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マグロ2キロをのみ込む女

2017/11/18 11:51:56 | 人間万華鏡 | コメント:0件

無性に手巻き寿司が食いたくなったので女房に命じてパッシグ市の公衆市場へと生マグロを買いに走らせた。意外に思うかもしれないがフィリピンではSMメガモールみたいな大型スーパーの生鮮食品売り場よりも公衆市場の方がまだしも品が良く、特に近くのパッシグ市場は案外とイケるのである。

で、自宅でミツカンすし酢(粉状のやつね)や焼きのりを準備していたところに女房が帰ってきたのだが、そのそばには・・なぜか従姉妹フィリンが袋を抱えて立っていたのだ。この女は無類の日本食好きで、ご飯を三合ペロリと平らげるくらいの大食漢なのだが、もう一つ食い物への嗅覚が異常に鋭いのである。

「市場にいる時に偶然フィリンが電話をかけてきたの・・」と夫婦の秘密暗号である広東語で説明する女房。そこで女房が刺身を物色している事を嗅ぎつけたフィリンは「荷物運びをしてあげる!」という名目で頼んでも無いのに市場に押しかけ、そして現在筆者の家でご飯が炊けるのを待っている状態になったのだ。





女房が買ってきた生マグロはなんと2キロで(フィリンがいるから増えた)、炊いたご飯は6合、焼き海苔10枚入りが2パック、それとこれだけじゃ足りなさそうなのでポークチョップのにんにく味噌漬け4枚を用意し、さていざ食事開始!となるや、ガツガツ、ムシャムシャ、ズズーッ、グピッと音を立てながら飲み込み始めたのである。

以前の日記で書いがこの女は哺乳類とは違う別の生態系の生き物だと筆者は思っているのだけれど、女房が切った1キロ分のマグロの刺身をあらかた食ってしまった後、なんか急に沈黙し始めて・・もう1キロを所望しているのが分かった。それで女房に命じて(実際筆者は2~3切れしか食ってなかったこともあって)残りの1キロ刺身にするように命じたのだ。

そして刺身がテーブルに乗るやサッと箸が伸び、さらに筆者がヅケにすると旨いよ・・と指摘したのを間に受けて自分専用の皿に十数切れを運んで醤油とみりんをぶっかけ、漬け具合が良い頃合いになるまで待てないのか大皿に乗った生マグロをガツガツと食い続けたのだ。





結局筆者と女房はお互い10切れくらい食っただけで、残りは全部フィリンの胃袋に収まったのである。しかし・・いくら大食いとは言え2キロもマグロの刺身を食う人間って他にいるのだろうか?しかも手巻き寿司だから勿論マグロ以外にも酢飯を軽く三合は胃袋に収めているのである(ポークチョップも4枚中2枚半食った)。

あー美味しかったわ!またマグロを買うときには呼んでね!と嬉しそうに言って皿洗いを始めたフィリン。こいつは女房が困ったときに助けてくれるし、足が臭い姪イナと違ってちゃんとお礼も言うし何より愛嬌があるから腹は立たぬけれど、しかしこの異常な食欲には得体のしれない違和感を持ってしまった。

それと近年ますます肥大傾向にあるフィリンに対し、夫と娘ウィッシュウィッシュはなんか痩せ始めたのが気になる。ひょっとしてフィリンはこの二人の食欲の神が乗り移ったのか、あるいは鵜飼の鵜みたいに食ったものを家に帰って吐き出して家族に分け与えているのか・・、それとも家に帰ると大蛇に姿を変えるのか?ちょっと真実を知るのは怖い気がする。






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