犬と中国人はフグ食うべからず

2016/08/27 11:55:33 | 香港中国 | コメント:1件

以前勤めていた会社の中国人顧客から「大阪に面白いところない?」というメッセージが入った。送って来たのは会社のオーナー夫人(ナンバー2の総経理も兼任)で、なんでも従業員50人を引き連れて日本に遊びに来たのだが、コーディネーターの手違いでその日の午後数時間がぽっかり空いてしまったと言うのである。

それだったらマグニチュード7の地震体験が出来る阿倍野の防災センターや新世界にある巨大健康ランドなんかどうだ?と勧めたところ、ところでアンタ今晩空いてるのなら奥さんと一緒にウチの食事会に参加しないか?と聞いてきたのだ。

どうもフェイスブックの写真から筆者ら夫妻は年の半分くらい関西に住んでいると勘違いしているらしい。それで自分は今マニラにいるのだ・・と返事をしたら、それは残念だわね、私たちは今夜フグを食べるのに!という一文が目に入った。

中国人がフグだって・・。この取り合わせに正直驚いてしまったのだ。いや勿論ここ数年は中国人が爆買いに来ているのだから当然フグ料理を食っても不思議ではないのだが、筆者は頭の中でこの頭の組み合わせは絶対にありえない!と思っていたのだ。

その昔香港にいた筆者ら日本人駐在員は一時帰国すると必ずお土産を買って帰る暗黙の了解があって、安く済ませるなら坂角の海老せんべいやヨックモックを持ち帰ったが、一番評判が良かったのは牛肉やヒラメを持ち帰って就業時間後にオフィスで鍋をやる事であった。





それである時に同僚がフグを持ち帰ったのだが(もちろん切ったやつ)、香港人の同僚たちに「これは実に美味いんだ・・」といくら説明してもこれが見事なくらい誰も食べない、いや筆者らが鍋を肴に酒を飲んでいる控室に足さえ運んでこなかったのだ。

こんなに美味いのに何でなんだろう?とその時は思ったが、あとで日本料理店のオヤジに聞いたら中国人の頭の中には「フグ=毒」というイメージが完全に定着してしまい、香港政府では一応合法に入る味醂干しさえもフグと知るやペッと口から吐き出してしまうのが毎度の事なのだと言う。

それで筆者は今までずっと中国人にはフグは禁物だと思い込んでいたために、この中国企業のオーナー夫人の「今夜は社員を引き連れてフグを食いに行くのよ」という一言に衝撃を受けてしまったという訳である。だってあの時の香港人の態度と言ったら危ない食い物というより伝染病を避けてるみたいだったもん・・。

さて翌日オーナー夫人から「防災センターは予約制で入れなかったけれど、健康ランドは気持ちよかったわ!」という感謝のメッセージが来たので、これは良い機会だと「みんなフグを食うのを怖がっただろう?」と聞いてみたところ、「ノー!」という即答と共に写真が何枚か送られて来た。

みんな美味しい美味しい!って言うから追加注文までしたのよ!おかげでえらい散財しちゃったわ!と宣うオーナー夫人。どうも現代の中国人は古いタブーなど気にしなくなっているようだ。だけど中国人がフグの旨味に目覚めたら日本のフグは根こそぎ中国に持っていかれるんじゃ・・。そうなる前に今のうちフグを食っとこう・・。






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コメント

2016/08/27(土) 17:43:05 | URL | starchild #/9hBKkrU
フグ、食べた事が、(多分)無いんですよ。知らずに食べさせられたことは、あるかも。

そこまで危険なものを、(解毒剤がないという意味で)食べる元気はないし。

筆者さん、どのようにおいしいのでしょうか?どうか教えて下さい。

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