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クルーズ乗務員になった小娘からの手紙

2014/02/08 00:38:24 | 日記 | コメント:1件

今日フィリピン在住の方が「フィリピン人船員で日本の船会社は持っている」由のブログを書かれておられたが、丁度昨日、女房の元へ同じく船に乗る仕事をしている知人からメールが来たので、これも何かの奇遇と思ってこの知人の事を書こうと思う。この知人は今年23歳になるプリンクリンというあだ名のフィリピン娘で、筆者の女房とプリンクリンの母親のジュリーは香港・ワンチャイのレストランで長らく同僚として働いており、プリンクリンが学校休みで香港に来るたびに我が家にも遊びによるという付き合いである。
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プリンクリンは20年前に亡くなった父親(フィリピン人。マニラ港ベースの日本郵船の機関士だった)のコネを生かして昨年秋からアメリカの船会社に勤めることになった。なんでも父親の下でこき使われていた青二才たちが今ではアメリカの船員派遣会社でそこそこの地位についており、その内の一人が母親ジュリーに「プリンクリンがこっちで働きたければサポートする」という連絡をしてきたというのである。本当はプリンクリンは母親のいる香港で働きたかったのだが、永住ビザもコネも無い非中国人のプリンクリンが香港で働いても将来は見えている!これはチャンスだから是非ともアメリカに行かせたいのだとジュリーは必死にプリンクリンを何度も説得、結局最後はプリンクリンが折れる形で母親に従うことになった(説得現場には何故か筆者と女房もいた)。
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プリンクリンは1年間の教育実習をマニラで受けた後、昨年11月にアメリカへと飛び立っていった。それからしばらくプリンクリンの消息は途絶えていたのだが、昨日突然来たメールには自分はニューオーリンズを拠点にしていて、もう2回クルーズに乗務員として参加したという前置きの後、客室乗務員の半分以上はフィリピン人なので寂しさを感じなくてすむ、給料は今の所2000ドルだけだが住宅費は会社が全額払ってくれるし、船に乗ってる時は衣食住は全部会社持ちなので、少し余裕のある生活が出来るようになった・・と書いてあった。仕事の内容はアトラクションがうんたらと書かれていたので、多分ピンポンパンのお姉さんのような事をやっているのではないだろうか?と思う。そして添付された写真を見ると彼女が勤務している大型船を背景に、ずいぶん肉付きのよくなったプリンクリンが写っていた。
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昔読んだギリシャの海運王の本には「海に囲まれたギリシアの若者が船乗りになるのはフランス人が農夫になるのと同じこと」と書いてあったのを思い出した。だから同じく海洋国家であるフィリピンの若者たちが物怖じせずに世界に飛出していくのも当たり前と言う事なのだろう。プリンクリンの手紙は「この職業を選択したことは正しかった。お母さんと亡き父親の友人たちに心から感謝している」という一文で結ばれていた。

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コメント

2014/02/13(木) 04:40:48 | URL | hanep #-
比国知人が、思いもかけぬ職業につくというのは、なんともいえず愉しいものですよね!小生は、小説家になるという体験がありました。私の読書好きが、あらぬ方向にいってくれた時、こそばゆくも嬉しかったことがあります。
船乗りというのもロマンがあり、七つの海を越えるようで、きっと土産話が楽しみでしょう。そのときはぜひ、ご相伴にあずかりたいものですww

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