クリスマスを祝わないキリスト教徒

女房の幼馴染アイリンが娘を連れて我が家に来た。買い物の帰りがてらどうも交通渋滞を避ける一時避難所代わりに使う気のようだが、筆者も10年前にアイリンが香港で出稼ぎ家政婦をして時からの付き合いだからむろん拒む理由もない。結局我が家で夕食をとる事になったのだ。

さて話題は先週土曜日のフィエスタ(聖母マリアを祝う祭。この時期マニラなど都会に出ている人間は里帰りする習わしであり、筆者の女房も帰郷していた)になったのだが、アンタはまたウチの女房らと一緒に夜遅くまで話し込んでたのか?と聞いたところ、いいえ私は誰とも会ってないのよ!と変な返事をしたのだ。

でも、お前らいつも駄弁ってるじゃんか・・と不思議に思ったのだが、それを察したのか女房が「アイリンはグレンシアだからフィエスタは祝わないのよ!」と横から口出した。グレンシアとはイグレシアス・ニ・クリスト(略称ING)というプロテスタント系の宗教団体で、日本だと創価学会に相当する規模と政治力があると考えていただけば良いだろう。

「フィエスタはカトリックの祭礼だから私たちは関係ないの」とアイリンは真っすぐ目を見据えて筆者に説明したのだが、だけどカトリックであれ正教、プロテスタントであろうとも二千年前にナザレで生まれたイエス・キリストを源とするんだから参加してもいいんじゃないのか?と聞いたらキッパリと「NO!」と答えたのだ。





筆者は特定の宗教は持っておらず、三位一体論なんか議論するだけの知識も持ち合わせてないから、この場でアイリンと議論する気はない。それで話題を変えてお互い家族の話をしていたのだが、インドネシアに出稼ぎに出ているアイリンの旦那に話が移ったところで「クリスマスには帰ってくるのか?」と聞いたらところ、なんか意地になった表情で「私の家族はクリスマスも祝わない」と答えたのだ。

は・・?クリスマスを祝わないだと?だけどアンタの教会はキリスト教系じゃないのか?と聞いたら「そうだ」と答えたのには????になってしまう。でもその後アイリンは何を思ったのかグレンシアのイベントの話をし始めたのだが、なんとクリスマスだけでなくホーリーウィーク(イースター、復活祭)も祝わない、と聞いて何が何だか分からなくなってしまったのだ。

いや、祝いだけならまだしも、アユーノとかいうラマダンみたいなお祈り期間がある事や、動物の血は一切口にしない戒律、宗派違いの人間とは結婚することは厳禁など、聞けば聞くほど「グレンシアってどっちかと言うとイスラム教徒あるいはユダヤ教の分派なんじゃないの・・」という違和感が脳内に広がっていく。

まあ世の中には事故に遭った息子の輸血を拒否して死なせてしまっても「息子は天国に行ったのだ!」と叫んでいる壊れたカルト信者もいるからグレンシアの事を奇異の目で見るべきではないのかもしれないが、しかしキリスト由来の祝い事を否定するなんて・・。やっぱこの教団って異端だよな。






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初コメです 

グレンシアは確かに異質な教団です。フィリピンのいたる処に立派な教会があります。真偽は定かではありませんが、義母いわく入会出来るのは寄付が出来る者のみといってました。

 

小生の両親と姉が輸血拒否の宗教の信者です。教義によると、クリスマスはキリストの誕生日ではなく、何代目かの教皇の誕生日だったか、異教徒を取り込むために異教のお祭に合わせたとか。作家の佐藤優氏は、同志社大の神学部で学んだ、キリスト者だと言っています。彼によると、クリスマスがキリストの誕生日でないことは、キリスト教学を学んだ神父牧師には常識だと著作で書いていますね。

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