬帝に朝貢しにきた遣隋使は「我が国の王は「アメ」ノタリシヒコである」と男王と発言したと中国文献には記録されていて、日本側の文献にある同時代の推古天皇(女帝)では無いこと、実はこの女帝自体が存在していたのはウソである可能性があり、どうも西暦507年即位の継体天皇から645年の乙巳の変までは「天」とか「アマ」「アメ」と名乗る別王朝が日本の最高権力者だったとしか筆者には思えないのである。





ただそれは大和の大王だったのか?それとも九州王朝の大王を示しているのかは意見が分かれるところで、で、これ仮に大和の話としたら筆者が思うにおそらく蘇我氏のことであり、天武天皇はその一族の末裔であるか敵の敵は味方として反天智・反藤原・反百済のスタンスで盟友関係にある勢力、あるいは「アメ」ノヒボコを祖とする新羅系勢力だったのではないか?と思うのだ。

「天」は蘇我氏と天武と百済系渡来人たちが好む文字、王家の証なようだ。ところが大して立派でもない家系の出の菅原道真はなぜか天神と呼ばれていて、そして祟りをもたらした人物なら長屋王や早良親王に平将門、崇徳院なんてもっと大物もいるのに、こっちの方がよっぽど重大な被害をもたらしたのに菅原道真だけが特別な存在な扱いを・・。これってなんか変ではないか?

だから表書きの歴史はウソであって、実際の菅原道真はもっと高貴な生まれ、おそらく蘇我氏か天武天皇の系譜上にある人物であり、その死に方も太宰府に流されて寂しく・・なんて侘び寂びとは程遠い残酷なものであったが道真を死に追いやった藤原氏は後世その事実を隠滅したに違いない・というのが筆者の考察である。

なお天武血統の最後の女帝称徳天皇が道鏡への皇位継承の可否を信託したのは大分県の宇佐八幡で、この事は天武は大和ではなく北九州の出身であり、すなわち天武は天智天皇や大和とは関係ない九州王朝のリーダーだったかのようにも見えるのだが、その末裔らしき菅原道真が政治的に失脚して太宰府に流されたというのも何やら意味ありげだ。

筆者は万世一系の天皇家という公式見解はウソであり、大和の王だけでも最初の崇神(スサノオ)と次の応神(北九州から来た物部)、そして北陸から来た継体、最後に天智のクーデターと弟天武の巻き返しと称徳失脚による天智血統の巻き返しという7世紀から8世紀の相次ぐどんでん返しを経ており、これとは別に北九州にも独自の王朝があったと考えている。

だから天の文字を与えられた菅原道真はこの前王朝のどれかを血を引くはずなのだが、なにぶん公式記録が藤原氏の都合が良いように書き変えられてしまってるから残念ながらこれ以上先に進めないのである。それと・・太宰府で死んだのではなく生まれただけで、道真が死んだのは本当は京都の地なのでは・・なんてのは幾ら何でも考えすぎかね?






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