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カレーBEE

筆者の女房に「タイ旅行中一番美味いメシは何だった?」と聞いたら「MBKセンターで食べたCOCO壱番屋のカツカレー!」と答えるほどのカレー好きである。ちなみに日本に行けば懐石とか寿司なんかも喜んで食うけれども、昼飯は週に3回はココイチで済ませていて、和歌山なり鹿児島なり新しい町に移動すると真っ先に探すのはココイチ店舗があるかどうかなのだ。

フィリピン人と親しく付き合った方ならよくご存じの通り、フィリピン人が好きなファストフード系日本料理はラーメンで、辛いものが苦手な彼らにとってカレーはかなりマイナーな存在なのだが、女房の嗜好が変わった理由は香港に住んでいた頃に筆者に連れられてしょっちゅうカレー屋に通っていたからである。

その店は香港コーズウェイベイのワールドトレードセンター裏にあるカレーBEEという店で、筆者はこの店から歩いて1分の距離に住んでいたのと、調理場からウェイトレスまでこの店の店員は全員ともフィリピン人だったため、平日の昼間一人で食事がてら女房は無駄話を堪能することが出来たのだ。

この店がオープンしたのは香港返還を直前に控えた1996年頃で、当時日本料理がそれほど一般的でなかったから寿司や刺身でなければ商売にならない頃であり、実際すぐ近くにあった麺太郎という実に美味いラーメン屋などたった1年で閉店に追い込まれたというのに、カレーBEEは手ごろな値段と幅広いメニューを武器にしぶとく生き残り続けるのだ。





この店の開店当時の常連は筆者のような単身赴任の日本人駐在員ばかりだったのだが、やがて本業のカレーよりも味噌ラーメンや焼きそば、冷やし蕎麦からサバ塩焼き定食といったB級グルメに釣られた香港人がぽつぽつ店を訪れるようになり、筆者が香港を去った4年前には常時香港人のカップルで溢れるほどになっていた。

「まさかあの人の店がこんなに成功するとは思わんかっよ」というのが香港でレストランを営む同業者たちの弁だ。そう、実はこの店を立ち上げたのは60過ぎの日本人の爺さんで、この方は専門商社の香港駐在員だったという前歴からも判る通り実は飲食店経営は全くのド素人だったのだ。

ちなみにこの爺さんは「胡蝶」というフィリピンパブも併せて経営していたのだが、こっちは素人ぶりが露呈して2年とたたずに店を閉じる結果になったのだけれども、カレー屋の方は誰もが驚くほどの大成功・・。それでみんな変だ変だと言っていたのだが、実は成功の秘訣を店員から聞き出したのは筆者の女房である。マネージャーが凄くやり手だったのだ。

このマネージャー、もともとはフィリピン人のホステスで、駐在員として通っていた爺さんに色仕掛けで接近して直ぐに懇ろになり即妊娠。それに爺さんはちょうど定年退職を迎えたのを契機に日本の家族を打ち捨てて退職金とそれまでの蓄えを元手にこのフィリピン人ホステスと新人生をスタートしたのだ。





前述の通り爺さんが主幹のフィリピンパブは直ぐにつぶれたが、一方のカレー屋は愛人の妹やら弟、従兄弟たちが店員として入り込み、通常このパターンだと一気に潰れるコース一直線のはずなのに、この愛人(マネージャー)はものすご~く気が強い女で、妹だろうが雇われ掃除婦だろうが平等にとてつもなく安い給料で鬼の様にこき使ったのである。

それは爺さんに対しても全く同じであり、いちおう名目上はマネージング・ディレクター(代表取締役)なんて地位にいるけれども、店のコップ一つ購入する権限どころか連日満員御礼なのに1セントたりとも配当が与えられることはついぞ無く、時たま店を訪れる以外は家で小さい子供の世話をし続け、そして十年ほど前にその人生を終えたのだ。

そして爺さんの甥っ子だかの日本人との相続でのゴタゴタ発生とコーズウェイベイそごう支店の分離独立騒ぎを繰り広げる、リーマンショックやら競合日本料理店の進出で競争激化、路面店の家賃のハイパー沸騰など数々の危機を迎えたのもかかわらずカレーBEEはしぶとく生き残り続けたのだ。

そしてである・・。つい先ほどネットで調べたらなんとカレーBEEも一昨年マニラ・パサイに出店していたことが判ったのである。あの鬼嫁は母国に錦を飾るまでになりやがったのか!と快哉を叫んだが、その一方で気の毒な爺さんの姿が脳裏に浮かびあがった。爺さんへの配当はこれに化けたって事なら爺さんも草葉の陰で喜んで・・・いや、多分ないだろうな。






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今は、マニラもカレーBeeや ここ壱もあるし、奥様にとっては住みやすくなったのでは?

 

遠いので食いに行ってません

海外に出れば服を着た猿も進化する? 

それは、非常に珍しい話だね。
香港という馬の目を抜くような環境で商売して鍛えられたからでしょうな。

日本に暮らしているのも相当数のフィリピン人が居ると思うが
ほとんどがホステス上がりの盆暗ですから、商売しても2-3年したら潰してるね。

 

ここ壱、お近くにもありますよ。


レストラン名 COCO Ichibanya Philippines (CoCo壱番屋)
住所 Basement, Estancia Mall, Capitol Commons, Meralco Ave., Cor Shaw Blvd, Pasig City
営業時間 9:00 AM - 10:00 PM
電話番号 6961649
ジャンル 日本料理 カレー
平均予算 ~300 PHP
ホームページ https://www.facebook.com/CoCoIchibanyaPH
Wi-Fi あり

 

たまたま3日前に行き、カツ丼をたべました。
単品で200ペソ位でした。カツは揚げたてでサクッと揚がっていて味付けも文句なしで、久しぶりに外食で満足しました。

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