フィリピンでワインは流行らない?

今じゃ朝からゴロゴロして株ばかり見てる筆者も、3年半前移住した直後にはフィリピンでのビジネスについて検討していた時期が有る。筆者の愚鈍なアタマではオンライン英会話塾や人材派遣業など既にある業種しか浮かばなかったが、ある時ふとフィリピン人向けのワインショップはどうか?と思い浮かんだ。

ところが筆者の知り合いたちは「フィリピンの飲み会を良く見てみろよ!」「低価格志向のフィリピン人には合わないの!」「お前はフィリピンの特殊性を判ってないようだな」などと全員が揃いも揃って否定するのだ。それもかなり断定的な物言いなのである。

ちょっと待てよ。オレが初めて台湾や香港人と付き合いが出来たのは20年前で、あの時やつらはブランデーをがぶ飲みしてやがったし、中国大陸の連中も10年前にはマオタイ酒の一気飲みしてぶっ倒れていたが、今じゃ揃いも揃って「カベルネ・ソーヴィニヨンよりピノ・ノワール種の方が芳醇だね」とか訳知り顔でウンチク抜かしているじゃないか・・。





ところがフィリピン人たちは「それは俺たちの国では絶対に無い!」と自信たっぷりに言い切るのだ。まあ女房の親戚およびその友人知人たちは日本で言うと埼玉県民によくいるタイプ中教養低品位人種だからフランス産ワインの話をすること自体間違っていたのだが、そんな頭ごなしに否定することはないだろう・・と面白く思ってなかったのだ。

しかし実を言うと筆者はワインが好きでないのと、調べれば調べるほどフィリピンでのビジネスは難しいと分かったので寝ころがりながら株を転がすことで生計を立てる道を選んだのだが、昨晩遅く香港から一時帰国した女房の友人ノエミーに誘われてオルティガスのメトロウォークに行った時にちょっと呆れた出来事があった。

ワインを飲んでるのだ。いやコールセンターのネーちゃんたちじゃないよ。あの人たちは昔から飲んでるんだから。筆者が言いたいのはリサール州の奥地に住むノエミーのクラスメイト達と運転手のジョマールがワインを美味そうに飲んでいた事である。ちなみにこのジョマールは昔「ワインなんてフィリピンじゃ絶対に売れない!」と強硬に主張していた一人なのだ。





それで「あんたワインが好きなのか?」とジョマールに聞いたら、筆者に嫌味を言われるのを恐れたのか「いや最近はオレも中年になって強い酒よりもワインの方が良くってね・・」などと最初は神妙な顔つきで言っていたが、酔いが回るにつれ「やっぱりワインと○△×(目の前に並んだ肉料理だが名称不明)はバッチリ合うなあ!」などと言い出しやがった。

オマエ全然いう事違ってるじゃないか!と呆れたが、まあフィリピン人は物事を客観的かつ動態的に見る能力に欠けているし、今日熱ければクーラーは今後もずっと売れる!寒くなれば暖房を買いだめするという思考だからワイン云々よりも新規ビジネスの可能性を尋ねる自体が間違っていたのだ。

その昔通った経営学のセミナーで教官が「アンケートはマーケティングの基本中の基本!」と力説していたが、現実の世の中はジョマールみたいな人間が結構多く居て、特にフィリピンでは人口の80%くらい占めているので、フィリピンに投資を考えている皆さんはくれぐれも現地の市場調査を信用しきらないように注意してほしい。






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酒は、判らないのですが。
ただ、酒屋は、30年前からの店は殆ど続いている。大きくもならないけど、潰れてもいない。ひとつは保管が効くからでしょうね。

フライドチキンが建てた家、マックス。では、ないですが大きくなっているのは、食事を主体とした店ばかり。
それも、全国展開できる程度の、ぽピューらーな食事。

日本の日本風料理の有名店が、フィリピンに支店を出して、話題になってますが、これとて商売として考えれば、じゃあ総合売り上げは、なんぼ?

50店舗展開の、小さなファーストフード店の総合売り上げにも、全く及ばない。

趣味やプライドの店なら、良いでしょうが、収入を考えるなら、自分でチェーン展開の本部を作るのがベスト。と、私的には思っています。



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