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逃げたいファミリー・リユニオン

2018/03/22 12:51:47 | 日記 | コメント:1件

「ねえ、アンタの口からも姪を説得してくれよ!」とエスター叔母から電話がかかってきたのには閉口してしまった。筆者の女房に対してファミリー・リユニオンに参加するよう何度も誘っているのに、色よい返事が来ない事から遂に日本人の旦那経由で説得し始めたのだ。

日本でも田舎にはこういうのがあるかもしれないが、ここフィリピンにはファミリー・リユニオンという家族会合を年に一回開く習わしがある。レストランやホテルを貸し切り、そこには都会に出ている子供たちもが戻ってきて爺ちゃんから婆ちゃんまで一緒に時を過ごすのだ。

そんな和やかそうな場に筆者の女房がなぜ行かないのか?というと、それは参加人数が二百数十人とべらぼうに多いからである。女房だけでなく女房の従兄弟たちでさえそこに居る人の9割は顔も名前も知らないし、はっきり言って女房の世代にとってはこの二百数十人がファミリーであるという意識が希薄なのだ。

このファミリー・リユニオンはパンパンガ州サンタアナ町に生まれた女房の母方の祖父と7人の兄妹たちの8家族をベースにしていて、エスター叔母やエド叔父さんたちの第二世代が従兄弟たちとは仲良しなのは結構なのだけれど、ネズミ算式に子供が増えていくフィリピンでは当然その血の共有制も加速度的に薄まっていくのだ。

しかもエスター叔母とエド叔父さんそれと亡くなった女房の母親とボウイ叔父はかなり若い時期にマニラに出てきてしまい、そこで結婚して子供を作ったから、はっきり言うと女房と糸コン第三世にはパンパンガ州なんて全く馴染みが無いし、だいたい隣のテーブルにいる母の父親の3番目の妹の長男の三女一家なんてのが交わしているパンパンガ語が全く理解できないのだ。





で、実際筆者も2回ほどこのファミリー・リユニオンに参加したのだが、まあ最初の年は案外と楽しめたけれど、2年目はあまりの退屈さにゲンナリしてしまい、それで3回目以降は都合よく同じ時期に日本に旅行に行くようになったのでバックレたのだが、今回は開催時期が早いためエスター叔母とその同世代のジジババ従兄弟たちが攻勢をかけて来ているのである。

ただ、行くだけならいいのである。それが爺さん婆さんたちのこの世の良い思い出になるのなら。しかし問題なのはこのエスター叔母ら第二世代(二十数人が存命中である)は、なんとこの100年近く前に生まれた8人兄弟を源流とするファミリーリユニオンを自分たちの死後もずっと継続したい・・と本気で思っていて、どこかのタイミングでそれを切り出そうと推し量っている事なのである。

自分が死んだ後にも何かを残したいという焦燥感や家族の繋がりこそが唯一の財産なんて誰もが回帰しやすい原理に縋りつきたい年齢なのはわかるけど、今でさえ二百数十人に膨れ上がって誰が誰だか判らない状態なのに、あと二十年も続ければ千人を超えて収集が憑かなくなる・という計算力と、その時それだけ空虚なイベントになるか・・という想像力が最早この爺さん婆さんたちには働かないのだ。

エスター叔母たちが壇上に上がって「この会合を今後も継続したいが反対の方はいますか?」って言われれば手をあげられる人間なんていないわよ!と言う女房。確かにそりゃそうだ。余命数年の老人たちの表情が凍り付くような酷い仕打ちを家族愛が強いフィリピン人が出来るはずも無い。

だからこそ、いや、と言う訳で、今回のファミリー・リユニオンに関しては女房だけでなく義妹アイリーンや従兄妹ジャネルもジェンもフィリンもメイも、そしてその下の世代の足の臭い姪イナら全員が全員ともカメレオンみたいに気配を隠してやがるのである。開催日まであと10日か・・。こりゃオレも体の保護色を変えないと・・。






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コメント

伽面は好きだよね~

2018/03/22(木) 13:44:15 | URL | ponpon #-
日本に居るのに、今度セブの親戚の所に行くから予定を合わせて帰ってこい。
あいつら、日本の仕事の予定とかそう簡単に変更できないとか、お構いなしだ。

もう猿一族のリユニオンとか、付き合ってられんでしょう? ピン呆け以外は。

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