フィリピン人の悪癖

昨年初夏に長崎のグラバー邸を散策していた時に、溢れかえる中国人たちの中にフィリピン人の一団がいた。埠頭にはダイアモンドプリンセスとかいう大型クルーズ船が横付けされていたから、どうやらこのフィリピン人たちは乗組員のようなのだが、ジーンズにTシャツというシンプルな出で立ちの一行の中に二人だけ奇妙な女がいるのに気が付いた。

この二人はこの暑いのに上から下まで高級ドレスを身にまとい、指輪やアクセサリーにヴィトンのバッグで重武装している上に、坂道の多い長崎にもかかわらず今にもポッキリ折れそうなハイヒールを履いていたのだ。そして乗組員らしき連中がタガログ語で話しかけてケータイを向けたところI don’t like to take a picture when I am traveling(あたしは旅行中に写真を撮るのが嫌いなの)と言った。

同じ言語で返事すれば良いのにわざわざ英語・・・。しかもこの言い方がこれまた思いっきり巻き舌のイントネーションで厭味ったらしいのだ。この二人の女たちは同じ乗組員かそれとも乗客なのかは不明だが、とにかく「アタシは特別なのよ」というオーラを全身から発しているのである。

なに!あの女!と言わんばかりに罵る女房。筆者の女房は義弟の嫁をいびる以外は人間に対して非常に鷹揚なのだが、赤塚不二夫の漫画で「ミーはおフランス帰りザンス」を連発するイヤミみたいな人間を見ると虫図が走る性質であり、特に同じフィリピン人に対しては大変この傾向が強いのである。

十代に香港に移り住んでから長年生地問屋の香港人やイギリス人デザイナーの下で働いたことが女房の人格形成に影響を与えているのだ。中国人と聞くと成金趣味と思うだろうが、意外にも彼らは他人の目にどう映るか?というのは余りに気にしない民族なのである。





この生地問屋の親方は筆者も知っていて、香港の高級住宅地にある豪邸に住んでいる大金持ちだが、普段はナイキのポロシャツとジーンズにサンダル履きと言った貧相な出で立ちで、愛車メルセデス・ベンツを駆って旨いので評判のボロッちい店で麺などすすってるのである。(ベンツを買った理由を聞いたら「丈夫だから」と言う答えだった)

そしてルイーズというイギリス人デザイナーもロードの名称を持つ有力者の娘として生まれ、高級住宅街ナイトブリッジにあるフラットを父親から与えられてロンドンのアートスクールに通っていたという大層なご令嬢なのだが、女房はルイーズが自分の出自を自慢したりせず、また質は落とさないが案外と質素な生活をしていることに大変感心していたのである。

あたしがフィリピン人で嫌いなのは、ちょっとでもお金が出来ると「アタシは特別なのよ!」って態度に出ることなの!と憤慨する女房。まあフィリピンだって昔からの大財閥の人間ならそういう傾向は無いのだろうが、テレビに登場する政治家やスターたちの立ち振る舞いを見ると女房の言う事には案外と頷けるところがある。

それに香港に住んでいた時によく行った小洒落たレストランにも鹿鳴館みたいな恰好をしたフィリピン中年女性が良く来ていて、ホテルのハウスキーピングみたいな制服着こんだメイドが傍らで女主人がメシを食うのをジッと見守ってたっけ・・。あの鹿鳴館がいる席には不気味なオーラが立ち込めてたな・・。

自分はそこらへんのフィリピン人と同じじゃない!自分は特別なのだ!格下に見るな!と言いたい気持ちはわかるけども、他人の目と言うのはその人間の持っている教養や人間力というのを案外と性格に見抜くものなんだよね。残念ながらフィリピン人には自分の内面を磨くと言う価値観がかなり欠落しているようだ。植民地根性は百までも・・か。






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激しく同感。人の目を気にしすぎるのが、フィリピン女性。誰も見ていないのに。(笑)

幾ら良い意味で成り上がっても、2代続かないと、中流・上流とはいえない世界。

見栄を示さないと、認めてくれない、というより、内面から滲み出る品格というのを、感じる訓練が出来ていない、一般庶民・成り上がり族自身も問題なのかな?

特に貧困層から成り上がったら 

セブのリゾートホテルとかで、白人の爺さんと結婚していて
やっとこさ里帰りして、今まで泊まった事がないようなホテル
従業員のフィリピン人を見下したような態度、あれはいけませんな。

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