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ゲテモノ食い自慢は命取り

2017/11/14 13:05:24 | グルメ | コメント:0件

フィリピン人と変な食い物の話をするとたいがい犬料理の話になる。犬の皮をマリネしたキラウィンに犬の肉を使ったカルデレータ(日本のビーフシチューに近い)、それと女房の故郷リサール州奥地の犬のアドボ(煮込み)などで、女房の姪っ子でギョウ虫の巣アビーなどは「牛肉より犬肉の方が美味しいわ」と言うくらい一部でポピュラーな料理なのだ。

しかし彼らは犬肉を食う習慣が世界的に見て異端であり、他の国の人間が気持ち悪がっている事は良く知っているので、「信じられるか!俺たちは犬肉を食うのだ!」と言うや外国人がギョエーッ!と反応するのを定番ジョークにしているのだが、ある時筆者が「オレも食ったことがあるよ」と答えるや、その場にいた全員がエッ!となってしまったのだ。

今から20年以上前の旧正月休みに筆者はソウルにいる恋人の元を訪ねたのだが、彼女のルームメイトが「体が暖まるものを食べない?」と言って連れていかれたのが新聞社や出版社が多くある地区の犬肉料理屋だったのだ。ただし彼女とルームメイトは「この日本人には黙っておこう」と口裏合わせをしていて、筆者は彼女が言った「山に住む豚の一種」だと信じていたのである。

菜っ葉をやたらとぶっこんだ鍋にえらくゴツゴツした感じの蒸し肉、それとやたらと小骨が多いスペアリブは正直そんなに美味くはなかったのだが、しかし食っているうちになるほど何だか体がポカポカ暖かくなってきたのだ。この温かみは明らかに酒から来るものではないので、おそらく山に住む豚の滋養成分が原因だと思ったのである。





真冬のソウルだけあってしんしんと凍り付くほど寒いはずなのに「山に住む豚の一種」のお陰で寒さが気にならない。それで次に入ったカラオケ店で上機嫌で歌っていたら彼女のルームメイトがニヤッと笑って「実はね・・あんたが食べたのは豚じゃなくてタンコギなのよ」と呟く。は・・?コギが肉なのは知ってるけどタンって何?と聞き返したら、甘いって意味なのよ‥と言ってフフフと笑う。

あっ!その時気づいたのだ。実は筆者は心霊オカルト・考古学だけでなく北朝鮮マニアでもあって、何かの本で甘い肉=犬肉と書いてあったのを思い出したのだ。そして猫ほどではないが犬好きな筆者はオエッ!と吐き気が込み上げてくるのかと思いきや・・「犬肉って本当にあったまるね」とすっとぼけた発言したのだ。

という話をフィリピン人にしたところ、なんだよアンタも犬肉喰ってたのか・・というガッカリ感を示した後で「でも体が温まる気にはならないけどな」なんて話をしはじめるのだが、そこでもしも誰かが「最近フィリピンもめっきり涼しくなってきたから、だったら試しに犬肉を今から買って来ようじゃないか」なんて言い出したら要注意である。

韓国で食用に飼育されていた犬とは違い、こっちで食う犬とは文字通りそこら辺をほっつき歩いている野良犬のことで、寄生虫やジフテリアや狂犬病ウィルスの巣窟だからだ。で、何度かそういう提案を受けて必死に断った筆者から皆さんに言いたい。ことフィリピンでは変な食い物の武勇伝は止めときましょう。さもないと本当の目の前に出てきますし、衛生状態は保証の限りではありません。






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