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サウジアラビア版『蟹工船』

数日前にサウジアラビアにいる義弟フランシスが警察の取り調べを受けていると聞いて驚いてしまった。フランシスは知的で温和なタイプでモノを盗んだり人を傷つけたりする様には見えなかったからだ。

女房の説明をいくら聞いても要領を得ないので義妹アイリーン(女房の妹でフランシスの妻)に連絡を取ったところ、「今から新聞記事を送るからそれを見て」と言ってメールボックスに来たのが下の写真である。

「7カ月もの給料遅延に従業員が抗議」という見出しと共に、そこにはプラカードを掲げた人間の写真と義弟がマネージャーを勤める会社名が書かれてあるのを見つけた。なるほど・・フランシスはこのデモに参加したんだな。





義弟は15年以上この会社で働いていて結構な額の給料と厚い待遇を享受してきたのだが、それが昨年になってから給料の遅配が目立ち始めるようになり、ついに義弟の片腕だったジャネル(こいつも女房の従兄弟である)はサウジに見切りをつけて今年の春に帰国してしまったのだ。

一方の義弟フランシスが未だにサウジに残り続けている理由は今年2月に支給されるはずだった勤続10年の一時金(結構な額らしい)の権利を失いたくないからなのだが、給料も払えないのだから一時金などもらえる筈も無い。

オーナーのフランス人は忽然と何処かへ消えてしまい、突然現れたレバノン人の番頭による強制労働(もちろん無賃)から自殺者まで出てしまったが、この番頭はそんな事は素知らぬ風で今だに従業員にびた一文給料を払ってこなかったのである。





それが遂に爆発したってことか・・と筆者は肯いたが、その後義妹アイリーンのメッセージには「フランシスはデモに参加していなかった」という一文が・・。じゃあ何の容疑で?と訝ったが、義妹のカンではレバノン人番頭が労働争議の黒幕として警察に密告したように思えると言う。

フィリピン人労働者のリーダーの一人で一時金を支払うまで粘り続けるフランシスが疎ましくなったってことか・・。しかし自分のところの従業員が自殺したり、給料未払いで今までさんざんメディアにバッシングされても一向に改善する気が無いとは・・。このレバノン人にとってはカエルの面に小便でしかないようだ。

まあフランシスは実際にデモには参加していないのだし、仮にデモの影のリーダーだったとしても罪状は交通渋滞を引き起こしたくらいだから大した罪ではならないだろうから引き続き労働争議を継続してほしい。フランシス!お前に貸した金の支払期限は6か月前だぞ。





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国力の無い、フィリピンの弱みですよね。
ドテさんが、アラブの星、新東京知事に協力要請したら、一度で解決するような(笑)

レバノン人、フランスの統治が長かったので、フランスとは友好関係が続いているのですね。

そういえば、日産のカルロスゴーンもレバノンブラジル出張所でうまれた、レバノン人とフランス人のハーフでしょ。

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