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犬に食われる男

一昨日の晩に従兄弟ジェンがビール片手に我が家に現れた。あれっ?お前の店(大衆食堂を経営している)の面倒は見なくて良いのか?と聞いたら、いや、今日はヒマだろうし女房のジュミが店番をしてくれるからいいんだ・・と言った後で、ハーッ・・と言うようにため息をついた。

この従兄弟ジェンは2年前に住んでいたアパートを筆者に売り払って同じパッシグ市内にある妻ジュミの実家に移り住み、表通りに面した1階を改装して大衆食堂を開いたのだ。大して立派な店ではないが客層もみんな同じく立派じゃないから店はそこそこ繁盛し、2人目の子供も生まれて細やかながらも幸せな日々を過ごしていたのである。

ところがそこへアメリカ・カンザス州に移住したジュミの母親(ジェンにとっては義母)が帰国してしまい「この家は大きいからもう一人の娘(ジュミの姉)も一緒に住むことにしましょう」と言い出したのである。この姉は今まで4人の男との間に4人の子供をこさえた尻軽な上に、現在は新しい男と一緒に朝から晩までシャブでラリパッパになってる破綻者である。

真昼間から子供達の目の前でセックスをおっぱじめるシャブ姉など到底受け入れられないジェンとジュミ夫妻は結局家を出たのだが、大衆食堂を切り盛りするために昼間は嫌々パッシグの実家に来るのだけれども、あれだけ綺麗だった家がたった1か月でゴミ屋敷と化していくのを呆然とした目で見ていたそうである。

しかしジェンはとりあえず大衆食堂の店舗部分だけ無事ならばいいや・・と考えるようにしていたのだが、そこへアメリカ帰りの義母が「ここをビルに立て替えよう」と言い出したために大変困った事態になってしまったのだ。建設費用700万ペソ(1700万円)の1/3はお前が出せ!と言われたからである。





ちなみに残り1/3づつ出す義父と義兄(ジュミの兄)だってそれほど裕福ではないから頭金は幾らかは用意できたとしても資金の大部分は銀行から借金である。しかも彼らはアメリカ在住者だから銀行相手の代表債務者になるのはジェンになってしまうではないか・・。だいいちビル建設期間中は商売は出来ないし、それにシャブ中が2人住み込んでいるビルにまともなテナントが来るとはとても思えない。

「もともとあの家はジュミが全て相続するという約束だったから、俺は自分のアパートを売り払ってあそこに移り住んだんだ。ところがそこへ突然アメリカから義母が戻って来てシャブ中姉たちが住み始めてしまったから俺たちは住処を追われたようなものなのに、今度はそこをビルにするから金を出せだと・・」と愚痴るジェン。

話を聞いていて筆者もやりきれない気分になったが、しかし冷酷な様だけれどもこれはジェンの失敗でもある。シャブ中の姉がいることを知った段階でジュミとの交際を諦められなかった事はまだ理解できるものの、子供たちが不憫だからと妻ジュミがシャブ姉の子供二人を引き取った辺りから人生の歯車が狂い始めたのだ。

これからフィリピン人と結婚しようと思われる方に行っておくが、シャブ中で子供を育てられない様なクズでも家族であれば手を差し伸べてしまうのがフィリピン人なのだ。そして当然その請求書は回りまわって血のつながりが無いけれどもお人好しで比較的カネを持っている人間に回ってくるのである。ここじゃ血のつながりが無い人間は所詮は家族調和のための踏み台でしかないのだ。

それで暗く沈んでいるジェンに対して「お前は妻ジュミを切ることが出来るか?」と聞こうとしたが、しかしこんなの答えは最初から分かっているから聞く意味もない。結局ジェンは自分の一番大事なものが弱みとなって付け込まれてしまい、自分の幸福をまた一つ切り捨てていかねばならない運命なのだ。これがフィリピンの実態である。






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フィリピンって、女系家族なのでしょうか?
それとも、男系家族。

男が強い家族は、成功している人が多いような。

 

あけましておめでとうございます。

まぁ・・・そうですね。自分も無事カネヅルな模様。

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