バギオに家を買わない理由

2017/01/26 14:28:18 | 日記 | コメント:8件

筆者が現在マニラのパッシグに住んでいるが、4年前にアーリーリタイアしてフィリピンに移住した時はマニラ以外の街に住むことを考えていて、その中でバギオはダバオに続いて有力な候補地だったのである。(ダバオは言葉が通じないので嫌だ!と女房がわめくので泣く泣くあきらめた)

標高1500メートルの高地にあるだけあってバギオは空気が清涼であり、また夏でも最高気温が20度台と涼しいし、一方10度近くまで下がる1~2月は旧友たちが滞在しているタイのチェンマイに長逗留する気だったから、このタイミングを考えるとダバオよりバギオかな・・などと思っていたのである。

それで水不足が深刻で地形的に凹凸の多いバギオ市内よりも隣町トリニダートの方が土地が安いし住むには良いんじゃないか?などと女房と話していたのだが、しかし女房と話を進めていくうちに筆者の中にある疑念が湧き始めたのだ。





在住者ならよくご存じの通りフィリピンの4~6月の熱さは猛烈であり、筆者も今までこの時期には耳がキーンとなりっぱなしになるとか肺の呼吸が苦しくなるなど体の変調に悩まされてきたし、そして現に女房の祖母や叔父が死んだのもこの時期なのである。

過酷な猛暑を避けるためフィリピンの金持ちたちはこの時期バギオ界隈の別荘へ、そして懐に多少余裕のある中流階級も2か月ほどバギオの短期賃貸物件を借りて学校が休みの子供たちと一緒に避暑に来るのだ。実際この時期に筆者もバギオに行ったことがあるが、賃貸別荘はどこも満杯であった。

そんな自然環境の下で従姉妹と日本人の夫妻がバギオに住みはじめた・・と聞いた親戚たちはまず何を考えるのかはご想像の通りだろう。暑さでへたっている義父や叔父叔母たちが「涼しい所ですごした~い」と言うのを断るのは人道的に相当難しい事だが、まあ連中は活動エネルギーが弱いからまだ良い方だ。





問題はガキどもだ。前述の通りこの時期フィリピンの学校は休みだから普通に働いている親たちはガキを持て余し気味になるのである。だから日本の親たちの様に「あんたは夏休みに山形のお祖母ちゃんの家に行っといで!」と言う事態になるのだが、これ一人ならともかくフィリピンはガキどもの人数がやたらと多いのだ。

例えば女房の母方の系統だけで現在学校に通っている、あるいは学校就学前のガキが23人いるのである。こいつらがクバオのバスターミナルからビクトリーライナーに乗ってバギオに現れる光景を想像した瞬間に「冗談じゃない!」と思わず叫んでしまったのだ。

家の中で騒ぐ、走り回る、物を壊す・・。しかもジジイババアと違って掃除洗濯から炊事まで一切役立たずの連中だから、当然その仕事は筆者ら夫妻に回って来るし、一方ガキを送り出した親たちは1ペソだって支払う気にならないから全ては当方の勘定だ。





しかも驚いたのは話を詰めていくうちに女房の中にはそういう生活は満更でもない!いや!血の繋がった大勢の子供たちに料理を作ってやるのは女として幸せな事である!というフィリピン女独特の発想があることに遅ればせながら気が付いたのだ・

それで自分はお前の世界観には全く了解できない由の説明をしたのだが、現実問題として10歳の時に母親に死なれ、母親の姉弟たちの中で一番裕福なボウイ叔父の家で毎年夏を過ごしてきた女房には、しかもその思い出が楽しくて美しいものであるだけに筆者の言ってることが全く理解できなかったのである。

と言う訳でバギオ移住計画は即刻中止し、親戚たちが多く住んでいて泊まる必要が無いマニラのパッシグに居を定め、なおかつ他人が住めないくらい小さめのフラットに現在筆者は居るのである。移住以前には庭付きの大きな家に住むことを思い描いていたのだが、現在の選択は戦術的には正しかったと思っている。






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コメント

リ・ユニオン好きのP国民

2017/01/26(木) 17:32:59 | URL | poyoyon #-
さっき、電話があってて、お・誰か死んだかな?
田舎の年寄りがマニラに集結してるそうだ。
そういえば、奴らのフェイスブックに一族の写真が。
あれって、1月位騒ぎ捲るんでしたっけ?(笑)

自己防衛

2017/01/27(金) 03:46:54 | URL | gup #-
最近わかってきたのは、先回りをして自己防衛をしなければいけないという事です。

お金の受け渡しは当事者以外は親族であっても決して間に挟まない。**ちょっと借りたよ!-->二度と返ってこない。。

食料を余分にストックしない。-->勝手に食われておしまい。。

車のガソリンは常にぎりぎり。-->借りて行ってさんざん乗り回しても補給して返ってくることはない。。

ブランド品、電子機器や高額商品は日頃から他人の目に触れないようにしておき、外出時には施錠した部屋に保管するべし。-->消えた品々のなんと多きことやら。。。。

車の運転と同じで、こちらの人は穴があれば突っ込んできます。
筆者様の、他人が転がり込んでこれない様な小さい家に住むというのは本当に理にかなっていると思います。

2017/01/27(金) 10:39:52 | URL | STAR CHILD #XeNBjOg6
戦術的には、正しいけれど、引退後の生活の楽しさは、半滅。

結局、親戚一同が、簡単にこれないような、場所・又は国で小家族で楽しむしかないのでは?

Re: リ・ユニオン好きのP国民

2017/01/27(金) 19:46:17 | URL | ほにょ #-
葬式なら最低2週間は続きます。
あと1月は涼しいので家族単位の親睦会(リユニオン)が多いですよ。
うちも明日昼間からリユニオンです。

Re: 自己防衛

2017/01/27(金) 19:48:06 | URL | ほにょ #-
状況こっちも全く同じです。
こっちが留守の間に入り込んだんだから、使い切った歯磨きチューブやサラダオイルくらい補充しとけ!と言いますが、ただの一度も出来たためしがありません。

Re: タイトルなし

2017/01/27(金) 19:49:38 | URL | ほにょ #-
ええ、実はそう考えております。
戦略的にはフィリピンから出た方が良いんでしょうね。

何時まで経っても変わらない国民性

2017/01/28(土) 00:50:07 | URL | oyoyo #-
フィリピンに住んでおられる限り、柵からは逃げられません。

マニラに住んでた友人2人、1人は嫁さんの親戚がいつも家に遊びに来てて
本人は毎晩のように、日本人が集まる喫茶店みたいな所に避難してた。
もう一人は、自宅には嫁さんの親族は近寄らないようにバリアを張ってた。
嫁さんに経営させていたミニマートが、親戚連中の溜まり場になってたので
その内、経営も怪しくなってたようだったな、2-3年も経ったら潰れてた。

日本に住んでる限りは、五月蠅い親戚連中からは逃れられますよ。
電話・メールさえ無視しとけば、ノコノコ物乞いにはやって来ません。爆!

Re: 何時まで経っても変わらない国民性

2017/01/28(土) 15:20:40 | URL | ほにょ #-
ここに住むには連中との距離の取り方にコツが要りますね。

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