やっと来たバリックバヤン。だけど・・・。

昨日バリックバヤンの悪口を日記にしたところ、なんと本日LBC(フィリピン版日通)の車が家の前に横付けされ、作業服を来たオッちゃんが我が家にカートンBOXを届けに来た。まさか筆者の駄文を読んで発送を早めたとも思えないが、やはりダメなサービスに対して黙っているのは運気を下げてしまうので何処かにぶちまけるに限るわい…と内心ほくそ笑んでしまった。

さてオッっちゃんがライトバンから運んで来たので早速中身を開けてみようと思ったが、カートンBOXを見たときに思わず「あれっ?」と我が目を疑った。そしてカートンBOXが目の前にドシンと置かれた時に唖然としてしまった。まさかこんなことが…。しかしあれこれ説明するのは面倒なので、その場で撮った写真をまずは見て欲しい。





見てのとおり思いっきりベコベコに潰れとるがな…。しかも雨水にでも晒されたのかカートンの一方がボロボロになってるやんけ…。筆者は今まで数多くの宅急便や国際引越し荷物を受け取って来たが、ここまで酷い扱いをする業者は初めてである。それに補強のためにカートンを開けて詰め物を入れる事もありますよ!と広告には書いてあるけど、何にもしてないじゃんかよ。

幸運なことに筆者が送ったのは缶詰やレトルト食品にシャンプーなど濡れても押されてもヘッチャラな品物ばかりだったが、もしここに前回はハンドキャリーで持ち帰えったパソコンやIpadを入れていたら…と考えるとゾッとしてしまう。筆者はこの会社を使うのは今回しか経験が無いから常時こんな感じなのかは知らないが、今後二度とこの会社は使わない!と強く決心した。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

スポンサーサイト

いつまで経っても来ないバリックバヤン・ボックス

先日の日記で日本から送った小包が予定通りに到着しないという事を書いた。筆者が使ったのはドア・トゥ・ドアのサービスで、通常なら2〜3週間で到着という謳い文句のバリックバヤンという業者なのだが、しかし3週間経っても到着しないので問い合わせをしたところ、マニラ市内のトラック規制でマニラ港が溢れかえっているため、通常スケジュールより2週間遅れているという説明だった。

そこでバリックバヤンのHP(ホームページ)をもう一度見たところ、なるほど2週間程度の遅延が出ていますと書いてある。それにこの物流停滞についてはニュースで知っていたので、小包の遅れについてバリックバヤンに文句を言うのはお門違いであり、全ては自分の事前調査不足のせいであると納得した。2週間の遅れと言うと合計で4〜5週間で到着すると言うことだから、その時点(出荷から3週間)では「もうちょっと待ってれば来るだろ」と気軽に考えていたのである。

ところが5週間が経った時点でも小包は到着せず(もちろん連絡など来ない)、ついに6週間目に突入してしまい痺れを切らした筆者はバリックバヤンに対して「一体いつ小包は到着するのか?」と再度連絡を取ったところ、返事の方は小包と違ってたちまち来たのだが、そこには「実は前回伝えたスケジュールよりさらに遅れてしまった」と書いてあるではないか。遅れた上にまた遅延かよ…と思わずあんぐり口を開けてしまった。





担当者の説明によると、船のマニラ入港が2日間遅れた上に(本来のスケジュールであれば2週間早く到着するはずである)、コンテナを船から桟橋に移動するのに4日間かかってしまい、さらに税関に移動するのに4日を要し、そこからフィリピン国内のパートナーであるLBC(フィリピン版日本通運)に引き渡されたが、今現在LBCのどこに筆者の小包があるのかは書いていない。なのでいつ小包が届けられるのか筆者は今だに分らないのである。

しかし自分たちの提携会社(親会社)の配送状況が把握できないというのには唖然とするが、この遅延状況は今年前半からずっと続いているのにも関わらず未だに「マニラまで2〜3週間で到着」という広告を打っているのも驚きだ。それで担当者に「あんたの会社はHPの謳い文句を守ってないではないか!」とクレームしたら、これまた担当者からすぐに回答が来たのだが、そこには何と「HP上の記載は特に問題を感じていない」と書いてあったのだ。

2〜3週間どころかプラス2週間の遅れも守れなくなっているのに、問題を感じていないだと…。この会社は利用客がどれだけ首を長くして荷物の到着を待っているのか知覚出来ないボケ老人の様な感覚の持ち主の様だ。それともおおらかさと言うか大陸的な発想方法とでも言うべきなのかは知らないが、どうやら筆者は自分が間違った業者を選んでしまったことがここに来てはっきり分かって来た。なので次回からはフェデックスか郵便局のSAL便を頼もう。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村


「ああ野麦峠」なマッサージ嬢たち

先日行きつけの真面目なマッサージ屋で背中を揉まれていると、カーテンの向こうから女房とマッサージ嬢がボソボソ声を落として話しているのが聞こえた。言葉の端にペソという単語に混じってチップとかコミッションという単語が聞こえるから、どうも給料の話をしているようである。

まあ余分にチップをよこせ!という魂胆で自分を可哀想に話しているのだろう…と思っていたが、女房が時々「はあ?」と驚いた声を上げるので、どうも意外な給料構造の話になっているようだ。マッサージが終わったら女房に聞き出そう…と決心し、再び心地良いまどろみの中に沈んで行くことにした。

「あの子たちの給料いくらだと思う?」と女房が聞いて来たので、香港のマッサージ屋の相場である客の支払額の50%、もしくは40%+ベーシックサラリーくらいじゃじゃないか?と答えたところ、女房が「アタシもそう思ってたんだけど、実はとんでも無く安いのよ」と言って彼女らが話した内容を語り始めた。





まずこの店の1時間単位の基本料金は足マッサージが150ペソ、ボディが250ペソと随分安くて、さらに筆者らは足とボディ合わせて250ペソというリピート客向けの特別価格を享受しているのだけれども、なんとマッサージ嬢の取り分は足・ボディ合計で50ペソ、つまり筆者らの払った額の20%にしかなら無いというのだ。

そうか俺たちリピートチケットの客は儲からないんだな…、まあ別に正規料金払っても構わないんだけ…、彼女らには可哀想な事をしているなと思ったが、なんと正規料金400ペソを払った客でも同じく取り分は50ペソなのだと言う。しかもベーシックサラリーなどは一切無いと言う驚くべき安月給である。

筆者が若い頃通っていたバンコクの最下等の売春宿の女達でさえ客が支払う額の20%を貰っていたし、売春婦たちの食事は無料だった。それに娘を売り飛ばした両親らは女衒から2〜3ヶ月分の生活費を受け取っていたのである。それがこのリサール州のマッサージ屋ときたら売り飛ばされて監禁されてる娘たちより待遇が悪いとは…と驚いてしまった。





「だけどあの店のオーナーは彼女たちを怒鳴りつけたり暴力を振るったりしないから、あの店で満足してるんだって…」と女房は言うけど、チップもせいぜい一人当たり20〜30ペソくらいしか貰え無いらしく、1日300ペソくらい稼げれば御の字なのだと言う。ざっと月に直すと5〜6000ペソになるが、食い物はここから払わなければならないから、これは田舎町の住み込み家政婦と同じ所得レベルだ。

しかしこんな搾取労働に必死に耐えている理由は将来自分がマッサージ屋を開業するためで、20万ペソ(50万円)ほどあればリサール州の田舎町に立派な店が構えられるのだとか…。それで毎日文字通り指を擦り切らして働き、必死に開業資金を溜め込んでいるのだろうだ。ううっ…、なんだか女工哀史のような悲しい世界である。

ちなみに女房は人を信じて金を失ったばかりなのでマッサージ嬢たちに出資する気はさらさら無いらしいが、たったの20万ペソの出資が1年で回収できるビジネスモデルに興味を持ったようである。だけど相手に厳しく接しないとまた騙されるから、女連中には「鬼のシエナ」と恐れられる存在にならないとな…。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

借金踏み倒された・・(4)虚構の女

三日間に渡って女房の高利貸し業の破綻について日記にして来たが、本日女房から聞いた何気ない一言から事の意外な一面が見えてきた。この商売は女房・義妹・その他→家政婦ラセル→近所の工場内にいるカウンターパートの女→工員たち、というルートで融資されてると聞いていたのだが、なんと女房と義妹はカウンターパートの女、つまり今回金を返さずトンズラしたという女と直接会話をしたことが無いというのである。

お前…自分で商売する以上は代理店の先まで把握するのが当たり前だろうが…と呆れて物も言えないが、女房が言うには金主の旦那が日本人だと知れると借主たちは甘え切って金を返さなくなるし、それに警察あたりに違法ビジネスとして通報されればサメが泳ぐ海に飛び込むのと同じだから自分の存在は秘匿したかったのだ!とそれらしいことを言うが、ここで重大な疑問が湧いて来た

本当にカウンターパートの女は存在していたのだろうか?。それ以前に…金貸業というのは本当に行われていたのだろうか?…と思えて来たのである。つまり失敗したのでは無く最初から詐欺なのでは…という事だ。家政婦ラセルはカウンターパートの女が逃げたのだ!と言っているが、ここ2ヶ月の間に最終的な借り手である工員たちが元本も含めて一気に借金を返したとは思えないから、はっきり言うと高飛びするような金額を手にしたとは思えない。なのでこの話自体がリアリティが薄いな…とは何と無く感じていたのである。

筆者が思い描く仕組みは簡単である。まず最初に信頼できる融資先があると架空の話で女房を騙くらかして10万ペソを借りる。女房の取り分は金利10%だから翌月から1万ペソづつキチンと女房に返して信頼を得る。そして融資額の半分に当たる5ヶ月分の金利を払った時点で別の融資話を持ち込んでもう10万ペソ借りる。こうして5ヶ月ごとに融資話を倍々ゲームで増やして行けばラセルは融資額の半分を自分の懐に入れられる。それに女房は表に出る事を恐れているから、融資は本当に行われているかどうか確認することは無い。





この仕組みの欠点は女房が新規融資に躊躇したら必ず破綻する事だが、ラセルは自分の金の帳尻が合わなくなったらバンザイして、最近工場をクビになった工員をカウンターパートだと偽って全ての責任をおっ被せれば良い。後は息子が無事サウジアラビアに出稼ぎに行って送金してくれる様になるから、自分たちは田舎に引っ込んで悠々自適になるだけだ…と算段していたのだが、ここで息子のサウジア行きビザがなかなか下りないという時間的な誤算が出てきてしまった。

息子ラセルをサウジに呼んだの女房の義弟フランシスだから、今バンザイすれば息子のチャンスを潰してしまう。しかし女房には毎月10%の金利を支払い続けなければならないし、それに新しい融資話も女房があまり乗り気でなくなった為に帳尻は毎月合わなくなって行く。それで数ヶ月間は自分の蓄えを取り崩して女房に返済し続けていたが、息子のビザ発行がさらに遅れに遅れてしまったことで蓄えも底を尽き、ついに第三者から金を引っ張っることにしたのでは…と思うのだ。

結局このビザが発行されなかった事で女房は元本をギリギリ回収することができたのだが、一方我が家に毎日のように愚痴を言いに来てはため息をもらすアナの表情をみると何ともやりきれない思いになる。アナはつい先月ラセルに8万ペソを貸したのだが、1ペソの金利も得ぬままバンザイされてしまったのだ。そしてドバイにいる旦那に騙されたと告白したら大目玉を食らってしまった上に、クリスマスに子供達への贈り物も渡せないのよ!と半ベソをかいているのである。

さて女房はアナを不憫に思ったのか、財布の中から8万ペソを差し出して「アンタは特別に月利15%でいいわよ」と言って差し出した。ありがとう!これで子供達に不憫な思いをさせないで済むわ!と感謝感激のアナ。しかしその光景を見た時に筆者は複雑な思いに駆られてしまった。なぜかと言うとこの8万ペソはラセルが先月女房に戻した金利分で、おそらく元々はアナの金である。だけどアナがせっかく喜んでいるのだから、この裏筋の話は黙っておくことにしよう。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

借金踏み倒された・・(3)近所の被害者たち

家政婦ラセルが出て行った後、我が家には近所の住民が入れ替わり立ち替わり話を聞きに来る様になったのだが、どうもラセルは女房と義妹以外に何人もの知り合いから金を借りていたことが分かって来た。例えば隣6軒先に住むアナは月利10%の約束で8万ペソを用立ててしまったが、何と貸したのは1ヶ月前だったため1ペソの金利収入も得ないまま踏み倒されてしまったのである。

2件隣のビーンは3ヶ月前に3万ペソ、サリサリストアのジェニーは2ヶ月前に2万ペソをラセルに貸し出していて、どうも時期的に3ヶ月前から1週間前にかけてラセルは知る限りの人物に投資という名目で借金を申し出ているのである。そして「あんたは何で今まで通り雇い主のシエナ(筆者の女房)から借りないんだ?」という当然の質問に対して、なんと「日本人の旦那が金欠になったから」と説明していたというのである。

筆者は別に金持ちではないが、女房が10万ペソ貸して!と言えば別に文句も言わずホイホイ出して来たし、最近金欠になってもいない。なのでラセルは女房からいくらでも金を引っ張ることが出来たのに、なんで3ヶ月前から第三者に借金を申し込み始めたのか理由が最初は分からなかった。しかし大学生の姪が過去3ヶ月間のラセルの借金額を合計してみた結果、同時期に女房と義妹が受け取った金利支払額とほぼ一致することが判明した時、ラセルが辿った崩壊への道筋がなんとなく読めて来た。





ラセルはカウンターパートの女が1ヶ月前にトンズラされたため金が返せなくなったと表向きは言っているが、実際は3ヶ月前にすでに資金回収が出来なくなっていたのである。しかしこの時点でバンザイすれば「ラセルにとって大変困ること」が起こってしまうため、他人から借金を重ねて女房と義妹に金利収入分を返し、高利貸し業がうまく行っているように見せかけておく必要があったのだろう。

たぶんラセルが恐れていたのは息子ボウイがサウジアラビアへ行けなくなることだったのだと思う。一旦出国して義妹の夫フランシスの下で働き始めれば余程のことがない解雇される事は無い…、なのでそれまでシエナ(筆者の女房)に渡す金は第三者から借り続け、ある時点でバンザイすれば良い…。シエナは元本回収すれば文句は言わないだろうし、故郷アブラ州にでも夜逃げすれば他の連中は追って来れないだろう、という思惑だったのではないだろうか。

しかしラセルの想定よりも早く事実が露呈してしまったため、息子ボウイのサウジ行きの芽は完全に潰れたあげく、近所中から借金の督促を受ける立場になってしまった。給料3000ペソの住み込み家政婦が見た束の間の夢はこれですべてお終いである。あとは夜逃げをして借金を踏み倒すしか出来ることは無いが、隣の家からも借金をしてしまったために夜中に物音一つ立てただけで誰かが飛び出して来る様になっているのだ。さてらラセルよ!。お前一体どうしてこんなことになっちゃんたんだ?。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ


借金踏み倒された・・(2)家政婦を処罰

カウンターパートの女が逃げたという話を聞いた時に筆者の脳裏をよぎったのは、家政婦ラセルも一枚噛んでいるのではないかと言うことである。金主の旦那は日本人だから、45万ペソくらい踏み倒したって何もしてこないわ…、だからこの金は二人で山分けしましょうよ…という話し合いを元に、自分も被害者だ!と演技をしているのではないかと思ったのだ。

月3000ペソ(7500円)の家政婦にとって半額とは言え22万ペソは大金である。なので普通なら一発勝負に出る可能性はあるが、しかしラセルの場合は数か月前に家族を同じ故郷アブラ州から同じサブディビジョン内の狭苦しい貸家に呼んだばかりであり、もう一つ現時点で事を起こせないタイムライン上の重要なイベントがあるのだ。

筆者の義弟、つまり女房の妹の夫はサウジアラビアの建設会社でマネージャーを勤めているのだが、ラセルの息子ボウイは義弟の取り計らいでサウジに行く手続きを進めている最中だったのだ。それも単なる建設労働者ではなく義弟の助手として工事現場の進行状況を管理するホワイトカラー職としてである。





高卒のボウイにとってこの職は破格の条件であり、今後息子ボウイが稼ぐ金額と22万ペソを天秤にかければどっちが得策なのかラセルにもわかるはずである。なのでこのタイミングで借金踏み倒しに加担したとは考えにくいのだが、案外カウンターパートが予想外に早く出し抜いたという可能性だってある。それにそこまで考えられないから家政婦なんて仕事をやってるのかもしれない…。

結局ラセルが女房と義妹を裏切ったのかどうかは分からないが、何れにせよこのままボウイのビザを進めたらお人好し馬鹿になってしまうし、他の借り手に対しても示しがつかない。よって義妹は夫フランシスに連絡を取り、ボウイの雇用契約書を即日破棄し、サウジアラビアのイミグレーションに一切の手続きをキャンセルする事になった。

一時期は数万ペソの収入を得たことで家族を呼び寄せ、息子も近所にある専門学校に通わせて束の間の幸福を得ていたラセル。しかしたちの悪いカウンターパートのおかげで女房の逆鱗に触れ息子の一世一代のチャンス失ってしまった。さてラセルは45万ペソをどうやって返済するつもりなんだろう?。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ

借金踏み倒された・・(1)事故発覚

一昨日筆者が二階でゴロゴロしていると女房が怖い表情をして部屋に入って来た。な…何だよ…俺なんか変なことしたか?と訝ったが、女房は「アンタじゃなくてラセルよ」と押し殺した声で言う。家政婦のラセルがお前のヴィトンのバッグでも壊したのか?と冗談っぽく話したところ、女房は「もっと大事なモノよ!」と叫ぶなり、口から泡を立てて説明し始めた。

この家政婦ラセルは働き者で重宝していて、最近は女房のパートナーとして近所にある工場の工員相手に月利20%の高利貸しをやっていたのだが、なんとこの工場にいるカウンターパートの相手がトンズラしてしまったと言うのである。しかも逃げたのは1ヶ月も前で、ラセルは金主である女房にこの事をずっと黙っていたというのだ。

この高利貸しについて説明すると、利息月20%の分前は金主の女房が10%、一次代理店のラセルが5%、そして今回逃げた2次代理店のカウンターパートが5%という率なのだが、工場内に何十人もいる最終的な借り手を管理していたのは2次代理店の女であり、ラセルは工員の誰がいくら借りているのかさっぱり分からないという呆れた話なのである。





「ここ1ヶ月間は元本の回収どころか利息もロクに入ってこないから変だとは思ってたのよ!それでラセルを問い詰めたら泣きながら本当の事を言い始めたんだけど、泣きたいのはアタシの方だわっ!」と大声で怒鳴る女房。それでラセルは?と聞くと、なんとついさっきクビにしたと言うのである。

それで一体いくら失ったのか?と心配になって来たが、女房が毎日丹念に付けている帳簿を見ながら損失額を計算したところ未回収金合計は45万ペソ(110万円)だと言う。ただし過去1年間にわたって女房は毎月3〜5万ペソは金利収入を得ていたから初期投資は概ね回収しているはずである。

まあ100万ちょっとか、それに元はとってるなら…と思ったが、日本とフィリピンじゃ金銭価値が5倍くらい違うから5〜600万円株で溶かしたのと同じである。こう考えるとこれはけっこう痛いな…と思えてきた。なるほど女房が怒るのももっともである。それに義妹もラセルに結構な額を貸し付けていたようで、こっちは元本の半分も回収できて無かったというのだ。(その二に続く)






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村


一方通行に潜む姑息なワニたち

他の方がマニラの姑息な交通取り締まりについてブログを書かれていたが、実は筆者自身もつい先日同じ手口に引っかかったので今日の日記にしたいと思う。月曜日にイントラムロスにあるイミグレ本部でIDカードをピックアップした後、日本に手紙を出したいのでイミグレから郵便局に行くよう従兄弟ラフィーに頼んだのだが、全てはここから始まった。

歩いても10分くらいの距離だが、小雨がパラパラと降り出していたために車で行くことにしたのだ。助手席にいた筆者は携帯のナビゲーターシステムを見ながら「ここは直進」「はいここで右折」とラフィーに指示をしていたのだが、パドリー・ブルゴス・アヴェニューを右折した時に目の前で検問をやっているのを見つけた。

最初は事件の捜査をしているのかな?と思ったのだが、青い制服を来た交通局員が近づくなり開口一番「ここは一方通行だ!」と嬉しそうな表情で言う。はぁ?ここが一方通行だと?だけどナビゲーターではこの道を進めと出て来たぞ!、だいたい標識も見当たらないじゃ無いか!と反論したが、交通局員は被りを振って「免許証を出せ!」と言い出した。





ラフィーが警官にあれこれ反論したが、「ONE WAYの標識はあそこにちゃんと有るんだ!」と来た道の遠方を指差し、「標識を見なかったのはお前の責任だ!」と言いつづけるだけで手を出して免許証を要求する交通局員。だけど一方通行のサインなんか見えなかったぞ!と何度も抗議しても「見えなかったのはお前の責任だ!」の一点張りである。

見ると前方10メートル先でも2台の車が青い制服に取り囲まれていて、しかもその内一台は乗客3人が何故か車から降ろされた上に、あろうことか交通局員が乗り込んで何処かへ走って行ってしまった。小雨の中を路上に放り出された乗客3人…。これは一体どういうことなのだろう。

どうもこれじゃ賄賂も効かないぞ…と判断した筆者ら一行は大人しく罰を受けることにした。罰金500ペソに免許証一時取り上げである。可哀想にラフィーは金曜日にマニラ市役所の交通局まで免許証の受け取りに行かなければならなくなったのだ。





全てが終わった後で前方で路上に放り出された3人組の女性を車に乗せてあげることにした。なんでもONE WAYの標識は見えにくい角度に曲げられていて、この辺を初めて運転した人間なら絶対に引っかかるように交通局は罠をしかけてあるというのである。

結局マカティで降ろすまで交通局とマニラ市長エストラダを口汚く罵り続けた3人組だが、一人の女性が「あいつらは物陰に隠れて人を襲うクロコダイルとおんなじよ!」と言ったのには思わず笑ってしまった。というのは全員が全く同じイメージを持っていたからだ。

さてもしもマニラ市内の見知らぬエリアにこれから運転しに行く方がいたら、くれぐれも渋滞してない近道などに入り込まないように十分ご注意いただきたい。さもないと横から人食いワニが何匹も現れていきなりガブリと食いつかれることになりますよ。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

失踪していた州知事夫人が語った意外な真実

先週金曜から行方が分からなくなっていたジョセフィーヌ・タラド北カマリネス州知事夫人の事件で新たな進展があった。金銭目的や政治的背景を持つ誘拐ではないかと周囲はハラハラしていたが、なんと水曜日にABS-CBNの特番番組に出演、インタビュアーの問いに対して誘拐の事実を否定した後で事件の意外な背景を語り始めたのだ。

なんと今回の失踪は自らの意思によるもので、その原因は自分が夫に殺されると思ったからだと言う。なんでも夫である州知事は2年前から外に愛人を作っており、夫人は対面を考えてずっと耐え忍んでいたが、夫と愛人との「あられもない」セックス写真をフェイスブックにアップロードしたのはお前だろ!と夫が激昂して詰め寄られたさいに生命の危険を感じたと言う。





「私は夫のあんな恐ろしい表情を見たことがありませんでした。そして夫は手に銃を持って私を脅してきましたので、私は怖くなって逃げたのです」と夫人は語っており、また夫人の弁護士は夫人が虐待された女性に特徴的な精神的症状が出ていると主張しているが、このニュースを見た我が家全員の感想は「なにこのバカ女…」という冷たいものだった。

現実問題としてフィリピンの親父たちは愛人を抱えているのが普通だし、しかも嫉妬に駆られたとはいえ夫が素っ裸の女の横で自分で◯▼□ーしている写真を公の場で公表すれば爆発されるのは必至である(注:現時点では夫人は自分がやったとは認めていない)。それに夫が選挙に落ちれば自分の生活基盤も失うってことが分かってないのよ!このバカ女は!というのが我が家の女性陣の意見であった。





たしかに筆者の親戚の叔父たちは全員例外なく浮気しているし、親戚全員が集まる会合でも「最近バイアグラまで効かなくってよぉ…」などと自分の娘の目の前で平気で夜の冒険譚を語っているし、妻たちの方も生活費を入れている限りは夫の浮気に目をつぶるのがフィリピンの伝統というか習慣なのである。それにもしも旦那の浮気に堪忍袋の緒が切れたらみんなの前で旦那をぶん殴れば良いだけだ。親族全員は間違いなく妻サイドに加担してくれるのである。

まあ州知事が銃を持って脅かしたのが本当だとしたら確かに非は夫にあるが、今回妻は銃で夫を撃つのと同じことを先にした!というのが我が家の陪審員たちの判決であった。いやいや何とも物わかりが良いのに感心したわい。さすが筆者の女房とその親族である。こういう判例が出た以上はこれで俺も大手を振って浮気出来るぞ!






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村


ギョウ虫オンナに気をつけろ!

テレビニュースで医療専門家が寄生虫を繁殖させないためにキッチン用具をこまめに洗うようと呼びかけていた。この女医は寄生虫の種類をアレコレと説明、さらに寄生虫はガン、とくに肝臓ガンの原因になるのだと視聴者の恐怖心を煽った後で「フィリピンには約2500万人の人が寄生虫保有者である」とこれは他人事ではなくごく身近な問題であると印象付けたかった様である。

フィリピンの人口が1億人だから、2500万人と言うことは国民4人に1人が虫持ちということになる。これがアジアでは多いのか少ない方なのか分からないが、筆者の小学校時代の経験ではギョウ虫検査の後で虫持ちを意味する赤い(+)の紙をもらっていたのは1割くらいの生徒だったから、どうやら1970年代の日本よりも現代のフィリピンの方が非衛生的であるようだ。

ちなみに筆者は今まで虫持ちの判断を下されたことは無いが、この学校で配られる赤い(+)の紙は子供達にとっては死刑宣告と同じだった。隣の席の奴が覗き込んで「あーっ!滑川は赤い文字が書いてある!」と叫ばれてしまえば一環の終わりである。かわいそうに同級生の滑川嬢は卒業まで「ギョウチュウ」というあだ名をつけられ、「汚いから触るな!」「滑川は給食当番するな!」と文字通り生き地獄へ真っ逆さまとなってしまったのだ。





今考えれば学校は随分と残酷なことをしたと思うが、公衆衛生は小学校から!という国民運動を実施していた以上、見せしめ的に生徒に恥をかかさなければ家庭での衛生観念が向上しなかったのであろう。ちなみに滑川嬢を始めとするギョウチュウ軍団は小学校卒業後にはクラス会には一切参加しなかったが、おそらく彼らの脳裏にはギョウチュウ体験は深いトラウマとなって刻み込まれ、そして徹底した綺麗好きな親に成長して行ったに違いない。

さて筆者にもギョウチュウについて一つトラウマを持っているのでご披露したいと思う。筆者が生まれた家の裏に朝鮮人の一家が住んでいて、ここに筆者より一年下のトモちゃんという娘がいた。当時は在日朝鮮人への差別が酷かったが、筆者の父親は学校の教師であり人格者だったから「トモちゃんも遊んであげなさい」と言うので、トモちゃんはうちの家によく上がり込んでいたのである。

さてこのトモちゃんであるが、いつも股のあたりをボリボリボリボリかいているので変だなぁっと思っていた。そしてある夏の日の週末に家で水浴びをしていると父親が「うわーっ!」と大声を上げたのが聞こえた。ビニール製のプールを覗き込んで「ムシがっ!虫が浮いてる!」と父が叫んでいるのである。その時は筆者も小さかったから事のなり行きはよく覚えていないが、父がトモちゃんのパンツを見てまたもや叫んでいたから、虫はトモちゃんの体内から出て来たようだった。





後年父から補足説明を受けたのだが、どうもトモちゃん体内で増殖したギョウ虫がケツの穴からはみ出し始め、湿気を求めてアソコの穴(父は前の穴と呼んだ)に移動、そしてそこに巣を作ってギョウ虫が繁殖し始めたためにアソコが痒くなってボリボリ掻いていたと言うのである。それで家に帰って酢で両方の穴に浣腸してもらえ!とトモちゃんに伝えたと言うのだが、筆者が覚えているのは父が怖い顔をして筆者に「トモちゃんに触るな!」と命じたことだ。

そしてこれ以来筆者は女性には股間に2つ穴があるらしいことを知ったのだが、頭に浮かぶのは2つの穴の間を無数の虫がウジャウジャ這いずり回っているイメージである。はたして寄生虫が生物学的にアソコの穴に生息出来るのか?、それと父特有の脅かしなのか分からないが、何れにせよ幼児期の筆者の頭は映画「遊星からの物体X」に出て来る様な無数のわななくギョウ虫の映像で満たされて幾晩も眠れない夜を過ごしたことは言うまでもないl

さてフィリピン人の4人に1人は寄生虫を持っていると言うことは、街行くあの妙齢の美女も大量のギョウ虫を肛門部とアソコで養殖していると言うことである。そしてこういう女性とお近づきになってベッドを共にすると、アソコの穴から溢れ出たギョウ虫がヌルヌルヌルっと尿道を伝ってあなたの体内にゆっくりと入り込んでくるかもしれない…。なのでマニラで美女とアバンチュールをお楽しみの方はコンドームを忘れずに。それからくれぐれもアソコの穴を舐めたりしないように。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村


味が落ちた焼肉「牛門」

本日イミグレーションからの帰り道に久しぶりにマカティの焼肉屋「牛門」に寄る事にした。普段はマカティには滅多に立ち寄らないのだが、今から半年前にこの店で日本並みの焼肉を食べた記憶が有るので、いつもの通り大勢いる同行者が今日はイタリア料理よりも肉をたんまり食いたいと所望したからである。

開店時間の4時半より幾分早く来てしまったためヤマザキや生協に立ち寄って時間を潰す筆写ら一行。やがて開店時間になったので店の入っているクリークサイド・モールに戻り、入り口にかかっているOPENという印がひっくり返されるや一斉に入店する。月曜なので店は空いているに違いないのだが、全員腹が減ってるので自然に足早になったのである。

さてオーダーの方は三点盛り合わせ(カルビ・ロース・ハラミ)と牛タン、石焼ビビンバを各2つとユッケや野菜類を最初に頼んだ。時間はたっぷり有るので後から特上カルビや豚トロを追加発注して行こうとの算段である。やがて最初に来た牛タンを一斉に焼いてレモン汁(本当は塩ごま油の方が美味いんだけど)に付けて食すと、口の中に牛タンの旨味が一気に拡がり皆満足顔である。

ところがその後に来た三点盛り合わせを見た時に「あれっ?」と思った。半年前に来た時は肉が大きめにカットされたいたのに今回はずいぶん小さくなっている。それに色合いは以前の見事なピンク色だったのに、今顔はくすんだ色になっているではないか…。まあ肉の味なんて色とは関係ないよな…と自分を慰めながら網の上に肉を置くと、ジューッという煙とともに全然美味そうでない臭いがテーブルに広がった…。これはっ!一体どうしたことだ…?





恐る恐る肉片を口の中に入れてみると肉がボサボサで食感が著しく悪い。しかも味の方も肉の新鮮さとは逆方向の、何度も冷凍と解凍を繰り返した粗悪品そのものの苦味と臭みの入り混じった味である。これはハラミだから不味いのかな…と思ってカルビの方をとって見たが、脂身が多い分不味さが増してしまっていてとても食えたもんじゃない。これじゃTOKYOTOKYOとか近所のトロトロと変わらないレベルである。

「三点盛りだから粗悪品を使ってるんじゃないの?」と女房が言うので、特上カルビと豚トロを単品で頼んでみたところ、豚トロは半年前と同じく口の中にピュルリピュルリと豚肉の甘みが広がる特上品だったが、一報特上カルビという名の牛肉ときたら…。肉が古いのか網の上に乗っけたら肉の繊維質がグズグズになってヘタレてしまう様なシロモノである。それで肉をよく見たら、何と冷凍と解凍のし過ぎでガビガビに乾き切っているではないか(上の写真拡大してご覧ください。乾き具合と変色がよく見えます)。

同行者の表情を見るとみんな不味そうな顔をしていて箸の方が全然進まないでいる。それを女房が「食い物を無駄にするな!」と言って皆を急かしているが、全員の表情に浮かんだ深い失望感はいかにも変えようがない。良いレストランは客を幸福にし、悪いレストランは客を気まずく沈黙させてしまうという言葉の通りである。この店は過去の評判に胡座をかくダメなレストランになってしまったようだ。

なおここまで悪口を書きまくってきたが、肉以外の料理や店員のサービスや半年前と同様に満足の行くものだったことは付け加えておく。しかし肉の仕入れ担当と焼肉カットの料理人、それに店のオーナーとマネージャーは「味を落としたって構わないよ」と人間的に堕落してしまったようなので、この店に行こうと考えていられる方は再考することをお勧めしたい。それに北朝鮮人民じゃあるまいし、あんな乾き切った肉など食えるかってんだ!。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

スワッピング@グリーンヒルズ

「今からスワップに行くんだけど一緒に行かない?」と従姉妹ミレット夫妻に誘われたので女房と一緒について行くことにした。こう書くと我々4人は某所で開催される秘密パーティーに参加して相手構わずやりまくる好き者夫婦であるかの様に思えるだろうが、残念ながら今回は特殊な性嗜好ではなく至って正常な日常生活に関する日記である。

向かったのはグリーンヒルズショッピングモール。ここは有象無象の小規模焦点がズラーとの軒を並べている市場の様な場所で、1階はスニーカーやTシャツなどの衣料品、上の階は電気製品がメインで、パソコンや携帯電話のショップが溢れかえっているのだが、このフロアにいるのは普通の携帯ショップとちょっと違うのだ。


Greenhills shopping center mallmap


各店舗には新品のiPhoneやGalaxyの最新モデルが入ったボックスが棚に積んであるが、一方ショーケースの方を覗いてみるとノキアやエリクソンの使い込んだらしいモデルが並べられている。これは博物館みたいに展示しているのではなくてこういった中古品しか買えない層相手の売り物なのだが、このショッピングモールにいる店舗の特徴はこういった中古品を売るだけでなく買ってくれるところにあるのだ。

例えばあなたが携帯を買い替えたい場合は、このショッピングモールの店に来てスワップ希望と告げると、店員はアナタのお古の携帯をジーッと眺めたあとで「これは4000ペソで買い取るので、現金29600ペソと合わせてIphone5sとスワップ(交換)でどうだ?」と言ってくる。そこであなたは「差額は28000にしてよ」などと交渉し、だいたい27000くらいで交渉成立となるはずである。





ちなみに交換するのは中古と新品だけでなく中古と中古でも構わないし、買い取りだけでも応じてくれる。そんなの売りは売り、買いは買いで別々にすればいいじゃないか・・と思うだろうが、ミレットの旦那ラフィーによればグリーンヒルズの同じ店舗で一遍に済ませたほうがお得なのだそうだ。

同様のサービスを提供する巨大なモールはグリーンヒルズ以外にも何箇所か有る様だが、携帯やiPadを買い替えたいとお思いの方はグリーンヒルズまで足を向けてはいかがだろうか。なお有る程度の英語と交渉能力は必要になるし、スワップできるのは電気製品だけで衣料品や靴に女房は応じてくれないのでご注意を。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

エボラ出血熱に似た病気で10人死亡

ネットでローカルニュースを追っていると「エボラに似た感染症で10人死亡」という見出し見つけた。な…なに!Ebola-like-virusだと!全世界を恐怖に陥れている死の病がついにフィリピンに到着していたのか…と事の重大さにショックを受けて、思わず食い入る様に画面に見入ってしまった。

記事によると病気が発生したのはミンダナオ島スルタン・クダラット州にあるニノイ・アキノ町で、今年3月に馬肉のマリネを食べた住民100人が胃痛、嘔吐、下痢を訴えて入院、そして患者らには急性脳炎の症状が現れはじめ、現在まで10人が死亡しているのだそうだ。





フィリピン保健省が馬肉のサンプルを検査した結果、この馬肉からレベル4という危険度最高クラスのウィルスを検出、このウィルスは4〜27日間の潜伏期間を経た後風邪と同じ兆候を最初は示すが、やがて高熱と深刻な中枢神経麻痺症状が進行し死をもたらす大変危険なウィルスなのだと言う。

しかしこの記事を最後まで読んだ筆者は「全然エボラと関係無いじゃんか…」と白けてしまった。エボラと言えば全身がまだら状に腫れ上がる、致死率80%以上の脅威の死亡率、そして血液から感染するというキーワードが頭に刻み込まれているが、ミンダナオの病気はこれらと一つも被らない。なんだよ単なる脳炎じゃんか…、アイキャッチ目的の過剰見出しのようだな…。





しかし「出血熱」という病気の定義が分からないので調べてみたところ、このタイプに分類される病気はエボラ以外にも幾つかあって(ラッサ熱やマールブルグ病など)、その中にミンダナオで流行っているのとよく似た病気を3つ見つけた。クリミア・コンゴ出血熱とオムスク出血熱、ダニ媒介脳炎というのがそれで、致死率は5〜30%とエボラほど高く無いが一点だけエボラより危険な点があった。ダニから感染するのである。

このウィルスは牛や馬に羊などの反芻動物、鳥、ネズミなどを幅広い動物類を宿主として増殖し、動物間はダニを媒介して伝染して行くと言うのである。ご存知の通りエボラ出血熱のアキレス腱は伝染媒介で、エボラ患者の血液や体液に「直接」触れない限りはウィルスに感染することは無い。なのでこれだけ驚異的な死亡率を持つウィルスも未だに人類を絶滅させるには至ってないのだ。





しかしこれがダニやノミから感染するとなると別問題だ。14世紀にヨーロッパの人口の1/3に当たる3000万人が死滅したのはノミがペストを媒介したからである。なのでもしもミンダナオ出血熱(筆者が付けた仮称)がマニラの都市部の人口密集地、特に非衛生的な不法居住地域に拡がり始めたら物凄い事態になりかねないのではないか。

そう言えば最近湿気が多いから我が家のタンスの中もダニが繁殖していそうである。それになんだか身体のあちこちがむず痒くなって来た。とりあえず来月の一時帰国の時にアース製薬のダニアースレッド(白い煙がブシューッと出るやつね)を日本で大量買いしておこう。それからアース製薬の株もついでに買っとくか。うーん…3835円か。ダウの反発で月曜は一旦は上がりそうだから、水曜以降に成り行き買いだな!。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

NAIA世界最悪の王座から陥落

過去3年連続で世界最悪の空港に選出されていたマニラ国際空港(NAIA)ターミナル1が2014年度ランキングでは惜しくも(?)首位から脱落し4位に後退してしまった。このランキングはThe Guide to Sleeping in Airportsという海外旅行情報サイトが毎年発表するもので、無敵に見えたマニラを今回打ち破ったのはイスラマバード、ジェッダ、カトマンズの3空港であった。

なお首位を譲ったとは言え、同サイトはNAIAについて長時間の待ち行列、ごく限られた座席、非友好的なイミグレと税関職員や臭いトイレ、そして空調システム不良によりアジア最大の公共サウナと化したデタラメな管理体制と酷評しているが、今年初めにスタートしたターミナル1の修復工事が「ある程度」評価されたため今回の王座陥落につながったようである。





なお今年王座に輝いたパキスタンの首都イスラマバード空港については、膨大な囚人(利用客」の管制を欠いた中央刑務所、公衆の面前で堂々と行われる汚職行為、攻撃的で不快な空港職員、まったく意味も効果もないセキュリティチェックに、清潔さとテクノロジーの完全な欠如というさんざんな評価を下されてしまった。

筆者は今年発生した蒸し風呂地獄でNAIAは絶対にランキング一位を維持すると確信していたが、どうも世界には上には上(というか底には底)が居るようだ。なおNAIAターミナル1の人的サービスがこれから改善される可能性はまず無さそうだが、いくつかの航空会社が別のターミナルに逃げ出していることから、混雑の具合については多少改善され来年は更にランキングが「落ちる」可能性があるとのことだ。まあ…でも俺はターミナル1は金輪際使わないけどね。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村


ノーヘル運転で冤罪になった男

女房の従兄弟ラフィーが昨夜帰宅途中にバイク事故を起こし警察署に拘留されているという話を聞かされた。事故…拘留…?これは大変なことになったぞ…。それにラフィーは無事なのだろうか…?といろんな不安が頭をよぎったが、義妹の話によると事故といっても大したことは無く、ラフィーはピンピンしている言うのだが、問題はこの事件がおかしな方向に進んでいることで、ラフィーは大変憤慨していると言うのである。

まず事故の概要を説明すると、昨夜勤務先からの帰り道に二人乗りでバイクを運転していたラフィーはマンダルヨン市内の十字路で別のバイク(これも二人乗り)と接触、相手側のうち一人がバイクが倒れた際に脛に擦り傷を負ってしまったのだが、相手側は自分達の非を認めているので警察が登場する前までは両者と穏やかに話をしていたと言うのである。ただし擦り傷だけれども一応怪我をしているから念のためと言うことで救急車を呼ぶことにしたのだそうだ。

そして救急車が到着した頃になってやっと警察も到着したのだが、現場での聞き取りをした後でラフィーの同乗者に向かって「お前はヘルメットをかぶって無かったんだな」としつこき何度も言い始めたと言うのである。ちなみにこれは事実で事故当事者4人(ラフィー側2名、相手側2名)のうち彼だけがノーヘルだったのだが、相手側が「事故は自分達の過失が原因です」と言っているにも関わらず、ラフィーだけを現場から警察署に引っ張って行ったと言うのだ。





警察署に連れて行かれたラフィーは署内でも取り調べを受け、さらに警察官同伴で怪我をした人間の見舞いに病院まで連れて行かされた上に治療費3000ペソを払うよう警察官に即されたと言うのである。当然支払いは拒絶したが、警官から脅迫まがいのことをされたため渋々支払いをすることに…。そしてその後も警察署に連れ戻されて散々油を絞られた挙句、午後2時にやっと警察から解放されたのだそうだ。

しかし今回は相手側が自分達の非を認めているのだし、接触事故とノーヘルは別の問題なのだから事故の方は相手側のドライバー、ノーヘルはラフィーと同乗者を処罰すれば良いはずである。なのに一体どうしてこんな事になったのか分からないが、怒り心頭の上に昨夜は一睡も出来なかったラフィーは現在睡眠中なので説明を聞くわけにもいかない。

確かに最近あちこちでノーヘルの取り締まりをしているのは知っていたが、まさかここまでインネンをつけてくるとは…。このままだと障害事件や強盗の現場にノーヘルで通りかかっただけで「お前が犯人だ!」と逮捕されてしまうようになってしまうかも…。なので皆さんも飲酒運転や違法賭博に興じても良いが、フィリピンではバイクのノーヘル運転だけは慎むようにすることをお勧めします。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

フィリピン警察内部の仁義なき戦い

マニラ首都圏警察のバルモリア総監(下の写真左)がマニラ全体の治安は改善しつつあると発表した。刑事事件は今年6月以前は週700件以上発生していたのが現在は660件まで減少し、その内殺人事件は週38件から26件まで減っている、強盗事件も数字は具体的に列挙していないが減少傾向にあるというのが発表内容であった。

犯罪発生数の比較を昨年ではなく6月以前以後に分けたのは、今年6月に入ってから6人いる地域総監(局長)の内5人、38人いる警察署長中14人を更迭する大規模な整風運動を実施したからで、今回の発表は言うまでもなく首のすげ替えを正当化するのが目的だったようだ。なおバルモリア総監と一緒に整風運動の陣頭指揮をとったのが現在豪邸疑惑で世間を賑わせているプリスマ国家警察長官(写真右)である。

ちなみに二人の上役にあたるロハス内務大臣(写真中)も首都マニラの治安改善について公式に賞賛するなど、この件について治安部門のお偉方がやたらと登場してくるが、この統計には重大なミスがあるのに皆さんはもうお気づきだろう。猛暑でみんなイライラしている6月以前と、大雨で家に引きこもっている7月以降を比較すること自体無意味なのだ。もしも比較するなら昨年の7〜9月の数字を出してくるべきなのである。

ではこの二人のお偉方はバカなのか?というと勿論そうではなくて、この発表をした真の意味が表向きのそれとは異なるという事なのだ。つまりロハス内相とバルモリア首都警察総監がこんな意味不明な統計比較にしゃしゃり出てきたのは、盟友のプリスマ長官が現在政治的に危ないので助けよう!というタイミング上の理由とともに、整風運動はまだ継続する!という旧世代の警官達への宣戦布告なのでである。





フィリピン在住の方ならよくご存知だろうが、一応こちらの事情を全く知らない方のために一言説明すると、フィリピンでは警官に賄賂を払って犯罪をもみ消すのはごく日常的なことだし、警官自身が犯罪に関与する、もしくは報酬を受け取って誰かを殺す、さらには犯罪を主導するのは良くあることなのだ。身近なところで言うと、マニラ都市部で不良警官が外国人を誘拐するなど毎日のように発生しているのである。

筆者の女房の従兄弟たちにも何人か警察官がいて、当然表向きの給料よりも裏金メインで生計を立てているのだけれども、今年に入ってから一番上からのお達しで内部監査が厳しくなり、今までの様に重大事件を見逃す代わりにランドクルーザーを貰ったりする様な事は難しくなってしまったらしい。それで汚職警官(特に中年以上の幹部)の中にはトップに対して怨嗟の声が広まっていたというのである。

なお筆者の従兄弟は全員ぺーぺーの警官なので噂話は断片的にしか入って来ないが、プリスマ長官やバルモリア総監も決して清廉の士と言える様な人物では無く、背後には今までとは別の政治グループが控えている様である。なのでこの整風運動も汚職追放という表向きの看板とは別に、警察利権や違法ビジネスを巡る政治グループ同士の争いと言う性格があるようだ。

なお警察内部に残る旧勢力もただ手をこまねいているわけでは無く、整風運動を仕切る幹部達に大打撃を与えるような次のスキャンダルや事件を用意しているのでは…?と従兄弟は面白そうに言っていた。まあ俺が旧勢力の警官なら当然やるよな…、長官の面子を思い切り潰し無能感に打ちひしがれるような事件、例えばグリコ森永事件とか上院議員の誘拐殺人とか…。いやもしかするとフィリピンでローマ法王暗殺とか…。うーん…やっぱ筆者は発想が陳腐なようだ。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

オカマと鯨に死をもたらしたアメリカ海軍

アメリカ海兵隊員がフィリピン人のオカマを殺害した容疑で目下米艦船内で取り調べを受けている様である。報道によるとこの海兵隊員は強襲揚陸艦ペリリュー号乗船の白人兵士で、オロンガポ市内のバーでジェニファー嬢(?)を引っ掛けた後で連れ込みホテルにしけこんだが、何らかのトラブルが発生したらしく僅か30分で海兵隊員のみホテルを退出、そしてホテルの部屋にはトイレに突っ伏した状態で死んでいるジェニファー嬢が発見されたというストーリーである。

事件があったオロンガポ市は元々はアメリカ海軍の基地の街だったが、フィリピン上院が米軍の駐留を拒否決議した為に1991年に全面撤退。しかし近年の中国による領土侵犯に怯えたフィリピンがアメリカと新軍事協定を結んだことを受けて、オロンガポは再び米軍基地の設置候補の一つに挙げられていたのだが、今回の事件でフィリピンに広がっていたアメリカ軍への歓迎ムードに水を差す形になってしまった。





さてこのオカマのジェニファー嬢とは別にアメリカ海軍が原因で出てきた死体がもう一つある。オロンガポの北にあるラウニオン州サンフェルナンド近郊の海岸に打ち上げられた体長10メートルのマッコウクジラがそれで、この雌クジラは月曜朝9時ごろ浜辺に打ち上げられているのを発見されたが、村人の必死の介護(?)にも関わらず数時間後に死んでしまった。死因は特定されていないが体中傷だらけだったらしい。

クジラとアメリカ海軍がどう関係あるのか?と皆さん思っておられるだろうが、実は世界中のクジラを殺しているのは潜水艦から発せられるソナー音なのである。この大音量をまともに受けるとハンマーで頭をぶっ叩かれたのと同じ効果があり、意識朦朧となったクジラは方向感覚を失って迷走し始め、入江に迷い込んだ挙句に環礁や岩にぶつかって死んでしまうのだ。





捕鯨禁止で鯨が増えすぎたため、飢えた鯨が浜辺に打ち上げられるのだと今までは言われて来たが、だったらなんで俺たち人間は今だに魚屋で魚が買えるのか?と不思議に思われていた方も多いのではないだろうか?。ちなみにアメリカ海軍はこの事実を表に出したく無いため(一部認め始めている)、シーシェパードの様な動物愛護団体に金を出して「日本人が鯨を殺している」と話をあらぬ方向に向けているのだが、この事は以前日記にしたので割愛する。

さて筆者はオカマとクジラを殺したアメリカ軍は許せん!米菲軍事条約を今すぐ破棄してアメリカ軍は出て行け!という気は全く無くて、むしろ今すぐフィリピン領土から追い出すべきは中国海軍と韓国人(この人種はフィリピン領土だけで無く地球から)だと思う人間なので、実は今回のオカマとクジラを殺したのはアメリカでは無くて中国が裏にいるのでは?とフィリピン中に噂を広めたいのだが、やっぱり状況証拠的にやっぱり無理があるな…。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

一体いつ来るバリックバヤンBOX?

先月日本に一時帰国した際に購入した食品や雑貨を送るためにバリックバヤンという国際宅配便を利用することにした。いつもならスーツケースに品物をぎゅうぎゅうに詰めこんでマニラまでハンドキャリーするのだが、今回は重量がエコノミークラスの持ち込み枠を大幅に超えてしまうので便利な方法を選んだのである。それに大きな荷物を持って都内から成田空港まで電車の乗り継いで行くのが億劫になって来たことが大きい。

このバリックバヤンは値段も安めで便利なサービスだとフィリピン在住者のブログにいくつか書かれていたので以前から名前は知っていたのだ。スーパーバリューという一番大きな箱の場合は料金は9500円、日本国内からフィリピンまでドア・トゥ・ドアでおおよそ2〜3週間で到着というスケジュールである。それで10月18日に東京の自宅にピックアップにきてもらい、10月の頭にはフィリピンで受け取りだと思っていたのだ。

ところがそれから待てど暮らせど荷物が到着しないのである。確かにホームページには「最近のフィリピン国内の交通規制で1〜2週間の遅れが出ています」と書かれているから、元々のスケジュールと合算するとピックアップから3〜5週間で到着する計算のはず。それに困ったのはバリックバヤンはFEDEXやEMSの様に発送番号から現在の荷物の位置を検索するサービスが無いため、筆者の荷物がどうなっているのかサッパリ分らないのである。





それでピックアップから3週間が経過した日にバリックバヤンに問い合わせのメールを送ったところ、なんと「あなたの荷物は今日の船で出港したばかりですけど…」との回答が来た。フィリピン国内の交通・通関事情で遅れていると言ってるのに、なんと日本国内に3週間も荷物はとどめ置かれていたのである。しかも文体からは「何か文句ありますかね?」という雰囲気がありありと出ている…。それで筆者は怒り爆発して抗議のメールを送りつけることにした。

数時間後に少しは話が分かりそうな上役から返事が来た。なんでもマニラ市内の交通規制でコンテナの陸上輸送に支障が出ており、さらにマニラ港にコンテナが溢れかえってしまったため荷物の上げ下ろしも出来なくなり、マニラ港に出入りする全ての船会社のスケジュールが大幅に遅れているというのである。そして本来ならこれこれこの日の船に乗るはずが、船が遅れた上に接岸出来ず…と詳しく遅延の理由が書かれていた。そう言えばニュースにマニラ港の事が散々書かれていたのを思い出したが、全ては後の祭りである。

結局この上役も一体いつ荷物が到着するのかは確約出来なかったが(それはそうだろう)、船のスケジュールから考察するにどうやら最低でも5週間はかかりそうである。まあ今回は急いでいるわけではないが、到着日の予想すら出来ない様では誕生日やクリスマスギフトを送るにも支障が出てしまう。上役がくれた説明は誠意あるものだったが、マニラ港のコンテナ問題が解決するまではバリックバヤン(というより船便全体)は使えないな…と思った。と言うことで次回は航空貨物か、またはやっぱりハンドキャリーに逆戻りしよう。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村


いつまで経っても噴火しないマヨン火山

テレビニュースでマヨン山のニュースがまた流れていた。白い噴煙と溶岩の流出が顕著になっており噴火が差し迫っている!とアナウンサーは力説していたが、筆者の一家4人は「まだこのニュースやってるの?」「もう飽きたわよねぇ…」と画面を見る気にもならないのだ。

マヨン山噴火については数ヶ月前から報道されていて、パニック映画が大好きな筆者は噴火を今か今かと待ち構えていたが、警戒レベルが上がった!、周辺住民を避難させた!、もうすぐ噴火する!と人間社会の方が急展開しているのに比べると山自体はえらく動きがノンビリしているのだ。

それでも一応溶岩ドームが出来たり、噴煙が上がるなど少しは進歩しているのだけど、如何せん日本の御嶽山の突然の噴火のインパクトがあまりに大きく、さらにはインドネシアのシナブン山に先をこされてしまうに及んで「マヨン山、お前は一体何やっとんだ?」と言いたくなって来たのである。

これだけ待たせた以上は死者1万人くらいの大噴火を起こして世間を見返して欲しいものだが、すでに周辺8キロの住民は退避してしまっていて、死ぬとしたら物見雄山で危険地区に入った冒険好きな阿呆くらいしか期待出来そうにないらしい。

「多分このままジリジリとお漏らしするだけで、絶頂にはならないんじゃないかしら」と義妹はなんだかイヤラシイ言い方をするが、死者が出ないのなら爆発規模の方でピナツボ火山の記録を塗り替えて貰いたいものである。とにかく辺りを憚らずどデカく一発イッてくれよ!。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村


爆弾テロリスト逮捕の裏側

無免許ヘルメット無し運転で拘束された3人が実はマニラ首都圏で爆弾テロを計画しているテロリストだったというニュースが流れていた。報道によればこの3人組のリーダーであるリカルド・アエヤス(41歳)はフィリピンのテログループRajah Sulaiman Movement(RSM)のメンバーで、2003年に発生したコタバトの空港爆破事件、そして2004年のスーパーフェリー爆破事件への関与が疑われていると言う。

警察の発表ではアエヤスら3人はパンガシナン州の秘密基地で爆弾製造の訓練を受けており、近々アメリカ大使館を含む大都市の主要目標に対して爆弾テロを実行する予定だったと言う。さらに過去数カ月に渡って学校爆破予告への関与も疑われているのだそうだ。なおアエヤスが属しているRSMはアブ・サヤフやアルカイダとも連携をとっており、警察は重大なテロを未然に防げたと鼻高々なようである。





しかしこのニュースをみた時に筆者は何もかも3人におっかぶせたデタラメな話だ…と思った。と言うのはここ数カ月に渡ってNBI(フィリピン版FBI)やフィリピン国家警察は「フィリピン国内にはイスラム国(ISIL)のメンバーはおらず、また過激派が重大なテロ事件を起こす兆候もない」と公言していたからである。それが一体何が変わって急にテロの脅威に怯えるようになってしまったのか?。

実は筆者は変わったのはテロリストの側は無くて取り締まる側、つまり警察が自分たちの存在意義を示さなければならない状態になり、急遽有りもしないテロ未遂事件をでっち上げなければならなくなったのでは?と見ているのだ。お前何馬鹿なことを…とお思いだろうが、過去数カ月間のニュースを丹念に追って行けばフィリピン警察が窮地に陥っているのが分かるのである。





国家警察のプリスマ長官の豪邸問題については先日日記に書いたのでココでは触れないが、実は尻に火がついているのはトップの長官よりもその部下、具体的には首都警察の幹部達なのである。この3ヶ月間に首都警察の5人の地域本部長(局長クラス)のうち4人、38人の警察署長のうち14人が犯罪撲滅への取り組みが手ぬるいという理由で解任されており、目下警察官たちはいつ自分が解雇されるのか?と震えているのだ。

この整風運動の陣頭指揮をとっているのが首都警察長官と前述のプリスマ国家警察長官で、ここ数ヶ月間に長官対幹部連中のバトルが続いていたのだ。それで警官達は「治安を維持するには警察は人員不足である」などとリストラされないように必死にアピールしてきたが、二人の長官の振り上げた斧を収めさせるには至らず、プリスマ長官の豪邸問題が沈静化した後は再び猛烈なリストラが始まるのでは?と目されているのである。





皆さんご存知の通り、自分たちの生存のために警察が事件を演出するのは良く有ることである。筆者の知り合いは70年安保の時に京都大学のセクトの幹部だったが、自分たちが壊滅状態になってメンバーがチリヂリになっているのに、何故か自分の組織を名乗るテロ事件が起きてセクト全員が狐につままれる思いをしたことがあるそうだ。警察にしてみれば過激派運動が沈静化すれば自分たちは存在意義を失うので、言うまでもなく警察自身がテロを実施したのである。

なので今回も、今は過激派を引退して単なる町のオッちゃんなった男をでっち上げの容疑で逮捕して、危険なテロリストがアナタのそばに潜んでいる」という印象を一般市民に植え付けると共に、プリスマのリストラの鉾先を収めさせようとしているのでは?と思っているのである。それに偶然逮捕された3人組も本当は警察の下請けの…と書きたいが、これ以上は陰謀論になるのでここら辺で止めておこう。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村


稀代のペテン師への祝電

1週間ほど前に香港在住のフィリピン人カルメンからフェイスブックでメッセージが届いた。自分の尊敬する人物が母校の学位を贈与されたのでお祝いの文章を送りたい。ついては自分が英語の文章を書いてアンタに送るから日本語にしてくれ!と言う。最初カルメンが言っていることが理解できなかったのだが、どうやらこの尊敬する人物というのは日本人らしい。

このカルメンは香港に出稼ぎに出ているフィリピン女で、国外で教育を受けたという話を聞いたことは無いから、その日本人というのはフィリピンの学校の学位を取得しているはずである。なので「だったら英語で祝辞を書けばいいじゃないか?」と返事をしたら、いやそれはダメだ!自分はどうしても日本語で文章を書いてその人に読んでほしいのだ!と言う。

それでカルメンが送ってきた原稿に目を通すと、あなたを尊敬しますとか学位授与おめでとうございます、とか在り来たりの賛辞も言葉の後に、世界平和への貢献とか私たちをこれからも導いて欲しいという怪しげな文章が続いている。それに書き出しがPresidentとかMasterなどの英語ではなく、ここだけ先生(SENSEI)と日本語なのだ。

ちょっと怪しい臭いがするのでカルメンに「この先生と呼ばれる人は学校の教師か何かか?」とわざとバカな質問をしてみたところ、カルメンは「WAIT」という短いメッセージを送った後すかさず1枚の写真ファイルを添付してきた。そしてそのファイルを拡大してみたときに余りの醜い画像に筆者の背筋はぞっとしてしまった。

池田D作・・・。言わずと知れたカルト教団S学会の親玉である。このデブ爺はフィリピンのUniversity of the EASTとかいう三流大学(日本で言うと日大に相当する)からDoctor of Humanitiesという名誉博士号を授与されていたのである。このさんざん悪事を働いてきた親玉がヒューマニティー(人間性、人道)の博士だと・・とその余りの皮肉さに思わず笑い出してしまった。





このカルトの親玉については今更説明する必要はないだろう。ペテン師、詐欺師、人殺し、強姦魔、売国奴、守銭奴、独裁者などなどありとあらゆる罵詈雑言を浴びせられても一向に臆することなく戦後の日本の一角を支配し続けた悪党である。しかしこの親玉が普通の悪党と違うのは並々ならぬ顕示欲の強さで、わけても外国の博士号や修士号については目の色を変えるほど学位獲得に躍起になっているのだ。

このデブが最初に貰った学位は旧ソ連時代のモスクワ大学の名誉博士号で、それから40年間にわたって実に353個もの名誉学位を世界中の大学から授与されているのだが、このおびただしい学位をよく見てみると、アメリカのアイヴィーリーグやスタンフォード、MITやUCバークレー、英国オックスフォード、ケンブリッジなどの一流大学の名前は一切出てこないのに気が付く。

言うまで見なくソ連や中国がこのデブに学位を与えたのは政治工作の一環であり、それ以外は全部S学会による巨額の寄付への報酬である。ハーバードやイェールなどの名門大学は沽券に係わるので最初からこんなペテン師には近づきやしない。なのでこのリストを見るにつけ、こんな三流大学の学位を集めて悦に入っている池田D作という人間の劣等感の深さと人間的な底の浅さをよく表してるな・・と感じ入ってしまった。

さてフィリピン人が日本語で祝電を書けば先生が読んでくれるかもしれないじゃない?とカルメンは書いてきたが、こんなロクでも無い野郎への祝電を俺に頼んでくるとは…!と筆者は怒り心頭であった。ちなみに筆者は日蓮正宗の信者でも共産党員でも無いが、S学会は破防法を適用して強制解散した上に信者は全員刑務所にぶち込むのが世界の為と考える人間なのだ(出来れば信者の10%くらい死刑にするのが望ましい)。

それでカルメンの依頼を無下に断るよりも、カルメンがS学会の中で奪会しやすい環境を作ってやるために「日本人が憎い!天皇家が憎い!日本を壊してやる!俺の血を雅子にぶち込んでやったぞ!俺の子孫を次の天皇にしてやる!日本の天皇家を朝○人にすり替えてやる!by 墓場の大作」と祝電原稿に書いてやることにした。もうそろそろ信○町の本部に到着したころだろう。それでカルメンからの怒りの電話がかかってくるのを今か今かと楽しみにしているのである。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

子供の頃に遭遇した宇宙人のその後

筆者は幼児期より不眠症の気があって、夜中3時くらいまで寝付けつけない場合は昔のことを思い出すことにして居る。頭を使うからむしろ目が覚めてしまうのでは?と思うかもしれないが、生まれつき頭が足らない筆者は脳を使うとウトウトして来るのである。そして昨夜も眠れなくなってしまったため、小学校の時に家に遊びに来ていた級友たちの顔と名前を一人一人思い出す作業をしていたのだが、その際に30年以上も忘れていたある名前が浮かんで来た。

彼の名前はサダヒロ・ユキオ。両方とも下の名前みたいで変だから忘れずに覚えていたのだ。彼は筆者が小学1〜2年の時の同級生で、彼とはとりわけ仲が良い方ではなかったのだが、彼の事を30年前に封印された記憶からすぐに引っ張ってこれたのは理由がある。サダヒロ君は物凄く頭が良かったのだ。この物凄く良かったと言うのは、皆さんが想像される「秀才で東大に行ったんだね」というレベルではなく、生まれつきIQが異常に高い天才という意味なのである。

ちなみに筆者の友人の中にも東大に進んだ連中が何十人もいるが、サダヒロ君のレベルというのはこいつら全員とは全くの別格だったのだ。小学校のサダヒロ君と中学生時代の友人とを比べるのは無理があるかもしれないが、少なくとも普通の東大生になった友人達は教科書を読んで学ぶという作業をしていたが、サダヒロ君は作業というのは全く不要で最初から答えを知っているのだ。なので筆者らはサダヒロ君をお前は宇宙人だ!UFOに乗って地球に来たのだ!と定義していたのである。





ちなみにサダヒロ君は筆者の住む東京23区の外れには全くそぐわない瀟洒な邸宅に住んでいて、彼の体から出てくる雰囲気は他の旧友のような貧乏サラリーマンや農家の息子とは全く別種の人間だった。小学校1年でセサミストリートの英語の本を楽しそうに読んでいたくらいだから、彼の父親は国際弁護士か商社マン、もしくは外交官あたりのスーパーエリートだったに違いない。中学教師だった筆者の父親は家に度々来るサダヒロ君を見て「なんで彼は普通の小学校なんかに通ってるんだ?」と首を傾げていたくらいである。

さてこのサダヒロ君は新設校ができたために途中で学校が変わってしまったのだが、その後友人から聞いた話によると開成か武蔵中学に進んだ後、現役で東大の工学部に合格したそうである。それで大学入学直後に開かれた中学のクラス会の時に「ねえねえ!サダヒロって覚えてる?」と誰からともなく話が上がり、やっぱりアイツは別格だな!。あんな頭の良い奴みたこと無かったよ!。やっぱり渾名とおり宇宙人だな!と噂しあったのだ。これがちょうど30年前の話である。

さて今朝起きてもサダヒロ君の名前が頭に残っていたので、試しにフェイスブックで検索してみることにした。天才少年も成長すればただの凡人という言葉の通り、案外チンケなサラリーマンになっているのでは無いかと意地悪いことを期待したのだ。「さだひろ・ゆきお」と名前を入れてキーを押すと、何と「貞広幸雄」という名前が出てくるではないか!。そしてページを開けてみると、そこには「勤務先 : 東京大学」「職種 : 教授」と書かれていた。2年前に46歳で都市工学専門の東大教授に就任…。ああ…やっはりお前は宇宙人だったんだな…、やっぱり俺たちの直感は当たっていたのだ…と納得した。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村


牛女の怪

皆さんは件(くだん)という怪物をご存知だろうか?。これはにんべんに牛と書く文字そのものの通り半人半牛(?)の怪物である。小松左京の「くだんの母」という有名な短編小説を読まれた方もいるかもしれないが、古来より「件」が世の中に現れると天変地異が起こると言われる不吉な怪物なのである。なお一部では「件」の名を出すと不気味な夢を見ると言われているので、もしも気になる方はこの日記を読んだあと塩で手を洗われることをお勧めする。

まあ大部分の方はこんなの想像上の生き物だよ!とお笑いになるだろうが、実は阪神淡路大震災の時にぐちゃぐちゃになった神戸市内を和風の着物を来た「件」が踊り歩いているのを自衛隊の一個小隊が目撃しているのだ。他にも東京大空襲先の時にも目撃例があって幾つか公式に記録されているから、全くの空想上の怪物ではないのである。

では「件」とは何者か?ということだが、常識的に考えればある種の奇形を持って生まれてきた可哀想な人ということになるのだろうが、ちょっと歴史を齧った方なら日本の牛頭天王やギリシア神話のミノタウロス、ヘブライ神話のモレクを思い浮かべるはずである。所は違えどこれは全て頭は牛で体は人間と言う形状をした神話上の怪物である。

この3つの怪物とも怒りを鎮めるために人身御供を求める悪霊であり、破壊や厄災をもたらす邪神とでも言うべき存在である。ただし日本の牛頭天王の場合はスサノオ信仰を結びつけられ、京都の八坂神社で手厚く祀ることで本来とは別の守護的な性格が強調される様になっているが、本質的には大和朝廷に滅亡させられた前王家(恐らく物部氏か出雲系氏族)の恨みを体現した怨霊だと言われている。

なお何故牛が邪悪なるものに擬せられたのかは筆者の足りない頭では不明だが、おそらく牛の持つ穏やかさと荒れ狂う二つの性格が天変地異などの突然の厄災に投影しやすかったのでは無いかと思う。それに牛は人間に一番益をもたらす家畜であるから、ヒンズー教の様に信仰の対象に持ち込むには好都合だったのでは無いだろうか?。もしくは人間を死滅させる疫病との関係を示唆しているのかもしれない。





さてこんな不気味な怪物が皆さんの前に現れたら一体どうだろうか?。おそらく恐怖におののいて逃げ出してしまうに違いない。そしてここからが本題なのだが、実はこの不吉な怪物が筆者の近辺に居ることを知ったのだ。いや居るというだけで無くフィリピン移住してからずっと牛女と同居しているのだ。それは何を隠そう今年36歳になった肥満型フィリピン女の義妹である。

昨日SMメガモールのスーパーで買い物をしている時に義妹が口をクチャクチャ動かして何かを食べているのを見つけた。実はこれは家でも毎日に様に見かける光景で、義妹はおそらくチューインガムでも食べているのだと筆者はずっと思っていたのである。それで「俺にもガムをくれよ」と言うと、義妹はハァ?という様な表情をして「ガムなんか持ってないわ」と素っ頓狂な声で答えた。

だけどお前はなんか食ってるじゃ無いか!と問うと、義妹はアッ!という表情をした後で慌てて何かを飲み込む。こいつ何食ってたんだろう…?と思って義妹の口のあたりをじっと覗いていると、何と下唇と歯の隙間から短いスパゲティが飛び出ているのを見つけた。これはどうも昼飯で食ったカルボナーラの残りカスの様で有る。だけど食後1時間も口の中に挟まっているなんてあり得ないな…、と思っている時に突然ハッ!と答えが閃いた。胃袋から逆流してきたんだ…?

もう皆さんお分かりの通り、義妹は牛の様に一度食ったものを逆流させてはまた味わう反芻動物だったのである。一昨年子供を産んでからアザラシの様に太り出したし、いつも居間のソファの上に転がっているだけで敏捷とか躍動と言う言葉が全く似合わない牛の様な生き物だとは思っていたが、さらに反芻するとなると正しく牛人間とは義妹のことで有る。

さて今晩も義妹がクチャクチャと口を動かしている様を見るにつけ、こいつは普段は草食動物のようにおとなしいが、何処かで牛の様に怒り出して暴れ始める時が来るに違い無いと思えてきた。それに旦那のフランシスは年に一回しかフィリピンに戻って来ないのでアッチの方も相当溜まっていそうである。まあ下の方は自分で処理してもらうとしか無いが(道具くらいなら買ってやっても良い)、取りあえず餓えさせないように食いもんだけは大量に与えておこう。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

がらくたギャラリー@メガモール

女房と義妹に付き添ってSMメガモールに来たが、二人ともアクセサリー店に入ったきり出てこなくなってしまったため仕方無くモール内をぶらぶらと歩いていると、3階のある一角に画廊が並んで居るのを見つけた。おやおや…これは良い暇つぶし場所を見つけたわい…。筆者は油絵を書く趣味は無いが、香港ではセントラルにあるギャラリーの常連だったし、海外出張では現地の美術館に必ず足を運んで来たので、美術系については一応人並みの審美眼は持っているのである。それで早速一番手前にある店から順繰りに入って見ることにしたのだ。






ところが…、筆者がこの店で見た物は全くあきれ返る様なレベルの品物だった。そこに置かれてあるのは古今東西の有名作品の贋作もしくはモドキと言った絵が大半を占めているのだが、美術品としてどうこう言う以前に学校で美術は学ばれましたか?と聞きたくなる様なレベルなのだ。例えばゴーギャンの「いつ結婚するの」らしき絵は色合いは本物そっくりだが、描き手の技巧が余りに稚拙なためにタヒチ娘が随分と凶悪な目つきになっているし、クリムトの「人魚」に至っては娼婦の性の奔放さは全く影を潜めてしまい、なんだか二体の地縛霊の絵ではないかと思うほど不気味な仕上がりになっているのである。






別の店は模造品では無くて作家のオリジナルばかり集めているが、これが高校の美術展の方がまだマシなんじゃないかという低レベル作品ぞろい…。ここの店主は筆者が絵を買うと勘違いしたらしく揉み手をしながら近づいて来たが、ミロとカンディンスキーへのオマージュとか言うトンチンカンな抽象画の値段を聞いたらなんと20万ペソだという。「この画家はフィリピンでは新進気鋭の…」とか説明しだしたが、もしこの下手糞な絵を買うくらいなら、まだ新聞誌に七色のペンキを塗りたくった物を部屋に飾った方がマシだと思った。





フィリピン人の美術センスの無さについては筆者も薄々気がついていたが、このレベルの絵を置いてもメガモールに店を構えていられるという現実に呆れ返るばかりである。ここの店主は「オルティガスはオフィスが増えているので買い手は沢山いるんですよ」と言うから、きっと相当美的センスの無い社長が総務担当に金を渡して適当に見繕って貰っているのだろう。景気が良いと画廊が儲かるというのは定説だが、幾ら何でももっとマトモな絵は揃えられないのだろうか?。





まあ筆者が新入社員のころの日本はバブルの真っ盛りで、筆者の会社もラッセンやヒロ・ヤマガタのリトグラフを悪徳商法から売りつけられていたし、同じグループの兄弟会社はケン・ドーンと契約して自社のCMにまで使っていたけれど、昭和の初めから美術や音楽に親んでいる筆者の父親は筆者が持って帰る販促品サンプルを見るや「こんなどうしようもないお絵かきに多量の金を使うとは、お前の会社は大馬鹿者だ!」と言っていた。その時は親父は古いなぁ…と思ったが、あれから20年以上経ってみると父親が正しかったことがよくわかる。





やっぱり日本もそうだったように、経済が一直線に伸びている時期というの財布の厚みの増加スピードに国民の審美眼の熟成が追いつかないため、こういったろくでもない美術品が市場にはびこるのは仕方無いのだろう。審美眼が熟成されるのはやはり美術品に数年触れる必要があるから、国や都市として美的レベルが向上するのはやはり十年単位の年月が必要に違いない。と言う事はオルティガスのあのギャラリーも、他の飲食店がボンボン入れ替わっていくのを尻目にもう十年くらいテナントとして居残り続けるということか…?。





「私の店は作家のオリジナリティーを発表する場でしてね…」とにやけた顔でがらくた同然の絵を紹介するのは前述のギャラリー店主。どうせお前は美大あたりの学生にタダ同然の金で絵を描かせてるんだろう…と思ったが、黙って聞いているとだんだんと奥の方へと導かれて行く。やがてカロの彫刻をそのまま写生した油絵の前で立ち止まると、「どうですか?この想像力の素晴らしさ!。これは50万ペソで…」と自己陶酔した様な顔つきで滔々と説明し始めたが、この男のあまりの底の浅さに笑いをこらえる事が出来ずに思わず吹き出してしまった。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

警察長官の賄賂御殿

2012年よりフィリピン警察のトップを務めるアラン・プリスマ長官の豪華すぎる家の話が度々ニュースでとりあげられている。この家はルソン島中部ヌエバエシハ州にあって、敷地面積は何と4.7ヘクタール、ホワイトハウスの様な建物にオリンピックサイズのスイミングプールまで備わっている超豪邸だと言うのである。

この批判に対してプリスマ長官は自分の家はホワイトハウスの様な巨大な建築物ではなく(当たり前だ)、プールも15x7メートルとオリンピック競技が出来る様な代物では無いと反論したまでは良かったが、この後で長官は「これは邸宅(Mansion)では無く普通の家Ordinary house)である、と言った事が新たな火種を生んでしまった。

写真をみてもお分かりの様に、アヤラ財閥の大邸宅には及ばないものの新興ビジネスマンが週末用に買った別邸くらいの豪華さは十分ある物件である。専門家の評価では5000万ペソ(1.2億円)もの価値のある邸宅が、どうして給料150万ペソ(400万円)の公務員に保有できたのかも合理的な説明がつかない(長官本人はずいぶん昔に安値で買ったと苦しい言い訳をしている)。





「事件を揉み消すために警察署長なら10万ペソ、州警察トップなら100万ペソ単位の賄賂を払うのは誰でも知ってることだよ」と言うのはリサール州で下っ端警官をしている女房の従兄弟の弁。昔に比べれば随分減ったとは言え、警察官は巡査から警視正クラスまで金で転ぶ体質と言うのは変わってないらしい。まあ警察官は給料が安いから仕方無いとも言えるが…。

ちなみに従兄弟の説明によるとプリスマ長官は大所帯であるケソンシティの警察本部でずっと要職についてきたから、上役の目の届かない地方警察の幹部に比べると賄賂は貰いにくいはずだったと言う。それに今回テレビで報じられている豪邸についても、同僚の警察官たちは「なんだ、あれっぽっちの家しか住んで無かったのか…」と国民と逆ベクトルで驚いているのだそうだ。

「プリスマは可哀想にスケープゴートにされたんだよ。政治家はポークバレル事件を誤魔化すために矛先を官僚に向けたいのさ!。ほら!みてみろよ。あいつが誰だか分かるだろ。」とテレビ画面を指差す従兄弟。振り返ってテレビを見るとどこには女性の上院議員がプリスマ長官を詰問するシーンが映っていた。なるほど…警察官は犯罪者から貰った賄賂で自分名義の邸宅を建てるだけだが、こいつらは国民の税金をネコババして家族名義で外国に不動産を買うらしい。どうやらフィリピンで一番の悪党は上院議員のようだ。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村


超能力家政婦ラセル

フィリピンに来て一番憂鬱な事は何か?と聞かれると、筆者はそれは大雨だと答えている。フィリピンに住むと言うことは不味い食事やダメな公共サービス、治安の悪さや灼熱地獄の乾季をひたすら耐えることであり、時々これは人生修行の一種ではないかと思えてくるが、中でも7月から11月の雨季は修行と言うより苦行そのものといって良いだろう。

筆者の住んでいる家は洪水で悪名高いマリキナ川からは数キロほど離れているが、ちょっとした雨でも水が溢れてしまうほど排水設備が悪いので、昨年フィリピンに移住してから既に5回も床上浸水してしまった。昨年最初に浸水を経験した時など、このまま水かさが増したら家に閉じ込められて水死してしまうのではないか…と夫婦揃ってパニックになり、いざとなったら壁をブチ抜いて脱出しようと算段をしていたくらいだ。

ところが慌てて1階の品物を2階へ運び込もうとしている筆者ら夫婦を尻目に、1階の居間で悠長に歌番組を見ていたのが義妹と家政婦ラセルの二人。こいつらは今までさんざん床上浸水を経験しているので、この二人にとっては押し寄せる水など全然ヘッチャラで「ああ…また野良犬が庭に入って来たわ」程度しか感じてないのだ。慣れと言うのは恐ろしい物である。

特に家政婦ラセルの落ち着きぶりは感心するほどで、水がどんどん溢れてきても居間でグーグーイビキをかいて寝ているのだが、水かさがあと2センチ増したら家に入って来るぞ!という絶妙のタイミングになると突然ムクッと起き上がって、家電製品やソファなどを器用にテーブルの上にテキパキと積み重ねていくのである。その配置の仕方も絶妙で、水の引いた後で元に戻す作業のこともよく考えているのだ。


20141006010359e53.jpg


それである時ラセルにアンタはどうしてこんなに手慣れてるんだ?と聞いてみたところ、「アタシは子供の頃から洪水はよく経験してるからね」と分かった様で分からない答えをする。しかしラセルの故郷はルソン島北部のアブラ州というとんでもない山奥の村で、標高2000メートルくらいの高地のはず…。そんなチベットみたいなところに洪水なんて発生するんだろうか…?。

しかし義妹の通訳によると、ラセルの村は山間部の中でも窪地になっていて、大雨になると山肌にぶち当たった雨水が周辺の沢や谷を伝って一気に流れ込み、毎年一回は村ごと水没してしまうのだと言う。水没…?、浸水じゃなくて水没か?と聞くと、ラセルは背伸びしながら右手を思い切り高くあげて説明していたから、どうも軽く2メートル以上の水かさになる様だ。まるでノアの箱舟の様な世界である。

そんな訳で筆者の家ではラセルを浸水対策本部長(終身制)に任命し、雨足が強くなると筆者らはラセルの指示の下でアリの様に作業をする様になった。そしてある時気がついたのはラセルが「今回は浸水しない」「今回は多分5センチ位だろう」と見事なくらい毎回ピタリと当てることである。どうもガキの頃から洪水慣れしていると言うよりも、地震を予測するナマズの様な超能力が備わっているようなのだ。

と言うことで、洪水地域にお住みの皆さんが家政婦を新たに雇う場合には、ルソン島北部の奥深い山岳地域出身者を選んでみては如何でしょうか?。大雨・台風の時には目を見張る活躍をすることは受け合います。おまけに性格従順で掃除洗濯は率先して働きます。ただし料理の腕の方はあんまりというか全く…、もう一人別の地方出身者を雇ったほうが賢明です。


20141006010401841.jpg



にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村


秋だ芋煮だ団結音頭

筆者が大学時代に所属していた映画サークルには毎年秋の国民休日に奥多摩の川べりにあるキャンプ場に集まって芋煮会を行う伝統があった。もちろん一般のサークルの様に春の新歓コンパや夏の合宿、そして秋の学園祭と行った王道のイベントや、映画サークルとしての自主映画の制作や上映会など年間を通じて行事は盛り沢山にあったが、この芋煮会と云うのは行事の中でも一際異彩を放つ存在で、元サークル員が集まると必ずと言って良いほど芋煮会の思い出が口から出て来るのである。

この芋煮会、いちおう懇親会という名は付いているが、実態は年に一回潰れるまで徹底的に酒を飲みまくる日で、さらに参加者全員が川に落とされ、流され、沈められるという一歩間違えば死人が出る様な滅茶苦茶な飲み会だったのである。当然全てが終わる頃には参加者全員ずぶ濡れで、さらに半分近くの人間は酔いつぶれて動けないという体たらくになっているのだが、なぜだか知らぬが翌年もまた頑張るぞー!と全員で団結踊りを踊るという不思議なエネルギーに満ちた行事であった。

ちなみにこの国民休日は奇しくも筆者の誕生日であるため、筆者は19歳から22歳までの4回の誕生日は皆から無理やり日本酒一升瓶をラッパ飲みさせられた上皆に先駆けて川に流されていた記憶しか残っていない。まあ他のメンバーも遅かれ早かれ同じ目に合わされていたのだけれど、薪で炊いた鍋が出来上がる頃には川原でヘドを吐きながら寝っ転がっていたから、この鍋はロクに食べた記憶がないのである。全くとんでもない行事だったけれど、あれから30年近く経過してみれば筆者の人生で最も記憶に残る誕生日祝いとなっているのだ。





さて当時の筆者は全然知らなかったのだが、この芋煮会というのは東北地方では春の花見と並ぶ名物行事で、秋になると親戚や友人に職場の同僚で連れ立って川原で鍋を炊いて酒を酌み交わす慣わしなのだという。この和気あいあいさはさすが縄文の和やかな香り漂う日の本の国らしき行事である。筆者らの泥酔パーティーには文化的な素養など何も無かったが、どうやら昔サークルにいた東北出身の先輩たちが芋煮会の風習を持ち込み、その後輩たちが何十年もその風習を守って来たようである。

それから芋煮会の最後に踊る団結踊りというのがあって、これは筆者の耳には「ホイサカ ズンバ ズンバ ズンバ♫ ホイサカ ズンバ ズンバ ズンバ♫ エイエイヤ!エイエイヤ!オー!オッ!」と聞こえていて、大学2年生からの3年間は筆者が中心になってこの歌を後輩に教えていたのであるが、先日開催された20年ぶりのOB会で最年長のY先輩から「アレはホイサカじゃ無くてハイスカと言うんだ!」と修正され、さらにはハイスカが正しいことを証明するユーチューブ動画まで送っていただいた。

筆者はあれだけ芋煮会の先頭に立っていたのに、その由来も正しい歌詞も知らなかったというのには赤面してしまったが(芋煮会という名称も誰かが勝手に付けたのだと思ってた)、その後もこの芋煮会が後輩たちには継承出来たのだからまあいいじゃないか!と今は思っている。伝統などというものは参加者全員が楽しめなければ残っていかないのだから、内容が多少間違っていても年に一回徹底的に酒を飲むという習慣が後世に伝わっていけば良いのだ。





さてそうこうするうちに筆者の誕生日が近づいてきた。移住最初の年である昨年は親戚全員がエスター叔母さんの家に集まってびっくりパーティーをやってくれたのだが、今年は流石にビックリとはいかないので親戚代表から「何か要望があるか?」と聞かれていたのだ。なので筆者は「川原でキャンプをしたい」と言ったところ、この代表は一瞬ハァ?という顔をしたが、これは日本の伝統的な行事なのだ!と説明すると、この代表は深く意味も考えずに「OK」と言った。

筆者には子供がいないしタガログ語も出来ないから、この親戚のガキたちには近づきがたい日本人という印象しか持たれてないし今後もずっとそのままであろう。まあ別に筆者はサンタクロースになる気もないから別に好かれたいとも思わないが、死んだ後で全く忘れ去られるのも悲しいので、このガキ達が大人になった時に「あの日本人が主催する芋煮は実にひどい体験だったな…」「ええ!アタシなんかいつも川に沈められてたのよ!」と語られる事でガキどもの記憶に残ろうと思っているのである。

オヤジ達には徹底的に酒を飲ませて潰れさせ、ガキはふんずかまえて川に流す。おそらく女性陣から強烈な抗議の声が上がるだろうが俺の誕生会なんだから気にすることは無い。まあ最初の年は割と浅めの川にしとけば良いだろう。それから最後は団結踊りで〆ることにするが、ところでこのハイスカズンバって日本語なんだろうか?それとも縄文語?。やはりガキ達が後々口ずさめる様に語呂の良いタガログ語を見つけておかなくっちゃ♫!。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

珍味売り教団に人生を捧げた男

先日の日本帰国時に大学時代の友人と盃を交わしていた時に「おまえ駅前で勧誘してたゲンちゃん覚えてるか?」と聞かれた。ゲンちゃん?勧誘?はて?誰だろう?と訝っていると、ほら!黒縁のメガネをかけたゴツい奴だよ!。あなたの幸福とはどんな事ですか?って聞いてくる連中のリーダーの!と助け舟を出す友人。その時筆者の脳裏に大柄な風体とモサイ顔つき、度の強い黒縁の眼鏡の奥にあるどんよりと濁った目をしたゲンちゃんの姿が蘇ってきた。松本零士の「男おいどん」という漫画に出てきそうな野暮ったい大学生。それがゲンちゃんである。

このゲンちゃんと言うのはもちろん本名ではなく、彼の属していたゲンリケンという奇矯な団体の頭文字をもじったものである。この駅には常時数人の普通と違った目をした連中が学生の勧誘をしていて、ゲンちゃんはその中でも特に不気味な風体をしていたから誰彼ともなくゲンリのゲンちゃんと呼ばれるようになったのだ。このゲンリケンと言うのは皆様良くご存知の通り韓国発祥のカルト教団の学生組織で、こいつらに勧誘に引っかかると近所にあるビデオセンターに連れ込まれ、その後4日間の合宿に参加した人間はもれなく脳味噌が入れ替わって帰ってくると評判の恐怖の団体だったのだ。

ゲンちゃんは文学部の学生で確か筆者より2年上のはずだったが、筆者が4年生になってもずっと駅前で勧誘していたから、おそらく卒業どころか学校も中退していたのでは無いかと思う。多分親にはまだ学業を続けていると嘘をついて送ってもらった仕送りを全額ゲンリケンに毟り取られても、ゲンちゃんは何も疑わず新たな信者獲得に粉骨砕身していたのだろう。実際雨の日も風の日もゲンちゃん達は駅前に立って必死に学生に声をかけまくっていたけれど、この壊れた連中の事はみんな知ってるから当然引っかかる奴など居るはずもなく、夜間部の学生が最後の電車に乗って帰ってしまった後は疲れ切った足を引きずる様に共同生活ホームへトボトボと帰って行くのが何とも哀れだった。





「お前に言われるまでゲンちゃんの事などすっかり忘れてたよ」と友人に言うと、この友人は「俺だってそうだけど、実は全く意外なところでゲンちゃんの姿を見たんだよ」と言った。人間一度洗脳されるとなかなか抜けないというから、おそらくゲンちゃんは今でも統○教会に居るのだろうと思い、路上の珍味売りか印鑑の訪問販売でもやってたのか?と聞いてみたところ、いやいや全く意外な所なんだよ!と言う友人。それで多宝塔売り、募金集めのキャラバン隊、手相占いに悪質リフォーム業者など統○教会信者が従事していそうな仕事をあげてみたが全部違うと言う。やがて友人は「いいか!驚くなよ!」と前置きした後で「ザイトクカイ(仮称)の幹部になってたんだ!」と言った。

ザイトクカイ(仮称)…。言わずと知れた在日の過剰な特権を許さないという右翼団体である。彼らの行動はYoutubeにしょっちゅうアップされているので皆さん見たことがあるだろう。だけどなんで統○教会信者のゲンちゃんがザイトクカイに…とちょっと不思議に思ったが、よく考えてみれば統○教会の下部組織であるショウキョウ連合は街宣右翼の元締めだし、児玉誉士夫や笹川良一ら戦後の利権右翼は統○教会の教祖と盟友関係にあったから統○教会と街宣右翼の繋がりという点では理解できるのだが、肝心要の部分があべこべである。

「統○教会はソ連崩壊後は北朝鮮にすり寄って左傾化してるし、だいいち日本は朝鮮にひれ伏せ!という統○教会の主張と在日は出ていけ!というザイトクカイは真っ向から対立するじゃないか?」と筆者は頭の中に沸いた違和感を口にした。統○教会は自民党の清和会にがっちり食い込んでいるが、これは今では政治利権上の手段でしかなく、彼らの基本的な主張は反日であり、民主党や社会党の親韓・親北朝鮮議員のスポンサーとして日夜日本の国力を削ぐための努力を惜しまない団体なのだ。それが思想的には対極にいるザイトクカイ(仮称)に人を送り込んでるだと…?



(この写真は本文とは関係ありません)


やっぱりゲンちゃんは統○教会に搾取されている自分に気がついたんじゃないか?それで今までの反動でザイトクカイ(仮称)に加入したんじゃないの?と筆者が言うと、この友人は(書き忘れたがこいつは一応雑誌社に勤めている)「いや、ザイトクカイ(仮称)の動きをよく見て行けば統○教会の目的にかなってる事が分かるんだ」と言った。この話は長いので要約すると、ザイトクカイ(仮称)が盛んにYoutube上に自分たちの行動をアップしている理由は、これを外国人に見せて「日本は第二次大戦前のナチス台頭期のドイツと同じ状況下にある」と日本警戒論を醸成する事にあると言うのである。

「お前も知っての通りアメリカ各地で従軍慰安婦の像が立てられようとしているが、中国と並んであの背後にいるのが統○教会なんだ。それどころか日本はアメリカからの外圧に弱いから、直接日本に文句を言うよりもアメリカの世論を経由して日本に圧力を掛けた方が効果的だ!と中国に教えたのは他ならぬ統○教会なんだよ。奴らは60年代から日本を反共の防波堤にするためにこれと逆の政治工作を散々やって来たからなお手の物なんだ」と友人は驚くべきことを言った。そしてもしこれが天理教や立正佼成会とかなら考えすぎだよ!と筆者は鼻で笑っただろうが、統○教会なら左右両方に手を突っ込んで世論捜査を行うなどお茶の子さいさいだろう・・と思った。

ではゲンちゃんは洗脳が解けているのだろうか?。こればっかりはゲンちゃんに聞いてみないと分からないが、あれだけ搾取されて身も心もボロボロになったのだから、ふつう脱会したなら静かな生活をしてるはずである。統○教会いう巨大な食虫植物に捉えられたゲンちゃんは、ゆっくりと体を溶かされいているのも知らずに、これが人類のためになると使命感を持って在日の人達の家とかぶっ壊しているのだろう。なんとも哀れな話だが、まかり間違っても筆者は君から宝石や翡翠の腕輪を買う気は無いから、この日記を読んで勧誘対象が増えたと勘違いしてフィリピンまで来ない様に。


201410040103279cb.jpg
(この写真はパロディではなく事実です)



にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

500ペソの賄賂がアナタを救う

先日女房に連れられてオルティガスの不動産屋へといってきた時の話である。どうも現在住んでる家の名義を不動産会社から女房へと切り替えるようで、過去何度か顔を合わせた下膨れの女相手に「ここにサイン」「ここは旦那さんもサイン」とやりとりしているのを横目に見ていたのであるが、打ち合わせの最後に女房が財布から500ペソ(1200円)を取り出すと下膨れの女に何やら一言言って差し出した。

「そんな〜悪いわ〜」「私は自分の仕事をしただけなのに〜」と一応断っているような素振りはみせるが、手はしっかりと黄色い札を握っていて突っ返してくる感じは微塵も無い…。やがて下膨れの女は女房と筆者に感謝の言葉を述べると事務所から帰る筆者らをエレベーターホールまで送り、「私に出来ることが有ったら何でも言ってくださいね」と愛想良く言った。

これと全く同じ光景だったのがイミグレーションとNBIでの出来事である。筆者はイミグレでトラブル時に便宜を図ってくれた書記官に、NBIの方は長蛇の列に並びたく無かったので横入りさせてくれた事務官にそれぞれ500ペソ支払った。こういうことを書くと目くじらを立てる人もいるだろうが、そんならアナタは正々堂々と列に並びなさい。だけど週末の東京ディズニーランドみたいにただただ待ち続けることになるけどね。

アングロサクソンや日本などの文明国家と違い、世界中のほとんどの国の社会システムは古ぼけた蒸気機関のようにアチコチに欠陥があっていつでも故障しているし、そして(これが一番の問題だが)システムを設計し直す能力自体が国の中に無いのである。なのでこんな国で物事をスムースに運びたければ、裏金を渡して自分の書類を一番上に移動してもらうのが一番簡単な解決策である。





ただしのべつ幕無しに裏金を渡すのではなく、最も最適な人物を見つけてコッソリ渡すのが重要だ。こういう時に役に立つのが親戚の多さである。女房の母方の従兄弟たちは全員中の上以上の大学卒で、学校のクラスメートの伝手を辿って行くと大概の役所や大企業の中でそこそこの地位にいる人間を見つけることが出来るのだ(イミグレだけはいない)。なので筆者は役所の裏門から入場して、いつも最短時間で出てくることが出来るのである。

なのでフィリピンに移住したら、まず最初に大卒以上の親戚や友人知人を食事に誘い、相手の気分が柔らかくなってきたところで「実は銀行口座が開けなくて…」と困っている振りをしてみるよ良い。この手の中には大概おせっかいで人が良い人物がいるもので、目的地に最短でたどり着ける様にその人に一肌も二肌も脱いで貰えば良いのである(この人のお礼も忘れずに)。

さて言うまでも無いが尊大な態度で相手に賄賂を渡すのはご法度で(相手も人間だから)、ありがとう!アナタのおかげで助かりました!と手を揉みながら感謝の意を示し、これで同僚の方とミリエンダでも食べてくださいと手を握る様に渡すのがコツである。これだと相手も拒否反応を起こしにくいし、何より相手に優越感を感じさせているから費用も安くて済むのである。

でも…俺の親戚は全員高卒以下なんだけど…と言う方は、このブログに書いている事は忘れて何も疑わずに列に並ぶ様を心がけましょう。それからおそらくアナタは誰かに便宜を図って貰う事は諦めるだけでなく、あなたの持っている資産が全部親戚連中の便宜のために使われてしまう可能性が高いので、出来るだけ彼ら親戚との関係を疎遠にしておくことを心がけて下さい。出来れば飛行機でなければ移動できない別天地に移住した方が良いと思いますよ。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

鳴り物入りのラーメンの名店、だけど肝心の味の方は・・・。

一昨日オルティガスに出かけた際に、今月10日にオープンしたばかりの博多ラーメンの有名店「一風堂」に食べに行くことにした。筆者は香港時代は家の近くにあった日本ラーメンの有名店に毎日のように通っていたラーメン好きで、この店には是非とも一度行ってみたいと思っていたのである。

SMメガモールの建て増し部分にあたるファッションモールのエスカレーターを5階まで登って行くと、海外の中高級ファッションブランドがずらりと立ち並ぶフロアの一角に待ち客用の椅子がズラーッと並ベられているのを見つけた。席だけで50はあるだろうか…。どうもこれが一風堂の様である。

「イラッシャイマセー」と威勢の良い掛け声で席へと案内される。筆者が入店したのは10時30分だったので勿論並ぶような事は無かったが、こんな朝早くの時間にも関わらずテーブルは7割がた埋まっている。なるほどさすが鳴り物入りで開店した店だけあって凄い人気の様である。





メニューを見たところスープの味は白と赤と2種類ある様なのでそれぞれ一品づつとおろしポン酢餃子を頼むことにした。すると店員が麺の硬さはソフトかミディアムか?と聞いてきたのには驚いてしまった。フィリピンじゃ店員が客の好みを聞くことは滅多に無いからだ。しかしこのサービスは日本人には良いがフィリピン人相手には要らないと思うんだけどね。

なお値段の方はラーメン一杯約400ペソと日本と大して変わらないのだが、激マズの来来軒と比べれば2割増しくらいの値段だし、それに随分と店員も数が多く、全員がキビキビと働いているから(フィリピンじゃ有り得ない光景だ)、まあこの値段だったら安い方かもしれんぞ…と筆者と女房は食べる前から一風堂に対して高評価をつけていたのである。

しかし…。まあまあ美味しかった餃子を食べた後でお待ちかねのラーメンを食べて見たのだが、筆者の食べた赤スープ(味噌風味)は味が濃いばかりで旨味みたいな物が足りない…、と言うよりも大きく不足しているんだけど…。音楽で言うとドラムやベースのように全体を引き締める音が無くて、ずっとボーカルとギターだけの軽薄な演奏を聞いているだけの様な感じである。それに麺も粉っぽい感じが残ってて食感がこの上なくよろしく無い…。





対面に座っていた女房も「このラーメン美味しくないわ」と言って途中で白ラーメンの箸の動きを止めてしまった。スープの風味が弱くて二口で飽きてしまうと言うのである。それで店員が勧めてきた通り生ニンニクを潰したものをスープにぶち込んでみたのだが、これはもともと弱かったスープの風味が完璧にニンニクに負けてしまい、さっきよりも手に負えない代物になってしまった。

「このスープはね!脆弱なのよ!」と食いもんにうるさい女房が断定する。フランス料理で言えばフォンドボーとか中国料理だと鳥ガラや乾燥エビに雲南ハムみたいな味覚の骨格になるドッシリしたものが欠落している!と言うのである。たしかにな…。このスープじゃまだマルタイ棒ラーメンの方が美味いくらいだ。

しかし味は別として、店の作りと店員のサービスは十分納得が行くものだったので1200ペソ(3000円)の料金は高いとは感じなかった。しかし女房に「もう一回来たいか?」と聞いてみたら「よほど他の店が一杯で入れなかったら来る」というものだった。まあ俺も同じ意見なんだけどね。と言うことでトンカツYABUと並ぶ今年の残念な店のお話でした。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

Author by ほにょ / 全記事一覧 / 次のページ / ページトップ
Designed by マンゴスチンw /