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人間の深い闇を愛する男たち

数年前、日本の工場に出張した際に生産管理部の歓送迎会に招待されたのだが正直気のりはしなかった。メーカー勤務の方ならご存じの通り営業と生産管理というのはお互いが天敵だから楽しい宴会になる筈も無い・・。しかも当日いざ席に着くと目の前に座ったのは生産管理の鬼軍曹と異名をとるM課長だった。

なんでよりによってコイツが・・という巡り合わせで、仕事の話でもなれば一触即発である・・。でもまあ筆者は色んな国の人間相手にモノを売る仕事をしてきたから気が合わなくても話をするのは得意なのだが、一方M課長はというと相槌を打つだけで後は杯を口につけたまま・・。周囲にも大変気まずい雰囲気であることが見て取れたらしい。

そこで気を利かせたのが同じく招待された経理部のH課長で、K課長の前で「この○○は殺人事件が好きなんですよ」と言ったのだ。このH課長はジェームス・エルロイのノワール小説を読みふけっているうちにすっかり暗黒の世界に取り込まれてしまい、香港支店勤務時代には筆者と一緒にいろんな殺人事件の話をしては打ち興じていたのである。





すると今まで黙りこんでいたM課長はスッと顔をあげ筆者を見るなり「世田谷と秋葉原の事件はどちらが好みなの?」と聞いてきたのだ。これ一般人には何のことかさっぱり判らないだろうが、車マニアが「ベンツとBMWはどっちが好きか?」と聞くのと同じような挨拶がわりの質問である。

こいつ相当キテるな・・と思ったが、気まずさから脱するせっかくの機会なので「そりゃ世田谷の宮沢さん一家殺人ですよ・・」と答える筆者。前述のように筆者は怖い話が大好きで、その「怖い」の延長線上として暗黒の迷宮のような失踪事件や未解決殺人事件、あるいは例え解決済みであっても犯人の頭の中身が怖い猟奇的な殺人事件が好きなのだ。

特に筆者のお気に入りなのは1979年に発生したワラビ採り殺人事件という二人の主婦が山で殺された事件(さらに一緒に山に入ったが途中で引き返した女性が5年後に殺されたがこれも迷宮入りしている)と、1975年から14年もの間に佐賀県で7人の女性が殺された水曜日の絞殺魔事件で、この二つの未解決事件が持つ得体の知れぬ不気味な深遠さがなんともソソるのである。





一方のM課長はぜんぜん報われる事のない生産管理の仕事でストレスが地層化しているのか、あるいはもともと田舎の暴走族出身だけあって暴力衝動が強いのか、事件の方も銃をバンバンッ!とかハンマーでグチャッと潰し殺す、路上で女子供無差別に切り付ける!みたいなアナーキーかつバイオレンス系が好みらしく、彼が嬉しそうに語る事件は正直筆者の好みとは180度違うものであった。

ねえ、あの人たち一体ナニを話してるのよ・・と周囲からヒソヒソ声が聞こえて来るが、そんな事もお構いなしなM課長は酒がかなり入ったこともあって極めて多弁になってしまい、あの長良川の少年グループの無軌道ぷりっといったら・・とか、秋葉原の通り魔は現場の画像がいっぱい残ってて良かったねえ・・などと筆者と同席のH課長相手に同意を求める口調で話し続ける。

やがて「いやあ、僕がこうなったのは三菱銀行北畠支店の事件が原因でしてね・・」と自らを語り出すM課長。梅川昭美による5人殺害と長時間の籠城は当時テレビ中継されていて当時小学生だった筆者もハラハラドキドキ観ていたが、M課長はこの時に得体のしれぬ興奮が体を突き抜け、それが終生身体に染みついてしまったのだそうだ。





そして二次会のスナックでもトイレに籠城してゲロを吐き切るまでM課長はベラベラとバイオレンスな事件を話しつづけたのだが、彼の部下たちが「あんな上機嫌なM課長初めてみたよ」と言っていたから、どうやらニッチな趣味を持つ仲間に出会えたと思って嬉しかったようである(正確に言うと筆者はホラー系、Mはバイオレンス系なので筆者の中ではMを仲間と見なしていない)。

ただしその後の営業と管理の関係はこの一件でかなり改善し、営業からの無理なお願いもM課長の号令一下かなり努力してくれるので仕事はかなりやり易くなったのだが、毎週送られてくる生産進捗レポートには時々「島根の女子大生の件、あれ結構好みでしょ!」なんて一言が添えられてくるのは辟易した。

さて先週和歌山市で発生した立てこもり事件は自殺(あるいは警察による射殺)という結末を迎えたが、この動画ニュースを見ていたときにふとM課長を思い出した。今回の事件は梅川昭美に比べるとちとインパクトに欠けるもののM課長は勤務中もさぞかし気が気でなかったに違いない。さてM課長よ、観てるだけじゃなくて今度はあんた自身が梅川みたいに行動を起こしてはどうだ?






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三つ児の魂 ではありませんが、中学、高校、大学卒業位までの間の、家庭環境が、抜け切れないのかも。

私も同じで、お金に関して、全く欲が無い。おかげで、私の周りは、私のお陰で財をなした人も居るのですが、私は貧乏人です。(笑)

 

ところで、ドテ氏のお膝元、ダヴァオでのアブサヤフ((アルカイダ→IS系)匿っているのが、日本が久しぶりに国連を巻き込んで内政干渉した、MILFこの組織も、限りなくテロリスト系。MILF→アキノ系モスリム政治組織。))がテロ、死者14人+ 負傷者70人位とか。

アブサヤフ、創始者は、アメリカCIA,パキスタン、サウジが教育した、アフガン戦争用テロ集団。故に爆発物などはプロ中のプロ。今はSI系も付いているし。

一言で言えば、今、中東で起こっているミニチュア版がマレーシア、インドネシア、フィリピンに挟まれた地域でおこっているわけで。

そういうわけで、今まで、MILF・アブサヤフとまともには戦えなかった、アキノ政権とは違い、ドテ政権は容赦なく戦える。で、すてーとおぶロウレスネス、要するに無法状態宣言を全領土に出して、ミリタリーの治安維持活動が出来るようになった。
警官だけじゃ戦力不足ですからね。

勿論、中国の麻薬工場船も、フィリピン領海に入れば攻撃できますよね。

まあ、どうなるのか。その割には、フィリピンは平和ですよ。

でも、この和平交渉、アキノとモスリム一派の代表を成田で密会させた、事件。
経済力(経済援助)要するに、軍事力ではなく、お金で勝ち取ったに見えた、和平交渉。
ODAとジャイカの協力で、完成した、学校の竣工式。マギンダナオ。尚、ここは、渡航禁止危険区域です。日本人は立ち入らないでください。(笑)
軍事力なしで、平和貢献する難しさでしょうね。

ドテさんは、MNLF系です。


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