サントリー山崎を自慢する台湾人

台湾人の鄭さんが「今夜は贅沢に最高の酒を!」と銘打ってサントリー山崎のボトルの写真を自身のフェイスブックにアップした。どうだ!オレはこんな凄い酒を飲んでるんだぞ!と言いたいらしく、実際コメント欄には「どこで入手したのか?」などと台湾人たちの書きこみが幾つもあって、その一つ一つに「日本の友人からもらったのだ」と返事を書いているのだ。

ドヤ顔している鄭さんの表情が頭に浮かんだが、同時に「このオヤジは今ごろ何を言ってるんだ!」とちょっとムカついてしまった。と言うのは今から20年以上前に筆者は2か月に一度のペースで台湾に出張していたのだが、その時毎回お土産に持っていったのはサントリー山崎だったのに、鄭さんを始め台湾人自体は「こんなもん持って来やがって」という顔をしていたからだ。

海外赴任された方ならよくご存じの通りゴディバのチョコレートと酒というのは出張者や営業マンのお土産の定番であり、女子社員にたちまち分配されてしまうチョコレートと違って、フランス産のコニャックやスコッチウィスキーはオフィスの戸棚やロッカーの奥に眠っているのが普通だから、もう一本眠り在庫が増えても仕方が無いな・・と筆者は思ったのだ。

それで日本のウィスキーを持っていったのである。当時筆者はバランタインの17年を最高のウィスキーと見なしていたのだが、毎週通っていたパレスホテルのバーテンダーが「外国人のお客さんの評価が高いのは国産ウィスキーですよ」と言うものだから、持ち運びに不便な響よりも山崎にしたのである。





ところがこれが評価がさんざんなのだ。彼らの中ではヘネシーのXOやコルドンブルーこそが感謝の意を返すべきお土産であり、山崎を渡しても「あっ!そっ!」と言うなりそれきりになってしまうのだ。特に筆者の会社の台北支社で副総経理を勤めていた鄭さんとその仲間たちなどは「山崎ってあんまり美味しくないね」と遠慮なく苦情を呈していたのである。

それが20年経ったらドヤ顔して山崎の写真をアップしてやがる・・。まああの時は山崎なんて海外どころか日本でもそんなに知名度が高くなかったし、シーバスリーガルやジョニーウォーカーと同じくらいの値段で結構それなりの味のシングルモルトが楽しめる程度の評価しか受けて無かったから仕方が無いとも言える。

実際香港でもコーズウェイベイの大丸の酒売り場を覗くと山崎も一応陳列されていたのだが、値札を見るとこれがシーバスやバランタイン12年より下の方の棚に山積みされていて、店主も「ノット・ソー・バッド(そんなに悪くない)」程度の説明しかしなかったから、いつもSALEの札が貼られていたのである。ようするに山崎の実力なんて「そんなもん」なのだ。

それが一たび評判が上がればミーハーたちが飛びついて、今や品切れに次ぐ品切れで山崎は全く入手できなくなり、今やアジアにも鄭さんみたいな底の浅い男が現れるようになってしまった。あのねえ・・山崎は大枚叩いて飲むような酒じゃないのよ。そんなお金出すくらいなら手始めにボウモアやマッカラン、それとラフロイグなんか飲んでみたら。






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ウイスキーの味は分かりませんが 

昔、JALの機内とかでミニボトル配ってた時のジョニ黒とかシーバスリーガルとか
確か山崎のミニボトルもあったような? 今持ってたら高く売れるかな??
シンガポールエアラインで買ってたミニボトルセットは高く売れましたよ。はは!

何か、最近は世界的なコンテストで、えらく日本のウイスキーが評価されてるようですね。

 

おっ、ブログタイトルが、アジア南溟通信に変更されているじゃないですか!年も明け、新タイトルで新規一転ですね。


スターチャイルドさんもFC2ブログはじめたんですね。
頑張ってください。



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