アメリカ海軍制服組トップがフィリピン訪問

米海軍作戦部長(陸軍で言うと参謀総長)のジョナサン・グリーナート提督が今月12日からフィリピンを訪問し、フィリピン国防大臣および軍高官と会談を持つ予定だという。今回の訪問は米比両国海軍の連携と相互運用性を強化し、更なる地域の平和と安定の実現を目指すためだとフィリピン海軍の広報官は発表、また今月8日には提督の安全と図るため米海軍はイージス艦ピンクニー号(母校サンディエゴ)をすでにマニラ港に派遣していると報じた。
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さて提督の訪問目的は誰がどう見ても南シナ海への拡張を続ける中国へのけん制であるのは間違いない。スプラトリー諸島の占有に始まり、パラワン島東部への中国船舶の不法侵入、はては香港政府によるフィリピン人へのビザなし制度の廃止など、フィリピン人の中には中国への恐怖心が高まっている中で、アメリカは実にタイミングよく自己の影響力を発揮し、米軍のフィリピン再配備に向かって着実に駒を進めていると言える。風向きは完全にアメリカに味方していて、中国は外交・軍事的に劣勢に立たされつつあるのは誰の目にも明らかであろう。
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こんな事態に陥ったのは全て中国の自業自得であるが、一体なんで中国の外交がこれほどまでに稚拙になってしまったのか不思議で仕方がない。中国は米国債の最大の引き受け手であり、皮肉にも米軍の最大の金主でもあるというのに、将来のボルネオ島での侵攻に備えて南シナ海へ数隻の船を送ったためにフィリピンに米軍を呼び戻す結果となってしまった。どうも中国の新指導部は周恩来や鄧小平のように物事を組み立てて考えたり、引くべき時は引く老獪さが不足していて、日本の近衛文麿(こいつは日本史上一番愚鈍かなリーダーである)のような実体のないプライドに酔いしれる底の浅い政治家の集まりであるようだ。北京のおエライさんたちよ、今お前らは戦前の日本の行動とアメリカのリアクションの因果関係をもっと学ぶべきだ。さもないとフセインに様に米軍に処刑されるか、中国民衆に吊るされることになるぞ!

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やはり、米にとって、敵がいなくなるということではないでしょうか。共産国に対しては、米の根強い保守派に対し支持を得られること、それを国債と天秤にかけた場合の答えだと思います。「新たなる脅威」のテロ対策が世界にバレてきた以上、仇敵に振り子を少々傾けたのかな、というのは単純な見方でしょうか。主様は政治に興味がないと書いておりますが、なかなかどうして、十分興味があるように感じており、私個人は大好きな話題でもあります。これからも筆ののばすまま、ご期待いたします。

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