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メラルコの誇り

中流以下のフィリピンと親しく付き合っている方なら年かさの連中から「私はメラルコで働いてた」という話は何度も聞かされたことにあるに違いない。ふつう「アナタは何の仕事をしているのか?」と聞くとエンジニアや看護婦、あるいは経理やセールスマンといった職種を答えるのが普通なのに、メラルコ社員は会社名から答えるのだ。

マニラ電力株式会社、略してMERALCOである。この会社は日本で言うと東京電力に相当し、マニラ首都圏向け電力を独占しているため競争相手がいない、つまりモラルの低い途上国では独占企業は値段を付け放題だから、会社の経営陣のみならず従業員に対しても待遇が大変あま~いことで知られてるのである。

女房の父方の叔父はメラルコの単なる送電線技術屋だったのだが、同じ学校を出た連中に比べると給料は飛びぬけて良い上に仕事は楽、そして福利厚生はしっかりしているし、ただ同然の社宅や家を買う際の住宅補助のおかげで相場の半分の値段で家を持つことが出来たのだそうだ(あちこちにメラルコ・ヴィレッジを作っては、社員には儲け無しで販売していたらしい)





当然そんな会社は就職ランキング万年一位だったわけで、女房の実家があるリサール州では一昔前まで息子が海外に出稼ぎに行くかフィリピン税関に勤める(=賄賂が貰える)、もしくはメラルコかサン・ミゲールの2社に入れば両親の老後は安泰!と言われていたそうである。(アヤラやPNB銀行はそれほどでもないらしい)

さしずめ日本で言うと田舎の老母が「うちの息子は三菱銀行から内定をいただきまして」とか「三井グループの一員なんですよ」と近所に自慢しに歩いていたのと同じくらいバリューがあるらしく、なるほどこっちが聞いても無いのに自分から「メラルコ!!!」、叔父など一日5回くらい「メラルコ!」と言い出していたわけである。

だからもしもフィリピン人と最近付き合い始めたばかりの方で、親兄弟や親戚の誰かから「メラルコ」という名前が出てきたら、相手は水戸黄門みたいに「この御印籠が目に入らぬか!」と同じ意味で言ってるので、「ああ、そう」と素っ気なくせずに「そりゃ凄いですね!」と驚いたふりをしてあげてください。






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