パスポート発行が異常渋滞

パスポート残存期間というのは結構面倒なもので、筆者の場合サラリーマン時代に日本の田舎工場の技術屋たちを某国へと引率するさいに「この方は向こうで入国できないからチェックインできませんよ!」と空港で言われてしまい、出張自体がおジャンになった苦い経験がある。

ヨーロッパ諸国なら概ね3か月、中国とシンガポールなら6か月だが、中にはインドネシアみたいにパスポートの空白ページが残り3枚必要なんて余計な追加条件がある国もあるけれど、日本の場合は大変良心的なことに有効期限内であれば良いから筆者ら夫妻は今回大変助かったのだ。

というのは女房はパスポートが今年9月に切れることを把握してなかったのである。前述の田舎技術者よろしく女房も残存期間というが概念が脳内に無く、日本に滞在してからヒマなので韓国でも遊びに行くか!という企画段階で期限が迫っていることが初めて露呈したのだ。

なんだよ‥。日本から帰ったらすぐに香港に行く計画でいたのに、これじゃ入国できないじゃないか!との筆者のお小言にうな垂れた女房はさっそく知恵の回る従妹フィリンに「パスポート更新のためにはどういう手続きをすればよいのか?」と問い合わせたところ・・、ここからひと悶着始まったのだ。これは6月終盤のことである。

なんと・・フィリンから返ってきたのは10月2日まで予約がいっぱいだ!という信じられない答えだったのだ。はぁ?なに言ってんの?と状況が理解できない筆者はフィリンのメッセージに書かれていたフィリピン外務省(DFA)のウェブサイトを開いてみたところ・・・これが本当だったのだ。

日本みたいに自分の都合の良い日に申請するのではなく、フィリピンの場合は事前にパスポート事務所に予約しなければならないのだが、一番近所にある窓口SMメガモールの予約可否をみたら10月2日まで(というか予約募集期間内の最終期限日まで)ただの1日、10時とか4時とかの1コマさえもの空きがなかったのだ。





こんなバカな!と焦った筆者はマカティやマラテ、ケソンシティなど他のパスポート事務所を探したが、そこで見つけたのは「マニラ首都圏(NCR)、および日帰りで行けそうな全ての窓口は今後3か月半に渡って、ただの1日1コマの空きさえも無い」という呆れた事実だったのである。

こりゃ無理だわ!もう香港に行けないじゃないの!とパニクった女房を宥めながら、どこかに空きがないか?と目を皿のようにして探してみたところ、ビコール州のナガやミンダナオ島のダバオ、ルソン島北部の地方都市なら7月中旬以降にかろうじて空きがある。それでその内の1コマを押さえたのだが、しかしこれ大丈夫なのかな・・と不安に思えてきたのだ。

なぜなら東京都民が東京都の住民票や戸籍謄本を持って青森市のパスポート事務所に行くようなものだからだ。いくらお役所仕事とは言え提出書類のチェックくらいするはずだが、それが他府県のものならどうやって確認作業を行うのだろう・・との疑念が過ったのである。

それに大体なんでマニラ首都圏の窓口がこんなに込み合っているのかが理解不能である。だいいちこんな状況なら海外に住んでいる肉親が病気で死にそうだとか、海外で就職先が見つかった様なケースでも出国さえ出来ないではないか?いくらフィリピン政府がダメとは言え国策の海外出稼ぎ(OFW)を阻害する状況をほったらかしにするとは・・と呆れてものも言えないのだ。

ちなみにフィリピン政府もこの問題は一応把握しているらしく、一般の申し込みとは他に大手企業や各自治体に対して特別枠を提示したらしいが、帰国後すぐにリサール州都アンティポロ市役所に申し込んだ女房は700人枠のところを780番目と出遅れたため、キャンセル待ち番号を貰っただけで後はお帰りください!と言われてしまったそうである。

というわけで筆者と女房はただいま某地方都市への1泊旅行(場合によっては2泊)の準備をしているのだが、これ行ったは良いけど「他の州の方は手続きできませ~ん」と言われるのではないか・・と不安で仕方ないのである。最悪の場合はその地方都市の住民になるしかないが、そうなると今度は住所移転の手続きに時間がかかって・・。いや考えるだけでもウンザリしてきた。






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家の嫁も同じでした 

我が家も今年の4月 日本に揃って帰る予定だったのですが嫁のパスピートの残存期間が6っヶ月を切っておりフィリピンから出獄できないと判明しました。セブ在住なのでセブシティのDFAへリニューアルしに行ったのですが6月過ぎまで無理ですと言われ ネグロス島のバコロド市まで出かける羽目になってしまいました。ネットで予約してそれをプリントアウトしたものをもっていきましたが、予約なしできて追い返される人達がけっこういたのを覚えています。マニラ、ミンダナオ島からも何人かきておりました。

パスポート無事リニューアル出来る事を祈っております。

何時まで経ってもダメな国 

それに比べたら日本のフィリピン大使館・領事館の方がまだマシだね。
1年に2回程、地方都市での出張受付もやってますし、1ヶ月程でできる。

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