ゴールドの輝きに魅せられた女たち

新しいケーブルTV会社に申し込んだところチャンネル数が今までより随分と増えたので女房は大喜びである。特に20年以上香港で過ごした女房にとっては台湾だか中国のチャンネルに時々香港の番組が入るのが嬉しいらしく、約4年ぶりに我が家の食卓に広東語が流れるようになった。

そうした番組の一つに香港の女タレントが美容関連のレポートをする番組があって、そこには台湾の漢方を利用した蒸し風呂やスリランカのウミガメの卵の顔パックなんて不気味なものがあるのだが、そこに韓国の金箔ボディパックなるものが登場したのだ。金箔とは金閣寺の外面に貼ってある薄~く叩き延ばした金のことである。

画面には水着を付けた女性タレントがマッサージ台の上に寝そべっていて、そこに金箔をペタペタと張り付けるのだが、その後何をするのかな・・と黙って見ていると、無色透明な液体をトロ~リと振りかけながらゆっくりと体を揉みしごいていき、すると今まであった金箔がきれいさっぱり消えて無くなったのだ。

「金が細胞の中にしみ込んでいく感じがする・・」などと香港女はうっとりした表情で言うと、韓国人テラピストがハングル語で何やら説明をはじめ、画面の下の方にテロップで「滋養強壮」とか「黄金魔術」みたいな漢字が現れたのだが、それを見た筆者は思いきり馬鹿にした笑い声をあげてしまったのだ。

理系の方なら良くご存じの通り金は濃塩酸と濃硝酸の混合液である王水でしか溶かすことが出来ないのだ。そして濃×酸という名の危なそうな液体名が2つ出てきたことからも想像できる通り王水とは劇薬であり、こんなものが肌に触れようものなら直ぐにアルカリ溶剤をかけて中和しないと病院送りは必至である。





ところが番組ではその王水をテラピストは素手で触っていて、香港人タレントも全身王水まみれになっているのに二人とも異常を訴えるどころかマタ~リと気持ちよさそうにしているではないか・・。ということはこの液体は王水では無く、よって顔に貼られた金箔も本物ではない!ということだ。

それで画面に向かって「こいつはニセモノだよ」と筆者が話したところ、傍に居合わせた女房と同居人の足の臭い姪イナはなんと筆者に向かって「そんなことは無い!」と反論しはじめたのである。テレビ局が取材してるんだから間違いがない!という事らしいが、筆者も紳士だから彼女らの無知さをあざ笑ったりせずに科学的に説明を試みたのだ。

ところがダメなのだ。当然ながら女房と姪イナは王水という単語も存在も知らないし、さらに化学反応という概念さえも持ち合わせていない様なのだが、テレビに出ている!というのと共に「金は身体によいのだ!」という固定観念があるのだ。その理由はご想像の通り「希少価値のあるものは身体に良い」という女性特有の誤った発想の連鎖である。

贋作を売りつけるには値段が高ければ高いほど相手が信用する・・という諺があるが、どうも目の前にいるこの愚鈍なフィリピン女二人はその罠にはまり込んでいるようだ。それでその間違いを正そうと筆者は化学方程式などを紙に書いて説明したのだが、そんな事は一切聞かないし見もしない女房は筆者に向かって「アンタには夢が無い」と言い放ち、足の臭い姪イナもそれに相槌を打っていたのだ。

おまえ等なあ・・、錬金術師たちが千年以上かけて悪戦苦闘した挙句に見つけた科学上の真理ってのが世の中にはあるんだよ!いくら女の脳みそが科学的に出来ていないとはいえ、丁寧な説明をしている筆者に対して「アンタには夢が無い」とは・・。まったく美容に目がくらんだ女はもはやどうしようもない。おまえ等なんか王水に溶かされてしまえ!






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実際に金箔を1枚手に取って
手の中で揉んでみて下さい

驚きの結果はCMの後(笑)

手のひらのシワの間に入り込んで
消えてしまったように見えるのです

それほど金箔は薄いのです

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=426079847461527&id=119507741545092&_rdr

 

大須観音で開かれているお祭りをYouTubeで見たらどういった反応をされるのでしょうかね。
衆人目の前で、パンツ一丁で娘さんたちが全身に金箔のようなものを貼り付けて踊っているのです。
(まあ、本物の金箔ではないのでしょうけど)
すごく間抜けな光景に、金箔への憧れも吹き飛ぶことでしょう。

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