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行方をくらました業突く張り爺さん

2014/01/11 02:56:22 | オカルト系 | コメント:1件

以前勤めていた会社の先輩とスカイプで年始の挨拶をしていると「お前さぁ、K市のF社長って覚えてる?」と先輩が言った。筆者は先輩と違い海外営業畑なので日本国内の顧客については詳しくないのだが、F社長の会社(社名は自分の名前を付けてF社という)は値段にうるさくカネ払いの悪さは業界一というガメツサでつと有名であり、筆者も香港の展示会で何回かお会いしたことがある。あのF爺さんがどうかしたんですか?と聞くと、先輩は「突然消えちまったんだよ」と奇妙な事を言った。
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このバッタ屋上がりのF爺さんは今や年商50億円、社員100人、K市中心部にドデンと構える自社ビル保有とそれなりの実業家に成り上がったのだが、鉛筆一本の購買まで口出しするドケチさが災いして後継者の息子に逃げられてしまい、以来、家族、社員、取引先の冷たい視線をものともせず80歳を過ぎても未だに社長として睨みを利かしていたのである。それが突然行方をくらますなんて。さては遺産目当ての後妻に殺されたのだろうか?
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「毎年恒例のF社の新年会知ってるだろ?F爺さんが全取引先と面通しして一席ぶたなきゃ気が済まないってやつ。どんな重病でも爺さんは毎年必ず出てくるのにさ、今年はなぜか姿見せなかったんだよ。それで出席した取引先の担当たちが不思議に思ってF社の社員に聞いて回ったけど、全員がなんか変な具合ではぐらかすんだ。まあ爺さんも年だからガンにでも罹って病院で死にかけてんのかな・・くらいに思ってたんだけど、取引先の一人がさ、爺さんは命を狙われて何処かに逃げたんじゃないか?って言い出したんだよ」。な・・何だって?
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「お前(筆者の事)も知ってのとおり、去年の末に爺さんの祖国で突然ナンバー2が逮捕されて、裁判の後すぐに犬に食われて処刑されただろ。どうもあのナンバー2はF爺さんら日本にある商工会の古参メンバーと裏取引して私腹を肥やしてたらしいんだけど、処刑後にあの国の若い親玉が裏金回収と揉み消しのために日本に刺客を送り込んだらしいんだよ」と驚くべきことを言った。そしてその後で筆者を試すような口調で「餃子チェーン店の社長が殺されたの知ってるだろ。あの会社はナンバー2とは随分近かったらしいんだ。それでF爺さんビビッて逃げ出したんじゃないかっていう話なんだよ」
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この話を聞いた時は荒唐無稽だと思ったが、先輩や会社の上役たちは「ある結論」に達したというのだ。F爺さんの会社が扱っていた商品、日本全国のその手の業者に張り巡らした販路、どんなに取り締まっても無くならない極めて精巧なコピー製品、外貨獲得のためならどんな違法行為でもやるF爺さんの祖国、外交行李という抜け道・・。どうも答えは「可能性あり」であるようだという。10代で日本に密航してから60年にわたり手を汚して働き続け、やっと自分の事業王国を築き上げたが、F爺さんはどこでどう道を誤ったのか、必死になって貢いだ自分の祖国の独裁者に命を狙われる目に遭ってしまったようである。F爺さん・・独裁者だったアンタにも上には上がいたという事のようだね。もうこうなったらアンタが嫌いなアメリカでもいいから、何が何でも逃げておせてアンタの最後の人生を全うしてくれ。

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コメント

2016/02/02(火) 10:01:23 | URL | 麩 #-
はあ、文章が読みやすわ話が面白いわで毎日楽しませていただいています。
なぜ読みやすいのかなと思ったら、
最近の文章にありがちな句読点の多用がないからでした。
携帯電話の普及のせいか、
ぶちぶち途切れる文を書く人が増えていますが
このブログでは文章を安心して読むことができます。
文章に添えられた写真が時々怖いのは、
著者様のとっておきフォルダから抜粋しているからでしょうね。
まったり楽しんでいると、ゲッと思う写真が出てくるので
細目で読んでいます。

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