お屠蘇の「屠」

2017/01/07 12:40:50 | オカルト系 | コメント:1件

正月に呑む酒と言うとオトソである。筆者の両親は正月はごくごく普通の一日を過ごすだけの祝い事に無関心の人間だったので自宅でオトソを呑んだ事は無いのだけれども、それでも親戚の家に出かければ「これは祝い事だからアンタも呑みなさい」と言われて大して美味くもないのにオトソを飲まされた覚えがある。

しかし筆者がある程度漢字が読めるようになってから不思議に思っていたのは祝い酒なのに何故「お屠蘇」などと縁起でもない名前はついているのか?という事であった。言うまでもなく「オトソ」の「ト」は「屠」という文字で、これは屠殺場にも使われる生き物を殺処分する「屠る(ほふる)」という文字である。

しかし子供時分は他に考えることがいくらでもあるから、オトソの「屠」と共に「蘇」が一体何を表しているのか?なんて考えていても忽ち忘れてしまうのだけれども、筆者がこの両方の意味を自分なりの解釈が出来るようになったのはお年玉をもらえる年齢を卒業してから30年以上たったつい最近の事なのである。





一回目の海外赴任を終えて日本に帰った筆者は上司と気が合わないために別の県にある大手メーカーに3年ほど出向させられた事があるのだが、このメーカーのすぐ近くには大変有名な神社が立っていて、そこの神官らしき一族の名前が「祝部」と書いて「ほふりべ」と読むのだと知ってエッと驚いてしまったのだ。「ほふりべ」とはつまり「屠り部」ある。

祝と書いて屠と読ませるなんてアベコベじゃないか・・と不思議そうな顔をしていると、そこへ郷土史好きな部長が「キミキミ、この神社はもともとこの地の大豪族を騙して打ち取った場所に建てられているんだよ。しかしそんな事は正史に書けないから「祝」なんて建前上の字を当ててるけど、話し言葉で「ほふる」としたのは打ち滅ぼした側の本音を表しているんだ」と説明してくれたのだ。

「屠る」というのは皆殺しにする!打ち滅ぼす!という強烈な悪意を示す文字である。この有名な神社でも書き物にはその文字は使えなかったのに、正月に祝い酒として呑む「オトソ」にはその「屠」の文字が平然と使われている・・。となると正月にお屠蘇を呑む行為というのは祝うどころかかなり強烈な悪意を実現するための呪術なのではないか・・と思い始めたのだ。(続く)






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コメント

2017/01/08(日) 01:55:36 | URL | prince #XeNBjOg6
あくまちゃんや邪気を屠す。と単純に考えた方が、宜しいかも。

お屠蘇、健康には良いのでしょうね。
7草がゆ、昨日でしたか?も健康に良いとか。

アルターネーティブ メディスン ですね。

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