煩わしいアニュアルレポート

フィリピン在住の外国人(正確にはACRカードホルダー)には、毎年年初にアニュアルレポート(年次報告)を出す義務がある。昨年13Aビザを取得する際にこの事について少し調べたのだが、要するに費用310ペソを払うだけの名ばかりの報告であり、毎年1~3月の間に移民局に出向くだけの簡単な作業だと思っていた。それに代理店に頼むのも可能とのことなので「まあ後でいいや」と新年明けてからもずっとほったらかしていたのである。

ある日普段から愛読させていただいている在住者のブログを読むと「今年から申請者の出身国ごとに申請日を分ける」と書いてあった。また他の方のブログには「今年からは本人が出頭しないとダメ」とか「イミグレの地方出張所はダメ」「1月末が申請の締め切り」などなど自分の理解とは全然違うことがと書いてあるではないか。ちょっと待て!今日は1月27日だぞ!と言う事はあと4日しかないじゃないか!。というわけで翌日慌ててイントラムロスにあるイミグレ本部に向かったのである。(後でイミグレの事務官に聞いたところ締め切りは3月1日である)   
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朝10時に建物の中に入りインフォメーションに真っ直ぐ進む。「あの~・・日本人なんだけど今日年次報告できますか?」と聞いたところ「床に書いてある青い線に沿って進んで行け!」と言われた。その通り建物の右側(東側)へと歩いていると、建物の外の中庭のような所に小学校の運動会で使うようなテントが張られていて、そこにANNUAL REPORTと書かれていた。ガードマンのオヤジの説明通り、2枚つづりの申請書を貰って必要事項を書き込んでいったが、書類には両親の名前や誕生日まで書かねばならないため、あわててオフクロに電話で確認を取った。

さて書類審査の順番待ちをしていると、前方にいる3人の審査官が「お前は記入ミスをした。やり直し!」と言って申請者を追い返している。良く聞いていると空欄にN/A(該当なし)と書いてないことが咎められているのである。たとえば苗字SATO 名前KEIKOと書いても、ミドルネームが空欄だとダメということらしい。この空欄が何か所もあると「全部空欄を埋めてから戻ってこい」と審査官に順番待ちの最後尾に追い返されてしまうのである。こりゃ大変だ。見ると目の前の中国人が慌てて書類にN/Aを書き込み始めたので筆者も同じようにすることにした。

さて困ったのはオヤジの年齢である。両親の名前と誕生日と年齢を記入しなければならないが、オヤジは3年前に82歳で死んでいるので、82歳と書くべきか85歳と書くべきか迷ってしまった。それともオヤジごとN/A(該当なし)と書いた方がいいのだろうか?女房に相談すると3つとも正解だからそう書けばいいのよ!と全然答えにならないことを言い出す始末。こんなんで40年も生きてこられたというのが驚きである。そうこうするうちに自分の順番が来てしまった。

左隣の審査テーブルでは筆者の順番を抜かそうとしたインド人が「黒インクでないとダメだ!やり直し!」と追い返されていた。ざまあみろ!このシーク教徒が!。右隣の韓国人は「お前は複数のマスにまたがった大きなN/Aを書いたから駄目だ」と言ってこれまた追い返されていた。まるで閻魔大王の裁きのような光景である。さて筆者の審査官であるが、記入した書類を穴のあくほどジロジロ見つめた後、やはり予想した通り父親の年齢「N/A」というところで目をとめた。「これは何だ!」というのでオヤジはもう死んでるから年齢は無いのだ・・と説明したところ、「死んだ人間はここに名前を記入するんだ!」と言って一番最後のページにあるSpecify the name(s) of deceased child(ren) and/or parent(s):という一文を指差した。アッ!こういう記入欄があったのか。ここは見落としてたな・・。

その後審査官は「お前のオヤジはどこにいる」と変なことを聞くので、指で空を指して「天国にいるよ」というと嬉しそうに笑った。「じゃあお前の女房はどこにいる!」とこれまた変なことを聞くので「俺の横、つまりアンタの目の前にいるけど」と言ったら、何故か大笑いし始めて(意味不明)、「よし!ミスは2か所だけだからこれで良し!青い線に沿って歩いていけ!」と言って書類をぽんと放り投げると、「今度酒でも飲みに行こう!」と全く意味不明な捨て台詞を言い出した。どうも筆者はなんか変な審査官に気に入られたようだが、審査が一発で通ったので「じゃあ俺がお誘いしますよ」とご愛想だけ言っておいた。
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建物の中に入りACRカードの登録らしき作業(建物入口近く)と書類提出支払(インフォメーション付近)、それに310ペソの支払いをすませる。この2ステップは合計5分もかからなかった。なんだよ。結局一番時間を取られたのは審査の待ち時間だけじゃねえか・・。その時歓談エリアに前回13Aビザ申請の時に知り合った事務官を見つけたので、なんで今年からこんな面倒な作業をするのか?と聞いてみたところ、逃亡犯や犯罪者がフィリピンに溢れかえるようになってしまい、イミグレのトップたちは今年から厳重なチェックをすることにしたのだという。あんたさぁ・・厳重な面接を行って外国人を総ざらいしてるんだよ!と胸を張って言うけど、建物の外で外国人をチェックしている3人の審査官はどう見ても書類の粗探ししてるだけだぞ・・・書類見るより申請者の人相見た方がいいんじゃねぇか・・。

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チェルシーさん 

チェルシーさん…歌が上手いですか?実は僕の仕事は群馬県で会社経営しております!歌手のコンサートやディナーショーのプロデュースと舞台監督しておりますフィリピンは大好きで通算35回位行っていますが単なる旅行者です♪友達もたくさんいます!フィリピン好きが高じて歌を書きました《i love filpin 》と言う歌で曲はフィリピンの人達に合うマーチで誰か歌手がライブで気楽にお客様と歌えれば楽しくなると思います♪5月か6月にマニラに行く予定なのでチェルシーさんの歌を聞いてみたいと思います♪

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