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最低の赴任地フィリピン

筆者が働いていた会社は1970年代とかなり早くから海外展開を始めていて、筆者のいた海外営業部だけでなく工場の技術者や生産管理屋、それと主要都市にあるサービスセンターに配置される品質保証屋など色んな職場の人間が常時500人くらい海外に赴任していた。

そしてどの会社でもそうだろうが当然ながらこういうメンバーはニューヨーク帰り組とかデュッセルドルフ・グループ、それとここ20年くらいなら中国軍団など赴任先派閥を形成していて、飲み会が有るたびにそれぞれの「お国自慢」をしていたのだ。

各グループともそれぞれ自らいた場所こそ本流!という意識に溢れていて、例えばインドネシア組が「中国は人件費が上がっちまったからもうお終いだよなあ!」なんて事を言えば(当然ワザとである)、天津や深セン工場にいた連中は「きさまナニを言うか!」とばかりに反論するのだ。

赴任にはトラブルがつきものだし商習慣や考え方の違いから気苦労も絶えないが、全員共通しているのは結構自分がいた赴任地に対して良い思い出を持っていて(特に南米組)、大抵の人は「オレはなぁ機会が有ればまたパリに赴任したいよぉ・・」などと呟くのだが、そういう場で全然発言しないグループがいた。





他でもないフィリピン組である。ちょっと具体的には書かないが、筆者のいた会社は当時営業拠点が1つと大きな工場を2つフィリピン国内に操業していて、そこには合計で20人くらいの人間が常駐していたのだが、その営業拠点の社長だったのが筆者の先輩F氏である。

「おれはフィリピンには全然未練が無い!」。帰任後にF氏が放った一言である。ちなみにこの方は80年代の終わりから90年代半ばにかけて香港、そのあと3年間は中国に赴任していて、日本への帰任送別会では皆の前で恥も外聞も無く泣き出してしまったというのに、フィリピンに対しては一片の愛情も持てなかったと言ったのだ。

当時筆者はフィリピン人の女と付き合っていたのでマニラ組の口から出て来る偏見に満ちた言葉には随分と腹立たしい思いがしたし、豪華コンドに単身赴任という生活に一体何の不満があるのか!と怒りさえ感じていたが(香港は不動産が高くて家が狭いのだ)、フィリピンに暮らして3年半経ったいま彼らは正しかったのではないか・・と思えるようになってきた。

雨ばっかり降って道はぬかるみだらけだし道路はいつも交通渋滞、メシはべらぼうにマズい上にやけに高い。ホールドアップ(路上強盗)なんて日常だし家の前には死体が転がってる事もあり、なによりフィリピン人と来たらなんでもかんでも「メイビー」で貸した金も返さず、契約なんて有って無い様なもので役所に訴えても賄賂を要求されるだけ・・。





おまけ運悪く田舎町で心臓発作でも起こそうものなら病院に担ぎ込まれても待合室に長いこと放置され、なんとか手術室に入っても最新式の機械どころか輪ゴムとご飯粒で手術をおっぱじめようとするヤブ医者が現れてしまう。これだったら祈祷師にでも駆け込んだ方がよっぽどマシである。

もちろん80年代の日立のようにピョンヤン駐在員とか、なんとかダイヤモンド社の調達部員が送られるシベリア・サハ共和国の鉱山なんてポストもあるからフィリピン駐在はワースト1とは言わないが、ある程度の人数がいる赴任先の中ではナイジェリアやバングラデッシュと並んで最低評価ゾーンにいるのではあるまいか。

ただ筆者はフィリピンでは駐在している訳ではないし、人間どこでも住めば都と言うから(なお筆者の会社のフィリピン組は只の一人も都と思わなかったけど・・)本当のところは正直良く判らないでいるのだ。

そこでフィリピン駐在員の方にお聞きしたい。あなたは他の方にフィリピンに駐在してみなよ!とお勧めしたいですか?、それからこういう質問は大変失礼になるだろうけれどもあえて聞きたい。あなたは今幸せですか?






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私も、聞きたいです。

 

フィリピンに駐在中の者です。
私の会社は、東南アジア各国に拠点ありますが
フィリピンは、人気がある方です。
以下私の印象です。

タイ(一番人気)
 日本料理屋多い、そっちの遊び系充実、
ゴルフは会員じゃなくてもプレーできる。
 タイ人スタッフは意外と優秀で忍耐強い
(良く言えば頭がいい、悪く言えばずる賢い、
 日本人スタッフに本音は見せない。)

マレーシア・台湾(2か3番人気)
 日本と同等の生活環境で物価も高くない。
中華は美味しい。日本食も美味しい方。
スタッフは優秀(勝手に仕事をこなしてくれるが、
独立志向強く直ぐに会社をつくる。)

インドネシア (私には酒が高いのが致命的)
 酒が高い、道は歩く造りになっていない。(ジャカルタ)
 スタッフは頑張る。(比国のフィリピン人スタッフより)
 (優秀なフィリピン人はインドネシアで働いていますが
  日本人並みに働き高給取りです。)

シンガポール、香港
 物価高い、特に住居。ローカル中華は安くて美味い。

中国
 場所により全然違うので一括りにできないですが、
上海に限って言えばいい物は日本より物価が高い。
(日本食、遊びも)

フィリピン(マレーシア・台湾と争い2か3番人気)
 日本料理屋割りと多い(値段はそれなり、
そんなに高くはない。)、
 酒はそれほど高くない。
(焼酎に限ればタイより安く買える。)、
 電気代高い。日本に近い。
 ゴルフは会員になればやり放題(安い。)。
スペイン系は美人が多い。
 フィリピン人スタッフは裏表なく良く言えば素直、
悪く言えば馬鹿、忍耐強くは無い。

フィリピンは物価はほどほど、
スタッフは忍耐強く無いが割りと扱い安い、
日本に近い、ゴルフも安い。等々により、
私の廻りにはフィリピン好きは多いです。
駐在後日本に一旦帰国して、わざわざ現地契約で
フィリピンに来た者も数人居ます。
病気になったら、日本で治療するのが一番と割り切っているので、
手術が必要な程ならどこの国に居ても帰国です。(治療費も考慮)
賄賂や貸した金が返ってこないことについても、
公務員やスタッフの給料が安い国はどこもこんなものだろうと
割り切っています。

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