カジノと麻薬と北朝鮮

2017/10/12 12:16:15 | ニュース | コメント:2件

5年ぶりのマカオなので筆者が良く通っていたリズボアカジノを訪問したのだが、あまりの閑散ぶりに呆然としてしまった。アメリカ系カジノが多数進出したとはいえ中国人にとってカジノと言えば昔からリズボアで、莫大な札束と客引き娼婦が乱れ飛ぶここは鉄火場と言う言葉そのものの熱さがあったが、今や見る影も無いのである。

香港に戻った後でバクチ好きな旧友に聞いたら、リズボアはここ数年カジノ業界での凋落が止まらないのだそうだ。シェアはすでにアメリカ系カジノに握られていて、かつて無敵を誇った賭博王スタンレー・ホーは自分の帝国が崩壊するのを見るのが先か、あるいは本人がくたばってしまうのが先かの秒読み段階だそうである。

以前の日記にも書いたがリズボアのオーナーであるスタンレー・ホーは賭博王の他に麻薬王の異名も持ち合わせていて、これはカジノがマネーロンダリングに最適な業種であるだけでなく、第二次大戦中に日本人アヘン商人の下で麻薬ビジネスのイロハを学んだ時から一貫して続いているのだ。これは香港・マカオ人ならだれでも知っている事である。

例えば現在アジアで麻薬を生産している国と言えば北朝鮮が頭に浮かぶが、ピョンヤンの羊角島ホテルでカジノを経営しているのはスタンレー・ホーの会社だし、金正日の長男で今年暗殺された金正男が居を構えていたのもマカオ、そしてアメリカの金融制裁に引っかかったバンコ・デルタ・アジアもマカオの銀行だ。マカオは北朝鮮の違法ビジネス拠点だったのである。





さて筆者が香港にいた頃は北朝鮮のフラッグキャリア高麗航空がピョンヤンとマカオ、バンコクを結ぶ便を週一度飛ばしていて、マカオ・バンコク両空港でこの飛行機をじっと観察しても降り立った人間は多くて数人というトンデモなく不採算に見えたのだが、しかしこの路線を維持する目的は人ではなく積み荷にあったのだ。

ピョンヤンを出る際には機内には合成麻薬や覚せい剤がぎっしり積まれていて、戻る時には大量のドル札や軍事物資、それと金正日閣下のお好きな山海の珍味が積まれていると言われていたのだ。麻薬のバイヤーは中国系マフィアで、決済はリズボアカジノを一旦通した後でマカオの銀行へプールされていたのである。

そして当然マカオとバンコクには税関や保税職員、それに警察に鼻薬を効かせることが出来る大物がいるわぇで、マカオの場合だとこれはスタンレー・ホーだったのだが(タイの場合は王族の一員だという噂がある)、肝心のカジノビジネスがここ数年で凋落したことと、マカオ=北朝鮮コネクションへの監視の目が強まったことからこのビジネスモデルも終わりに近づいている様である。

「スタンレー・ホーの失敗は北朝鮮と商売したことだよ。麻薬はともかく偽ドル作ってる国をアメリカが許すはずがないだろ。だからアメリカ系カジノの進出を招いてしまったんだ」と言い切る香港人の旧友。筆者の理解ではマカオ政府とのカジノ出店独占契約権が2001年に切れただけだと思っていたが、どうも表向きとは別の裏事情があるようだ。





で、肝心のマネーロンダリングの方もマカオ行政府ならびに習近平主席の厳しいお達しでほとんど出来なくなってしまったそうなのだが、しかし金融工学の発展で手法はいろいろ広がったとはいえカジノを使うケースは依然として続いているのだ!と旧友は言うけど、でも・・マカオじゃもう出来ないんだろ?

だからカンボジアとか新しいカジノがあるだろ!と訳知り顔でいう旧友。なるほど確かにタイのカウンターパートは今でも健在だし、タイ=カンボジア間にはノーチェックなルートが数多くある。でもポイペトのカジノって莫大な額のロンダリングを帳簿のどこかに絞場せるほどの規模ってあるのかね?

それでなんか規模は一桁も二けたも小さそうに思えるんだが‥と言うと、この旧友は「だから一か所だけじゃなくていろんな国でやるんだよ!だいいちお前の住んでる国にだってあるじゃないか!と返事が返ってきたときに・・あるニュースが脳裏によみがえった。

マニラに最近オープンした○○〇カジノである。ここは他と違ってフィリピンでもアメリカ資本でもなく、オーナーはかの国の血筋のはず・・。それに本業の方がそのものズバリな方たち相手に資材設備を提供する事であり、たしかマニラのカジノ設立を巡って本社でかな~りゴタゴタしてるような覚えが・・。まあここらへんで止めとこう。






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コメント

岡田マニラは朝鮮系?

2017/10/12(木) 13:48:42 | URL | ponpon #-
一家で日本旅行していたフィリピン人達は岡田の従業員でした。
パチンコ業界は朝鮮人だらけクソだらけだからね、耳たぶを見てみよう。

比国のローカルカジノは終わりが近い

2017/10/12(木) 22:29:02 | URL | 流離老人 #x7j9YsWM
カジノ大好き流離老人です
比国との出会いもカジノ40年前
以前のカジノはドレスコードが煩く短パン、ビーサンでは絶対NG
一時期バロンタガログ着用でレンタルショップもあった,
最近の比国カジノの凋落ぶりは繁栄期を知る者には悲しすぎる
パビリオンのカジノは今年限りか?、マニラベイも大規模縮小
凋落の原因は訳の分からぬ片腕の泥棒(中華スロット)が
カジノをつまらないものにした。

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