半世紀のタイムカプセル

週刊少年ジャンプに長期にわたって連載されていた「こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)」が終了するというニュースを聞いた時に筆者は「まだやってたんだ・・」と驚いてしまった。筆者は過去30年間に山本直樹の「レッド」の単行本以外は一切マンガは読まないので事情に疎いのである。

しかし少年時代の筆者と言えばこれが大のマンガ好きで、特に週刊少年ジャンプはずっと購読していたので「こち亀」の初掲載作品もちゃんと覚えている。当時の秋元治は「がきデカ」の山上たつひこに一画増やしただけの山止たつひこというペンネームだったので「変な名前だな・・」と思ったが、作品が良く出来ているのでジャンプ全作品の中では常に4番目か5番目に好きなマンガであった。

それで初掲載の頃の自分は小学校何年生だったのだろう?と思ってググったら優れもののサイトを見つけた。ここには少年ジャンプ創刊以来のバックナンバーが網羅されていて、例えば1974年の第2号は「ど根性ガエル」と「プレイボール」と作品名が続き「荒野の少年イサム」が最終回であった・・などと書かれているのだ。

「包丁人味平」なんて40年以上も忘れていた作品名を聞いて小躍りする筆者。荒磯の板場とかラーメン祭にひばりが丘カレー戦争なんてあったよなぁ・・。味平の最強のライバル鼻田香作なんて狂ったカレーマスターが作るブラックカレーっていうのは是非とも食べたい!なんて言ってたな・・などと昔の記憶が蘇ってくる。





さらに「アストロ球団」「サーキットの狼」なんていずれも少年時代の筆者の胸をときめかせた名作の中に筆者がちっとも好きでなかった「プレイボール」という野球漫画があるのを見つけた。そういえば野球少年の幼馴染ノリ君はこのマンガの熱烈な愛読者だったっけ・・。

とりいかずよしの「トイレット博士」の単行本を全部そろえていた小野真之という途中で転校しちゃったクラスメイトに、「すすめパイレーツ」が大好きなミンミンという渾名の男、諸星大二郎の不気味マンガが大好きな理科博士市原くんに「東大一直線」で馬鹿笑いした遊び仲間たち・・・。

とっくの昔に何処に行ったのかも判らなくなってしまった昔の友人たちの顔が走馬灯のように頭に浮かんできてしまい、その後このバックナンバーをずっと見ていたのである。子供の頃は病気がちで楽しい思い出はそんなに無かったけど、なんか腹の底から思いきり笑えたあの頃が懐かしいな・・。

それで急に昔の少年ジャンプが読みたくなってしまったので調べたところ、京都国際マンガミュージアムが創刊号からのバックナンバーをそろえているそうである。なんだよ・・今年四月に滞在したウィークリーマンションから歩いて行ける距離じゃないか・・。だったら・・タイムカプセルを開けに来年また京都に行くか!






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おナベの下着は青かった

昼寝から目を覚ましてふと窓の外を見るとベランダに男物のブリーフが干してあるのを見つけた。はっ?なんだ?この青いブリーフは・・?まさか女房が・・とパニくった筆者が居間で寝転んでいた女房を叩き起こして問い詰めたところ「あれは(従姉妹)ローズアンのよ!」と呆れたように言った。

ローズアンは戸籍上は女だが生まれつきのトムボーイ(おなべ)であり、3日前の寝違えで左上半身がカチコチになってしまった女房を助けるため目下筆者の家に泊まり込んで掃除洗濯など諸々の作業をしてもらっているのである。

そうか、ローズアンはいつもボーイッシュな服装をしてるけど下着も男物だったのだ・・と当たり前すぎることに何故か呆気にとられる筆者。オナベがリーゼントや革ジャンを来てハーレーに跨っていても何とも思わないが、下着という盲点があった事に今更ながら気が付いたのである。





しかしこのブリーフも良く見ると男性が用を足すときに○○○をくぐらせる窓が無い事に気が付いた。ということはこれはブリーフならぬ女用のパンティーで(それにしては腹のバンドの部分が太いのが気になるけど)、オナベだけでなく一般のフィリピン女性もこういう下着をつけているのだろうか・・。

それで率直にローズアンに聞いてみたところ「これは女性でも男性でも無いトムボーイ用である」と胸を張って答えたのだが、そんなの本当にあるのかね・・?。じゃあ反対にバクラ(オカマ)用もあるのか?と聞いたら、ワタシはバクラでは無いからそんなことは知らない!と言い切る。

もしかしてフィリピンの下着ショップに行けばやけにカラフルなパンティーなのに全部に男性特有の○○○をくぐらせる窓付きタイプが有ったりするのだろうか?それと前だけでなく後ろの方も4~5センチくらい割れるように・・いや、これ以上の想像は止めておこう。






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お前はゆっくり休むが良い

タイタイの義妹宅に遊びに行っていたはずの女房から「今病院にいる」というメッセージが昨日昼に入った。何事だ?と驚いた筆者は電話を掛けたものの応答が無い。何か嫌な予感がするな・・と心配していると義妹から「症状はシリアスなモノでは無かった」というこれまた謎の様なメッセージが入って来た。

一体何が起きたのかというと、朝起きたら背中に激痛が走り、さらの上半身の左側の筋肉が極端に強張っているのに気付いたというのだ。それで慌ててタイタイ市では一番だがボッタクリで有名な某病院に駆け込んでX線に血液検査、さらに左手首の細胞検査まで受けたところ「ひどい寝違えです」と診断されたと言うのだ。

本当かよ?オレも似たような経験があるがその時医者に筋膜炎と言われたけどな・・。しかし医者から注射されて少しは腕が動くようになったため女房はパッシグの我が家へと(介護役の従姉妹ローズアン込みで)本日戻って来たのだが、ドアを開けるや苦痛に顔をゆがめながらソファに突っ伏してしまった。

このどアホ!と筆者が思わず叫んでしまった理由は、実は筆者ら夫妻はあと数日後にタイに遊びに行く予定だからである。本来なら8月に行くつもりだったのに、今までタイに何十回も行き過ぎてすっかりタイに飽きてしまった女房が激しく抵抗したことから渋々10月頭にずれ込まされてしまったのだ。

その折角のチャンスさえもこの女の寝違えのせいで奪われようとしている!!!その事に激しい怒りを覚えたのである。そこで筆者は女房に優しいいたわりの言葉をかけるよりも前に「その調子ではお前はタイに行くのは無理だから、フィリピンで静養したらどうだ?」と本音が思わず口元から出てしまった。

しかし筆者の妻への気遣いも虚しく「アタシも行く!」と言い張って聞かない女房。それで近所のマッサージ嬢を家に呼んで3時間コースで揉ませたり、ローズアンに買いに行かせた自動按摩器を首筋に充てているのだが、体の痛みは多少改善したもののどう見ても数日後に旅に出れるとは思えない・・(希望的観測)。

まあ航空券もホテルも全部予約しちゃったからオレはタイに行くしかないけど、当初予定した2週間ではなくてビザ期間ぎりぎりの30日間、いやクリスマス前までには帰って来れるかもしれない。まあお前はフィリピンに残ってじっくり静養した方がいい。あとタイに電話は掛けてこない様に・・。






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行くだけ無駄なフィリピン旅行

大学時代の友人たちで何処かへ一緒に旅行へ行こうじゃないか!という話になった。みんな30代の時は仕事や家計の事で旅行どころじゃなかったが、人生半世紀生きて少しは余裕が出来たのと先が見えてきたのでここらで少し羽目を外してもいいじゃないか・・という心境になったらしい。

真っ先に候補に挙がったのはタイで、これはその昔から男たちの楽園であり、それに現地に住みついてしまった後輩が二人ほどいるから便利ではあるのだけれども、筆者を含む何人かは毎年のようにタイに行っているので正直言って新鮮味が無い・・。

それなら意表をついて北朝鮮はどうか!と筆者が提案したら、役所に勤める数人が「いや、それはちょっと困る」と物言いがついてしまった。筆者は知らなかったのだけれど今でも一部の職場では職務規定上この手の国に行くのは憚れるようなのだ。

じゃあ酒呑むなら台湾、女とバクチならマカオかな・・などと話しているうちにフィリピンはどうか?と言い出す奴が出てきた。そうそう、お前がいるんだからフィリピンの色んな穴場に連れてけよ・・と言う訳だが、これを聞いた筆者は正直困ってしまった。

とてもじゃないがお勧め出来ないのである。セブやボラカイなどここのビーチリゾートはプーケットやバリに比べればお話にならないほど稚拙な代物だったし、マニラと来たら観るところが殆ど無い空虚で不潔な過密都市といった体たらくである。





フィリピンで唯一褒められる点と言えば英語が通じるくらいで、後は全て落第点というのが実情なのに、日本のメディアはアジアに対して贖罪の意識があるためか否定的な事は全く報じない為、仲間たちのようにタイとフィリピンは同じようなレベルだと勘違いしてしまうのである。

これほど来るだけ無駄な国も他には無いんだけど・・と言っても仲間たちは容易に信じない。なかには「お前のご近所に行くんじゃじゃ退屈だよな。だったらマニラのある島じゃなくてもいいよ」などと気を使ってくれる奴もいるが、問題はそういう事じゃないのだ。

と言う訳で幹事の意見がほぼフィリピンで固まりかけた時に筆者は切り札を出すことにした。「まあ来るなら歓迎するけど安全は保障できないよ。目下フィリピンは麻薬戦争の真っ最中で俺の家の前にも死体が転がってたくらいだからな・・」

今まで活発だったメッセンジャーがウソのように一気に沈黙・・。画面の向こうにいる連中の凍り付く表情が目に浮かぶようだ。そして一番年かさの男が「じゃあマカオにすっか・・」の一言をきっかけに、以降の会話からフィリピンは綺麗さっぱり消えてなくなった。

筆者はフィリピンにタダで居させていただいている身だから偉そうな事は言えないが、これからフィリピンに行こうかな・・などと考えている方がおられたら再検討することをお勧めします。ここには何一つマトモなものがありません。






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写ってはいけないものが・・

フィリピン人はフェイスブック(FB)が大好きで、ちょっとした出会いにもかかわらず「あんたFBやってるの?」と聞かれてウンと答えれば直ちに友達申請が来てしまうので筆者は時々困ってしまう。

というのは筆者はプライバシーにはうるさい方で、かなり親しい人間にも自分が何処で何をしてるのかは知られたくない性質なため、多くのFB友達は筆者の投稿を見ることが出来ない「制限」というカテゴリーに集めてしまうからだ。

しかし一方のフィリピン人は言うとこれはもうあけっぴろげだから「今日は祖母の家を訪ねました」から「連日連夜のパーティー!」なんて記事をしょっちゅうアップしているし、中にはライブ画像がこれから始まります!と連絡が入ったので何事か!と思ってみてみたら、これが単に料理を作っているシーンだったりするのだ。

そんな訳で筆者はフィリピン人の投稿はほとんど見ていないのだが、つい最近女房の従兄弟で現在出稼ぎ先の韓国からリサール州へ一時帰省中のボンギンがタグ付けされた写真を見た時に「このアホ!」と思わず叫んでしまった。

それはボンギンが庭らしき場所で娘と遊んでいる何気ない写真なのだが(書き忘れたが投稿したのは娘である)、その背後には写ってはいけない植物、なんとマリファナの原料となるカナビスの樹が並んでいたのである。





コイツは昔から金と女にだらしなく、祖母が亡くなる前にも敷地内に勝手に家を建てて生前相続を要求するようなイカレた野郎だったが、まさかマリファナ栽培にまで手を出していやがったとは・・と思わず呆れてしまったが、しかしこの構図は成り立たない事にすぐ気が付いた。

前述の通りボンギンは普段は韓国にいるし、それに写真に写っている庭は筆者には見覚えが無いのだ。ということはこれは誰か別の人の庭なんだろう・・と一安心したのだが、何となく気になったので女房に写真を見せたところ女房は「アッ!」と驚いた。

「これは祖母が持ってた土地よ!この小屋に見覚えがあるもの!」と言うのである。現在この山間にある土地は香港にいる祖母の次女ルーシー名義になっていて空き地ならぬ空き農地になっているはずなのだが、なんとルーシー叔母は管理人としてボンギンの嫁を指名していたというのである。

ボンギン一家はそれを良い事に勝手にマリファナを栽培してやがった・・・。まったく油断も隙も無い夫婦だが、残念ながらその悪知恵は盗み癖はあるものの愚鈍な顔つきをしている娘には遺伝しなかったようで、これで何もかも露呈してしまったのである。

で、その後どうなったか?と言うと、筆者がルーシー叔母に「この植物はマリファナですよ」とチクリを入れ、それに怒ったルーシー叔母と夫のユン叔父がボンギン妻に猛抗議!という顛末になったのだが、周りが全く見えないボンギンの娘は未だに写真をアップしたままでいる。ほんとにバカだね・・この女。






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アメリカは景気回復などしていない

会社員時代の同僚から「計画が外れまくって在庫の山になってしまった」という連絡が入った。そんなのオレがやってた時だってしょっちゅうあっただろう・・と思ったが、在庫金額を聞いてみたところ筆者の頃とは1ケタどころか2ケタ違うほどの深刻さで、そのうえ溜まり込んでいるのはアメリカ国内以外の国では全く汎用性の無い製品なのだ。

どうも後任者はアメリカの統計を見誤ったな・・と筆者は思った。アメリカ向けの営業を経験された方ならよくご存じだと思うが、この国はありとあらゆるデータが公表されるため需要を分析する側にとって大変便利である反面、それぞれの統計が全く違った方向感を示すことが良くあるために誤判断を起こしやすいのだ。

例えば消費者物価指数や雇用統計が8カ月連続で予想よりプラス!なんて聞くと「こりゃ注文がいっぱい来るぞ!」と思って工場にハッパをかけるが、その翌週アメリカの大手顧客から「下期は調達量30%カット、さらに10%コストダウンせよ!」なんて思いっきりシビアな指示が出てくる事なんかしょっちゅうなのだ。

将来需要について顧客の聞き取りをしても自分に都合の良い事しか言わないし、衣服や食品のようにリードタイムが短い業種なら素早く対応できても、素材ビジネスは原料の仕入れから製品化まで最低でも8カ月かかるから結局は自分たちで膝を突き合わせて鉛筆を舐め舐め来年度の計画を作るしかない。ビジネスインテリジェンスだのパターン分析だの言っても現実の世界はこんなものである。

さてそんな筆者らも「こいつは使えるな」と思ったのは米商務省が毎月発行する米卸売在庫・売上高レポートであった。これは化学や石油、家具に自動車、電機など大雑把に分類した業種ごとに「先々月は幾ら調達して在庫はこれくらいありますよ」という数字が出ていて、その業界がただ今一体どういう長期トレンドにあるのか?自分たちはどういうスタンスで臨むべきか?を知るのに最適な統計なのだ。

クリスマス期以外はある程度安定している小売に比べると中間業者である卸の仕入れというのはかなり波があって、ピークから一気に落ち込んで下限を打ち、そこで揉みあいながら徐々に上向きに転じて再びピークに戻るという1つの波(業界用語では「サイクル」と言う)は液晶なら約2年、半導体なら約4年で一周と言う具合に比較的長い時間をかけて一巡する傾向がある。





市況がマイナスに向かっている局面では何をやってもダメで、この時期は競合他社とカルテルを結んで減産・価格維持に努め、増加局面に戻れば一気に打って出るなどそれぞれの局面によってどう戦うか?が違ってくるのだ。株を例にとれば日経平均が1万円を切れば資金を手当てして買いに走るが、1万5千円になったら様子見に入り、1万8千円になったら利確に走るのと同じように「今どういう局面なのか?」を把握することが何よりも肝心なのである。

もちろん時代の注目を浴びる画期的な製品や競合他社がいないオンリーワン市場、あるいは宿命的ボトルネックや反対に過剰設備により構造的に需給バランスが崩れてるような場合ば状況は違ってくるが、商品・市場ともすでに成熟している上に競合他社との差別化が難しいような業種ではじっと流れに逆らわずに与えられた環境の中でベストを尽くすしか選択が無い。筆者のいた業種はまさにこのタイプであった。

ところがそれが機能しなくなってしまった・・。という事は米商務省の統計に何か大きな変化が出ていたのかな?と思った筆者は実に4年ぶりにUS Censusというホームページにアクセスをし、そこから1992年以来の卸売統計を引っ張って(市場価格の変動が大きい石油&石油製品だけは除外した)その昔毎月眺めていたグラフの簡易版を作ってみたのだ。それが下にあるグラフである。

青い線は調達額の推移で、これを見ると一貫して上り調子じゃないか!と思うだろうが、アメリカの企業経営者や調達担当者が重視しているのは赤い線、つまり対前年比率の振れなのである。左右2つの軸があるため分かりにくくて恐縮だが、赤い線の一番左の方の山を見ていただくと94年と99年がピークで93年と97年がボトムと言うように循環性があるのが判ると思う。

それから赤い軸の指標である右軸を見ると対前年でマイナス2.5%とか5%と動きがチマいように思えるだろうが、これが曲者で例えばマイナス3%なんて公表された途端に会社の経営者は慌てふためいて受話器を取り、仕入れ担当重役に対して「来月の購買は30%落とせ!」なんて指示が飛んでくるのが常だ。

なおこのグラフは簡易版であり、それでも説明するととんでもなく長くなるので以下割愛するけれども、赤い線の右端の方を見ていただくと2010年をピークに一貫して減少に転じており、2013年には+3%前後で揉みあいが続いたものの2014年後半には遂に対前年比±0%を割り込んでいることが見て取れる。





つまりアメリカの実体経済は数字上は微成長でも過去6年間はメンタリティー的に先細り感が支配的であり、さらに強いドルを考慮に入れると2013年以降は実質的にはマイナス局面に入っていたという事である。そんなバカな!ニュースや雑誌ではアメリカは順調に景気回復が進んでいる!と言っているじゃないか!とお思いの方もいるかもしれない。

当たり前だが金融市場の膨張や貯蓄がほとんど出来ない低賃金労働者が増えても実体経済にはさほど寄与しないものだし、ドル高も単に投機マネーが増えたかアメリカ以外から安定通貨需要が増えただけで自国の基礎経済力とは必ずしも重複しないのに、世の経済評論家たちはそれをゴッチャにして論じているのだ。

筆者の会社もこの手の連中の中にこっぴどい目に遭わされたことが何度もあって、それに懲りたから自分たちの力で分析できるよう色々と工夫をしてきたのだが、○○総研とか○○銀行調査部レポートなんて肩書に弱いバカ役員が「ほれみろ!ワシの言った通りエコノミストの○○は市場が伸びると言ってんだから来期は増産だ!」などと言い張るのを体を張って食い止めていたのだ。

しかし残念なことに後任者たちはこういう統計が持つ意味をあまり理解もせず、また「今後5年間は低成長に入るので右肩上がりの計画はとても・・」と言い出す勇気を持たなかったようだ。まあそうはいってもこの後任は筆者ら営業現場組が全員去った後で着任したから無理も無いし、だいいち筆者はこの人物と面識はほとんどないんだけどね・・。

極端に強い販路や商品あったり他社が真似できない事業構造をしている、或いは大胆なリストラを実行して徹底的な低コストを実現してでもいない限り、どの企業も競合他社との同質性の競争にさらされてしまい、そして市況の大きな変動から逃れられないものである。こういうのを敗北的な考えだ!と非難する御仁もいるだろうが、場の流れが悪いのに突っ張り続けてもハコテンになるだけだ。

自分たちに出来ることなどマッチ箱に入るほどのことしかないのに、陳腐なヒロイズムに先導されてミスしてしまう・・。まあこんなのどこの会社でも良くあることだから後任者を責める気も無いけれど、さすがにここまで財務を悪化させれば自分たちのスタンスの置き方に根本的な欠陥があることに気が付いただろう。高い勉強代だがこの経験を生かしてもらいたい。以上だらだらと長文失礼しました。







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夜中に遊びに来るな!

父親の葬儀を終えたパズ姉妹は一人また一人と出稼ぎ先の香港へと帰っていったが、四女ノエミーはイギリス人の雇用主から長期休暇を貰えたのか何故だか今でもリサール州の田舎町に留まっている。

まあいつもこき使われているから故郷でリラックスしたいんだろうな・・と筆者は思っていたのだけれども、最近ちょっと困った事態になってしまった。しょっちゅうお誘いを受けるのだけれども、それもかなり夜遅くなのだ。

最初の誘いが来たのは筆者がそろそろ寝るかな・・と思っていた12時ころで、突然女房に「今から飲みに行こう!」と電話をかけて来たのだが、今どこにいるのか?と聞いてみたところリサール州の実家だと言う・・。これ、今から来ても片道2時間かかる僻地である。

しかし筆者もノエミーとは友達であり、父親の葬儀に参列しなかった負い目のあるので夜中の2時に一緒にオルティガスのメトロウォークまで飲みに行ったのだが、困ったことにその翌日もノエミーが電話を掛けて来たのだ。

これまた夜の11時である。ちょっと待てよ・・オレたちゃもう寝るところなんだ!と言ったが、受話器の向こうから「あなたはもっと人生を楽しむべきだ!」などと説教じみた事を言い始め、結局また夜中の1時に外出して夜が明けるまで飲み続ける羽目になった。





ノエミーは一応キングダム・オブ・ジーザス・クライストなる新興宗教団体に属しているが、もともと香港の六本木であるワンチャイのロックハート・ロードのバーをハシゴするのが好きな夜遊び女で、今現在も雇い主に無理を言ってバー街の小さなフラットに住ませてもらっている様な女なのである。

しかし香港時代の筆者はワンチャイから歩いて10分の場所に住んでいたので良く一緒に朝まで遊びに行ったが、なんせここフィリピンじゃ片道2時間かかってしまうし、しかもノエミーを除く全員はすでに「ちょっといい加減にしろよな」モードに入っているのだが、当の本人はそれに気が付かないようだ。

一昨夜(正確には明け方)も「ねえ、マカティに今度遊びに行かない!」と言い残して東の彼リサール州へと帰っていったが、さすがの連日連夜の飲み会で筆者の肝臓も音を上げ始めているし、それに女房も体調がすぐれないらしく昼間は突っ伏したままである・・。

そして昨夜11時37分にケータイがけたたましく鳴り響いた時、筆者と女房は顔を見合わせて目で合図をし、ケータイを隣の部屋に運び込んだ後でお互いベッドの中に潜り込んだ。まるで牡丹灯籠のような世界である。

あのなあノエミー。今度電話を掛ける時は昼間にしてくれよ・・。ここフィリピンじゃお天道さまが照っている時に出かけて、夜は静かに眠るものなんだよ。それにオレたちゃもう香港感覚で生きてないの。お前は早く香港に帰れ!。






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大阪の殺人マンションと怨霊ロード

「大島てる」という検索サイトをご存じだろうか?。これは住む家を探している人たちがヤバい物件に当たらないため、過去30年くらいの間に発生した自殺や他殺、変死体発見などの情報を出来る限り収集し一般に開示している便利なサイトである。

しかしオカルトマニアにとっての大島てるは「あそこで幽霊目撃談が多いのはきっとこの事件のせいに違いない!」とか「やけに変死が多いのはこの土地が呪われているからじゃないか・・」などと好奇心を満たすためのツールであり、筆者も不気味な心霊目撃談を聞くたびにこのサイトを覗いているのだ。

そしてつい先日も大阪・西成のドヤ街周辺には一体どんな不気味事件が多発しているのだろうか?と調べている時にふと気になる情報を見つけた。それは天王寺駅の南西方向500メートルの距離にある「あ○のグラ○トゥール」という高層マンションに次のような事件が発生したと新たに書き込まれていたのだ。

事件発生日 平成21年8月28日 
大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋○丁目7-20
28階で一家四人惨殺される。
犯人はいまだ見つからず。

こ・・これは!!と目を丸くする筆者。と言うのは昨年6月に夫婦で大阪に滞在した際に女房が「日本で中古マンションを買わないか?」と言い出したのだが、女房が言い張る①空港へ乗り継ぎ無しで行ける、②直ぐ近くに大きなスーパーが有る、③賑やかな場所である、の3つの条件を満たす物件の一つがこのマンションだったのだ。






ただし結局その時は売り物件が1戸も無かったのと、訪ねた不動産屋が同じ阿倍野でも天王寺駅の北側にある別のタワーマンションの方が良いでっせ!とやけに勧めるので見学することは叶わなかったのだが、もしも手ごろな中古物件が売りに出ていたら株で儲けた直後なだけに買っていたかもしれない。

ところがそのマンションは実は数年前に殺人事件が発生していた・・。しかも一家4人殺人とはちょっと凄い事件じゃないか・・。そこで興味を持った筆者は早速ニュースを検索してみたのだが、ところがこれが何にも出てこないのである・・。なんだよ!ガセか!とガッカリしたが、しかし大島てるサイトと言うのは訴訟を何度も受けて勝訴しているくらいだから情報については念入りに調べているはずだ。

もしかしたらこの事件は殺したのも殺されたのも精神障害者だった、あるいは最重要参考人が創価学会の会員、もしくは不動産関係の掲示板に「まあ、あの辺りは色々あるからな」とか「ややこしい問題がからむから・・」といった奥歯にものが挟まったような記述がやけに多い事と深く関係しているのでは・・。

と、普通の人間ならここで思考を止めるものだが、筆者の様なイカれたオカルトマニアはこういう情報に直面すると俄然やる気を出すもので、さっそく裏事件関連の掲示板や古地図を取り出してそもそも中世の時代からここはどういう人が住んでいたのか?とか、大阪府が出している太平洋戦争中の空襲被災マップなどを調べはじめるのだ。

それと同時に筆者が最近ハマっている霊道を調べてみたところ、まずこのマンションの南400メートル先には大阪市内で最大の南霊園(火葬場付き)が幅広くデ~ンと控えていて、それと南西400メートル先には旧飛田遊郭(現飛田新地)というタチの悪そうな場所があるのが直ぐに目に留まった。





霊園と遊郭か・・。そしてこの2か所を調べてみるとさらに凄い事が判った。江戸時代に大阪には4か所の刑場が有って飛田にはその1カ所であったこと、そして南霊園(阿倍野)も明治時代に千日前の刑場と処刑された罪人の墓が丸ごと移転した場所であった・・。つまりこのあたり一帯は墓と遊郭と刑場のハーモニーが常に奏でられている場所だったのだ。

それと霊道というのは墓などの忌み地から四方八方伸びている訳では無く、必ず北東の方角にある寺や神社に向かっていくと言う法則があって、地図を広げて北西方向を見てみたところ「四天王寺」というかな~り格式の高い寺と「河堀稲生神社」というなんとなく怨霊鎮魂系のやばそうな神社があるのを見つけた。

そこで「墓」「遊郭」と「寺」「神社」を線で結んでみたところやはり霊道は「殺人マンション」でクロスしていたのだが(この時「やはりそうだったのか!」と快哉を叫んだ)、グーグルの3D表示で霊道ルートを立体的に見てみたところ殺人マンションの先に巨大な建築物があるのが直ぐに目が付いた。

あべのハルカス・・。地上60階、地下5階、高さ地上300mの日本で最も高い高層ビル。内部は近鉄阿倍野橋駅と近鉄百貨店、オフィス、超高級マリオットホテル、美術館、展望台によって構成され、大規模な再開発が進む阿倍野地区のランドマークである(某ガイドブックより抜粋)。

霊道は今ここに思いきりぶち当たってやがる・・。しかもこのタワーの巨大さと言ったら殺人マンションの比では無く、霊波動を受ける表面積も段違いに広いから、これはひょっとして世界を驚愕するような大事件が将来ここで起こって、千日前のビックカメラを超えるウルトラ心霊スポットになるのではないか・・・・と期待しております。






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最低の赴任地フィリピン

筆者が働いていた会社は1970年代とかなり早くから海外展開を始めていて、筆者のいた海外営業部だけでなく工場の技術者や生産管理屋、それと主要都市にあるサービスセンターに配置される品質保証屋など色んな職場の人間が常時500人くらい海外に赴任していた。

そしてどの会社でもそうだろうが当然ながらこういうメンバーはニューヨーク帰り組とかデュッセルドルフ・グループ、それとここ20年くらいなら中国軍団など赴任先派閥を形成していて、飲み会が有るたびにそれぞれの「お国自慢」をしていたのだ。

各グループともそれぞれ自らいた場所こそ本流!という意識に溢れていて、例えばインドネシア組が「中国は人件費が上がっちまったからもうお終いだよなあ!」なんて事を言えば(当然ワザとである)、天津や深セン工場にいた連中は「きさまナニを言うか!」とばかりに反論するのだ。

赴任にはトラブルがつきものだし商習慣や考え方の違いから気苦労も絶えないが、全員共通しているのは結構自分がいた赴任地に対して良い思い出を持っていて(特に南米組)、大抵の人は「オレはなぁ機会が有ればまたパリに赴任したいよぉ・・」などと呟くのだが、そういう場で全然発言しないグループがいた。





他でもないフィリピン組である。ちょっと具体的には書かないが、筆者のいた会社は当時営業拠点が1つと大きな工場を2つフィリピン国内に操業していて、そこには合計で20人くらいの人間が常駐していたのだが、その営業拠点の社長だったのが筆者の先輩F氏である。

「おれはフィリピンには全然未練が無い!」。帰任後にF氏が放った一言である。ちなみにこの方は80年代の終わりから90年代半ばにかけて香港、そのあと3年間は中国に赴任していて、日本への帰任送別会では皆の前で恥も外聞も無く泣き出してしまったというのに、フィリピンに対しては一片の愛情も持てなかったと言ったのだ。

当時筆者はフィリピン人の女と付き合っていたのでマニラ組の口から出て来る偏見に満ちた言葉には随分と腹立たしい思いがしたし、豪華コンドに単身赴任という生活に一体何の不満があるのか!と怒りさえ感じていたが(香港は不動産が高くて家が狭いのだ)、フィリピンに暮らして3年半経ったいま彼らは正しかったのではないか・・と思えるようになってきた。

雨ばっかり降って道はぬかるみだらけだし道路はいつも交通渋滞、メシはべらぼうにマズい上にやけに高い。ホールドアップ(路上強盗)なんて日常だし家の前には死体が転がってる事もあり、なによりフィリピン人と来たらなんでもかんでも「メイビー」で貸した金も返さず、契約なんて有って無い様なもので役所に訴えても賄賂を要求されるだけ・・。





おまけ運悪く田舎町で心臓発作でも起こそうものなら病院に担ぎ込まれても待合室に長いこと放置され、なんとか手術室に入っても最新式の機械どころか輪ゴムとご飯粒で手術をおっぱじめようとするヤブ医者が現れてしまう。これだったら祈祷師にでも駆け込んだ方がよっぽどマシである。

もちろん80年代の日立のようにピョンヤン駐在員とか、なんとかダイヤモンド社の調達部員が送られるシベリア・サハ共和国の鉱山なんてポストもあるからフィリピン駐在はワースト1とは言わないが、ある程度の人数がいる赴任先の中ではナイジェリアやバングラデッシュと並んで最低評価ゾーンにいるのではあるまいか。

ただ筆者はフィリピンでは駐在している訳ではないし、人間どこでも住めば都と言うから(なお筆者の会社のフィリピン組は只の一人も都と思わなかったけど・・)本当のところは正直良く判らないでいるのだ。

そこでフィリピン駐在員の方にお聞きしたい。あなたは他の方にフィリピンに駐在してみなよ!とお勧めしたいですか?、それからこういう質問は大変失礼になるだろうけれどもあえて聞きたい。あなたは今幸せですか?






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フィリピンでワインは流行らない?

今じゃ朝からゴロゴロして株ばかり見てる筆者も、3年半前移住した直後にはフィリピンでのビジネスについて検討していた時期が有る。筆者の愚鈍なアタマではオンライン英会話塾や人材派遣業など既にある業種しか浮かばなかったが、ある時ふとフィリピン人向けのワインショップはどうか?と思い浮かんだ。

ところが筆者の知り合いたちは「フィリピンの飲み会を良く見てみろよ!」「低価格志向のフィリピン人には合わないの!」「お前はフィリピンの特殊性を判ってないようだな」などと全員が揃いも揃って否定するのだ。それもかなり断定的な物言いなのである。

ちょっと待てよ。オレが初めて台湾や香港人と付き合いが出来たのは20年前で、あの時やつらはブランデーをがぶ飲みしてやがったし、中国大陸の連中も10年前にはマオタイ酒の一気飲みしてぶっ倒れていたが、今じゃ揃いも揃って「カベルネ・ソーヴィニヨンよりピノ・ノワール種の方が芳醇だね」とか訳知り顔でウンチク抜かしているじゃないか・・。





ところがフィリピン人たちは「それは俺たちの国では絶対に無い!」と自信たっぷりに言い切るのだ。まあ女房の親戚およびその友人知人たちは日本で言うと埼玉県民によくいるタイプ中教養低品位人種だからフランス産ワインの話をすること自体間違っていたのだが、そんな頭ごなしに否定することはないだろう・・と面白く思ってなかったのだ。

しかし実を言うと筆者はワインが好きでないのと、調べれば調べるほどフィリピンでのビジネスは難しいと分かったので寝ころがりながら株を転がすことで生計を立てる道を選んだのだが、昨晩遅く香港から一時帰国した女房の友人ノエミーに誘われてオルティガスのメトロウォークに行った時にちょっと呆れた出来事があった。

ワインを飲んでるのだ。いやコールセンターのネーちゃんたちじゃないよ。あの人たちは昔から飲んでるんだから。筆者が言いたいのはリサール州の奥地に住むノエミーのクラスメイト達と運転手のジョマールがワインを美味そうに飲んでいた事である。ちなみにこのジョマールは昔「ワインなんてフィリピンじゃ絶対に売れない!」と強硬に主張していた一人なのだ。





それで「あんたワインが好きなのか?」とジョマールに聞いたら、筆者に嫌味を言われるのを恐れたのか「いや最近はオレも中年になって強い酒よりもワインの方が良くってね・・」などと最初は神妙な顔つきで言っていたが、酔いが回るにつれ「やっぱりワインと○△×(目の前に並んだ肉料理だが名称不明)はバッチリ合うなあ!」などと言い出しやがった。

オマエ全然いう事違ってるじゃないか!と呆れたが、まあフィリピン人は物事を客観的かつ動態的に見る能力に欠けているし、今日熱ければクーラーは今後もずっと売れる!寒くなれば暖房を買いだめするという思考だからワイン云々よりも新規ビジネスの可能性を尋ねる自体が間違っていたのだ。

その昔通った経営学のセミナーで教官が「アンケートはマーケティングの基本中の基本!」と力説していたが、現実の世の中はジョマールみたいな人間が結構多く居て、特にフィリピンでは人口の80%くらい占めているので、フィリピンに投資を考えている皆さんはくれぐれも現地の市場調査を信用しきらないように注意してほしい。






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ネパールの呪い

女房の幼馴染グレース入院したのは鬱病が原因と過去の日記に書いたが、グレースの実姉ノエミーとティタ、カルメンから直接症状を聞くにつけ実際は鬱では無く統合失調症ではないかと思えてきた。

症状というのが「家に強盗が入った」と警察に電話してしまう、幻聴・幻覚に悩まされる、そしてある時しごく真面目な表情をしながら夫と娘に「お前たちを殺してやる!」と叫んだと言うもので、これはどう考えても典型的な統合失調症の症状だ。

さて実姉たちは精神医学には詳しく無いものの彼女たちなりに何とかしようと、今回父親の葬儀でフィリピンに一時帰国した機会を利用して生まれ故郷では当たると評判の霊媒師(マンクク―ラムという)のもとを訪れ、一体グレースはどうなってしまったのか?と聞いたというのだ。





その現場に居合わせなかったことを筆者は大変残念に思ったが、グレースの名前を書き込んだ写真を与えるや霊媒師はしばらく瞑想に入り、(この写真の人物は病気と言っただけで精神病とは一言も伝えてないのに)「この人は耳元で呟く変な言葉に支配されている」と診断したというのである。

「アタシ達はその時分かったのよ!グレースがハッピーバレーのサンドイッチ屋で毎日3時間バイトしてたのは知ってるでしょ!あの店で働くネパール人の女はグレースに度々嫌がらせしてたから、絶対あの女が呪いをかけたに違いないわ!」と力説する実姉ノエミー。

ちなみに3姉妹でも一番上のカルメンは創価学会(香港支部)、一番下のノエミーはキングダム・オブ・ジーザス・クライストというダバオ本拠の新興宗教の熱心な信者だから教義的にはフィリピンの土俗霊媒師など信じてはいけないはずだが、なぜかこの霊媒師の診断は彼女らの腹にストンとハマったらしい。





しかし同じ店にバイトしてる女が自分より仕事が早くて店長の評価が高いと言うだけで呪いをかけるもんかね?。仮にグレースの病気は呪いが原因で、それとその変な言葉がネパール語だと仮定しても、その背景にはもっと生臭くてドロドロした関係があるはずである。

やはりネパール人の旦那が浮気していてその相手がグレースを呪っているとか、あるいは夫の二人の姉のうちの一人、もしくは姑が真犯人と考える方がリアリティがあるだろう。関係を壊すため夫と娘に向かって「殺してやる」と叫ばせたという点に真犯人の意図が透けて見える。

もう一つはそのサンドイッチ屋の店長とグレース、そして同僚のネジくれたネパール女が三角関係にあったということだが、う~ん・・推定体重80キロの中年女を好きになる可能性は相当低そうだし、仮に店長がデブ専だとしてもグレースのご面相じゃ・・。やっぱり旦那の愛人なんじゃないかな・・。






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難破船みたいな種族

昨日の日記でネパール人に嫁いだ女房の幼馴染グレースが精神病を発症してしまった件を書いたが、牛のように従順で大人しいグレースも今から10年以上前に一度だけ家出したことがある。逃げ込んだのは筆者の家で、まだ赤ん坊だったサマンサをあやしながら泣く泣く話したのは如何にも山国ネパール人らしいバカ話であった。

子供が生まれた直後から夫の両親と二人の姉と同居させられてしまったグレースだが、そのうち何と義父がネパールに一家で帰るぞ!と言い出したのだ。義父は元々イギリス軍下のグルカ兵で、香港返還後(失業後)は民間の警備会社に勤務していたのだが、ちょうどこの年に引退を迎えたのである。

ワシは生まれ故郷で余生を過ごしたい!と言う気持ちはわかるけれども、この「ワシ」というのが曲者で、これは「ワシだけ」あるいは「ワシと妻」と言う意味では無く、ワシと妻と3人の子供と嫁と孫を全員引き連れて帰るぞ!という意味なのである。

当時のネパールは毛沢東派ゲリラとの内戦で万単位の人間が死んでいる真っ最中であり、さらに義父の故郷というのはゲリラ支配地域との境界線あたりにあるから、屈強なグルカ兵だった本人はともかく家族にとっては命がけの話である。こんな危ない所に一家で戻ろうと考えること自体アタマがどうかしているが、さらに驚くべきことが起こった。





義母はともかく夫、そして二人の姉妹はなぜか反対しなかったのである。彼らは香港生まれで香港で教育を受け、香港で仕事についているというのに(さらに一人はフィリピン人の嫁を貰って子供までいるのに)、しかもそんな貧乏な国に戻れば生計さえままならないのに家長である父親に対して反対意見ができなかったのだ。

冗談じゃない!英語教師というだけでリンチを受け、メガネをかけているという理由だけでインテリと見なされて殺されているところへキリスト教徒の自分と娘サマンサが行けばどうなるのか?。当然グレースは抗議したがなんと夫は曖昧な事を言うだけで意見として取り上げもしなかった。

これがネパール人の根本的欠陥である。彼は自分たちの部族以外人を人間として見ていないという事もあるけれども、もっと重大なのは誰かが言い出した事によって相手がどう受け取るか?あるいはどういう不利益を被るか?といった事を考える客観的思考力が欠落しているのだ。例えは悪いが他人の子供を殺しておいて「なぜあの親が悲しんでいるのか判らない」と言った畠山鈴香並みの思考力と思っていただくと良いだろう。

しかも誰かが何かバカなことを言い出しても家族の和を壊したくないから反対出来ない。これだと家族全員が舵を失った難破船に乗っているようなモノだが、そんな船にも実は船長や一等航海士など階級があって一人だけ国籍も宗教も違って血の繋がりの無いグレースは最下層の甲板・司厨・機関船員なのだ。





そして現実に家を引き払う時期がどうのこうの・・という段階まで来たためパニックに陥ったグレースは筆者の家へと逃げ込んだのだが、そのあと我が家に夫や義父が押し掛けて来て押し問答を繰り返した挙句、まず義父夫妻だけが一旦ネパールに戻り様子見をする!と約束したのでグレースは一旦家に戻ったのだ。

良く日本人は「ネパール人は純朴で昔ながらの日本が残っている」とか好意的な事を言うけれども、現実には家父長が絶対の封建的社会であり、さらに血族以外の人間が家庭に入ろうものなら牛馬の様な扱いしかしないイヤ~な連中なのである(ここら辺は日本の山深い某ダメ県と良く似ている)。

さて勢い勇んでネパールへと向かった義父母は故国の惨状に驚いてしまい、結局故郷の村に短期間滞在しただけで香港へと帰って来てしまうという低能ぶりを露呈したのだが、今考えればこの時義父母が毛沢東派ゲリラに撃ち殺されていれば今回のグレースの症状も幾分和らいだかもしれない。

なお香港にいるネパール人はグルカ族ばかりなので平野部やカトマンズ出身の連中とは少し違うかもしれないが、もしもあなたの娘が在日ネパール人(特にグルカ族)と結婚したい!などと言い出したら迷うことなく二人の仲を引き裂くべきであろう。なお繰り返すがメディアで良く言う「山国の純朴な・・」と言った枕詞にはくれぐれも騙されないように。






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壊れつつある幼馴染

父親の葬式に参加するため香港から懐かしい顔ぶれが続々と帰って来た。次女カルメンに四女ノエミー、五女ティタに亡くなった長女フェの娘キャシー。彼女らはいずれも筆者が香港にいた時に毎週のように我が家に遊びに来ていた面々だ。

さて六女グレースは女房と同い年であり女房も再会を楽しみにしていたのだが、すぐに彼女の顔が見えない事に気が付いた。あれっ?娘のサマンサも連れて来るものと思ってたのに・・と聞いたところ、キャシーが「グレースは病気なのよ」と言う。

夜遅い便で来たのでそのまま一旦我が家で旅の荷をほどき、翌日朝一番にリサール州の奥地へと向かったのだが、彼女たちがまだ寝ている時に女房が深刻な表情をしながら「グレースは1か月病院に入っているんだって」と小声で言ったのだ。

1カ月も?そりゃ先ごろガンの手術を受けたカルメンの事じゃないのか?と聞き返したのだが、間違いなくグレースだと言う。で・・何の病気なのか?と聞いたところ「鬱病(Depression)」という答えが返ってきた。鬱病で入院だと?それも1カ月も?そりゃいくら何でも有り得ないだろ。





しかし鬱病でも胃潰瘍や自傷など副次的な病になる事もあるから長期入院する可能性も否定できないし、それにグレースの場合ネパール人と結婚して娘が出来た後、義父と義母、そして二人の姉と同居させられてしまい、そこで酷い扱いを受けているという心当たりがあるのだ。

食事は全てヒンズー教徒の方式に乗っ取った料理だけしか出てこないのはともかく、義父母どころか二人の義理の姉たちからも下女以下の扱いを受け、事あることに「もう一回やりなおし!」「あんたこんな事も知らないのか!」「フィリピン人はバカだ!」と中傷され続けているのだ。舅、姑、小姑2人による陰湿な嫁いびりである。

じゃあ彼らはさぞかし立派な職業についているのかと言うと、義父は退役軍人で年金暮らし、義母はレストランの皿洗い、二人の姉はクリーニング屋の店員と(確か)ペットショップの店員という具合にかなり下の方の仕事についており、しかも家賃の高い香港で賃貸住まいだからあまりの貧乏さに家にはクーラーさえないのである。

ちなみに香港にネパール人がいる理由はイギリス統治時代にグルカ兵の末裔として連れて来られたからで、現在香港には彼らの末裔が4万人ほど居住していて人口的には在住日本人の5倍とかなり大きいエスニック・グループを形成しているのだが、おそらく香港に行った旅行者どころか当の香港人の口からもネパール人の事が会話に上ることはまず無いであろう。





なぜなら同じヒンズー教徒あるインド人はビジネスや芸術、メディア界で華々しく活躍しているのに対し、ネパール人ときたらこれが自分でビジネスを成功させるどころか事務職につく能力さえも無いために、建設作業員や清掃人、レストランの厨房助手、零細商店の店員など低賃金労働ばかり従事しているのである。

しかし能力的にも社会階層的にも一番下にいる彼らは何故だかやけにプライドが高いという特徴があり、さらに一見純朴に見えても獰猛勇敢さで知られるグルカ兵の血からか一度火が付いたらとんでもなく凶暴になるから、香港人たちは出来るだけネパール人と距離を置くように勤めているのである(朝鮮人と同じ性格をしていると考えると良いだろう)。

しかしいくらプライドが高かろうが職場や学校ではバカにされるだけのところへ丁度良いタイミングで嫁いできたのがお人好しのグレースだったのだ。当然夫以外のネパール人たちはフィリピン嫁に当たり散らすことで歪んだ満足心を得るようになり、長年我慢に我慢を重ねていたグレースもここに来てついに臨界点を超えてしまったと言う事らしい。

実の父親の葬式にも出れないなんて・・とため息をつく女房。そりゃそうだ・・、あのウラナリ(旦那のボンの事)を見た瞬間に「こいつは絶対に女房を幸せに出来ないな」と誰もが思ってたじゃないか・・。さてグレースよ、病院を出たら早く旦那を捨ててフィリピンに逃げて来い。ネパール人の世界には幸せなんて絶対ないから。






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糖尿病の特効薬

筆者の起床時血糖値は100前後と通常範囲内だが、食後2時間後の血糖値を図ると許容下限値140を上回る160か時には200へとジャンプしたままの初期糖尿病患者である。

昔から炭水化物好きなのと間食が多い事からインスリンをかなり使い切ってしまったようで、今後この病気とは一生付き合っていかねばならぬ身になってしまったのだが、今まで食後血糖値を図るとやけに低い時期が2回ほどあったのだ。

おかしいな・・。いつも通りに錠剤メトホルミンを半錠と麺類の夕食を摂っただけだし、食後に何か特別な運動をしたわけでも無い・・。それで一体自分の身体の何がいつもと違うのか?と考えてみたら直ぐに答えが頭に浮かんだ。

ちょうどその2~3日前、地下駐車場に住み着いた野良猫にエサをやる際に足首を捻挫していたのである。それと最初に血糖値が下がった謎の時期は酷い寝違えを起こして首が回らない状態が続いている時であった(変形頚椎症も併発していた)。

この2つのキーワードはいずれも筋肉の裂傷である。それで筋肉と血糖値の関係を調べてみたところ、あるボディビルダーが「糖分を全くとらずにいくら筋トレをしても筋肉はつかないよ。マッチョになるには甘いものは欠かせないんだ」という発言を見つけた。





なるほど、人間が糖分を必要とするのは筋肉の形成と維持のためで、成長まっしぐらの子供がやたらと甘いものを欲しがるのは筋肉量が増えているからだったのか・・。だとすると人生下り坂のオレは筋肉量が落ちていく一方だから、今までと同じ炭水化物を摂ったことで行き場の無くなった糖分が体内に溢れ出ていたと言う訳か・・。

となると原理的には筋肉量を付ければ良いだけなので物ぐさな筆者も腕立て伏せなど始めたのだが、これが生半可な運動じゃほとんど効果が無い・・・。やはりうさぎ跳びを毎日やって慢性的な筋肉痛になるとか、もしくは・・・筋肉裂傷を起こす事だ。

筋肉が傷つけばこれを修復しようと大量の糖分が患部へと向かい、ここで浪費されるから血糖値は意外なほど上がらない。それならば侵攻した糖尿病患者は毎日わざと捻挫するとかぎっくり腰、連続こむら返りを起こせば症状が軽減するはずである。

とは言っても捻挫は痛いよな・・。だけど朝から腕立て腹筋スクワットするのも結構辛いし、やっぱりワンショットでグキッと言った方が楽そうだけど、でも痛いよな・・と思わず堂々巡りしてしまう筆者。

さてこの日記を読んでいる方にお医者さんが居たら、骨とかは壊れずに気楽にそれほど痛くなく筋肉裂傷を起こす方法(それと部位)を教えていただけないだろうか?。出来れば日常生活にそれほど支障が無くて1か月くらい引きずる部位だと有難いんですけど・・。






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なぜか心霊スポットにならない惨劇の地

大阪のビックカメラと聞けば心霊マニアの間では知らぬ者は無い名所である。焼け焦げた女がフロアを歩いているのを見た!7階のトイレに入ると焼け焦げた臭いと共に呻き声が聞こえる!エレベーターの向こうから爪で掻き毟る音が聞こえた!など「これでもか!」というほど多くの心霊目撃談が有るのだ。

大阪ビックカメラが超級オカルトスポットになってしまった理由はこのビルが1972年に発生した日本ビル火災史上最悪の事故、千日デパート火災事件の跡地に建っているからで、118人の死者の大部分が7階にあったキャバレーの従業員と客だったこと、また一番多く人が死んだのがキャバレー店内だったことから「7階は特にヤバい」と言われているのだ。

多くのアマチュア怪談師の話にもこのビルが結構頻繁に登場し、中でも筆者が一番好きな寄せ鍋宝屋という語り手はこのビルがビックカメラになる以前のプランタン時代に店員として働いていただけあってその体験談は超リアルであり、怖いモノに耐性のある筆者も結構背筋に冷たいものが走ったのである。





しかし・・・。多くのアマチュア怪談師が大阪のビル火災について「あれだけ多くの人が死んだのだから相当怨念が溜まり込んでるんだよ」「最恐心霊スポットになって当然じゃないか」と力説するのを聞くにつれ、その方程式はちょっとばかり短絡的じゃないか・・と筆者は物言いをしたくなってしまうのだ。

ビル火災史上最悪の事故は前述の通り大阪・千日デパートの118人死亡だが、それに匹敵する103人死亡という大惨事が翌年1973年に九州・熊本の中心部にある大洋デパートで発生していて、ここは立地が抜群に良い事から火災後もつい最近までダイエー熊本下通店として営業していたのだ。

これならきっと熊本ダイエーにも相当多くの心霊目撃談があるに違いない!・と想像した筆者は早速「日本怪奇百名所」とか「日本最凶スポット」なんかで調べてみた事があるのだが、これが有るにはあるけど本当に微々たる噂ばかりで、さしずめ芸能界で言うと大阪・ビックカメラを北島三郎とするなら熊本ダイエーは地下アイドルほどの小物なのである。





おかしい・・。これだけ多くの人間が惨い死に方をしたのに何故ウルトラ級心霊目撃談が広がらないのか?と不審に思った筆者は建物関連を調べてみたところ更に驚くべきことが判明した。この熊本のデパートは火災発生から1年もしないうちに営業を再開していて、さらに莫大な負債を抱えて倒産した後も建物はそのままダイエーとして営業していた・・。つまり建て替えられていないのだ。

被災者があまりの苦しさに爪が剥がれるまで掻き毟った壁や、最後に息絶えた床がそのままダイエー熊本店の一部として使われていて、熊本ダイエーの利用客は日常的に触れていたのであり。もしも宜保愛子が店に入れば忽ちムンを掻き毟りながら「アツいーッ!」「クルしーッ!」と叫んでも不思議でないシチュエーションだが、そういう話はとんと出てこない・・。

なお大阪・千日前デパートの方は火災後にビルは丸ごと取り壊されていて、同じ敷地に全く新しいビルへと建て替えられたのにも関わらず、後年テナントとして入ったプランタンとビックカメラで火災で死んだ被害者の霊が多数目撃されているのだ。つまり条件的には熊本ダイエーの方がよほど心霊を見る筈なのだ。





しかしこう書いても一部の心霊マニアは「大阪ビックカメラがある場所には昔処刑場が有ったからな」とか「大阪夏の陣で死体を運んで千日かけて供養したから千日前と言うんだ」などととんでも無く古い事例を出しては「昔からいる怨霊がデパート火災で死んだ霊を後押ししてるんだよ」などと訳知り顔で言うだろうが、大阪大空襲の霊ならともかく筆者には随分と遥か遠い話に思える。

とは言っても熊本ダイエーが心霊スポット化しない理由を考えてみても良く判らないので、当てずっぽうで下にある3つの可能性を書きだしたので皆さん一緒に考えてみていただけないだろうか?

①  熊本ダイエーは実は知られざる心霊スポットであるが東京の江古田病院跡地みたいに余りに怖すぎる、或いは語ったり書いたりすると祟られるので噂として広がらなかった。
②  大人数が焼死しても心霊スポットになるためには元々忌み地だったとか霊道上にある、あるいは蒸し焼き加減や燃焼温度の高さといった別の条件が必要である。
③  熊本県民は大阪市民よりも性格があっさりしているため焼け死んでも化けて出てこない。

筆者のカンだと③ではないか?と思えるのだが、熊本県民の皆さんがいらっしゃるようならぜひ意見をお聞きしたい。ぜひとも①であって欲しいな~♪♫。





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あんた弟食ってたんでしょ?

千葉県酒々井町の住宅で切断された遺体が見つかった事件で、逮捕された女は、「些細(ささい)なことで弟ともめ事になり殺害してしまった」という趣旨の供述をしているそうだが、殺したのが2週間前と結構前である事と、死体の一部を捨てもせずに自宅に放置していたことからネットの世界では色んな憶測が流れているようだ。

死体とは言え愛する弟だから捨てられなかったとか、心神喪失状態なので常識の通じる行動に出る方が稀だろう・・などと犯人に対して同情的な書き込みもあるけれども、筆者はもっと別な理由、つまり「あんた弟食ったんでしょ?」と問いたい。





人食い事件というとアメリカのジェフリー・ダーマーやパリ留学中にオランダ人女性を殺した佐川一政が有名だが、日本国内では戦後のある時期から人食いへのタブー視が強くなってしまい、実際にその手の事件は結構頻繁に起こっているのにメディアは絶対に報じることは無くなってしまったらしい。

例えば連続幼女殺人事件の犯人宮崎勤と、佐世保の同級生殺人事件の犯人である女子高生が被害者を食っていたことが裁判記録から判明しているが、この他にも実の妹を殺した渋谷の歯科医の息子や島根県の山中でバラバラ死体で見つかった女子大生は人食いを目的(或いは副次的な目的)にした事件だったのではないかと言われている。





人間が人間を食う理由は牛肉に見えたとか美味そうに思えたとかいった本能的な事よりも、相手に対する究極の支配欲や歪んだ愛情、或いは死者との一体化といった一般人には理解不能だが当人には高尚な理由があるらしく、一見良く動機が判らない事件には結構人食いが関係しているらしい。

佐世保と島根の殺人者はサディズムと紙一重の歪んだ優越感から来る衝動が原因で一歩踏み出してしまったようだが、ジェフリー・ダーマーと佐川一政、そして武藤勇貴の場合は深い愛情、それはゲイ、自身の容姿への劣等感、実の妹という決して叶わぬ愛を成就するために相手を殺してその肉を貪ったというのが事の真相らしい。





その目で見れば今回逮捕された姉の行動はやはり捻じれた愛情から来るものであり、部屋に弟の身体のパーツが転がっていたのも弟の傍から離れたくなかったと言うより、ポテトチップの袋のように傍に置いといた方が食いやすいからという単純な理由ではないかと思う。

しかし残念なのは人食いの匂いがしただけでメディアはピシャッと一切の報道を閉じてしまい、事件の本質に関する部分は今後あらぬ方へと迷走しつづけてしまう事である。なのでニコニコ生放送あたりで人食い事件特集でもやってくれないかね?佐川一政とかゲストで呼んでさ。結構視聴する人多いと思うんだけどな・・。






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野良犬に乗っ取られた家

夕食を取っていると突然エド叔父さんが我が家に現れた。あれっ?いつパンパンガから出てきたの?と聞くと、いやぁ引っ越し作業でカインタまで行ってたんだ・・と言う。カインタって別れた奥さんの家があるところじゃないか・・。

食卓を囲みながらエド叔父さんの話に耳を傾けたところ、別に奥さんとよりを戻したわけでは無くて、エド叔父さんの長男ジェンの引っ越しを手伝いに来ただけだというのだが、このジェンはパッシグに住んでいて、カインタまで直線距離わずか5キロの引っ越しのためにバスで2時間かかる所に住む実父に手伝いを頼むというのも変な話である。

女房も何か変だと思ったようで、珍しく「今からプルタン(おつまみ)をつくるから先に呑んでてくれ」と言ってジョニ黒の瓶をドンッ!と置いた。酒を飲ませては秘密を吐かせる気だな・・と思ったが、女房の公認を貰って飲めるのだから筆者にも断る理由は無い。





2時間後・・酒に酔ったエド叔父さんから聞いたのは実に酷い話だった。息子ジェンの嫁ジュミは育ちも良く朗らかな性格で誰からも好かれているが、人間誰にも欠点があるようにジュミにも破綻した実姉ジュリー(ジュミとジュリーで紛らわしいのでここでは「シャブ姉」と呼称する)という厄介者がいるのだ。

シャブ姉は色情狂なのか過去2回の結婚も自身の浮気が原因で破綻してしまい、現在3番目だか4番目の夫と同棲しているのだが、「シャブ姉」の名の通りこの男から麻薬の味を教えられてしまい、ゴミだらけの家で男と二人で朝からシャブをキメ、4人いる子供たちの前で淫楽にふけるまで堕落してしまったのである。

その余りの酷さに呆れた妹ジュミは子供4人のうち上の二人(長女チェルシーと長男チョロ)を引き取って育てていたのだが、一昨年あたりからシャブ姉とシャブ男、それと二人の子供が勝手にジュミの家に上がり込み、冷蔵庫の中身を食い漁っていくようになっていたところまでは筆者も聞いていたのだ。





それが暗転したのは先月のことで、シャブ姉が家に現れるや「アタシはもうあの男と別れる!」と叫ぶので、米カンザス州に住む実父と実母それと実兄に相談したところ「クスリと男と手を切るのなら許す」と言う条件で一部屋与えたのだが(書き忘れたが家と土地はこのカンザス父母名義である)、そのうちシャブ男と下の二人の子供が転がり込んでしまった・・。。

シャブ姉はジュミとの約束をあっさりと破って再び家の中で男と一緒にシャブを打つようになり、それを見かねたジェンが二人を非難すると「ファックユー!」を叫んだシャブ男がそこら辺の者を投げつける、暴れる、壊すとやりたい放題になってしまい、ジェンとジュミ夫妻に娘のオレンジと赤ん坊のオジー、そしてシャブ姉の実の子であるチェルシーとチョロの幸せな生活は壊れてしまった。

おまけにジュミは現在3番目の子を身籠った身なのに、シャブ姉は「メシはどうなったんだ!アタシの男と飢え死にさせる気か!」をこれまたヒステリックに喚く、暴れる、壊すの連続で、もはやこれ以上この連中との同居は無理だと判断し、ジェンの実母が住むカインタに夜逃げすることにしたというのだ。





ちなみにエド叔父さんが呼ばれて理由は武道の心得があることとシャブ男が何故だかエド叔父さん相手には怖がっているからで、夜逃げの際はシャブ姉とシャブ男は相当暴れると思ったが、エド叔父さんが怖いのかそれともラリパッパになっていたのか、何も言わずだまって家具が運び出されるのを見ていたそうである。

だけど家の一部を改装してジェン夫妻が営業していた大衆食堂はどうなるの?と聞いたら、来週から母屋とのドアを全部塞いで向こうから入り込めないようにするよう大工に頼んだのだそうだ。シャブ中なんぞ警察に突き出せば良さそうなものだが、やはり肉親を売り飛ばすのはさすがに躊躇したらしい。

ジュミは実に良い嫁だが困ったのは姉に悪魔が取り付いている事だ!と嘆くエド叔父さん。いや・・それは取り付いてるんじゃなくてシャブ姉自体が悪魔なんじゃないかな・・。それと嘆いているよりも素直に自警団に電話して野犬みたいに処理してもらった方が手っ取り早いんじゃないの・・。






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性豪老人失意のうちに死す

女房の遠縁の親戚で香港にいたころ親しく付き合っていたパズ6姉妹の父親が亡くなったという報せが来た。御年83歳、リサール州の田舎町ではかなり長生きした方だ。孫に囲まれ、さらに娘6人のうち5人が香港に出稼ぎに行って毎月相当の送金を受けていたからさぞかし満足な人生であっただろう・・と筆者は思っていた。

それで一体死因は何なのか?と女房に聞いたところ、妙な含み笑いを浮かべながら「失望したからよ」と答える。失望?何に失望したんだ?ひょっとして・・・と思ったが、あくまで自然死で自殺などではないらしい。じゃあ失望って何だ?と聞いたところ、これがまた呆れたと言うか実にフィリピンらしい話であった。

パズ爺さんは昔から隣の家の奥さんと浮名を流すなど女好きで知られていたが、15年前に奥さんを亡くしてからは重しが無くなったのか周囲の目を気にせず女をとっかえひっかえするようになり、ある時などバクラ(オカマ)まで手を出していたというからアッチの方は相当貪欲だったようだ。





そしてここ2~3年は30歳くらいのちょっと頭のネジが緩んだ女と同居し、この女とはよほどアッチの相性が良いのか6人の娘の中で唯一フィリピンにいる三女スーザンの寝ている傍で○○○○するまでのめり込んでいたのだが(83歳なのに凄い性豪ぶりだ)、つい2週間前ついにスーザンが怒りを爆発させたのだというのだ。

「アンタの狙いはお父さんの土地と年金だろ!」と喚きちらし、頭の緩い女の髪の毛を掴んで小突き回した上に家の外に出て「この女は○○○だ!」と喚き散らしたというのである。当然ながら近所の人間がワッと集まりはじめ(なお筆者の女房の父親もそこにいた一人である)、一部の人が「この色キチガイ!」などと加勢したらしい。

頭の緩んだ女は「#$%&+R&%!!!」とキチガイ特有の奇声をあげてそのまま何処かへ走り去ってしまったのだが、悲惨なのは女を失ったパズ爺さんで、その後の意気消沈ぶりは誰の目にも見張るほどで、1週間後には酸素吸入器をつけるまで衰弱してしまったかと思いきや(女房の父親談)、2週間後の一昨夜ついに息を引き取ってしまったということなのだ。





だけど2週間前には娘の前で○○○○してたのに死んじまうなんて変じゃないか・・と言ったが(農薬でも飲んだんじゃないか?という意味)、女房は「フィリピンの男はそういうもんなのよ!」と判ったようで判らない事を言う。まあ確かに義父が今でもやけに元気なのは毎月1回近所の女子大生の身体を堪能しているからなので否定はしないけど・・。

それで爺さんの葬儀は今週日曜に執り行われる事になったのだが、大変下世話な話ながら女房や義妹、義父、そして近所の連中は頭の緩い女が葬儀に来るかどうか、またその場合「遺産寄こせ!」等のどんな修羅場になるか・・の2点を密かに期待していると言うのだが、筆者はもう一つ忘れてるよ・・と心の中で呟いてしまった。

83歳のジジイをそこまで奮い立たせる力がその女にあるのなら、葬儀に現れるや爺さんたちまち息を吹き返して、棺桶の中から飛び上がるや女にむしゃぶりつくんじゃないかな。で、もしも生き返ったら娘たちも今迄みたいに目くじら立てずに頭の緩い女にも資産の一部を生前贈与しておきなさい。なんたって生命の恩人なんだからさ。






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人非人とのレッテルを貼られたワタシ

シラミとギョウチュウの巣である女房の姪アビーが我が家に宿泊するのを拒絶した話をつい先日の日記で書いたが、なんとアビーの母親シェリル(つまり女房の弟の嫁)が筆者の悪口をあちこちに触れ回っているという話を聞いた。

「あの男はなんて酷い人間なんだ」「フィリピン人を見下している」「あの男には人間としての感情が無いんだ」等々かなり感情的になっているらしく、何事も鷹揚で気にしない女房も「こりゃマズいなあ・・」と思い始めている様だ。

しかし筆者は全然反省などしていないのだ。それに差別とは障害があるとか黒人との合いの子だから嫌だ!と言った謂れなき理由で人を排除することであり、アビーには現実にギョウチュウとシラミを辺り一帯にまき散らすという実害が有るのだ。





自分の子供にシラミが湧いてることを放っておくとは一体シェリルはどういう価値判断をしているのだろう。まあビコール州の山奥出身で犬とか平気で食ってる野蛮人だから自分もシラミどころかノミやゴキブリと平気で共生できるのだろうが、その基準が他で通じるとでも思ってるのだろうか。

それに筆者は「シラミが嫌だ」とちゃんと原因を言ったのだから、だったら酢なりココナッツオイルで駆除すれば良いだけである。ところがそれもせずに筆者を非難するとはまるで全世界の人間は自分の娘のシラミを受け入れなければならない!とでも考えているようだ。

女房は義弟一家と関係改善すべきだ・・と言うが、筆者はこんな常識外れの嫁などとは今後一切話をする気はない!と突っぱねることにした。他人に迷惑をかけないための改善行動もせずに汚いものは汚い!臭いものは臭い!と言った相手に噛みつくとは・・お前こそ人非人だ!






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意外な優れものスーパー

ここ最近女房が買ってくる食材がやけに良くなったことに驚いた。肉や野菜の鮮度の良さは見ただけで直ぐにわかるし、卵も黄身がプリプリと盛り上がっていて味の方も実に滋味深さが感じられるのである。

女房は出不精なので今までは近くにあるロビンソンでほとんどの買い物を済ませていたのだが、どうもパッシグの公設市場にまで足を延ばしたにちがいない。それで次回買い物に行くときはオレも一緒に行くと言っておいたところ、今日がその日になったのだ。

ところが・・女房が向かったのは歩いて直ぐの距離にあるピュアゴールド(PURE GOLD)だったのである。おい!おまえ場所間違えてんじゃないのか?と問いただしたのだが、なに言ってんのよ!アタシは最近ここしか買い物に来ないのよ!と答えるのに面食らってしまった。

フィリピン在住の方ならよくご存じの通りピュアゴールドというのは低所得者向けのスーパーなのである。日本でいえば業務スーパーと大阪の激安スーパー玉出を掛け合わせたようなものだと思ってくれれば良いと思うが、ここに来る客層も大阪西成区民と同じ様にプロレタリアート臭が漂っているのだ。。





フィリピンの全国展開スーパーというとSM(シューマート)とロビンソンが知られていて、筆者がタイタイ市に住んでいた時は地元のSMにしょっちゅう出かけていたのだが、ある時に隣町カインタにあるロビンソンに行ったところSMは値段や知名度の割には食品のレベルが低い事に気が付いた。

もちろんロビンソンだって日本のスーパーの足元には及ばないレベルだけれども、少なくともSMのように酸っぱい豆腐や腐りはじめた肉は売って無かったのである。それと運良く新たに引っ越したパッシグのアパートの近くにはロビンソンが有るので筆者ら夫妻は重宝していたのだ。

しかしそのロビンソンよりも優秀なスーパーがあのピュアゴールドだった・・と知って筆者は思いきり驚いたのだ。それで試しに店内に入って生鮮食品売り場を覗いて見たところ確かに挽き肉や魚の目の色がロビンソンのショーケース内にある同じ商品よりもクッキリと鮮明だし、それにSMではお馴染みのいや~な腐敗臭など勿論しないのだ。

「このピュアゴールドは別カテゴリーなのか?」とインフォメーションカウンターにいるネーちゃんに聞いたのだが、いいえ何処でも同じですけれど・・と言う答えが返ってくる。だけどタイタイ市のピュアゴールドってこんな感じじゃなかったよな・・と不思議に思っている内に答えが向こうから転がり込んできた。





ちょっとビックリするくらいの大勢のオバちゃん達が入口から押し寄せてきたのだ。ちなみに時間はまだ午前11時前で普通のスーパーは閑古鳥が鳴いている時間である。ところがショッピングカートをガラガラ押しているオバちゃん達は生鮮食品売り場に押し寄せては挽き肉2キロとか3キロと大きい単位で買い込んでいくのだ。

肉担当のアンちゃんはスコップで袋に挽き肉をガンガン詰めているうちに在庫が無くなってしますし、後ろのスペースでは肉をミンチにする機械がガーッと途切れなく音を立ててなり続けている。いっぽう魚売り場の方も奥の部屋から箱に入った補充分が運ばれているところを見ると、この店は回転が非常に速いようである。

日本じゃ安いスーパーはそれなりの品質の肉しか置いてないのが普通だが、フィリピンの場合は仕入れた肉のグレードをどうこう議論する以前に腐っても平気で店頭に並べているスーパーが多いから、美味い食材を求めるなら店の知名度やイメージよりも商品回転の速さこそが命である。つまりこのピュアゴールドが今のところ最高点ってわけね。

ただタイタイ市の筆者の旧宅に居候し続けてる21歳の姪に聞いたところ「こっちのピュアゴールド?う~ん・・SMと大差ないわね」と言っていたから店舗によって結構ばらつきがある様である。まあタイタイ市だとピュアゴールドでも高いと思っている貧乏人が多いから回転率が落ちるのは仕方が無いか・・。






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広島カープのウソ

動画サイトを見ていたら広島カープが優勝しそうだ!というニュースが流れていた。筆者は野球には全く興味が無いし、だいいち野球放送でさえここ30年近く観た覚えが無い人間なのだが、広島カープと聞くとパッと頭に浮かぶのは「市民」という枕詞である。

市民球団広島カープに広島市民球場。その昔テレビで古場監督や北別府に山本浩二が活躍していたころ何度もアナウンサーが言っていたセリフだ。市民球団か・・、さすが左翼都市広島だけあって多くの広島の人たちが一人づつ株を買ってるんだな・・と筆者はずっと思っていたのである。

ところが広島カープの株主を見たところ、筆頭株主はマツダ自動車が34.2%となっているが、その次はマツダの創業家の3人が20.4%、12.2%、10.4%と続き、その間にカルピオという会社が18.4%持っているが、これ調べてみたら広島カープの子会社
・・。なんと株式の95.4%がマツダ自動車ならびに創業家のものじゃないか・・。

ふつう市民球団と言ったら前述の通り市民一人一人が株主か、あるいは広島市が100%所有、もしくは最低でも広島の地場企業が40%に残り60%は有象無象の一株主が占めている・・というものだろう。それが実際はマツダによる同族企業だった・・というのは何だか誇大広告なように思える。

まあ球団経営はどこも苦しいものだし、その昔は市民球団と言える形態だったのが金がらみでマツダに乗っ取られたのかもしれないし、それに筆者にとっては野球なんてどうでも良いのだけど、デモクラシーな響きを持つ「市民球団・・」という看板は下ろしたほうがいいんじゃないか?。それに広島市の人たちも違和感を持たないのだろうか・・。






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アマチュア怪談の王者

筆者の日記を読んでいただいた方から戴いたコメントに竈猫と書かれてあるのを見つけて嬉しくなった。怪談マニアでない方が竈猫と聞いても単なる焼酎の名前しか思い当たらないだろうが、この方は知る人ぞ知る怪談界の勇者なのである。

数年前のネットラジオはアマチュア怪談番組が乱立しており、当時香港にいた筆者は今日は何を聞こうか・・と選択に迷う時もあったのだが、竈猫もそのうちの一人で、amのラジオとオカルト井戸端会議という2つ番組の重要な語り手だったのだ。

テレビの怪談番組と違って時間的制約もなく、さらに放送コードも無いから各自が自由に怪談を語る。正当なる怪談の語り手の方がむしろ稀で、不気味系やエロ怪談、そしてかな~り統合失調症の気が強い怪談師たちが織り成すアナーキーな世界にすっかり魅了されたものである。





しかし残念ながら3年前の怪談サークルの内輪揉めの余波からアマチュア怪談師たちの多くが活動をひそめてしまい、数少ない語り手もネットラジオからオカルトイベントに軸足を移してしまったため、フィリピンにいる筆者はここ3年ほど筆者は悶々としているのだ。

しかしまあここで愚痴を言っても怪談に興味が無い方には失礼なので、現在音源が残っている怪談師たちの中でも筆者が文句なしにピカイチだと思う怪談師、西浦和也(にしうらわ・なり)をご紹介したいと思う。

正確に言うと西浦和也は本も出しているし、北野誠の「お前ら行くな!」という怪奇DVDシリーズにも出演しているのでアマチュアとは言い難いのだが、この方が凄いのは心霊スポットを聞くや兎に角自分の足を運んで現場検証する主義で、今まで訪れた場所というのがハンパな数ではないのだ。





しかもある心霊スポットを訪れた後は人食いバクテリアに冒されて死にかけたり、片目が失明寸前になったりと誰がどう聞いても祟りに遭っているのに、本人は一向に気にすることなく自らの活動を今でも続けているのが凄い・・。とてもじゃないがココまでできる怪奇マニアはいない。

多くのアマチュア怪談師の中には西浦和也よりもよっぽど上手な語り手は沢山いるし(実際西浦和也はそれほど能弁では無い)、メディアクリエイターとして優れた才能を持つ人物もいるのだけれども、生命の危険を顧みずに実際に現場に足を運んだだけあって説得力というかリアリティが凄いのだ。

と言う訳で皆さんも稲川淳二やつまみ枝豆、島田秀平あたりで満足せずに、アマチュア怪談師の世界にもぜひとも耳を傾けていただきたい。なお西浦和也には青い家という珠玉の傑作があるが、動画サイトが見当たらないので代表作「迎賓館」を添付しておく。ヒマが出来たらぜひご鑑賞いただきたい。






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シラミ娘を熱湯駆除せよ

「ねえ、アビーがパッシグの児童大会に参加するので家に今週末泊まりに来るんだけど・・」という女房の一言に即座のNO!と叫んでしまった。

このアビーとは女房の姪にあたる10歳の少女で、過去何度か日記に書いた通りギョウチュウやシラミの巣と化しているので筆者はとかく毛嫌いしているのだ。

それで「ホテルでも予約したらどうだ」と別提案をしたら、あなた・・いくら何でもそれは・・と女房は悲しそうな顔をするが、現実問題として他の姪たちにシラミは湧いてないのだから差別するのは当然である。

しかしここで女房は「じゃあ酢で髪の毛を浸すように言えば良いかしら・・」と言い出した。どうもパーマ液の要領で頭に酢をぶっかけビニールキャップで虫ごと蒸すらしい。

だけど五木寛之の本にはシラミを駆除するためには日常物資は全く役に立たず、DDTみたいな化学薬品を使うか服などに繁殖したケースでは熱湯で煮るしか無い・・と書いてあったよなあ・・。

それで「酢なんか駄目だよ。一回煮沸してから家に入れろ!」と言ったら・・・、女房が怒る事怒る事・・。それで結局今の今まで口もきかなくなってしまった。

こういうのをフィリピン人は偏見と捉えるようだが、現実問題として蟲をあたりにまき散らしているような生物を人間と呼ぶべきでゃない!というのが筆者の見解である。二度とオレの前に姿を現すな!アビー!






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フィリピンの葬式で良くある事

先週初めに義父の叔母が亡くなったという報せが入ったのに、どうしたことか女房は葬儀に出かける気配が全く無い。女房は小さい時に故人に結構可愛がってもらったのだから手伝いまでとは言わないが、せめて葬儀に参列くらいするべきだろう!と文句を言ったところ、「いや、そうじゃないのよ」という前置きの後、実にフィリピンらしい話を聞くことが出来た。

当初葬式は先週の土曜日に予定されていたのだが、当日朝一番に義父から「葬式は火曜日に延期になった」と連絡が入ったと言うのである。ところが本日火曜日、つまりその日の朝一番に再び義父から電話が入り「葬式はまた延期になった」と言った後で、この件は余り関わり合いにならん方が良いぞ・・という雰囲気を臭合わせたのだと言う。

日本だとこういう場合は故人の子供の一人が創価学会員で、葬式の仕方を巡って兄妹間で論争になっている!と想像するだろうが、ここフィリピンの場合はもっと簡単かつ情けない理由、つまり葬儀費用を払えなかったから・・というケースが多いのである。





例えば昨年まで筆者が住んでいたタイタイ市のビレッジの場合、皆の共有スペースで葬儀を執り行うとかなり安い費用で済むのに、見栄っ張りな住民が外部の葬儀ホールでわざわざ葬儀する場合は大抵の場合当日になって延期とか共有ペースに場所変更となっていたのだ(○○葬儀会館みたいな会場でやるとポンと値段が跳ね上がると言う意味)。

あと昨年亡くなったボウイ叔父の場合も、病院からパッシグの葬儀屋ホールに運び込んだまでは良いが、葬儀費用10万ペソ(22万円)を6人の子供たちの誰もがポンと用意する事が出来ず、末娘のフィリンがあちこち駆けずり回らなければ棺桶ごと追い払われる事態になりかけていた。

それで今回亡くなった義父の叔母のケースも、案の定見栄を張って町一番の葬儀屋ホールを押さえてしまい、しかしその見栄に見合うだけの懐具合が子供たちの誰にも無い事が後から判ったため哀れ故人の葬儀はいつになるのか目途が立たない状態にあるという事らしい





それから義父の言う「関わり合いにならん方が・・」と言う意味はもちろん遺族から「葬儀代を援助してくれよ」と申し入れられない為で、筆者の脳裏には遺族たちに見つからないよう窓から外を窺いながらスッと身をすくめて隠れている義父の姿が浮かんだ。

フィリピン人は家族は命!とか叔母なのにマミー!ラブ・ユー!とか気持ちの悪いセリフを連発するが、いざカネを払う段になると亀のように頭を引っ込めてしまい、そしてカネの件が一段落すると蟻のように穴から現れて棺桶に抱き着いて泣きわめいている民族なのである。

見栄っ張りな上に無計画、そして誰かにすがればなんとかなるわよ・・という他力本願な乞食根性・・。まあ正直と言えば正直だけど、こういうのを何度か経験すると彼らのために協力しようという気には最早ならないね。なのでこれからフィリピン人と結婚する予定の方は村八分どころか冠婚葬祭も出来るだけ関わらないようにしましょう。






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中年からのテツ夫とテツ子

ここ最近筆者の周りにいる先輩たちにある趣味が広がっていることに戸惑っている。最初の人物は学生時代にタイで出会ったK氏で、1年半前に女房と日本を訪問した際に秋葉原の焼肉屋に行ったのだが、食事中に窓から見える線路を指さすや「あっ!あれは○△系だぞ!この時間に#番路線を走るなんて珍しいよ!」と叫び出したのだ。

このK氏はTPOを良くわきまえた人物なのに鉄道には1ミリも興味も無い筆者と日本語を一語も解せぬ女房を前にやたら専門的な説明を始めてしまったのだ。昔は旅と山と酒をこよなく愛するスタイリッシュな男だったはずなのだが、聞いてみるとなんと自宅の居間を改造してミニチュア鉄道を走らせるほどのマニアで、奥さんの冷たい視線をよそに毎晩一人悦に入っているらしい。





二人目は大学の先輩で現在は大きな酒問屋を引き継いだY氏である。一昨年本当に久しぶりに再会したのだが、この方の仕事話を聞いているうちに、ニッカウィスキー工場の表敬訪問と称して年に数回東京から新幹線に乗ってわざわざ大阪へ逆戻りし(一応サントリーを訪問しているらしい)、そこから小樽へとトワイライトエクスプレス(大阪⇒札幌間)で向かっている事が判った。

さらに驚いたことにトワイライトの他にカシオペア、ななつ星、サンライズ瀬戸など日本中の寝台特急のいずれかに毎月のように乗車しており、ご本人は寝台列車にのるのは仕入れ先との商談の際のつかの間の息抜きだよ・・と言うけれど、筆者にはどう見ても主目的が逆なんじゃないか・・としか思えないでいるのである(なおY商店のホームページを見たところ鉄道が無い沖縄県産の泡盛は扱って無かった)。





それから新人営業時代の先輩かつ教育係だった姉御のM女史である。M姉御はイタリア語とフランス語が堪能で、油絵とクラシック音楽、そして美食とワインなどのご高尚な趣味から筆者は内心でお蝶夫人と呼んでいたのだが、筆者が出雲に出かけた際にフェイスブックに「山陰は鉄とテツの産地!カワユイローカル線と製鉄遺跡を制覇して!」というコメントを書き込んでいた。

意味が分からなかった筆者はM姉御に意図を尋ねたところ、なんと姉御は出雲・松江間を走る一畑電車の写真を送って来て、そこには「最近お弁当持ってローカル電車に乗るのがマイブームなのよ!」と書いてあった。それでM女史のフェイスブックを初めから全部見たところ・・有るわ有るわ・・、ファンシー系電車やSLの中でニッカリほほ笑んでいる姉御の写真が山ほどあったのだ。





鉄オタの何が悪いのか?とお思いだろうが、筆者の中ではアニメとカメラと鉄道ファンは陰気な野郎の趣味という先入観があるのと、この3人の先輩たちは昔から大変知的で筋のよろしい趣味をお持ちの尊敬すべき面々だったのだ。それが3人とも揃いも揃って鉄オタになってしまうとは・・と驚いているのである。

筆者は彼らほど知的ではないので理解できないが、紳士淑女が分別をわきまえた年齢になると鉄道へと帰結するような因果関係があるのだろうか?。と言う事でもしもこの件について論理的に説明できる方がいらっしゃったらコメントいただきたいのだが、だけど・・・・・、なにを聞こうともオレは鉄オタにはならないだろうな・・。






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頭のネジが軋みはじめたトムボーイ

従兄弟ジェンの娘オレンジの誕生パーティーの際に、女房と一緒のテーブルに座った従姉妹ローズアンが突然何の脈絡も無いタイミングで「パソコンの中からクシャミが聞こえたのよ」と言いだしたらしい。

同席した女性陣から「ユーチューブでも見てたの?」との問いに、いや、電源を切っている時にクシャミが聞こえたのだ・・とローズアンは真面目な表情で答えたらしく、ふだん冗談ばかり話している女性陣もこの事態には思わずシーンとしてしまったらしい。

同じころ筆者ら酒飲みオヤジは別のテーブルで政治とテロを肴に酒を飲んでいたためこの話は翌日聞いたのだが、筆者も「これはかなり危ないシグナルだぞ・・」とため息をついてしまった。ローズアンの父親が統合失調症を長らく患っているのである。





ローズアンの父親の奇矯な言動については過去の日記に書いたので興味があればそちらを参照してほしいが、父親が統合失調症なだけでなく母親も数年前に脳血栓で倒れるなど血統的に脳がらみの病気になりやすいという爆弾を抱えているのだ。

おまけにローズアンの環境がこれまた悪い。出来の良い姉ミレットはサッサと家を出たために二人の親の面倒を全て押し付けられてしまい、さらに生まれながらのトムボーイ(同性愛者のオナベ)という生物的な矛盾を抱えているのだ。

筆者も精神が壊れた人間の下で仕事をした時におかしくなりかけてしまった経験があるのでローズアンの事は少しばかり気にかけていたのだが、どうやら頭の中の歯車の軋みが限界を超え金属疲労を起こし始めたらしい。





しかし更に可哀そうなのは周りの無理解である。それはすぐに医者に見せるべきじゃないか・・と筆者は言ったが、女房は「疲れてるだけなのよ」としか言わないし、義妹など「変な事を言ってサボろうとしてるんだわ!」と言うだけだ。

日本と違ってフィリピンでは精神病に対する知識が浅い上に偏見の目も強いのか、実姉のミレットでさえも(しかもこいつは薬学部卒である)「医者なんか連れて行く必要は無いわ!」の一点張りである。お前・・実の妹を犬や猫としか見てないんじゃないの?

頭の壊れた父親と半分寝たきりの母親、そして介護しているローズアン自身も徐々に歯車が壊れつつある・・。従兄妹たちが毎日飛んだり跳ねて楽しんでいる陰には、こういった無視されて朽ち果てるのを待つ人々もいるのだ。現代の奈落みたいな話である。






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ダバオ爆弾テロの真犯人論争

デゥテルテ大統領の地元ダバオ市で爆弾がさく裂し、現場のナイトマーケットにいた14人が死亡する事件が起こった。昨日の日記で書いた通り筆者は殺人事件好きだが、こういった無辜の人間を無差別に殺す犯罪に対しては激しい怒りを覚える性質で、亡くなられた方とその家族に対して心からお悔やみを申し上げたい。

さて爆弾テロが起こった日は金曜日で、ちょうどこの日は従兄弟ジェンの長女オレンジの誕生日であり筆者ら夫妻もお呼ばれしていたのだが、幾つかあるテーブルの一番端っこに追いやられた筆者ら酒飲みオヤジチームが気炎を上げている時にこの事件の第一報がもたらされた。(よって下記の会話はアブサヤフの犯行声明が出る以前になされたものである)

「麻薬カルテルの報復だな!!」と口火を切った筆者。これは目下フィリピン全土で展開されている麻薬関係者の組織的抹殺に対する報復だ!というのがその根拠であり、ごく普通に考えればこうなるはずなのだが、実はこのテーブルではこの説は全く支持されない事は最初から判っていたのだ。

と言うのはフィリピン人は陰謀論者が案外と多く、例えば「神戸で3人ヤクザが殺されたけれど、これは先週の名古屋の組長が狙撃された事の報復みたいだね」なんて考えるよりも「両方とも警察による犯行だよ。お互い抗争させて消耗させ、頃合いを見て一網打尽にする気さ・・」という説を訳知り顔で述べる御仁が多いからである





案の定そばにいた義弟が「ブラザー、それは違うよ。ダバオで起こった過去のテロはみんなNPAやイスラム過激派によるものだ」と言うのだが、確かにあそこはかなりややこしい土地であることは筆者も知ってるけれど、だけどちょっと待てよ・・いまイスラムとの明確な政治対立なんてあったっけ?と言ったら、周囲がフフンと笑う。

そこへ従兄弟ジャネルとラフィーが「イスラムの資金源は麻薬ビジネスで得ているんだ!」「コロンビアと同じだよ!」などと奴らの好きな方向になっていたのだが、ついにジャネルが「オレはアキノ前大統領が影の仕掛け人だと思う!」と言い出したのだ。

新旧大統領が対立するのは良くあることで、現在フィリピンでもデゥテルテとアキノの代理人デ・リマ元法相が舌戦を繰り広げているのは筆者も重々承知しているが、だけど爆弾テロまでやるかねえ・・と反論したところ、これが全員から「アキノは麻薬業者とズブズブなのを知らないのか?」と猛反撃を喰らってしまったのだ。

ちょっとここで整理すると、麻薬業者とイスラム過激派とアキノ前政権は一心同体とまでは言わないものの所詮は同じ穴のムジナであり、現在は三者の利害が一致しているというのだ。事実とすればとんでも無い話だが、でも筆者も高校生の時に落合信彦を愛読したくらいだからこういう考え方は好きなんだよね・・。





しかし・・・そこへ本日の主催者ジェンの口から「フィリピンのテロには何故だかアメリカン・クリスチャン・グループの影がちらつくんだ」と奇妙な発言をしはじめた・・。なんでも10年くらい前の爆弾テロでアメリカ人の宣教師が大勢死に、これはアブサヤフの犯行と断定されたのだが、実は反イスラムの機運を高めるためのアメリカによるヤラセだったと言うのである。

このジェンは昔ケソンシティーをドライブ中にモルモン教のフィリピン代表部を指さして「あの連中がフィリピンの影の支配者だ!」とか「ピナツボは自然噴火ではなくアメリカが水爆を使って爆発させたんだよ!」と発言した前科がある正真正銘の陰謀論者である(ちなみにフリーメイソンにも入会している)。

そりゃいくら何でも妄想じゃ・・と呆れた筆者はすっかり黙り込んでしまったが、このジェンのアメリカン・クリスチャン・グループなる一言がテーブルを囲むオヤジどもの好奇心に火をつけたのか、全員が訳知り顔でワイワイガヤガヤ自説を展開し始めた(タガログ語なので内容不明)。

いろんな登場人物が出て来ては面妖な味付けで調整され、やがて奇奇怪怪な陰謀論になっていく・・。これってフィリピンじゃあ日常的な光景である。スペイン植民地の時代から男たちが集まるとこういう話に興じていたんだろうなあ・・。まあ筆者も何度も書いたけどこの手の話は嫌いじゃないんだけれどね・・。






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人間の深い闇を愛する男たち

数年前、日本の工場に出張した際に生産管理部の歓送迎会に招待されたのだが正直気のりはしなかった。メーカー勤務の方ならご存じの通り営業と生産管理というのはお互いが天敵だから楽しい宴会になる筈も無い・・。しかも当日いざ席に着くと目の前に座ったのは生産管理の鬼軍曹と異名をとるM課長だった。

なんでよりによってコイツが・・という巡り合わせで、仕事の話でもなれば一触即発である・・。でもまあ筆者は色んな国の人間相手にモノを売る仕事をしてきたから気が合わなくても話をするのは得意なのだが、一方M課長はというと相槌を打つだけで後は杯を口につけたまま・・。周囲にも大変気まずい雰囲気であることが見て取れたらしい。

そこで気を利かせたのが同じく招待された経理部のH課長で、K課長の前で「この○○は殺人事件が好きなんですよ」と言ったのだ。このH課長はジェームス・エルロイのノワール小説を読みふけっているうちにすっかり暗黒の世界に取り込まれてしまい、香港支店勤務時代には筆者と一緒にいろんな殺人事件の話をしては打ち興じていたのである。





すると今まで黙りこんでいたM課長はスッと顔をあげ筆者を見るなり「世田谷と秋葉原の事件はどちらが好みなの?」と聞いてきたのだ。これ一般人には何のことかさっぱり判らないだろうが、車マニアが「ベンツとBMWはどっちが好きか?」と聞くのと同じような挨拶がわりの質問である。

こいつ相当キテるな・・と思ったが、気まずさから脱するせっかくの機会なので「そりゃ世田谷の宮沢さん一家殺人ですよ・・」と答える筆者。前述のように筆者は怖い話が大好きで、その「怖い」の延長線上として暗黒の迷宮のような失踪事件や未解決殺人事件、あるいは例え解決済みであっても犯人の頭の中身が怖い猟奇的な殺人事件が好きなのだ。

特に筆者のお気に入りなのは1979年に発生したワラビ採り殺人事件という二人の主婦が山で殺された事件(さらに一緒に山に入ったが途中で引き返した女性が5年後に殺されたがこれも迷宮入りしている)と、1975年から14年もの間に佐賀県で7人の女性が殺された水曜日の絞殺魔事件で、この二つの未解決事件が持つ得体の知れぬ不気味な深遠さがなんともソソるのである。





一方のM課長はぜんぜん報われる事のない生産管理の仕事でストレスが地層化しているのか、あるいはもともと田舎の暴走族出身だけあって暴力衝動が強いのか、事件の方も銃をバンバンッ!とかハンマーでグチャッと潰し殺す、路上で女子供無差別に切り付ける!みたいなアナーキーかつバイオレンス系が好みらしく、彼が嬉しそうに語る事件は正直筆者の好みとは180度違うものであった。

ねえ、あの人たち一体ナニを話してるのよ・・と周囲からヒソヒソ声が聞こえて来るが、そんな事もお構いなしなM課長は酒がかなり入ったこともあって極めて多弁になってしまい、あの長良川の少年グループの無軌道ぷりっといったら・・とか、秋葉原の通り魔は現場の画像がいっぱい残ってて良かったねえ・・などと筆者と同席のH課長相手に同意を求める口調で話し続ける。

やがて「いやあ、僕がこうなったのは三菱銀行北畠支店の事件が原因でしてね・・」と自らを語り出すM課長。梅川昭美による5人殺害と長時間の籠城は当時テレビ中継されていて当時小学生だった筆者もハラハラドキドキ観ていたが、M課長はこの時に得体のしれぬ興奮が体を突き抜け、それが終生身体に染みついてしまったのだそうだ。





そして二次会のスナックでもトイレに籠城してゲロを吐き切るまでM課長はベラベラとバイオレンスな事件を話しつづけたのだが、彼の部下たちが「あんな上機嫌なM課長初めてみたよ」と言っていたから、どうやらニッチな趣味を持つ仲間に出会えたと思って嬉しかったようである(正確に言うと筆者はホラー系、Mはバイオレンス系なので筆者の中ではMを仲間と見なしていない)。

ただしその後の営業と管理の関係はこの一件でかなり改善し、営業からの無理なお願いもM課長の号令一下かなり努力してくれるので仕事はかなりやり易くなったのだが、毎週送られてくる生産進捗レポートには時々「島根の女子大生の件、あれ結構好みでしょ!」なんて一言が添えられてくるのは辟易した。

さて先週和歌山市で発生した立てこもり事件は自殺(あるいは警察による射殺)という結末を迎えたが、この動画ニュースを見ていたときにふとM課長を思い出した。今回の事件は梅川昭美に比べるとちとインパクトに欠けるもののM課長は勤務中もさぞかし気が気でなかったに違いない。さてM課長よ、観てるだけじゃなくて今度はあんた自身が梅川みたいに行動を起こしてはどうだ?






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蟲娘絶縁

女房が深夜トイレに入ったまま出てこないので見に行くと、便座の上に座ったまま櫛で髪の毛を漉いているのを見つけた。こんな夜中に枝毛の手入れでもしてるのか?と聞いたところ、違うのよ!痒くて仕方がないの!と言う。

よく見ると膝の上にはティッシュペーパーが広げてあって、櫛や髪の毛にくっついた物体をティッシュの上に置いているのであった。これはもしや・・と思う間もなく女房の口から「アビーにコトゥを移された」といいだした。コトゥとはシラミの事である。

ギョエエエエエエエエ!!!!と絶叫する筆者。冗談じゃない!なんでこんなロクでも無いもの頭の中に飼ってやがったんだ!とさく裂しそうになったが、アビーという名を聞いて???になってしまった。

アビーは女房の弟の10歳になる娘で、こいつは以前我が家に泊まり込んだ際にもシラミの卵ギョウチュウをシャワー室にまき散らした前科があるのだが、しかし筆者はここ半年ほどアビーに会った覚えが無いのである。

しかし女房の話だと2週間前にタイタイ町の旧宅に出かけた際にアビーもリサール州の田舎から出て来ていて一緒に昼寝をしたらしく、その際にアビーの頭からシラミが這い出て女房の髪の毛に卵を産み付け、それが今になって孵化したということらしい。

「湿気のせいで子供の頭にシラミが増えるのは仕方がないのよ・・」と女房はアビーをかばうが、前回シャワールームの床をウニュウニュ這いずり回るギョウチュウを見た時に匹敵する生理的嫌悪感が全身に広がってしまい、もはや制御することは出来なかった。

「アビーと今後一切接触するな!」これが女房への命令である。そんなこと言ったって姪なんだから!と女房は言うが、恒常的にシラミやギョウチュウが繁殖している生物など人間とはみなせ無い。こんな汚らしい生き物とはもはや縁切りだ!出入り禁止!






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鬱蒼とした森に佇む恐怖の病院

以前の日記で何度も書いたとおり筆者は心霊マニアで、怪談師が語る幽霊話を毎日聞いては留飲を下げているだけあって日本各地の心霊スポットなど相当詳しい気でいたのだが、ある時「エッ?何それ?」という名前を聞いたことがある。

相手は大学時代の後輩S君で、筆者から吹上トンネルや道了堂、東村山の封印された民家など彼の自宅や勤務地近くの心霊スポットをさんざん話して怯えさせていたのだが、「先輩、だったらT病院のことはご存知ですよね?」と返された筆者は思わず黙ってしまった。

そんな名前聞いたことも無い・・。それで正直にそのことを言うと「まあそうでしょうね。だってあの病院の事はごく一部しかしらないし、それに何から何までヤバいから・・」という筆者にとっては見逃せない返事をする。当然いてもたってもいられなくなった筆者はS君を問い詰めたところ、実に味わい深い怪奇譚を語りはじめたのだ。

T病院とは日本全土でも飛びぬけて死亡退院率が高い、つまり入ったら最後生きて出て来る可能性が限りなくゼロに近い日本ナンバーワンの精神病院で、後日ネットで調べてみたところ総病床数200に対して年間死者数130人と実に入院患者の3人に2人が毎年死んでいるのだ。

この病院ってナチスの絶滅収容所みたいな所なんじゃないか・・と筆者は思わずつぶやいたところ、O君はすかさず「ええ、あそこは患者たちが劣悪な環境に置かれているだけじゃなく、看護人による強姦や虐待、それと危ない生体実験が横行している生き地獄って噂なんですよ」と言うのだ。





「病院にいた人たちの話だと半透明の人間が廊下を歩いている、誰もいない病室を開けたら首を吊った霊がいたなんてザラだそうですから。まああれだけ虐待されて死ねば相当怨念が籠ってるんだろうな・・って地元じゃ噂し合ってるんですよ」と言うS君。

それを聞いた筆者は大喜びをしたが、しかし冷静に考えてみると話に大きな穴があることに気が付いた。筆者の知る限り医者や看護婦というのは自身の心霊体験を語ることがほとんど無い人種だし、それに前述の通りこの病院は入ったら最後生きて出てこれないのである。

ごくたまに表口から退院できる患者がいたり、あるいは面会の際に怪奇体験を語る場合もあるだろうが、何といっても全員が全員とも重度の精神病患者なのだから家族だって「また幻覚をみたんだろう」とか思わないだろう。つまり誰が話したのか?とか、その信ぴょう性は?と問われると答えに窮してしまうのだ。

それで結局T病院の心霊スポット説は何も確証が得られないしS君のホラ話の可能性もあるのだけれども、正直今でもちょっと気になる存在でもある・・。なのでもしもこの日記を読まれた方のうち筆者の話に興味を持たれた方がいらっしゃったら試しにT病院に入院してみてはいただけないだろうか?

この病院は八王子の鬱蒼とした森の中に佇んでいて、それにTという名前も滝や山を連想させる涼しげな響きなので、残暑に耐えられなくなった方が体も頭もひんやり和らげるにはピッタリなことは請け合いである。是非とも院内で見分を広げていただいて夏の思い出を筆者にご報告いただきたい。






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