過酷な気候の果てに・・

先日の日記でフィリピンの猛暑期は身体を壊すほど過酷だ・・という事を書いたが、本日のシャレにならない事態になった。

御年64歳のボウイ叔父が今朝突然死んでしまったのだ。数ヶ月前に持病の糖尿病から来る腎臓の機能不全で透析をせねばならない身体になっていたとは言え突然の死である。

同居していた従姉妹フィリンの話では朝食を食べた後に突然容態が急変し、病院に向かう救急車の中で息を引き取ってしまったのだという。

それでたった今通夜から帰ってきたのだが、悲しみや喪失感とともになぜボウイ叔父が亡くなってしまったのか疑念が湧いてくる。

昨年の5月14日は祖母が死んだが、これは90歳を超えていたから仕方が無いとしても、ちゃんと医師の処方通りに透析を続けていたボウイ叔父が突然死ぬのは理解出来ない。

しかしボウイ叔父の最後の日々を過ごしたフィリンによると、今年のこの暑さには相当こたえていたと言うから、やはり体の循環機能がおかしくなったのだろう。5月はどうやら女房の一族にとって鬼門な様だ。

お悔やみの言葉はボウイ叔父と遺族に言うべきだし、何より色んな思いが去来して頭がまとまらないが、ここで一つ分かった事は絶対に4-5月はフィリピンで過ごすべきで無いということだ。

もしもこれからフィリピンでリタイアを考えている人がいたら、この時期はバギオの様な高原で過ごすか何処かに出国するべきであろう。筆者は早死にしたく無いからこのルールを守り続けることにする。

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食のマジック重曹の思わぬ盲点

先日筆者は「乾麺を先に水で戻すと手打ち蕎麦のようになって美味い」という日記を書いたが、この日記を読んでいただいている方から「スパゲティを重曹で茹でるとラーメンになるよ」という情報を頂いた。筆者はこの事を知らなかったので早速ネットで調べてみたところ、重曹は生麵の食感を取り戻します!とか、重曹を使うと乾パンでオハギが作れますなど驚くような事が書いてある。

中学高校を通じて化学は常に落第点だった筆者には理解の範囲外だが、どうも重曹には乾麺内部に水分を済ん等させ割れをつなぎ合わせる効果があるように見えた。それで近所のスーパーに出向いて重曹(ベーキングソーダという名で売られている)を買い、さっそく好物の蕎麦を茹でてみることにした。

まず前回同様に乾麺を5分間水に浸し、鍋に沸かした湯に重曹を大匙一杯入れて茹ではじめたのだが、これがアブクが出てきて出てきて仕方が無い。まるで洗剤でもぶち込んだのか?と思うほどの凄いあぶくの量である。しまった!もうちょっと大きい鍋で茹でれば良かった・・と思ったが後の祭りである。


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さて茹で時間4分が経過した時点で蕎麦をつまんで試食してみたところ、ネットに書かれている通り重曹の苦みが一瞬口の中に広がった。それで水で洗って食べてみたところ、意外にも単に水に5分つけた(前回のレシピ)だけよりも麵がかなりモチモチしている。

それで茹で始めから5分経ったところでザルに開け、重曹の苦みを流水でさんざん洗い流してみたのだが、なんとなく蕎麦が膨らんでいるような気が・・。そして薬味をたんまり入れた麵つゆにつけて一口目を食べてみたのだが、期待した蕎麦の味は完全に無くなっている上に、何だか麵自体の弾力性が増しているというか・・増しすぎだ。

これは蕎麦では無い・・、いや正確に言うとこれは冷やし中華に使う中華麵と同じ食感である。ただし味の方は紛れも無く蕎麦だから非常に中途半端な麵に化けてしまった。決して不味いわけでは無いのだが、なにより蕎麦特有の噛むとサックリ切れる食感が全く無くてなんだか粘っこさが気になる。そして半分ほど平らげた当たりで箸の動きが鈍くなってきた。





筆者はなぜネットには「驚き!スパゲティがラーメンに!」とか「乾燥ウドンが中華麵に化けた!」というように、素材は幅広く登場するけれど十中八九その目的地(つまり最終的な料理)がラーメンばかりなのか?、なぜ「パスタの乾麺が生パスタに」とか「乾麺うどんが本場の讃岐うどんに」という本来そうあるべき記述がかなり少ないのかこの瞬間にハッキリ気が付いた。

重曹はたしかに乾麺に水分を浸透させる効果はあるが、問題は全ての乾麺の食感を生ラーメンそのものに変えてしまう副作用があるようだ。だからラーメン好きにとっては重曹は世界中の乾麺をラーメンに変えてくれる魔法のクスリに違いないが、蕎麦好きやパスタ好きには大好物をまるっきりトンチンカンな食い物に変えてしまう悪玉である。

ただし筆者は揖保の糸や播州手延べウドンにきしめん、それからカッペリー二で試したわけでは無いから、これが事実かどうかはまだ分からないが(あくまで仮説である)、こと蕎麦については茹で上げる前に5分乾麺を水に浸した方がよっぽど美味かったと断言できる。よって皆さん蕎麦を食う時には絶対に重曹は使わない様に!。






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体がおかしくなるフィリピンの猛暑期

フィリピンに移住して3年経つが、全くデタラメな行政機構や不味い料理、予想以上に高い物価などとともに来てみて誤算だったと気づいたのが4~5月の気候の悪さである。この時期気温は暑くても35度だが、皮膚感覚では40度を超えるような物凄い暑さである。

もっとも筆者は生まれつき体が頑丈に出来ていて、炎天下のドバイやインドを何時間歩いてもヘッチャラな人間なのだが、一昨年にフィリピンに移住してからと言うもの、こっちの真夏に当たる4~5月は何故だか体調がおかしくなってしまうのだ。

昨年は突然耳の調子がおかしくなり、ずっと飛行機に乗った様な状態が続いたし、その後は慢性的なモノモライに悩まされたので病院に行ったところ、医者からは「ああ、耳も目の方も暑さが原因ですね」と言われて首を傾げてしまった。

というのはその前の年はフィリピンと大して変わらない暑さのタイに1か月ほど滞在していたのだが、筆者は一度も体調を崩すことなくピンピンしていたし、それに香港の真夏も気温がグングン上がるだけでなく湿度も物凄いのだけれど、筆者は16年間に一度たりとも暑さにへばったりしたことなど無かったのである。





しかし1歳年をとれば体の不具合も出るだろう、それに耳や目の病気くらい一生のうち一度くらいしてもおかしくは無いな・・と無理やり納得するようにしたのだが、それから1年経った今年はもっと洒落にならないことになってしまった。

1か月近くも咳が止まらなくなってしまったのである。この日記を書いている今現在は随分と良くなったが、10日ほど前まではホントに酷い状態だったのだ。それも寝ていると慢性的な息苦しさを感じてしまい、このまま窒息死するのでは・・と思うほどだった。

それでこれは肺気腫か肺がん、良くて慢性気管支炎か結核の類いかと思って病院に行ったところ、これがあっさりと「エアコン風邪ですね」と診断されたのだ。エアコン風邪が1か月も続くだと・・?、お前ちゃんと診断しろよ!と訴えたが、医者はけろりとした顔で「この病院に来る患者の半分はアナタと同じ症状ですよ」と言いはる。

このヤブ医者!と思ったが、いちおう医者の指示通り薬を飲んでエアコンをつけずに寝たら咳の方はだいぶ治ってきたから、どうも医者が言ってる事は正しかったようである。しかし香港でもタイでも2か月くらいエアコンをガンガンつける生活をしていても平気だった筆者がフィリピンに来たら何でこうなってしまうのか?は全く説明がつかない。





香港やタイじゃ1日寝てれば直るような何でもない病気も、ここフィリピンで猛暑期に発病すれば長患いになってしまう理由は、暑さの他に例えば空気中に免疫を壊す元素が含まれているとか、飲み水の中に変な化学物質や肝臓を壊す成分でも含まれているのではないか?と疑ってしまう。

それに毎年症状が悪くなっているということは、来年はもっとたちの悪い病を患う事にな可能性もある訳だし、まして今年は近所で数人が熱中症から脳梗塞に罹ってしまったのをさんざん見聞きしたから、明日は我が身という言葉がやけにリアリティを持って迫ってくる。

「あなた!あたしはこんな暑い時期にフィリピンにいるのは嫌だわ!」とゴホゴホ咳をしながら文句を言う女房。コイツも体の方はかなり頑丈に出来ているが筆者同様に4~5月は体調不良に苦しめられている。それから6年前まで香港にいた義妹は帰国して体がフィリピンの気候にマッチするのに3年かかったと言うが、この時期の義妹はどう見ても慣れとはほど遠いように見えるんだけど・・。

それでフィリピンに移住した諸先輩に聞きたいのだが、皆さんの場合はフィリピンの猛暑期に体が慣れるまで一体何年くらいかかったのだろう?。それとも何年経っても慣れることなく、むしろ病は年々重くなっているのだろうか?というよりも何故フィリピンに来るとこんなに体調が悪くなってしまうのか?答えをご存知の方はどうぞ愚鈍な筆者にご教授いただきたい。






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神の子教団に入信した10歳の少女

アイパッドを見ていた女房が「ねえ、ちょっとこれ見てよ」といって画面を筆者の方へ向けた。そこには香港にいるサマンサ(10歳)が映っているのだが、彼女の服装を見た筆者はアッ!と驚いてしまった。上下とも白い服なのだ。いやサマンサだけでは無い。そこにいる人間全員が白づくめの服装をしていたのである。





このサマンサと言うのは女房の遠い従姉妹兼クラスメートであるグレースとネパール人の旦那との間に出来た一人娘で、一応筆者と女房はニノンとニナンというフィリピン流の見守り役を仰せつかっているのだ。それで白服を見て筆者が驚いた理由を言うと、これはサマンサがある宗教団体に取り込まれた事を意味するからである。





この団体はフィリピン・ダバオ市に本拠を置くキングダム・オブ・ジーザスクライスト(通称KLC)と言う新興宗教で、ここの親玉であるアポロ・キボロイなる御仁は30年くらい前に自分が神の子であることを発見し、そこから持ち前の傲岸不遜さ、もしくは誇大妄想狂特有の行動力を発揮して今や信徒数600万人というフィリピンでも5本の指に入る巨大教団へと成長させたのである。





なぜ筆者がこの連中の事を知っているのかと言うと、サマンサの叔母(グレースの姉)に当たるノエミーがKLCの信者で、ときどき我が家に遊びに来てはアポロ・キボロイという教祖の事やKLCの教義(宗教に対して悪意のある筆者の耳には、収入の10%を寄付すると言う搾取性が一番記憶に残った)について時々話していたからなのだ。





ただし香港の我が家に出入りしていた人たちの顔ぶれを言うと、ノエミーの姉のカルメンは創価学会、妹のティタはトンボイ(おナベ)、一番下のグレースは熱心なカトリック信者だがラマ教徒のネパール人と結婚、それに従姉妹のサリーはモルモン教で、女房の級友のジュディーはイグレシア・ニ・クリスト、時間雇いの家政婦はボーン・アゲイン教会といったように新興宗教とマイノリティーのオンパレードだったからノエミーの宗教への傾斜は特に気にならなかったし、女房が勧誘される様な事は一度も無かった。





ちなみに筆者ら夫婦は3年前に香港を離れてからはグレースとは疎遠になっているし、見守り役として何かをしたわけではないが、筆者は宗教団体と聞くと全身の毛穴が戦慄くほど拒絶反応が出てしまう性質なので(革マル派や日本赤軍、IRAの方がまだ健全)、サマンサの変貌に狼狽えてしまった。やったのはノエミーに違いない。





さて「一体母親のグレースは何をやっているんだ!」と憤慨した筆者は早速女房にコンタクトを取らせたのだが、なんだかグレースは煮え切らない態度で事情を話そうとしないという。なんだそりゃ!育児放棄か!と訝った筆者は何気なくノエミーのフェイスブックの写真をみていたのだが、そこにアップされた集合写真の顔ぶれを見ていて再び「アッ!」と驚いてしまった。





そこには上下とも白い服を来たノエミーとグレースが並んで映っていたのだ。そうか・・、本丸がとっくの先に落ちていたのね・・。それにしても姉から創価学会への勧誘を頑として撥ね付けてカトリックを守り通したグレースまでもが籠絡されてしまうとは一体どんな普遍性がKLCにあるのだろう・・?それにこの教団って良く見ると非常にやば~い雰囲気がするんだけど気のせいだろうか?






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北陸の忌まわしい話(2)

級友J君が痛みに耐えかねて喋り出したのは、火葬場で揉めていたのは死んだ高校生の遺骨を初老の男が売ってくれ!と切り出したからに違いない、○○○○○○というのは漢方薬の名前で、原料に人骨を使うのだ・・という話だった。

この話を聞いたイチイくんは「そんな馬鹿な事あるか!」と反論したが、J君は「いいか!絶対誰にも言うなよな!」と言って彼の故郷の村で昔から行われている商売の話を始めたのだそうだ。それはとても信じられない話だったが、J君があまり真面目な表情で話すので段々聞き入ってしまったそうだ。

皆さん良くご存じの通り富山の薬売りというのは有名だが、昔の漢方薬と言うのは植物や生薬、牛の胆石なんかと並んで人間の体の一部を使っていたのだという。そして当然そういう原料は人間の死体から取ることになるのだが、問題はその調達先である。





とうのは老衰で死んだヨボヨボの爺さんや結核やガンで死んだ病人の骨は漢方薬の原料としては適さないので、やはり若くて健康な死人が必要になって来るのだが、となると死因は交通事故か自殺のどちらかに限られてくる。ただし誰にでも骨を売ってくれ!とおおっぴらに頼めるわけでは無いから、山岳部の住民や製薬業に関係しているなど利害関係のある人間に頼むと言うのだ。

今の時代にそんな馬鹿な!とイチイくんは思ったが、続けてJ君が言った「お前も骨壺がやけに小さいのを見ただろう。俺の家の近辺で早死にした人間にはそういう決まりがあるんだ」という一言がやけに記憶に残ったらしい。実際イチイくんは葬式での言い争い以外はボンヤリとしか覚えておらず、まして骨壺の大きさなど考えた事もなかったが、話の本筋からは幾分ピントの外れたJ君の一言に妙なリアル感を感じたのだそうだ。

「あの骨壺の話を聞いた時に俺はこの話は本当だと思ったよ」というイチイくん。それでイチイくんは漢方薬の人骨使用について調べてみたところ、J君の言う通り明治時代までは当たり前の様に配合されていたらしい。じゃあ今でも?。まさか!今は法律で禁止されてるよ!。でも漢方薬の世界は奥が深いからな・・。京都や大阪の老舗ならこっそり使っているかもしれんぞ・・。





さてそれから10年後に香港に移り住んだ筆者は、漢方薬に詳しいレイ・ロンチョンというお客から人骨を配合した薬が今でも売られているという話を聞いた。漢方薬の原料は広東省の西隣にある広西チワン族自治区が本場だが、ここのチワン族という少数民族住民は山に入って生薬を採るだけでなく墓を暴いて人骨も収集しているというのである。

レイさんの話では、胃が悪ければ胃を食い肝臓が悪ければ肝臓を食うという中国医学のセオリー通り、骨折や骨肉腫、脊椎変形などの骨の病気には骨を食べるのが効果的なので、一応表向きは禁止されているものの本物にこだわる老舗の漢方薬店はこっそりと人骨配合の漢方薬を高額で販売しているという話だった。

漢方薬の本場では今でも人骨が使われている・・。という事は40年前の日本でも人骨を配合した薬が密かに作られていたというのも全くのウソとも思えない・・。なおオカルト話が大好きなイチイくんが調べたところでは、その薬を飲んで呪われたりすることは絶対に無いのだそうだ。話自体が作り話なのか?それとも富山の薬売りには怨霊化するのを封じ込める力があるのか?。そう考えると富山の薬売りという一見牧歌的な人たちが、実は得体のしれない不気味な存在に思えてきた。






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北陸の忌まわしい話(1)

筆者の学生時代の友人にイチイくん(櫟と書く)といういつも不気味な話ばかりする男がいた。彼とは今から30年前の新歓コンパで初めて出会ったのだが、彼はこの席で故郷の富山県にある飛び降り自殺が連発するマンションや、京都の駿台予備校寮での恐怖の一夜など筆者の大好きなオカルト話題を数多く披露し、一同ドン引きさせたツワモノである。

彼の話にすっかり魅了された筆者は以後彼とは親しく交際し、彼の祖父が亡くなる前に経験した不気味なお迎え話などの恐怖話をいつも聞かせてもらったのだが、今日の日記では筆者がイチイくんから聞いた話のなかでも怖いと言うより嫌な話について書きたいと思う。

イチイくんがまだ小学校低学年の時、つまり今から40年ほど前のことである。母親の遠縁にあたる高校生がバイク事故で死んだというので、一家そろって石川県との県境(もしくは石川県に入ったあたり)にある山奥の村まで葬式に参列したのだが、焼き場の待合室にいる時にちょっとした異変が起こった。





隣の部屋から男たちの物凄い怒鳴り声があたりに響き渡ったと言うのである。残念ながらイチイくんは小さかったので話の内容は良くわからなかったのだが、別室に居るのは死んだ高校生の両親と焼き場に突然現れた両親の知り合いらしき初老の男であることは知っていた。

イチイくんには一体何を揉めているのかは判らなかったが、しかし同じ待合室にいる大人たちが苦々しげな表情をしながら「○○○○○○」という単語が混ざった悪態を囁いていたのは覚えていた。なお丸文字にした理由はイチイくんが何といったのか失念してしまったからなのだが、たしかアンポンタンとかマンキンタンというような「ン」が3つか4つ連続する単語だったと思う。

葬式からの帰り際にイチイくんが両親に○○○○○○とは何なの?と尋ねたところ、両親はちょっと嫌な顔をした後で「さあ、なんだろうね?」ととぼけられてしまうのだが、その時の何とも困惑した雰囲気から○○○○○○の事を聞くのは禁忌に触れるような気がしたために、以後その件は心に封じ込めて占めてしまったらしい。





さてそれから数年後のことである。イチイくんは富山県の進学校に進んだのだが、その時にJ君と言う級友と出会うことになった。この高校の大部分の学生は平野部の住人ばかりなのだが、J君だけは石川県との県境(もしくは石川県内)にある山奥の村から越境入学で進学していたのだ。

J君の出身中学の名前を聞いた時に「アッ!あの死んだ高校生が死んだ村だ」とイチイくんは思い当たったそうである。それで何気なく会話をしていたある時に、自分が子供の頃に経験した葬儀での口論の話と○○○○○○という単語を言ったところ、このJ君も昔イチイクンの両親がしたように思い切り気まずい表情をしたそうだ。

明らかに知っている素振りを見せているのに知らないふりをするJ君の態度に痺れを切らしたイチイくんは、得意のコブラツイストだかキャメルクラッチを仕掛けて遂にJ君の口を割らせることに成功したのだが、その答えを聞いた時に何故みんなが嫌な顔をしたのかはっきりと分かった。(続く)






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グレース・ポーに続いてデゥテルテからも振られたビナイ

来年5月の大統領選に向けて各政党や主要候補は正副大統領職のタンデムを組む相手探しを始めたが、現在支持率トップのビナイ副大統領だけは有力な相手が見つからずいっかな先に進まない状態が続いているようである。

今年3月段階のSWS社が行った支持率調査では、ビナイ副大統領が36%、グレース・ポー上院議員が31%、ロハス内相とデゥテルテ・ダバオ市長が同率15%と続いているが、数々の不正疑惑発覚のよりビナイの支持率は徐々に落ちていて、現在はグレース・ポーと伯仲していると言われている。

そんな逆風を打開すべくビナイはグレース・ポーに自分の下で副大統領に立候補しないか?と持ちかけたが、政策と政治倫理の違いを理由にあっさり袖にされてしまい、今度は台風の目になる可能性があるデゥテルテに副大統領候補を持ちかけたものの、ABS-CBSのインタビューに対して「国政に興味は無い」とデゥテルテは答えてしまった。





しかし我が家に集まってはウィスキー片手に政治議論を繰り広げている親戚連中および近所の住民によると、デゥテルテの不出馬宣言を真に受けるのは間違いで、単に落ち目のビナイの口車に乗って政治的に利用されたくなかっただけであり、案外と他の候補と組んで大統領に立候補する可能性もあるのだそうだ。

それで議論にふける男共に一体どういう組み合わせが現実性があるのか?と聞いてみたところ、ビナイはあれだけ叩かれても根強い人気があるからなぁ・・、となると相手側はグレース・ポーしかいないだろ!、ロハスは人気が無いから副大統領候補に出て落ちるパターンだな!、いやいやデゥテルテがいなけりゃ案外いけるかも、サンチアゴ女史は副大統領ならいけるかもしれんがプライドが高いから誰も引っ張らないだろうよ・・と随分長い時間をかけて議論し始めた。

最初に尋ねてから答えが出てくるのに結局15分もかかったが、酒飲みの男たちがひねり出した来年度の正副大統領選挙の候補がこれである。なお(穴)というのは副大統領候補のなるかもしれない意外な人物という意味である。
① (正)ビナイ副大統領(副)マルコスJr上院議員 (穴)エストラダ元大統領
② (正)グレース・ポー(副)マー・ロハス内相   (穴)エスクデロ上院議員





このビナイ陣営の顔ぶれを見た時に思わず笑い出してしまった。まずボンボン・マルコスJr上院議員はビナイとは逆の政権与党ナショナリスタ所属の議員である。それがわざわざ野党の親玉と組むなんて・・と思ったが、エド叔父は「フィリピンの与野党なんてちょっと風が吹けば全部入れ替えになるんだ!。この国は何でもアリなんだよ!」というのが妙に説得力がある。

しかし・・大穴のエストラダ元大統領ってのは一体どういう意味なんだ?。元大統領が副大統領選に出馬するなんておかしいだろ!と言ったところ、今度はダニー叔父が「アイツはマニラ市長なんてちっぽけなタイトルまで欲しがる男だから、ビナイが誘えば絶対に乗って来るんだ!」と言い張る。

しかし・・ビナイ、マルコス(この場合は独裁者だったお父さんのイメージ)、エストラダ・・、なんだかしぶとそうな面子である。一方のグレース・ポーにロハス、エスクデロはクリーンだけど線が細そうな感じが・・。別の例えをするなら肉食獣対草食獣、いや爬虫類対鳥類?。この瞬間に筆者は何となくオオトカゲとニシキヘビが正副大統領に収まるような直感が働いた。






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ドバイでフィリピン家政婦に死刑判決

ジェネラルサントス市出身のドバイで働くフィリピン人家政婦(写真下)に死刑判決が下されたというニュースを聞いた。この女性はジェニファー・ダルケスという28歳の出稼ぎ家政婦で、雇用主にレイプされそうになったため誤ってナイフで相手を刺し殺してしまったらしい。

事件が起こったのは昨年12月で、まだそれほど日が経っていないから一審判決だけだろうと思うが、レイプされそうになった女性の正当防衛は認めずに死刑判決を出すとはUAEという国は全くとんで来ない野蛮な国家だという印象を深めてしまった。

というのは筆者の親戚にも中近東への出稼ぎは結構多く、現在義弟のフランシスと従兄弟のジャネルがサウジアラビアのジェッダに、従兄妹のボーヤがドバイで働いているが、彼らが帰国するたびにアラブ人の出稼ぎ外国人に対する非道な行いについて何度も聞かされていたからである。

アラブ人の家庭に住み込みで働く家政婦が雇い主の父親や息子たちから集団で手込めにされるなんてのは序の口で、ちょっとした失敗でもすれば今度は奥方ら女たちから熱したアイロンを体中に押し当てるお仕置きなんて事件は頻繁にあるというのだ。





しかも家政婦が家を逃げ出して警察に駆け込んでも警察は雇用主を逮捕するどころか家政婦を元の家に送り戻してしまうため、義弟らが金を出し合ってフィリピンに戻る航空券を買い、皆でボディガードしながら出国まで見送ることも度々あったという。

筆者はアラブ人とは長く商売をしてきたし、実際彼らと接していればアメリカ人が言うような凶暴な野蛮人という印象は持たなくなっていったが、ここ最近はサウジにいたエド叔父さんや義弟たちの話を聞くうちに、こと女性への態度についてアラブ人は非人間的だと思うようになった。

イスラム教が持つ禁欲性と女性は男の所有物である!という発想は砂漠のテント生活なら成り立つが、都市化が進む現代では全くお門違いの哲学になっている。とくに民族主義と結合してイスラム思想がいくぶん世俗的になったエジプトやトルコ、イランに比べると湾岸首長国はその傾向が顕著で、今や博物館でしか見られないようなおどろおどろしい中世の世界がいまだにそこにある。

筆者は今まではどちらかというとイスラム贔屓の人間だったが、アラブで起こる東南アジア人への迫害のニュースを聞くたびに、彼らへの愛着が一枚また一枚と心の表皮から零れ落ちていく気がする。なのでこういうニュースをききつづけていたら、そのうち近所に住むイスラム教徒の一家に「出ていけー!」と怒鳴りつける様になったりして・・。






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脂肪肝に効く特効薬

バンコクに住む後輩K君から漢方薬の煎じ方について質問が来た。どうも体調が悪いのでチャイナタウンの漢方医に伺ったところ、あんまりよく説明もされずに薬草の束だけ渡されたと言うのである。香港の漢方医は懇切丁寧にレクチャーしてくれるだけでなく薬草を煮詰めるポットまで売りつけようとするのとは大きな違いである。

それでK君に薬草の種類を聞いたところ、何と筆者にも聞き覚えのある名前ばかり・・。これは脂肪肝のクスリである。まあK君は大学時代から毎日吉野家の牛丼大盛りを寝る前に食ってたおかげで体重が100キロ近くあったし、バンコクに20年以上も住んで酒池肉林の生活を繰り返しているから脂肪肝どころか今頃死んでいてもおかしくはないな・・と一人納得してしまった。

「じつはいくら頑張っても数値が悪くなるばかりでして・・」とK君は書いてきたが、奴のフェイスブックには肉と炭水化物の山盛りに高級コニャック、そしてコヨーテクラブの美女達しか映ってないから何もしてないことは明白である。それに昨年バンコクで再会したときは冷房の効いたレストランでも鼻の頭にぎっとり脂汗を浮かべていたから体中が大トロ状態になっているに違いない。





「先輩、ところで漢方薬って効くんですか?」と聞くK君。う~ん・・漢方薬は病の防止には役立つが、一旦発病した病気に対しては西洋医の方が効果的だし、おれの脂肪肝もある一定レベルまでは改善したけど、そこから先はなあ・・と答えると、K君は「そうですか・・」とちょっと暗そうな雰囲気の返事した後しばらく沈黙してしまった。

ここで筆者は少し逡巡してしまった。と言うのは実は漢方薬よりもよっぽど効く薬のおかげで筆者の脂肪肝はかなり改善しているからだ。以前の日記にも書いたがその薬はオマコールといって、ノルウエーのプロノヴァ社が開発したオメガ3脂肪酸配合のクスリで、医者からは「魚の脂」と呼ばれている代物である。

良く脂肪肝を改善するため肉類を断ってしまう人がいるがこれは全くの間違いで、ある程度のタンパク質と脂を摂取しないと肝臓に溜まった脂肪は排出することさえ出来ないのだが、この際に一番適した食べ物はオメガ3脂肪酸がたっぷり含まれたサンマやサバ、イワシなどの青魚なのである。





さて本来ならここでK君にオマコール(別に小難しいクスリでは無くフィリピンじゃごく普通に薬局で売られている)を服用するか、もしくは毎日三食を(シャム湾に腐るほど生息している)サバだけ食い続けるか?のどちらかを勧めれば良いのだが、その時ふとK君の私生活が頭に浮かんだ。

20代半ばにタイに来て一日と置かずに女とやりまくり、さらに一体どういう手続きをしたのか不明だが3人の女と重婚し、さらにいつも複数の愛人を引き連れては高級クラブ通いをするアラブのスルタンもどき。それに生まれつき商才があるので儲かり続けているから、金が底をついて女遊びを止めるような事はまず有りえない。つまりコイツが遊びを諦めるのは体力が尽きた時だけだ。

「まあ何事も継続が必要だから、漢方薬を飲み続けた方がいいよ」と書くと、K君からは「それもそうですね。ありがとうございました」という返事が来た。あと3年もすれば遊びの方も収まって夜はまっすぐに家に帰るようになるだろう。なお筆者が特効薬の事を言わなかったのはK君が羨ましいからでは無く、あくまで彼が真人間に戻ってほしいという先輩としての思いやりである事を付け加えておく。






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自宅で美味い蕎麦を作る裏ワザ

先日ネットを見ていたら乾麺を茹でる前に一旦水分を湿らせると蕎麦を本格的な手打ち蕎麦に変わるというレシピが出ていた。その後の「市販されている乾麺も乾燥させる前は普通の蕎麦だったのだから、水で元に戻せばいいだけです」という但し書きが何となく説得力があるように思える。

美味い蕎麦が食いたい・・。そう!筆者は蕎麦が大好きで、香港には手打ち蕎麦の店が一軒もないため、わざわざ電車に乗って国境を越えた深センの蕎麦人(そばじん)という店まで食べに行っていたくらいなのだ。

あのパサパサして美味くない乾麺がみずみずしい手打ちそばに変わるなんて・・。例え話半分でも美味い蕎麦を食いたい筆者は家人が寝静まった頃を見計らって階下へと降り、戸棚の奥の昨年日本から送った段ボール箱の中からちっとも減らない乾麺を取り出した。





●チャレンジその1 出雲そば

まず最初に取り出したのは家人から大変評判の悪い出雲そばである。これはそば粉100%使用と結構値の張る品なのだが、「蕎麦湯も楽しめます」という売りの言葉通りにやけに多くの粉がまぶしてあって、麺をゆでるとお湯がドロドロになってしまうのか家人からは敬遠されていたのだ。

ネットに書かれていた通り乾麺を大き目の皿に広げて水道水をザーッとふりかけ、更に溜まった水と落としてはまたザーッと水をかけるという作業を2度やった。水の中にずっと浸った状態にするとたちまち乾麺が溶けだしてしまうからだそうだ。


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お湯が沸いたら即座に乾麺を投入。乾麺に水を含ませてから必ず5分以内に茹ではじめる事!と書いてあったが、ガス点火のタイミングを間違えて沸騰するのに思わぬ時間が・・。おかげで乾麺は7分近く水を含ませた格好になり、なんかちょっと揉んだら泥団子になりそうな感じが・・。

インストラクション通り乾麺としての通常の茹で時間6分+蒸らし2分を経て出来上がったのが下の写真。見た目は乾麺の状態から即茹で上げたのと大して変わらないが、一口食べてみたところ味も変わらない。というより不味くなっている気がするんだけど・・。それでもう一束同じ作り方(ただし水を含ませる時間はキッチリ5分にした)が、ちょっと麵が硬くなっただけでちっとも美味くない・・。こりゃ失敗だ。





●チャレンジその2 とろろそば

翌日も深夜に腹が減ったのでもう一度蕎麦を作ってみることにした。今回は家人からは少しは評価の高い(したがって残り少ない)小麦粉と山芋配合のとろろそばである。出雲そばと違って山芋成分が水によってヌメリを増すのではないか・・と思ったのだ。

前回同様に5分きっかり乾麺に水を含ませた後で湧きあがったお湯に入れる。そして4分過ぎたあたりで念のために一本だけ試食してみたところ、その余りにも滑らかな舌触りにビックリしてしまった。こ・・これは・・。いつもとは全く別の蕎麦になっているではないか・・。それに乾麺特有のヘタリ感が無く弾力性が生まれている。





それで完成したのが下の写真である。見た目は普通の乾麺と変わらないかもしれないが、舌触り、コシのある歯ごたえ、咽喉を通る時の触感はまぐれも無く近所にある手打ち蕎麦屋の半分くらいのレベルにはなっている。ただし蕎麦特有の香りは無いのが残念だが、今までもモソモソした味気ない蕎麦を食っていたのとは大違いだから、ここまで贅沢は言えない。

なお上にも書いたが、この蕎麦の茹で方のコツは
1) 5分以上は水に浸らせない
2) 包装裏面の注意書きにある時間通りに茹でる
以上の2点だけなので、騙されたと思って是非とも試していただきたい。

なお筆者はまだ2種類の乾麺しか試していないので確定的な事は言えないが、蕎麦粉100%よりも小麦粉配合の方が粉の崩れ具合が保たれるのか出来上がりが良いようである。この方法の他にも重層を加えて茹でるとか、そばつゆも鰹節を一つまみ加えて煮立たせると味が増すなど色々方法があるようなのでこれから試してみようと思う。






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上院議員たちの懐事情

フィリピンの上院議員24人の資産額が公開されたので見てみたところ、1位にシンシア・ビリヤールの名前があるのを見て納得してしまった。というのは昨年土地を買おうとラグナ州を回った際に、ビリヤール一族が経営するヌヴァリのサブディビジョンも見て回ったのだが、その商売のあくどさに呆れてしまったからだ。

ド田舎のただ当然の土地を買い叩いたのはまだしも、筆者のような素人が観ても良くわかる張りぼて同然の粗悪な建設資材、そして見る人間の視覚を誤魔化して一見広めに見えるような120平米の家を「今なら1700万ペソ(4700万円)とお得ですよ」と値付けするビリヤール一族の使用人たち。こんな暴利の商売をやっているのだから資産20億ペソ(55億円)というのも確かに頷ける額である。

2位は大物女優で現バタンガス州知事ヴィルマ・サントスの旦那であるラルフ・レクト、3位はマルコス元大統領の息子である“ボンボン”・マルコスとそれらしい人物が続いているが、ここで注目なのは4位のジンゴイ・エストラダ、5位のラモン・レビリヤ、そして6位の元老ファン・ポンセ・エンリレである。





この3人は言うまでも無く一昨年フィリピンの話題をさらったポーク・バレル汚職事件の主役たちだからだ。エストラダとレビリヤは現在拘置所に抑留中で、評判の方は地に落ちた感じがするが、さすが金に汚いだけあって資産の方は着実に増やしていっているようだ。

一方次期大統領選の台風の目となりそうな10位のグレース・ポーは資産額9000万ペソ(2億5000万円)と昨年から6000万ペソ目減りしている。これは父親から引き継いだ不動産の市場価格が下落しているため(そんなことあるのか?)これまでの取得時価格から市場価格へと申告額を切り替えたためらしい。

そして上院議員の中で一番貧乏なのは軍人出身でオークウッドの反乱の指導者であるアントニオ・トリアネスで資産額はこれは冗談かと思う560万ペソ(1600万円)。ブービー賞は次世代の大統領候補で、グレース・ポーとタッグを組んで副大統領に立候補するのでは?と噂されるフランシス・エスクデロ上院議員(資産額600万ペソ)であった。





さて彼らの資産、特にポークバレル3人組の資産が思った以上に少ないと思った筆者は、普段から銭勘定を仕事にしている従兄弟ラフィーにこの疑念について質問してみたところ、「フィリピンの政治家が本当の資産額を申告するわけないじゃないか」と一笑に付せされてしまった。

ラフィーによると奥さんや子供名義になった資産を合わせればゼロが一ケタ増えて、会社や財団名義、さらにアメリカや香港にある海外資産も合わせるともう一ケタ増える、そして建設プロジェクトからネコババして手下たちにばら撒く裏金を合わせるともう一ケタ増えるというのがフィリピンの政治家の平均的な懐事情なのだそうだ。

「もしも信じないなら、この議員のファミリーネームを良く見てみろよ」と言って指差したのは16位のナンシー・ビナイ。言うまでも無く、たった1日で20億ペソ(55億円)とも言われる裏金を受け取ったビナイ副大統領の娘である。資産額はたったの6300万ペソ(1億8000万円)。しかしラフィーの法則でゼロを一ケタ、もう一ケタを足していくと・・。ウン!なんとなくイメージが合うな!






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お寒いフィリピンのインターネット事情

インターネットの情報提供会社OOKLA社が世界各国の接続速度ランキングを発表したが、筆者の住むフィリピンはアジアで最低クラスであるだけでなく、世界でもかなり下の方にいることが判明した。

このリストは世界202か国の接続速度(Mbps)と一般的な月ごとの使用料金の2つから成り立っているが、世界で一番スピードが速いのはシンガポールの122bbsで、以降は香港(103Mbps)、全然名前を聞いたことが無い北大西洋の島(97Mbbs)、日本(82Mbbs)と順次続いているが、フィリピンはなんと176位と下から27番目、アジアでも下から2番目(最下位はアフガニスタン)という全くどうしようも無いポジションにいると知って思わず呆れてしまった。





別に内戦状態にある訳でも無いのにフィリピンがナイジェリアやリビアより下というのはどういう事だ!。しかも料金を見てみたらこれがビックリで、シンガポールや香港が月2~3ドルなのは別格としても、インドやパキスタンといった国家丸ごと不便極まりない地域の月8ドル台を超えてフィリピンは何と18.2ドルと圧倒的な高さを誇ってるのだ。

世界で最も遅くて、しかも最も高い・・。一体フィリピンの情報・通信企業と言うのは何をやっているのだろう・・と首を捻ってしまう。たしか昨年どこかの下院議員がこの問題をフィリピン国会で提示したが、結局ただ文句を言いあうだけで何の具体的な対策も出てこなかったことを思い出した。


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以前筆者のブログを読んでいただいている方から「フィリピン人の美徳とは何か?」と問われてトンチンカンな日記を書いたが、あれから随分と月日を経て筆者が確信したのはフィリピン人達の我慢強さである。不味いくせに高い料理や、設計段階から間違ってる道路事情と慢性的な交通渋滞、いつになったら窓口に行けるか分からないノロノロした銀行とお役所に文句も言わずに受け入れるフィリピン人の我慢強さにはほとほと感心してしまう。

しかしこういうデータが続々と出てくれば、いかに忍耐強いフィリピン人でも何処かで堪忍袋の緒が切れて直接行動を起こすのではないか?と短気な筆者は期待してしまうが、どうも周りを見ていると「政府が悪いのよ!」というワンパターンな批判や「代替案がある訳じゃないから仕方が無いわ」という深い諦念で終わってしまっているようにも見受けられる。





結局ビジネスが利便性を持つのは競争の原理が働くことに限るのだが、フィリピンの場合は電力も電話も通信も一見競争しているように見えて実際はカルテルを結んでいる様にも見える。ただ筆者はこっちに移り住んで3年しか経っていないし、自分で商売をやっている訳じゃないから「フィリピンはこうだ!」とは言えないのだが、実にのんべんだらりとした古い体質から抜け出せないに見える。

さてこのOOKLAはフィリピン各地の接続速度のデータも提示していたので覗き込んでみたところ、同じフィリピンでもパサイは11.1Mbps、パンパンガ州は8.75と世界国別ランキング100位あたりのレベルの地域もある様である。それで筆者の住む町の名前を探してみたところ、これが全然見当たらないので今度は下から読み上げて言ったらすぐに見つかった。アフリカの内戦状態の国以下の接続速度だった。






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シャープ社員にモノ申す

シャープの凋落が止らない様である。液晶ビジネスの競争に敗れて構造的な赤字体質に転落し、相次ぐリストラや事業撤退を繰り返しながらも全く構造改革の兆しが見えないことから、投資家たちの間で失望が広がり売りが加速しているらしい。

ある雑誌が企画した覆面インタビューに参加した社員たちは「液晶が将来は陳腐化するのは事業開始時点から分かり切っていた」「なぜもっと早く手を打たなかったのか」と歴代の経営陣を無能呼ばわりする発言を繰り返していたが、この記事を読んだ筆者の感想は「気持ちはわかるが、それは違うんじゃないかな」というものだった。

実は筆者が3年前まで働いていた会社も液晶ビジネスに参入していて、1990年代まではシャープをシェアを競うほどの勢いがあったのだが、投資規模がモノを言う電子デバイス業界の法則のとおり数千億円の資金調達が出来ずにシャープとの開発競争で負けてしまい、大型ディスプレイ事業からは撤退していたのである。

そして残った中小型ディスプレイも携帯電話の主役交代で一気に失速し、いろんな会社との合併・統廃合を経て数年前には跡形もなくなくなってしまったのだ。あれだけ注目されていた事業が木端微塵に打ち砕かれたぞ・・、いったいこの20年は何だったんだ・・?。それが液晶からの完全撤退が決まった日の全社員の頭に浮かんだ言葉だった。





これは断言していうが、当時筆者のいた会社で立ち上げ気に「液晶がダメになる!」と予測した人間は社長から食堂のオバちゃんまで一人もいなかったし、現に一番優秀な社員は続々と液晶の開発部門に配属されるなど、筆者の居た会社は大型ディスプレイの撤退を決めるまで輝かしい未来を夢に描いていたのだ(筆者も液晶事業を希望したが、入社成績が余りに悪いため別事業に回されてしまった)。

しかし90年代の半ばごろにある役員が「液晶事業は量が増えてきたら100%海外子会社に移管する」という発言が社内にちょっとした波紋を広げた事がある。電子デバイスは急激な価格下落が起こるのが常であり、液晶は差別化が非常に難しい商品であるため、ノックダウン生産や基盤の製造どころか商品開発から営業までのオペレーション丸ごとを人件費の安い国に移管しないと将来は立ちいかなくなる・・という事を言い出したのだ。

今自分が注力している事業は将来無くなる・・、という事は将来俺は社内失業するってことか・・。でも確かにプロダクトサイクル論から見ても役員の言う事は正しいよな・・。そういう懸念が急速に広がっていったのだ。ただし筆者の会社は人材の引き受け手になる他の事業がいくつかあったし、前述の様に割と早い段階で大型ディスプレイから撤退していたから、それほど大きな痛手を受けずに済んだのだ。

ところが筆者の居た会社が液晶ビジネスの幕を引き始めた頃に、一方のシャープは亀山工場という巨大な液晶生産施設を建設し始めたと聞いて驚いてしまった。日本国内にか・・?、直接費用である工員の人件費だけでも韓国勢に大きく差をつけられているのに、受付嬢や駐車場係の給料に法外な税金まで乗っかってくるんだぞ・・。シャープ気でも狂ったのか?という疑問である。





ところがメディアは「世界の亀山モデル」「日本経済界の総力を挙げたプロジェクト」などえらく囃し立てている。それで分別ある同僚たちは「通産省のお役人まで乗っかってきたんじゃ、これはいずれ破綻するぞ」と言い合っていたのだが、その数年後には亀山よりも大きな工場を同じ日本の堺市に作ったと聞いて口をあんぐりと開けてしまった。シャープはまったく経済原則に反する事をやっているのである。

はっきり言うと、シャープの社員たちは自分たちがこういう結末を迎えるとは数年前まで絶対に思っていなかったはずである。それは彼らが国内ナンバーワンの地位を維持し続けたために視野が狭くなってしまったこともあるが、何よりもプロダクトサイクル論を無視してまで自分たちの雇用を守ってくれた会社を有難がっていたはずだからだ。

冒頭の「始めから分かっていた」「なぜもっと早く手を打たなかったのか」と覆面社員たちはこれが正義のごとく文句を言うが、それでは彼らの言うとおりに当時の経営陣が動いていたとしたら、おそらく亀山に工場など設立せずインドネシアかベトナムあたりに大工場を作り、日本人従業員のリストラはもう10年以上早く始まっていただけだと思う。

まあ自分の所属する会社が傾きかけて憤懣やるせないのはたしかに分かるし、液晶事業に注力しすぎて新規事業の育成に手をこまねいた経営陣の誤判断を罵りたい気持ちは判らないでもないが、今頃になって後出しジャンケンでブー垂れるよりも、10年長く自分たちを雇用してくれたシャープに感謝したほうが良いのではないだろうか。それに他人事のように上司を批判するより、先の見通しを立てられなかった自分自身をまず最初に悔いなさい。






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寝言の怪

祖母の1周忌のためリサール州の奥地へ出かけていた際に義弟の嫁から変な話を聞いたので本日の日記としたい。なおこの話は又聞きプラス義弟の下手な通訳経由であるためストーリーのピースが幾つも抜けているだけでなく、話のオチ自体が無いため面白くもなんともないことは先に詫びておきます。

義弟の嫁が近所に住むアンナから「これ夫の寝言なんだけど、何を言ってるのか分かるかしら?」と相談を持ちかけられたのは1か月前の事だった。携帯電話に録音されているのは激しく罵るような口調の何処かの方言で、タガログ語しか判らない義弟の嫁はチンプンカンプンである。

でも寝言くらいで一体何が問題なのか?と思ったが、アンナによるとここ数日は毎日の様に夫が寝言を喚くので、イタズラ気分で寝言を録音して翌朝夫に聞かせたところ、夫の表情がサッと変わって携帯をひったくったのだそうだ。いつも紳士的な夫の異常な反応に驚いてしまったが、間抜けな事にその晩も夫は寝言を喚き始めたので、今度はこっそりと録音したというのである。





しかし数日後にこの言語が何なのかは案外あっさり判明した。ビサヤ地方から嫁に来た隣人がいて、これはサマール島のワライとかいう言葉だと指摘したのだそうだ。しかも話している内容は「お前がいなければアタシは幸せになれたんだ!」「お前を殺してやる!」というような呪いの言葉のオンパレードだというのである。

この事実にアンナは二重の意味で戸惑ってしまった。一つ目はもちろん呪いの言葉への怯えだが、もう一つは全く想定外の言葉だったことである。アンナの夫はルソン島北部のパンガシナン出身でワライ語どころかビサヤ語さえも話せないというのに、なぜ寝言では流暢にこの言葉を使って呪いの言葉を吐けるのか?

これは悪霊に乗り移られたに違いない!と直感したアンナはクワクワという呪術師にお祓いをしてもらおうと思ったが、その前に夫にこの事を話さなければならない。しかし自分がワライ語の呪いの言葉を喋らされている事を告げられた時の夫の反応が意外にも冷静であったことにアンナは衝撃を受けてしまった。





夫は何かを知っている・・。しかし夫がそれを口に出すはずが無い。それに化学の教職者である夫はクワクワなんて非科学的なモノは信じるはずも無く(元々教会にも行かない人らしい)、ただその直後に「学校関連のセミナーで1週間ほど出張してくる」と今まで一度も聞いたことが無い用事を言って何処かに出かけてしまったのだそうだ。

さてそれから2週間ほどたったつい数日前のこと、義弟の嫁がアンナの家に立ち寄った際に「旦那さんは出張から帰ってきた後どうなったの?」と聞くと、アンナはギクッとした反応をした後で「寝言は綺麗さっぱり無くなった」と答えたという。

良かったじゃない!でも一体どうやって悪霊を追い払ったのか?と聞いたのだが、アンナは怯えたような表情をして、この話題には全く乗って来なくなってしまった。というより1か月前はあれだけアチコチに「この言葉を知らない?」と聞きまくっていたのに、この話はまるで無かったかのような素振りをするアンナに何か只ならぬ雰囲気を感じたと言う。





以上が義弟の嫁の話である。この話を聞かされた親戚連中は「あの堅物もどこかの呪術師に駆け込んだんじゃないか」とか「いやいや、実はワライ語とルソン島北部の言語って近いんじゃないかな?」などと各自それぞれの意見を披露しだしたので、これとよく似た怪談を聞いたことがある筆者も議論に参加することにした。

おそらく悪霊の正体はサマール出身の夫の愛人の生霊だと思う。そして「アンタが居なければ」「殺してやる」と言っている攻撃対象は夫では無く恋敵のアンナで、夫が1週間ほど不在になったのは愛人と別れ話を上手く纏めるか、もしくは(お喋りだが洞察力のあるアンナが急に黙り始めたところを見ると)愛人を処分しに行っていたのではないだろうか。

しかし霊というのは死んでいる人間がなるもので、生きている人間が霊なんてあり得ないよ・・と生霊の概念が無い彼らには筆者の説はまったく支持されなかった。よってこの話は今現在も「なんか変な話だわね」としてリサール州のド田舎で人々の口にのぼっているが、多分だれも答えを見つけることは出来無いだろうな・・。






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有望な歌手の未来を挫くクリス・アキノのバカ審査

アジア中のアーティストが競うテレビ番組Asia's Got Talent でフィリピンのパフォーミング集団El Gamma Penumbraが見事に優勝を勝ち取ったが、筆者が最も感激したのは惜しくも優勝を逃したフィリピン人女性歌手ジェルフィル・フローレスの素晴らしい歌声(曲名The Impossible Dream)だった。

このコンテストはパフォーミングアートの参加者が殆どで、El Gamma Penumbraの影絵など視覚的な美しさやモンゴルの奇妙な楽器を弾く楽団のようなエキゾチックさを魅せるチームが多い中、なんとジェルフィルだけはたった一人で参戦、しかも歌うのはクラシックとどう見ても状況的に不利にもかかわらず、彼女の伸びやかな歌声は多くの観客を魅了し堂々の3位を獲得したのである。





それで彼女は一体どういう経歴の人なのか?とネットで調べてみたところ、音大の名前とか出身地よりも先に「クリス・アキノとの因縁」といった類の記事が頻繁に出てくるのに気が付いた。それで何げなくそれらの記事を読んでみたところ、今から5年前にジェルフィル・フローレスはAsia's Got Talentのフィリピン版(地区予選みたいなもの)に参戦したが、クリス・アキノとコメディ女優のアイアイにコキおろされて準決勝で落選した・・と言うのである。

それで問題のシーンが映っている映像を見てみたのだが、なんとクリス・アキノは「私が評価するのは皆が知っている曲を歌っている事」とか「アナタは19才なんだからもっと若い人が聞く曲(ポップスやロックの事)を唄いなさい」とジェルフィルの歌声ではなくクラシックを唄うからダメだ!という評価をしているのである。





しかも極めつけは「あなたは若くて美しいのだから、まだやり直しが出来る」という一言。1年もすれば皆が忘れてしまうポップス曲と、何百年も人々の耳を魅了して残ってきたクラシックとを完全に取り違えているのも甚だしいバカ発言だが、それ以前に交響曲やオペラを聞いたことがあるのかどうかも疑問だ。

若いころのダウンタウンを見当はずれのダメ出しをしてテレビ文化人としての評価を思い切り下げた藤本義一みたいな例もあるが、一方のクリス・アキノは未だにテレビ界の女王として居座っている。しかしいくらテレビ界の巨星とはいえ、こんな見識も資質も欠落した門外漢の人物が芸能コンテストの審査員をしているとは、コンテストに出場した前途あるアーティストの卵たちに憐憫の情を感じずにはいられない。






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焼死した工員達の生命の値段

先日マニラ北部バレンズエラで発生した工場火災は現在まで72人の死亡が確認される大惨事となったが、この工場の経営者は遺族に対して一人当たり5500ペソ(1万5千円)の保証金を払うというニュースが画面に流れた。

最初この金額を耳にした時は丸が3つくらい違いのではないか・・と耳を疑ったが、テレビを見ていた全員に聞き返すと確かに5500ペソだと言う。その瞬間に筆者は口をあんぐり開けてしまった。

避難訓練どころか非常口も作らず、鉄格子の窓枠のおかげで行方不明者も含めて約100人の工員達を焼死させたというのに、そんなはした金で遺族をなだめられると思っているとは、一体どういう価値観を持ち合わせた人物なのだろう。

しかしテレビに映し出された経営者の名前を見た時に筆者の疑問は全て解けた。それはongという中国人の名前だったのだ。中国人、それなら如何なる非常識もまかり通るからだ。



筆者が会社員時代には多くの中国人と取引したが、かれらは自分の工場の工員(同じ中国人である)など同じ人間と思っていないことは言葉の端々から感じ取ることが出来た。

「工員が作業中に死んだんだが、2万元(30万円)遺族に渡したら喜んで帰って行ったよ」なんて話は毎年何回か聞かされていたのだが、彼らの表情には単に金を損した!という渋い感情しか伺い見えなかった。

日本の一部のメディアは日本に中国人が企業進出することは良い事みたいに煽っているが、結局中国人の下で働くというのはこういう事なのだ。自分の一族以外は誰も幸福にさせない!これが中国人の哲学である。

この事件は今後裁判を通じてオーナー一族に莫大な保証金が課されるとともに、責任者の逮捕と長期刑に処せられることを望むが、こんな連中の下で働いて生命を落とした多くのフィリピン人工員に冥福を祈りたい。



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香港売春婦互助組合「紫藤」

香港の一般男性が行く風俗で最もポピュラーなのが一楼一鳳(ヤッロウヤッフォン)という形態で、これは女性が普通の住宅を借りて客を取る個人売春である。日本で言えば駅近くの古ぼけたアパートの2階の部屋で売春が行われていると考えていただくと良いと思う。値段も3~400香港ドル(5~6千円)と大変よくこなれているのが魅力だ。

香港に長らくいた筆者も現地化が進み、最後の方は一楼一鳳で事を済ませていたのだが、ある時なじみの女の所に行くとガッツ石松みたいな凶暴そうな男が廊下をウロウロ歩いていた。なんだろう、コイツは?を思ったが、構わず女のいる場所へ行こうとすると、この男が目の前に立ちふさがった。

「アンタ何処へ行くんだ?」と睨んでくるガッツ石松。どこって?ミッキーのとこだけど?と答えると、後ろから部屋のドアがガバッと開いて「その男は問題ないわよ!」とミッキーがガッツ石松に向かって叫んだ。





一体あの男は何者だよ?と部屋に入ってから聞くと、ミッキーは間髪入れずに「あんたニュース見なかったの!」と言った。なんでもここ数週間で連続して一楼一鳳で売春婦殺しが起こっていて、つい先日も観糖(クントン)で一人殺されたので、このフロアにいる売春婦6人が共同でボディーガードを雇ったというのである。

香港では個人営業の売春は違法ではないから警察に助けを求めたり被害届を出すことは普通に出来るが、ナイトクラブやそっち専門のサウナ、それに旺角の売春宿とは違って一楼一鳳は女一人で何から何まで男に対応する方式なため、最初から人を殺す目的の人間を客として迎え入れれば助かる見込みはまず無い。

「それであの男を雇ったんだけど、新しいお客さんがみんな逃げちゃうから商売にならないのよね。それでコレを買ってきたのよ」と顎をしゃくってテーブルの方向を指し示すミッキー。と、そこで筆者の目に入ったのは何やら大振りのカートンボックスと輪っかにまかれたケーブルコードだった。





アンタCCTVでも設置する気なのか?と聞くと、ミッキーは「そうなのよ。ジーデンに相談しに行ったら監視カメラを使って録画するようにしろって言うの。カメラが回っていれば人殺しは立ち寄らないから、それで出来るだけ大きくて目立つカメラをジーデンに紹介してもらったのよ」という。

筆者はジーデンという単語に聞き覚えが無かったのだが、小雲が見せてくれたパンフレットには(漢字で紫藤と呼ぶらしい)「売春婦による売春婦の為の権利団体」と書いてある。なんでも会員になれば性病の無料検査や危ない顧客のモンタージュ写真の配布に、安全のための定期ガイダンス、それとトラブルの際の弁護士の紹介など様々なサービスが受けられるという。

「ジーデンはCCTV以外にも大きな音が鳴るサイレンや小型の武器も融通してくれるし、アタシたちの代わりに警察とも交渉してくれるから便利なのよ。だから香港で体を売る商売する時は黒社会(ヤクザというより地回り)とジーデンは欠かせないのよね」というミッキー。なるほど、どんな商売にも権利団体が作られるとは、さすが元イギリス領土だと感心してしまった。道理で世界中から夜の女が集まってくるわけだ・・。





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ついに空港とマニラ市内を結ぶバスが登場

アバヤ運輸長官が現在マニラ国際空港(NAIA)とマニラ市内を結ぶシャトルバスが間もなく登場すると発表した。現在フィリピン運輸省は具体的な車両の種類やルートなどを検討中だが、今週末には第一案が提出されるという話である。

このニュースを見た時にフィリピンもやっとマトモなサービスが出来るようになったかと喜んでしまった。筆者が初めてマニラの地を踏んだ20年前にアジアの他の空港は鉄道やバスで市内と結ばれていたというのに、マニラときたらタクシーしか交通手段が無く、それが何と今まで全く改善されなかったのである。





筆者の場合は従兄弟や日雇い運転手が空港まで送り迎えしてくれるからタクシーは利用することはないが、空港利用者の増加に伴うタクシーの氾濫で交通渋滞はどんどん悪化していて、何度か飛行機に乗り遅れそうになったこともある。なので空港バスの設置は無条件で感謝だ。

さて気になるルートの方だが、アバヤ運輸長官がちょこっと漏らした情報ではグリーンフロッグとかいうバス会社が参入に熱心らしく、空港とマカティ、モールオブアジア、グローバルシティ、そしてオルティガスとの往復便の運行に強い意欲を示しているそうである。一刻も早く、そして一便でも多くのバス運行に期待したい。






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レイチェル・アン・ゴー

フィリピンン女性歌手レイチェル・アン・ゴーがミュージカル「レ・ミゼラブル」でフォンテーヌと言う重要な役柄を演じる事になったというニュースが流れてきた。アジア系が主要な役を占める「ミス・サイゴン」ではなくフランスの大河小説、しかも演じるのは日本で言う劇団四季とかのローカル版ではなく、ブロードウエイと並ぶ世界最高の舞台ロンドンのウエストエンドである。

筆者はフィリピンの音楽はキッチー・ナダルのCDしか買った事が無いのだが、女房がレイチェルの事が好きで香港時代にはテレビから流れてくる歌声を聴かされていたので彼女の事は良く覚えていたのである(筆者にはチャンネル選択権が無いため、香港に居ながらフィリピンの番組ばかり見ていたのだ)。

それで一昨年フィリピンに移住してからレイチェル・アン・ゴーをしょっちゅうテレビで見る事になるのかな?と思いきや、これがとんと見かけないので不思議に思ってしまった。そうか!フィリピンはテレビ局によるスター囲い込み制度があるから、レイチェルはウチではほとんど観ないGMAに出ているのに違いない・・くらいに思っていたのだ。

しかし大学生の姪からレイチェルはフィリピンの歌手活動に一旦見切りをつけてミュージカルの世界に活路を見い出したのだと聞いたのは昨年の事だった。レイチェルの芸歴は1年先にデビューしたサラ・ヘロニモをなぞらえてきたが、どうもスター性や外見、キャラクターではサラに今一歩も二歩も及ばず(義妹の目から見ると)行き詰まり感が出ていたのだと言う。





しかし3年前ミュージカルに転身してからは地元フィリピンでの役柄を2~3度経験したあと、昨年ロンドンでリバイバルされた「ミス・サイゴン」でジジという準主役級の役柄を獲得、さらに優れたミュージカルに与えられるWhatsonstage.com Awardsというイギリスの賞で最優秀助演賞を獲得するなどロンドンでミュージカル女優として一気に開花することになった。

実は筆者の知り合いにもミュージカルのスターを目指してブロードウエイへと飛んで行ったが、これが全くどうしようもないくらい自分の無力さを見せつけられて帰ってきた日本人の男がいる。そこでチャンスをつかもうと末端に立ち並んでいるのは歌唱力、踊りの能力など桁違いのエイリアンみたいな連中ばかりだったことに愕然としたそうである。

やっぱりアジア人にはあの世界は無理だ・・と、日本じゃその世界で結構名の知られていた人物が言うので「まあ、そんなものか」と筆者は少し寂しい気持ちになったが、数年後にレア・サロンガというフィリピン人がミス・サイゴンの主役キムを演じたと聞いて少し毛唐どもを見返したような誇らしい気持ちになったものである。

なるほど、小さいころからダンスや歌、それに英語に慣れ親しんでいるフィリピン人なら垣根を越えてウエストエンドでもブロードウエイでも入り込んでいけるのだ・・と思うと少し痛快な気分になってくる。なのでレイチェルに続いて多くのフィリピン人が「ミス・サイゴン」を足掛かりに数多くのミュージカルで大輪を咲かすよう同じアジア人として心から応援したい。






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ブサ顔DNAの恐怖

フィリピンのセレブリティたちを見ていると、これが同じフィリピンかと思うほど綺麗な顔つきをしているのに驚かされる。筆者の周辺にもそれなりの美人と言うのは少しはいるが、セレブリティたちの場合はほぼ100%美男美女で溢れているかのようだ。

筆者が昔インド人の金持ちのパーティーに招待された時に同じ経験をした事があって、そのパーティーにいる60代のオヤジたちはどえらいブサイクな男が多かったが、30~40代の子供たちになると結構見られる顔つきをしていて、その次の世代である10代の孫たちは映画スターじゃないか!と思うくらいの美しい容姿をしているのに驚いたことがある。

この秘訣はもちろん婚姻によるもので、ぽっと出の成り上がりが金にあかして美女を籠絡して結婚、そしてブサイクと美女の血である程度中和された子供たちが再び美男美女と結婚することでさらに外観に磨きがかかっていくからである。本当のセレブリティとは金と同時に美男美女が増殖している人たちの事を言うのだろう。



ジュン・イナレス


それでこの話を従兄妹連中にしたところ彼らの反応は「ブラザーのいう事は半分だけは合意する」というものだった。確かに大財閥の一族や地方の政治家一族は綺麗な顔つきをしている人間が多いが、実際セレブリティにもブサ顔は結構いて、そいつらは単純にテレビに映し出されないだけだと言うのである。

まあ確率100%なんて有りえないことは筆者もじゅうぶん理解しているのだが、インド人の「二代に渡って美女を娶れば高貴な顔つきになる」という格言もあるし、何より酒の席だから冗談も込めて「いや!そんな事は無い。美女との婚姻でブサイクは淘汰されていくんだ」と多分に挑戦的な台詞を投げかけてみた。

すると今まで全く沈黙していた義弟アベットが「それなら今からセレブリティにブサイク顔が残り続けている例を見せるよ」と言って携帯電話の画像を見せた。そこに居たのは河童のような顔つきをした40代の男である。この顔は筆者も知っていて、元リサール州知事にして現アンティポロ市長のジュン・イナレス(42)である。



レベッカ・イナレス


「ブラザー、いいか!。この男の母親がこれだ!」と言って次に義弟が見せたのは、河童顔の御母堂であり、現リサール州知事のレベッカ・イナレスである(写真上)。現在70歳近い年齢ながらこの美しさを保っているとは、若いころはきっと絶世の美女であったに違いない。

「じゃあ次の写真を見てくれ!と言って携帯に映し出されたのはジュン・イナレスと奥さんと子供の写真だった(写真下)。この奥さんはカビテ州の政治家一族出身のセレブリティらしいが、義母(レベッカ。現リサール州知事)に負けず劣らずの美女である。

「見ての通りイナレス家は二代に渡って絶世の美女を娶っているけれども、この夫婦の間に出来た娘たちの顔をよく見てくれよ」と言う義弟。それで言われた通りにジッと写真に目をこらすと、そこで見たのは・・、絶世の美女である母親の血の一滴さえも感じさせない見事なまでの河童顔をした二人の小娘だった。



ジュン・イナレス夫妻と子供たち


まさか・・どうしてこんな事が・・と驚く筆者。そして義弟はクスッと笑った後、「これが全ての元凶だよ!」と言って今度は初老の男の写真を筆者に見せた。こっ!これは!と更に驚く筆者。それは現リサール州知事レベッカの夫で、前リサール州知事ジュンの父親、そして河童顔の小娘二人の祖父にあたる何代か前のリサール州知事カシミーノ・イナレスである。

「見ての通りイナレス家は美人の奥さんを二世代に渡って迎え入れても子供たちの顔つきが全然良くならないばかりか、むしろ濃縮されていってるんだ。なぜならこの祖父(カシミーノの事)が持っている性質の悪いDNAが美男美女のDNAを封殺してしまうんだよ。」と言う義弟。

「ブラザー、一家3人で何十年もリサール州知事のポストを独占し続ける王朝を作ったくらいだから、カシミーノは相当に生命力が強い男なんだ。だからこういう強烈な男たちのDNAは自分たちの事業や王朝を繁栄させるのと同時にブサ顔も次世代へと繁殖させていくんだよ」という義弟の言葉に、筆者は自分の負けを認めざるを得なかった。



カシミーノ・イナレス



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毒ミルクティー事件で店主の息子を起訴

先月マニラ市サンパロックで発生した毒ミルクティー事件で、マニラ市警は店の経営者の息子であるロイド・アブリゴを殺人罪で起訴することになったようだ。この事件ではミルクティーを買った女性と、味見をしたアブリゴ容疑者の父親が死亡していた。しかし事件発生から1か月以上も経過してからの起訴とは随分と遅いな・・と思ったが、記事を読むとそれなりの理由があった様である。

アブリゴ容疑者は漂白剤のような臭いがする液体を店に持ち運ぶのを目撃されていたり、事件発生後に従業員に命じて店内の清掃をさせるなど明らかに不審な行動をとっていたが、遺体の検視結果から青酸化合物などの毒薬が当初は検出されなかったことから(現在はある種の酸とまでは判明)事件かどうかの確証が得られず警察は捜査に手間取っていたのだという。

たしかに状況証拠だけで明確な物証も無く、今のところアブリゴ容疑者の自白も無いから、(これが日本だとしたら)例え立件に持ち込んだとしても裁判は相当苦労するのだろう。筆者はフィリピンの裁判制度についてはひとかけらの知識も無いのだが、ここフィリピンでも有罪固めのために地道な状況証拠集めを重ねたに違いない。

さて義妹や従姉妹たちは事件の動機について話をしていたが、父親に起こられたので腹いせで毒を混ぜたとか、カップルに嫉妬したからだ、いやいやその毒は致死性が高い事を知らなかったんじゃないか?など諸々あるが、自分が働いている店で毒を混ぜれば真っ先に疑われるのは自分なのだから、アブリゴ容疑者というのは相当血の巡りが悪いか、何かが欠落した人間なのだろう。





さて毒物を混ぜた殺人と言えば日本では和歌山毒カレー事件が有名であるが、実は雑誌記者として当時和歌山に詰めていた友人から事件の真相について面白い話を聞いたことがある。この事件もマニラの毒ミルクティー事件同様に直接証拠も動機もない不思議な事件であるが、真犯人も実は別にいて、事件の動機もミルクティー事件同様に常人には理解不能なモノなのではないか?という話だった。

この事件では最高裁が控訴棄却を下したために林真須美被告の死刑判決が確定してしまったが、林健司と真須美夫妻は保険金詐欺を重ねる知能犯であって、金にならない事は絶対にしないタイプであり(知能犯とおバカ系は両立しないのだそうだ)、それに自分の家に保管してあるヒ素を使って無差別殺人をするようなバカでは無い!と言い張った。

しかしヒ素が林家から持ち出されたのはどうやら確実なので、そうなると林夫妻の子供たちの誰か・・という可能性が高いが、その中で事件当日の行動や目撃証言にある太目の女という条件にドンぴしゃりと当てはまる人間がいるのだという。それは林真須美の次女で、そして何よりも動機についても次女なら十分あり得るのだと言う。

この次女については人道的理由からあんまり詳しくは書かないが、要するに常人と危険域の境界線上にいる人で、自分が無視されたとか普通じゃ考えられない理由で無差別殺人をしても全然不思議じゃないのだそうだ。なので先月マニラで発生したミルクティーの犯人も同じような境界型の人間なのではないか?と筆者は思ってる。






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頭も回らず気も利かないフィリピン航空

過去2回に渡ってフィリピン航空の悪口を書きなぐってきたが、昨日ひょんなことから問題が解決することとなったので、この件で長らく引っ張って恐縮だが本日の日記もフィリピン航空の事を書きたい。これでこの件はお終いである。

フィリピン航空の対応に頭に来た筆者は早速全日空を使う事を考えたのだが、筆者の駄文(駄日記?)を読んでいただいている方から「ANAの午後便はPALとコードシェアで全く同じ飛行機である」というご指摘を頂いたので早速調べてみたところ、その通りであることが分かった。

うぬぬ・・。同じ飛行機に乗って100ドル余分に払うのもバカらしいな・・。それに筆者の今回の旅の目的地は西日本だけで、最後は福岡から出国する計画なのだが、ANAで予約すると往き帰りも羽田か成田経由になってしまい往復それぞれ一区間づつ要らないフライトが増えてしまうのと、乗り換えのタイミング上うんと朝早く福岡を発つか、もしくは東京で一泊しなければならなくなる・・。

そう考えると午後3時半発の福岡発マニラ直行便があるフィリピン航空の方が便利か・・。システムやスタッフの対応はてんでダメだが、日本国内5空港に直行便を飛ばしていて、しかも関空イン、福岡アウトでも一都市往復とほとんど値段が変わらないフィリピン航空の方が利便性が高い。それに福岡で何十キロもお土産を買いこむ計画の女房にとっては、手荷物2個可能のフィリピン航空は有難い存在だ・・。

「頭に来たけど、もう一度だけPALでチャレンジするか・・」と思った筆者はパソコンにもう何回も叩き込んだ出発地や名前、クレジットカードの番号などを打ち込み(凄く面倒になってきた)今まで何度も敗退したPURCHASEボタンを押したところ、画面上にマスターカードのマークが現れPROCESSINGの文字が現れたのだが、その3秒後にはまたまたERRORの文字が・・。やっぱダメか・・。





それで女房が再びフィリピン航空に電話をすると「予約システムの問題が続きカード決済が出来なくなっている。いつ復旧するか分からない」という答えが・・。昨日は「決済できた人もいましたよ」と言っていたから状況はさらに悪くなってきたようだ。さすが時間がたつにつれて問題が解決されるどころか大きくなっていくフィリピンらしい現象である。

それでどこかの旅行代理店に頼むとするか!と決めたところ、女房が「試しにアタシのカードでトライしてみない?」と言い出した。ちなみに筆者は日本と香港のカードしか持っていないのだが、女房はフィリピンPNBのクレジットカードも持っているので、ひょっとしたら大丈夫かもしれないわよ!と言う。

そんな馬鹿なことあるかよ・・と思ったが、フィリピン航空の担当者は「ただいまカード決済できません」と言うけれども、この航空会社って今まで言ってきたことが全部間違っていたのだから、案外今日はカード決済できるかもしれないわよ!と女房が言う。フン!馬鹿らしい、だいたいつい3分前に俺のカードが決済できなかったことをお前も見てたじゃないか!

しかしこれが最後と再び(これがほんとに嫌になるのだが)目的地と日付、そして女房のカード番号を打ち込んでPURCHASEと押してみたところ、と数秒後に前回と同じくマスターカードの画面が現れた後にPayment ApprovedだかConfirmedだかの文字が突然と現れた。

呆気にとられる筆者。これは何かの間違いじゃないか?と思ったが、女房のメールアドレスをチェックさせるとフィリピン航空からBooking ConfirmationのレターとともにEチケットが送られている。まさか!ということは俺のカードに問題があるってことか?





しかし筆者はその数時間前にレストランでクレジットカードを使っているし、利用可能残高は十分すぎるほど残っているからカードの問題では無いはず・・。そこで試しに最初に泊まる日のホテルのウエブサイトに入り込みカードを使ってみたところ、何ら問題なく予約できた。ということは(ここから先は推測だけれども)筆者のカードに問題があるんじゃなくて、海外発行のカードが決済手続き出来ないだけなんじゃないか・・。

でも、それだったら最初に問題が起こった時に何故フィリピン航空の担当者は「フィリピン国内のカードはお持ちでは無いですか?」と聞かないのだろう?。もしくは「PNBカードの場合は比較的決済がスムースに出来ますよ」と一言でも客に言えばどれだけ簡単に解決出来たかだろうか・・。なんでそう考えないのだろう?

しかしそれを期待してはいけないのがフィリピンなのだ。筆者はフィリピンに来てからはビジネスは一切していないので在住の方の様に何かを言う資格は無いのだけれど、会社員時代にセブ島にあるアメリカ系企業と取引していてフィリピン人担当者が如何に当てにならないのか何度も思い知らされているのだ。

さて話は変わって今日の夕方のことである。筆者の再三にわたる問い合わせに対して3日間も沈黙を守り続けたカスタマーサービスセンターが突然メールで回答を寄越したのだ(それも3通も)。そこには一切の謝罪の言葉もなく、「私たちが調べたところ、あなたと奥様の予約は昨日ネットで完了してますけれど、何か問題があるのですか?」と書いてあった。

問題が発生している最中には一切口を閉ざし、顧客が自力で問題を解決した後になって、如何にも自分たちが役に立ったかのように登場する。先日の日記と同じ結論で申し訳ないが、こんな会社がV字回復を達成みたいに言われているのは何か重大な見落としがあるに違いない。それにどこかで化けの皮がはがれて失速するんじゃないかな・・。






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フィリピン人を侮辱して国外追放

フィリピン航空の悪口をブログに書いているのを発見した女房が「アンタ!こんなことしてるとタイ人みたいに国外追放になっちゃうよ!」と文句を言い出した。このタイ人とは一昨日フィリピンのニュースを少しだけ賑わせたスラサートスリ・コシン君のことである。

タギッグ市のコールセンターで働くこのタイ男はKOKO NARAKのハンドル名を使ってSNS上に「フィリピン人は愚かな生き物」「最低クラスのスラム型人間」、さらにフィリピン人の略称であるPINOYをPIGNOY(豚)ともじるなど、人種偏見丸出しの書き込みをし続けたらしい。

それがフィリピン人達の間で炎上して会社にばれてしまい、おそらく会社でも前々から問題のある人物と判断されていたのだろうが、勤務先から契約解除を申し渡されてしまったのだ。さらに労働ビザの自動失効によりイミグレーションに引き渡されてしまい、現在帰国の途にあると言う。





だけどこのタイ男と筆者では置かれた状況もやったことも随分と違うではないか。まず第一に筆者はフィリピン航空の対応の酷さに対して文句を言ったのであって、彼らが死ねばよいとかゴキブリ以下の下等生物だ!などとは全然思ってもいないのだ。あくまで行為に対して呆れているのである。

それに聞いたところではフィリピン在住の韓国人たちはSNSに想像を絶する人種偏見に満ちた書き込みをしているようだが、今まで韓国人が今回のタイ人みたいに国外追放になったと言う話は聞いたことが無い。なぜなら英語でなくハングル語で書きこんでいるからだ。

まあそういう内容を女房に説明したのだが、女房も半分くらいは納得したものの「まったく危ないったらありゃしない」とおカンムリである。まあ心配してくれる気持ちは有難いけれど、猿ピーナとか書いてる日本人が沢山いるし、何より選民パラノイアの韓国人が何万人もいるから、追放されるならそいつらが先だろう。






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呆れたフィリピン航空

昨日の日記からの続きです)
朝起きてフィリピン航空からのメールが来ていないことを確認したので、女房がカスタマーサービスに電話をしたところ「アナタの予約はキャンセルされています」という答えだった。お前の会社は何を言ってるんだ?「されてます」じゃ無くてキャンセルしたのはお前だろうが!。しかも連絡もしてこんじゃないか!

それで女房がさんざん文句を言ったところ、なんでもクレジットカードの決済部分だけにシステム障害が応じているのだと言う。ただし完全にダメなわけでは無く決済できた人も中にはいるので「もう一度トライしてみたらどうでしょうか?」と推奨されたらしい。

それで面倒だけど再度フライト日や搭乗者名、そしてクレジットカード番号を入力して、最終画面にある問題のPURCHASEボタンを押したところ、画面が変わってカード会社の画面にまで一瞬行ったのだが・・、たちまちERRORとなってしまった。だけどなぜだかフィリピン航空の6ケタの予約番号が同時に案内される。

予約番号が貰えたことと決済は出来ずにエラーが出るということは矛盾している。この後予約システムが繰り返しカード会社にコネクトするかのようにも思えるが、筆者の1回目の予約は筆者に全く告知されずに勝手にキャンセルされていたのだから、今回も同じ結果になると考えた方が良さそうだ。しかし本当に使う側の利便性をシステムである。





それで女房に再び電話をさせたところ、担当者は「その予約は無効です」と言ったそうだ。だったら6ケタの予約番号を表示しなきゃいいだろうが!と文句を言ったら、これはシステム上の問題なので私にはどうしようもない!と言い訳をするだけ・・。まったく社員の方もシステム同様に使えない奴が揃ってる様である。

それでシステムがダメなら電話で予約出来ないのか?と言ったら、「それは出来ますよ」とあっさり言う。だったら最初からそう言えよ!と頭にきたが、そこは押さえてフライトやクレジット番号などを伝えたところ、なんと担当者は「電話予約の場合は料金が一人30ドル上がります」と言いだしたのでブチ切れた。

ちなみに筆者は30ドルなんて小銭が惜しいわけでは無い。二度もインターネット予約を受け付けておきながら勝手にキャンセルされ、自分たちのシステム不良が原因で顧客が予約できずに困っているのに、自分たちの料金体系のルールだけは守ろうという姿勢に呆れたのである。

そこで電話予約を拒否し、担当者に対してシステムの問題は当方には関係ないし、アナタは二度も30ドル安い値段で6ケタの確定番号を発行しているのだから、その責任はどうとるのだ!と言い張ったら、少しは良心の呵責を感じたのか担当者はしばらく沈黙して「では1時間ほど時間を下さい」と言った。





なんでも裏技があるというのである。今から1時間以内にあなたのメールアドレスにカード決済用が出来る「何か」を送るから、その指示に従えば万事オーケーになるというのだ。だったら最初からそれをやれよ!と思ったが、まあ相手も一歩前に出て来たのだから少しは怒りも収まった。

ところが・・1時間たってもメールは来なかったのである。それでもう1時間待ったが何もこないので女房が例の担当者に電話したところ、相手はあっさりと「ああ、あれは出来ませんでしたよ」と答えたのだそうだ。だったらお前の方から連絡して来い!!!

結局いつシステムが復旧するかどうかは判らず、それに顧客の不便さを解消するための代替案を提示する気もフィリピン航空には無いようだ。しかもメールを何度送ってもただの一度も返事をよこすこともなく、顧客の予約をキャンセルしたことを顧客に連絡することが出来ないとは、一体どういう社内教育を施しているのだろう?。

ニュースによればフィリピン航空は今期になってから黒字へと転換し、これまでのダメな体質から生まれ変わったかのようにメディアは囃し立てているが、筆者の受けた印象ではダメな体質はそのままで、単に余計な金額を払わされる状況が増えただけなんじゃないかな?






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ダメなフィリピン航空の予約システム

フィリピン航空のウエブサイトで日本行きの航空券を予約しようと、日時や便名、搭乗者の名前からクレジットカードの一切合財まで全てを入力した後で一番最後の「PURCHASE」ボタンをクリックしたところ、何の変化も現れなくなってしまった。

普通ならここで「We are proceeding・・」とかカードの審査会社の意思確認のページになるのだが、1分経っても2分経っても何ごとも無かったかのようにページが進まない・・。それでもう1回PURCHASEボタンを押そうかと思ったが、ふと画面を見るとウェブサイト上に2回押すと請求が2倍になる由の事が書いてある・・。

しかしさらに10分待っても画面に変化が現れないので「きっと先ほどのクリックは無効だったんだな」という可能性に賭けた筆者は勇気を絞って2回目のクリックを押すことにした。しかも今度はマウスでなくパソコン本体のクリックボタンを押したのだが、何とまた同じこと、つまり何の反応も無く、まるで「早くPURCHASEボタンを押してくださいよ」と言わんばかりに画面は沈黙しているのである。

ちなみにこれはパソコンがフリーズしたわけでは無い。フィリピン航空のウエブ上でもカード番号とかはの入力スペースに再書き込みは出来るのに、利用者にとっては最終意思決定の証であり肝心要のPURCHASEボタンだけが無反応になっているのだ。





まいったな、多分予約は受領されて無いだろうから一からやり直すか?。いやひょっとしてフィリピン航空のホストコンピューターにはデータが伝わってるのかもしれない・・。あい矛盾するジレンマに陥ってしまった筆者は「緊急の場合はこちらへ。直ぐに返事します」というアドレスを見つけたので状況説明と一体どうしたら良いのか?についてメールを送った。

ところが1時間待っても予約システムの画面も変化が無いだけでなく、直ぐに対応しますと言ってる割にはフィリピン航空からは何の返事も来ない。それで女房にカスタマーサービスへ電話をしてもらったところ、システム上の不備が発生したが、2時間以内にEチケットを発行できるということだった。

それでカスタマーサービスの担当者から聞き出した6ケタの予約受付コードをフィリピン航空のManage bookingというサービス(予約を変更したりする時に使う)サービスに打ち込んでみると、なるほど確かに筆者の予約は入っているのを発見した。ちゃんとデータが転送されていたのだ。

一安心した筆者は雑誌を読んでいたのだが、2時間たっても今度はEチケットが来ない。それで女房に再び電話をさせたところ、実は復旧に時間がかかっているが今夜中にはEチケットがおくれますよ!ちゃんと6ケタの予約コードが入っているから大丈夫です!と太鼓判を押す。





まあフィリピン人の約束した時間と言うのは良くて2倍、だいたい3~4倍が当たり前だから「まあ夜まではかかるだろうな」と本当は最初から当てにはしてなかったが、しかしつくづくダメな会社だな~・・と思った。

実は筆者がこの手のトラブルに見舞われるのはこれで2回目なのである。2年前にバンコクからマニラへのチケットを予約している最中に一番肝心なところでフリーズしてしまい、予約できたのか出来ないのかどっちつかずの状態になってしまったのだ。

ただしその時は担当の女性が機敏に動いてくれたおかげで2時間ほどでEチケットを入手できたのだが、どうも今回はそうは行きそうにない。というのはつい先ほどManage Bookingに6ケタの予約コードを入力してみたところ、数時間前にはあった筆者の予約が「存在しません」となっているのである。

「すみません。先ほどの予約は一旦無効になりましたので、やり直してください」と言ってくるのならまだ良いが、最初にメールを送ってから10時間が経過しても無しのつぶて・・。問題が発生した直後よりも後の方が状態が悪化していく・・。いかにもフィリピンらしいは話である。やっぱり全日空にしとけば良かったかな・・。






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メイウェザー=パッキャオ戦を観ていた男が死亡

メイウェザーとパッキャオの試合を見ていた男が心臓発作で死亡したと言うニュースが流れていた。死んだのはパンパンガ州フロリダブランカ市に住む49歳の男で、市のスポーツコンプレックスで奥さんと子供と一緒に世紀の一戦を観戦していたが、試合終了後に体調不良を訴えたため急きょ病院へと搬送、しかし結局そのまま病室で帰らぬ人となったと言う。

さて、このニュースを見た筆者は「あんなどうしようもない試合に興奮して死ぬことなんてあるのかね?」と首を傾げてしまった。メイウェザーが逃げているばかりなためダウン一つ無かったし、だいいち派手な打ち合いなんか無いに等しかったではないか・・。

ところがニュースを見ていくうちに、この49歳の男は長年高血圧に苦しんでいて雇用主に解雇された経験がある事、そして試合の途中で様態が悪くなる兆しが現れたが奥さんが試合を最後まで見せてやりたかったこと、更にスポーツコンプレックスは空調が無いために蒸し風呂の様だった事などを説明し始める。

つまりいつ死んでもおかしくない男が、たまたまパッキャオの試合をみていて暑さにやられたってわけね・・。それなら筆者も納得である。だけでテレビ会社も見出しには猛暑地獄の事を書くか、もしくは「メイウェザーにイラついた男がストレス死」とした方が正しいんじゃないのかな?。ま、いずれにせよご愁傷様。






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10歳の娘を打ち捨てた母親がのめり込んだモノとは・・

一昨日の叔父の70歳祝いの席で親戚や友人、それに近所の連中が集まり、女どもはお喋りに興じ、男たちは持ち込んだウィスキーやブランデーをがぶ飲みしてすっかりヘベレケになり面白おかしく時間を過ごしていたが、参加者の中で一人だけ浮かぬ顔をした人物がいた。

それは女房の従姉妹メイの娘ニキで、この件は以前の日記にも書いたが母親メイが1月末から男と出奔してしまったのである。ただしメイが男に走るのは今回に限ったことでなく、今まで何回も家出しているので家族はもう慣れっこなのだ・・と女房からは聞いていた。

それでテーブルの端っこに座っているニキに「お母さんは今どこにいるんだ?」と聞いたところ、ニキは愕然とした表情をして筆者を見た後でハッと俯いてしまった。その後周囲にシーン・・とした沈黙が場を支配してしまい、ちょっとタダならぬ雰囲気に・・。あれ?みんな慣れっこなんじゃなかったの?。

それで本日メイの兄である従兄弟ジェンと話をしたところ、なんとメイは未だに親兄弟の誰ともコンタクトを取っておらず、さらに最も親しい友人に対して「娘(ニキ)の事は考えない様にしている」と言ったと聞いて驚いてしまった。

皆さん極ご存じの通りフィリピン人は子供好きな人種で、子供のために好きでも無い外国人のジジイと結婚するなんて当たり前が、その逆の男のために子供を捨てるなんて話は(筆者の知る限りは)聞いたことが無かった・・。それが一体どうしてこんな事に・・。





しかし女房の話だとシングルマザーが子供を打ち捨てるケースはたまにあって、その多くは無教養で貧乏な若い母親が仲介人を通じで売り払うのだという。ちなみにこの売り払うと言うのは半分はどこかの家の養子みたいなもので、残り半分はその手の趣味の人たちの慰みモノ用、もしくは医学的な用途に使われるのだと言う(本当かどうかは不明)。

しかしメイは一応大学出でそれなりに教養もあるし、コールセンターの主任だから金に困っているわけでも無い。それが一体なんでこんなことに・・と重ねて聞くと、この手の話に詳しい従姉妹ミレットが「麻薬がからんでいるんじゃないかしら・・」と嫌な事を言った。

つまり新しい男に麻薬を教え込まれ、セックスとドラッグに爆走する刹那的な生き方に埋没し始めたのではないか?というのである。そんな・・メイに限って・・と反論したが(実は筆者はこの手の話は好きである)、コールセンターの女性社員は仕事のストレスから麻薬と男におぼれていくパターンが結構多いと言うのだ。

「毎日毎日お客のクレームを聞かされてナルコレプシーになっちゃうとか、もう精神崩壊一歩手前の状態になると、心のよりどころを求めてシャブと男に突っ走っちゃうのよ。とくにメイの働いているコールセンターは仕事がきついので有名だから・・」と訳知り顔で言うミレット。

メイの新しい男は見たことは無いが、なんかセックス・ピストルズのシド・ビシャスとナンシー・スパンゲンの破滅の美しさを描いた映画を地で行くような光景を想像してしまった。どうせならメイがとことん行くとこまで行くのを見たい気もするが、だけどニキは・・・・、やっぱ可哀想だよな。






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期待外れだったメイウェザーVSパッキアオ戦

ボクシング界の中量級の伝説的王者二人の対決ということで筆者はこの試合を楽しみにしていたが、蓋を開けてみれば世紀の凡戦・・。試合を終えた後の筆者は何だか大学受験の結果発表で自分の受験番号が掲示板に載って無かったような脱力感に覆われてしまった。

筆者の失望の理由は言うまでも無くメイウェザーの試合運びである。筆者はボクシングの事は詳しくないが、野球で言えばコツコツとバントを重ねて出塁を重ねていくようなチマい試合を見たような気分にウンザリしてしまったのだ。

もちろん勝負事だから攻めよりも脇を固める方が重要なのは当たり前だし、実際パッキアオはパンチ数236発に対して有効打63発(27%)と無駄落ちが多いのに対して、メイウェザーは168発中81発(48%)と確実に打撃を積み重ねていったのは評価するべきなのだろうが、しかしそれでも筆者は全然納得できないのだ。

なぜならこの試合はモハメッド・アリのマニラの恐怖やキンシャサの奇跡のような壮絶な試合になる事を誰もが期待していたと思うからだ。もちろん筆者の意見はボクシングの玄人から見れば甘ちゃんの戯言に過ぎないのだろうが、それでもこの試合を楽しみにしていた人間として不満が残る。

報道によればメイウェザーは次回の試合を最後に引退を表明していて、パッキアオとの再選を望む声が大きいと言うが、50選無敗の記録を打ち立てたいメイウェザーは次戦ではもっとせせこましい試合をするのだろうな・・と思うと興ざめである。これがアマチュアの戯言だとは分かっているが、筆者の目には今回の試合はもう一度見たいと思わせる試合ではなかったと断言できる。





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ヤバい土地を売りつけようとする叔父

女房の叔母の夫であるダニー叔父の70歳のお祝いの席で酒を飲んでいたところ、パンパンガ州から来たエド叔父(女房の母親の弟)が酔っぱらって「3ヘクタールの土地がたったの300万ペソなんだよ。それを墓地に改良すれば物凄い利益になるだろ!。こんな美味しい物件はめったにないぞ!」と目っけものの投資話をしはじめた。。

このエド叔父のダメな儲け話というのは今に始まった事では無く、野菜栽培をするのに最適な農地や、居ぬきで売りに出ているレストランなど色んな投資案件を持ってくるのだが、この墓地に最適な土地の話は結構しつこくて先月のリユニオン(一族大会合)でも耳にタコが出来るくらい何度も聞かされているのだ。

なんでもこの土地はパンパンガ州のメキシコという町にあって、リゾートと呼ばれるプール付きの宿泊施設(民宿みたいなもの)が建っていたのだが、リゾートのオーナーが店を閉めたのでかなりの安値で売りに出していると言うのである。

「大通りに面していて場所は良いし、それに墓地用に整地すれば5平米で3万7千ペソ(10万円)の価値があるんだよ。3ヘクタールの土地がとんでもない金額になるのは分かるだろう!というエド叔父さん。墓地ビジネスの仕組みはよく知らないが、土地活用率を50%で単純計算すれば1億1千万ペソに化けることになる。





それに何故か今回は遠い親戚のボニー叔父も一緒に来て「住宅への投資はもうピークを過ぎている!。墓地こそ最高の投資物件だよ」と念を押す。なんでもボニー叔父も墓地(この場合は細切れになった区画ベース)にいくばくかの金を投資していて、結構な稼ぎになってると言う。

しかし筆者は墓なんて商売は考える気さえもしないので「要らない」「興味ない」を繰り返していたが、この二人はからみ酒の癖があるために何度も何度も同じ話を繰り返す。それでこっちも相手の矛盾をついてやろうと思いいくつか質問をしたのだが、これが立て板に水のように淀みなく答えてくるのですこしばかり困ってしまった。

「死ぬ人間は山ほどいるから客には困らないし、雑草の刈り取りや清掃は遺族がやるから手間いらずなんだよ。それに建物と違って土地は毎年価値が落ちていくわけじゃないから安定的な収入が見込めるんだ」というボニー叔父。なるほど確かにその点はそうである。

しかし引っ掛かるのは、何でリゾートとして整備された土地が1平米あたり100ペソとべらぼうに安いのか?とうことだ。それにそんな絶好の場所にあるのなら住宅開発業者が真っ先に手を付けているはず・・。言っちゃ悪いがエド叔父やボニー叔父みたいな引退したヒマな爺さんにもお声がかかるというのも変な話だ。





それでエド叔父さんに何でリゾートを閉じることになったのか?と聞いてみたところ、二人ともちょっと口を閉ざした後「ま、まあ、そのー、アクシデントがあってね」と呟いた。アクシデント・・?、一体何があったのか?と聞くと、モゴモゴ何やらタガログ語で呟くだけである。

それで筆者はボニー叔父を相手に問い詰めたところ「一人死んだ」と消え入るような声で囁いた。しかしたった一人死んだだけで何千万円も資本投下したリゾートを閉じるってのも変じゃないか。それでこの点を二人にしつこく問い詰めたところ、なんと市役所から閉鎖命令が出されてしまったというのだ。

一人死んだだけで閉鎖命令が出たって・・、そりゃ一体どんな死に方をしたんだ?。それにエド叔父が数字を間違っている可能性は多々あるが、1平米100ペソというベラボーな安値でも買い手がつかないってことは、これは相当すごい事件が起こったんじゃ・・。

「ホテルや住宅と違って墓地のお客は死んだ人間だから、その土地で人が何人死んでようが関係ないだろ!」と最後に開き直るエド叔父。つまり墓地に最適な土地ではなくて、墓地にしか利用できない土地ってことね・・。心使いは有難いけれど、こんなロクでも設け話は遠慮しておきます。






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殺されたニューハーフの生命の値段

昨年10月に発生した米兵によるニューハーフ殺人事件の裁判がオロンガポ市の地裁で続いているが、被害者のジェニファー・ラウデ嬢の遺族が被告の米海兵隊員ジョセフ•スコット・ペンバートン伍長に対して2億ペソ(5億4000万円)の賠償を請求する意向である・・というニュースを聞いた筆者はビックリしてしまった。

こう言っちゃ失礼だが米兵相手の売春婦の生命が2億ペソとは・・。10年以上前に米陸軍の戦闘車両に轢き殺された二人の韓国人女子中学生の生命の値段がそれぞれ日本円で2000万円程度であることと比べると、この間のインフレ率を考慮しても今回の要求は桁違いの金額である。





ニュースによると遺族の代理人は「損害を受けた事に対する道徳的かつ懲罰的な賠償としては妥当な額である」と述べたというが、アメリカ軍とフィリピン人、さらに両国は新軍事同盟を結んだばかりという厄介な構図はあるものの事件は単純な売春婦殺しだから、どこをどう計算したら2億ペソという金額になるのは愚鈍な筆者にはさっぱり理解できない。

ちなみに筆者は売春婦は殺されても構わないと言っているので無いし、ニューハーフは生命の価値が半分以下だと思っているわけでも無いが、賠償金というのは将来稼げるはずだった金額を元に計算するのであって、大スターでも実業家でも無いジェニファー嬢の生命が2億ペソってのはゼロが一桁(もしくは二桁)違うような気がする。





それにこの事件が変なのは、被害者はアメリカ兵に殺されたために樺美智子みたいに「反米運動のシンボル」になっていくのはまだ理解できるとしても、ドイツ人の婚約者(男です)が現れたあたりからジェニファーを「聖女」みたいに祭り上げる論調が始まったことである。

日本でも凶悪事件で殺された不良女子高生を「心も体も綺麗な女の子だった」などと死後偶像化することはたまにあることだけれども、ことジェニファー嬢についてはこの変調傾向が顕著だったことと、当然のように最後は巨額のカネを要求・・という一連の流れを眺めてみると、どこかで同じシーンを見たような気が・・。





そう、飲み屋の女と別れる切れるですったもんだした時に、店の同僚ホステスやチーママたちが会社の受付に現れて「あの子はアンタだけを愛していたのに!(全くのウソ)」とギャーギャー喚き続け、最後はママと背後の怪しい紳士が登場して手切れ金を釣り上げる世界共通のご商売である。

まあ昔から(他人から聞いた限りでは)フィリピンはこういう体質なようだし、それにジェニファー嬢自体が水商売の人間だから当然と言えば当然だが、ペンバートン伍長もトンでもない事をしてしまったものである。まあこんな金額払えるわけないだろうが、せめて十分の一に値切るように腕の良い弁護士を雇ってください。






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