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バンコクの伝説の安宿街マレーシアホテル周辺の現在

シーロム通りまで両替に来たついでにマレーシアホテル近辺まで足を伸ばして見ることにした。実は今から30年近く前にカルカッタに行く途中にこの有名なホテルに一泊だけしたことがあって、その晩に奇妙なオバさんに会ったりしたけれど、生まれて初めての外国で過ごした一夜でもあるからちょっと思い出の場所でもあるのだ。

バンコクの安宿街と言うと真っ先にカオサン通りの名が浮かぶが、筆者が旅をしていた80年代には飛行機から降りてこれからバンコク市内に向かう・・という日本人バックパッカーたちの宿泊場所はヤワラート半分、マレーシアホテル周辺とカオサンがそれぞれ1/4と言った具合で、これが西洋人の場合だと半分くらいにも及ぶ当時最も活気のあるエリアだったのだ。

ところが90年代になるとカオサンの隆盛が始まり、代わりにヤワラートは名門ジュライホテルと楽宮旅社の閉鎖によってゴーストタウン化してしまったが、片やマレーシアホテル周辺の方はどうなったのか何にも情報が入って来ない・・。それで最後にこのホテルに滞在した社会人2年目の旅から実に26年ぶりに見に行くことにしたのである。





地下鉄ルンピニー駅の1番出口から真っ直ぐ東の方向へと歩いていき、2つの銀行に挟まれた横道を南に折れるとそこから無数のゲストハウスが見えるはず・・なのに何にも無い。あれっ?昔はここら辺から旅行代理店がズラーッと軒を並べていたはずなのに有るのはマッサージ屋、それもポツンポツンといった程度である。

さらに進むと右側に懐かしいマレーシアホテルが見えてくるはずだが、そこには確かに今でもホテルはあるんだけど・・、趣きが全然違うしすごく寂れている感じだ。おかしいな・・こんなはずじゃ・・と思ってセブンイレブンのところで左折するとゲストハウスや安食堂がいくつかあるのが見つかったが・・これもポツンポツンである。

これだったら何もかもが消えたヤワラートの方がまだマシだわ・・。下川裕治だか誰かの雑誌記事だとアジア随一の魔窟と呼ばれた70年代の匂いを今でも色濃く残している・・とか書いてあったけど、そうじゃ無くてすっかり落ちぶれて何の魅力も無くなったボロ雑巾の饐えた臭いが充満しているだけじゃないか・・。





バンコク中央駅に近いヤワラートや、王宮にワット・プラケオ等の観光名所に面したカオサン通りと違って、これといった地理的優位性も無いマレーシアホテル近辺が格安宿泊施設と旅行代理店、そしてレストランとバーの一大集積地となった理由はこの近辺にアヘン吸引所が無数にあったからだが、どうもこの最後の頼みの綱もとっくの昔に廃業してしまったようだ。

香港の重慶マンションにカルカッタのサダル・ストリートなどアジアには世界中から若くて貧乏なバックパッカーを引き寄せた安宿街があって、これらの場所特有の一種独特のアナーキーさと物憂さが筆者は大好きだったけれども、どうもマレーシアホテル界隈はその残滓さえも枯れ果ててしまったようである。

60年代後半はベトナムの前線から休暇で息抜きにきた米兵で溢れ、その後は世界中のバックパッカーで溢れたこの場所も今は単なるツンと取り澄ました物静かな住宅地の一角になりつつある・・。こういうのって「ツワモノどもが夢のあと」とでも言うのだろうか。なんかこういうの見ちゃうと切ない気分になってくるね・・。






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バックパッカーといえばカオサン。いつこのネタが出てくるのかと、前のめりになってます。

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