金正男は何をしていたのか?

クアラルンプールの空港で起こった金正男暗殺事件のニュースをいくつか見たのだが、評論家たちが語る事件の背後に潜む国際政治の壮大なスケールさの一方で、「格安航空にチェックイン時」や「護衛無し」、「どっきりカメラのアルバイトで雇われた女」など暗殺現場のチンケさの間に大いなるギャップを感じてしまった。

これは世紀の大事件だ!中国政府の面子が丸つぶれだ!狂った貴公子金正恩!と各メディアは謳っているが、金正男は確かに故金正日の息子ではあるけれど格安航空に乗る男が本当に国際政治に緊張をもたらすほどの大物なのか?そして護衛を付けなかった中国が本当に金正男を切り札として温存してきたのか?など疑問に思えてきたのだ。

それと一連の報道の中でぽっかり抜けているのは金正男は何を生業にしてたのか?という点である。そんなの北朝鮮から莫大な仕送りを受けてたんだろ?と誰もが考えてしまうのだが、だったらなんで母親が死んだモスクワや異母弟たちが教育を受けた永世中立国スイス、あるいは北京あたりに暮らしていないのだろう。

金正男は一貫してマカオに住んでいたのだ。マカオと北朝鮮と聞いてもピンと来ないかもしれないが、2005年に発覚したバンコ・デルタ・アジアを舞台にした北朝鮮のマネーロンダリングや、朝鮮総連が北朝鮮に送金した日本円を日銀が追いかけたらマカオで外貨に換えられていることが判った等々、この両国はかなり深い関係にあるのである。





筆者はマカオのお隣の香港に都合17年も住んでいたのだが、同僚たちと良く噂していたのは毎週水曜日にピョンヤンからマカオへ飛んでくる高麗航空の事であった。ちょっと理解に苦しむだろうが大飢饉で国民が飢えている真っ最中に北朝鮮はマカオに直行便を飛ばしていて(香港やシンガポールには飛んでないのに・・)、しかも筆者がマカオ空港で見た時は搭乗客が3人しかいなかったのである。

超閉鎖国家とカジノ都市・・。どう考えても搭乗客で満席になるはずはない・・。となるとこの航空機の主目的は人間ではなくモノの運搬になる訳で、ここで皆さんのご記憶を呼び覚まして欲しいのだが、当時北朝鮮が外貨獲得の糧になっていたのは覚せい剤の密造とスーパーKという高精度ニセ札作り・・。まあ誰が考えてもそういうことになるわけだ。

しかしマカオというのはアフリカの小国とは違ってまともな国なんだろう!と文句も出るだろが、この人口70万人の小国家は税収の70%をカジノからの上がりで賄っていて、当時マカオにあるすべてのカジノを経営していたのはたたった一人の人物、スタンレー・ホーなる御仁だったのだ。この方は日本でいうと池田大作と笹川良一と児玉誉士夫、岸伸介を足して二乗したような存在と考えていただくと良いだろう。

スタンレー・ホーはカジノ経営者としての表の顔とは別に麻薬王の噂が昔から根強くあって、それは彼がまだ若い時に日本軍の謀略商社でアヘンを取り扱っていた頃から一貫して彼の本業だったと言われているのだが、昔世間を賑わしたクンサーとかワ族ら麻薬生産業者はアメリカなりヨーロッパ也のマフィアとの決済をマカオのカジノ経由で行っていたことは実はマカオ中の誰もが知ってる事なのだ。





それが80年代以降の東南アジアでの摘発強化により供給が萎んでくると、そこにスクッと北朝鮮が入り来んできた格好になったのだが、その決済現場かつ売上金額をプールする銀行がひしめくマカオに金正男は長年居住していたのである。ちょっと今酔っぱらっているので文章がだらしない上に昔書いた日記の書き直しみたいで申し訳ないが、つまり彼はその関係者だった・・と考える方が自然なのではないか。

ただし金正男にどれほど商売の才覚があるのかは疑問だし、危ないビジネスに従事する人間が町を散歩中に日本のテレビ局に捕まってインタビューを受けてしまうはずも無いから、おそらくは銀行口座の管理や会計監査とか、大物スタンリー・ホーと逢う際の客寄せパンダ、あるいはピョンヤンにあるスタンレー・ホーとの合弁カジノの設立準備室アドバイザーみたいな事をしていたのだと思う。

つまり金正男の後ろ盾とは中国政府というよりもマカオのカジノ王兼麻薬王スタンレー・ホーで、だからこそ金正日が亡くなった後もずっとマカオに留まっていたのだけれども、それが格安航空に自分でチェックインするほど落ちぶれてしまったのは北朝鮮の麻薬ビジネスが途切れてしまった、あるいは金正男が外されてしまったからではないだろうか?。

北朝鮮内における金正男の後ろ盾は金正日の妹の旦那である張成沢だと言われていて、彼は2013年にナンバー2の座から一気に裏切り者に転げ落ち、ついには犬に食われて処刑されてしまうのだけれども、朝鮮総連からの金の搾り取りと並んでスーパーKや覚せい剤の密造はこの張成沢は長年担当してきたと言われているのだ。





張成沢の処刑後に餃子の王将の社長暗殺とか色んな変な事件が起きるのだが、これは買収した企業が昔から持っていた代理店網を断ち切って新しくするのと同じようなもので、その一環としてマカオで金だけ数えていた金正男も北朝鮮からお払い箱にされてしまい、その結果マカオの王様からも「お前は用済みだ」と見放されてしまったのではないだろうか。

それで金正男はカネに困るようになり、ここ3年ほどはマレーシアとかシンガポールに隠したカネなり有価証券、あるいは金の延べ棒を売ったりして生計を立てていたのではないか・・というのが筆者の推測なのだが、それで?誰か殺したのかって?という質問には、う~ん・・それは判らないけど北朝鮮では無い様な気がするのだ。

金正男が死んで得をする国となると真っ先に韓国が頭に浮かぶが、来たる大統領選挙で左派政権を誕生させないために韓国の右派と米韓資本家グループが殺し屋を雇ったという構図は成り立つけれども、筆者が黒幕なら選挙戦の真っ最中にやるはずだから韓国主犯説はちょっと薄い様な気がするし、むしろ金正男を韓国に連れて来てベラベラ話をさせた方が得策な気がする。

となると中国、あるいはアメリカ?などと別の国の名前が頭に浮かぶけれども、なんとなく金に困った金正男に誰かが近づき、彼が過去関係した危ない取引を話す代わりに幾何かの金銭を得ようとしていることを嗅ぎつけたスタンレー・ホーがマフィアに暗殺の指示を・・というストーリーって方がこの稚拙な暗殺劇の事実なのでは・・。まあ死者を冒涜はしたくないのでここ等へんで止めておきます。






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女狂いのバカ息子 

彼方此方に2号・3号と置いてて、遊び回ってたんでしょう。
東京ディズニーランドに遊びに来てはトッ捕まるし、ドジだな。
北朝鮮の首領様も、かなりやばいし、ミサイルでも日本に打ち込むか?

最近のニュースで、医者のバカ息子達が、女集めてヤリまくってたのと被る。

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