マレーシア航空の謎を知った女

今年の秋に東マレーシアに遊びに行こうぜ!と女房に言った。マニラからブルネイへと入り、サラワク州のクチン、そしてサバ州のサンダカンを廻って、最後はコタキナバルからマニラへと戻ってくるコースである。女房はマレーシアと聞くと「maマレー人の体臭が臭いから嫌」という先入観が先に立ってしまうので、サバ共和国とサラワク共和国という国が有るのだ!というとフンフンと聞いている。全くフィリピンの女ほど地理に弱い人間は見たこと無い。

さて女房の第一声は「どこの航空会社で行くのか?」だった。ブルネイ航空にエアアジアに、それからサンダカンは・・えーと・・どこの航空会社が飛んでんだろ?それでHopperのサイトで検索していると、何故だか女房がiPadを覗き込んで来る。まずい・・・。そして案の定そこにある航空会社の名を目ざとく発見し、「何よあんた!マレーシア航空じゃないの!」と騒ぎ始めた。


20140731010736722.jpg


ここで行き先がバレたかな・・?と焦ったが、女房はマレーシアとは気がつかず、ただ単にマレーシア航空とはふざけんな!というだけのようだ。女房もニュースくらい見ているのである。やがて女房はマレーシア航空について変な噂を従兄弟のジェンから聞いたから絶対乗っちゃダメだと言いだした。このジェンというのはフリーメーソン下っ端会員で陰謀マニアの幾分頭のイカレた男であるが、非常の親切な男なので筆者ら一家とは大変親しくしているのだ。

ジェンから聞いた噂とは、マレーシア航空はアメリカ政府と組んで飛行機を落とす役割を引き受けたという凄いものだった。マレーシア航空は今後どんなに頑張っても競合する航空会社(多分エア・アジアの事)に勝てる見込みは無いし数年後に倒産するのは確実なので、どうせ潰れるならとアメリカと背後の勢力と取引をしたというのである。この話を聞いた筆者は思わず唖然・・、そしてジェンはずいぶん遠くへ行ってしまったようだなと思った。


20140731010737b8e.jpg


「今年に入って2回、それも中国とロシアという問題のある国の上空でマレーシア航空機は大事件に遇っているのよ!これは何十億分の一の確率なんだって!」と女房は言うが、その何十億のうち何億かは飛行機事故が発生する確立なんだよ!と心の中で毒づいた。しかし後は言いたいことは分かる。正面切って事を構えたくないアメリカが、領土拡張に躍起になっているロシアと中国を罠にはめたってストーリーだろ!80年代の大韓航空が銃撃、撃墜、爆破と3度立て続けに惨事に見舞われた時にも同じことが囁かれてたよ。

「マレーシア航空が紛争で揉めてる地域の上空を飛ぶと墜落するんだって」と確信を込めて言う女房。そう言われると・・東マレーシアからフィリピンまでの飛行ルートは中国が入り込んでいるあたりだし、東マレーシアとフィリピンの国境海域には危ないゲリラがウヨウヨしてる・・。これ以上女房に情報を提供すると旅行自体行きたくない!と言い出しそうである。そこで再びHopperのサイトでコタキナバル➡︎マニラと打ち込んでみるとセブパシフィック航空が飛んでいるのを発見した。フライトは真夜中・・。しょうがねえな・・これで帰ってこよう。


201407310107324c0.jpg



にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

スポンサーサイト

台風被害者がナンバーズくじで大当たり

台風ヨランダの被害にあったビサヤ地方の青年が7月14日のロットで1460万ペソ(約3500万円)の大当たりを引いた事が主催のフィリピン慈善宝くじ事務所(PCSO)の発表で分かった。

PCSOによればこの青年は29歳のレイテ島の農民で、同日抽選の6つの数字を全て当てる6/45というクジの唯一人の当選者だったそうだ。PCSOは青年の名前等は明かしていないが、この賞金で台風で壊された教会を修復し、余ったお金で土地を買うと述べたそうである。

へー・・。不幸中の幸い?それとも神は見捨てなかったとでも言うべきか、なかなか良い話である。それで筆者の横で水牛の様に飯をムシャムシャ食っている義妹と大学生の名に「教会に寄付だってよ!お前らだったら何に使う?」と聞いてみた。

20140730005738a46.jpg


この二人はお互い顔を見つめた後、全部自分のために使うに決まってるじゃん!教会なんかに寄付しないわよ!と言ってフフンと笑った。お前らなあ・・まあ俺もそうだけど、一応宝くじ主催者へは立派なことを言うだろうが・・。

ところが大学生の姪は「この当選した男はとっくに何処かへ逃げちゃってるわよ」と皮肉っぽく言う。宝くじ主催者が名前を明かさなくとも男の個人情報はとっくにバレバレで、地域の住民が金をむしり取ろうと待ち構えているはずだからと言うのである。

「それに取られるのは金だけじゃないわ!命だって危ないのよ」という義妹。金を借りるより家族を誘拐した方が手っ取り早いと判断する連中がウジャウジャいるからだと言う。「大金が当たったら直ぐに家財をまとめてどっかに逃げる。これが一番安全な方法ね!」と大笑いする義妹と姪・・・。俺ぜったいに宝くじ買うのやめよう・・。


20140730005743d7b.jpg



にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村


思いっきりヤバい家に住む男

筆者が香港に赴任して最初に住んだのは香港島東部にあるコーンヒルという場所であった。ここは80年代に香港地下鉄会社(MTR)が丘を切り開いて作った高層住宅群で、隣接するタイクー駅へ雨に濡れずに行き来できるし、ジャスコとユニーの2つの日系スーパーが有るので便利な上に、ミッドレベルやハッピーバレーに比べて家賃は半額だったから、支店で一番下っ端で独身の筆者にはおあつらえ向きの家であった。

さて住む場所を決めたと支店の同僚たちに言うと、えーっ!あんた何であんな場所にしたのーっ!とキャンディーとエルキーという香港人のイモ娘が叫んだ。なんでだ?と聞くとコーンヒルで嫉妬に狂った奥さんが旦那を殺した上に鍋で煮た猟奇事件が起こったのだと言う。お前らねえ・・コーンヒルには3000戸くらい物件があるんだから事故物件に当たる確率はごく僅かだろうが!。しかしこのイモ娘達はド迫力の絵を書いて図解コーンヒル殺人事件を筆者に説明しては面白がっていた。

20140729010358084.jpg


さてコーンヒルに住んで一ヶ月ほど経過してみると、期待していた幽霊は出なかったものの、水がまともに出ないのには困ってしまった。どうも水圧が弱いらしく丘の上の24階にある筆者の部屋ではシャワーがジャーッと勢い良く出ないのである。それでコニー・チャンという大家にさんざん文句を言ったが「どうしようもない」の一点張りである。じゃあ他の家はどうなのかと思って、同じくコーンヒルの2つ隣のD棟に住み始めた鈴木たけしという男に聞いて見ることにした。

「いや〜、僕の部屋も水はチョロチョロしかでないんですよぉ」と何時もの様に軽い口調で言う鈴木猛史。しかしこいつが住んでるのは3階である。3階でも駄目なのか・・これはどうしようもないな・・と思っていると、この男は「だけど部屋の中には水気はたっぷりあるんですよね・・へっへっへっ・・」と面白そうに笑う。水気・・?それどういう意味?と聞くと、自分の部屋は湿気がちょっと普通じゃないのだと言った。


201407290100558ec.jpg


「朝起きたら部屋中がカビだらけになったこともありましてぇ・・それにぃ・・壁と壁紙の間に何故だか水がたまり混んで、巨大なコブがいくつも出来たりするんですよぉ・・へっへっへっ・・」と笑う鈴木たけし。お前・・いくら香港が湿度が高いとは言え一晩でカビがそんなに増殖するわけねえだろ・・。それに壁紙のコブってまるでホラー映画じゃねーか!、そう思った時にイモ娘たちが言っていた単語が突然頭に浮かんだ。事故物件・・・。

アンタ家賃いくらなんだ?と聞くと14000香港ドル(17万円)だと言う。筆者の部屋は17500香港ドルだけど高層だから鈴木たけしの部屋はべらぼうに安いわけではない。しかしこいつはかなり抜けてるから大家にぼったくられているのかもしれないぞ・・。それで単刀直入にアンタ夫を殺した後バラバラに解体して鍋で煮た事件知ってるか?と聞くと、「勿論知ってますよぉ!あれはG棟で起こった事件ですよぉ。ウチの社の女ボスのボボが言ってましたからぁ」と笑った。


20140729010100aec.jpg


ところがそれから鈴木たけしの様子がだんだんおかしくなってきた。マカオのカジノで何百万もスって借金まみれになったのは自業自得だが、グヘッグヘッと結核みたいな咳をする様になり、何より痩せ細っていく。しかし病院に行っても原因不明と言われるのだそうだ。ひょっとして部屋のせいではないか?と騒ぎ出したのはキャンディーとエルキーのイモ娘ペアである。でもボボは事件が起こったのはG棟だと言ってたらしいぞと二人に言い返すと、あんたナニ言ってんだ!事件はGじゃなくて鈴木たけしの住むD棟の3階で起こったんだよ!鈴木たけしはアホだからディーをジーと聞き間違えたんだよ!と言った。

ちなみにコーンヒルは1階あたり8戸あるので確率は1/8まで狭まった。アイツの住んでる部屋ヤバいんじゃないか・・と疑い始めた筆者らはさっそく鈴木たけしにアンタの部屋は人殺しがあったへやらしいぞっ!と忠告しに行ったが、その時のやつの反応は意外にも「ふうん・・そうなんですかぁ」と言った後、でも8戸もあるからそうだとは言い切れないしぃ、いい気分はしないけどぉ7年も前の事件だしねぇ・・、それに上に20階以上あるから水が落ちてきてもおかしくないしぃ(意味不明)・・と別になんでもないといった感じである。そしてやっぱりこいつはアホだった・・と唖然とする筆者と同僚二人の前で、先週のマカオで味わった中国系マレーシア娘についてベラベラと話し始めた。


20140729010053166.jpg


さてその後も鈴木たけしの部屋は「朝起きたら床いっぱいに水びたしになっててぇ」とか「また壁紙が一抱えもあるほどボッコリと膨らみましてぇ」などと数々の超常現象に見舞われたが、やつの身体がぶっ壊れる前にあまりの仕事ぶりの駄目さに上司から呆れられ、任期中ばにして日本に強制帰国させられる事になった。「ぼくはぁ・・もっと香港にいてみんなと仕事をしたかったんですけどぉ・・」と半べそになりながら別れの挨拶をする鈴木たけし。しかし奴の別れの挨拶を聞いた全員が「生きて帰れて良かったじゃん」と心の内で思っていたことは言うまでもない。

後ろ髪引かれる思いで帰国した鈴木たけしはすぐに窓際コースに配置され、将来の昇進の可能性は無くなってしまったが(多分入社時点で無かったとは思うが)、なぜか会社の同僚である千葉の地主の一人娘に大変気に入られてしまい、婿入りを条件に結婚したそうである。ちなみに結婚式の費用はおろか香港でこしらえた借金も全部嫁さんの実家に払ってもらったという何処までも情けない男であった。そして現在は子供も出来たので婿入り先でも窓際族になってしまった様だが、給料全部を大好きな船橋オートに注ぎ込めるくらい金銭的には幸福になった様だ。どうもコーンヒルの悪霊は日本までついて来なかった様である。


20140730011630b3a.jpg



にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村


行方知れずになった鋼鉄の男

筆者がたまに日本に帰国すると必ず訪問する風俗店がある。上野・広小路にある「パンドラ」という店で、筆者はもうかれこれ20年くらい通い続けている古馴染みである。店の女の子は20代からどう見てもアラフォーまでとバリエーションに飛んでいて、思いっきりイキたいときは若い子、今日はまったりと・・という時は熟女系と色々バリエーションを楽しめるのが良かった。

さてある時に筆者の馴染みのアサミさんという女性と一戦交えた後で店に来る変わった客の話をしはじめた。風俗店けあって延長に延長を重ねる絶倫男や非常に変な所だけを一生懸命舐め続ける変わった趣味の人たちがしょっちゅう来るというのだが、アサミさん初め店の女の子の中で一番有名だったのは通称「印刷会社の会長」という爺さんだそうだ。


20140728011559586.jpg



この爺さんは文京区にある印刷会社のオーナーで、80に手が届こうという年齢にも関わらず、ほぼ毎日のようにパンドラに通い続けていたというのである。どうも若い頃から赤線・青線で遊びまわっていたツワモノらしく、息子に会社の経営を取り上げられて隠居の身分になってからは真昼間から上野界隈の風俗店に通いつめ、そしてパンドラというオアシスに長逗留を決め込んだのだそうだ。

へえ・・そんな爺さんでもアッチの方は出来るのかね?と聞くと、アサミさんは爺さんのもう一つの息子の硬さには言及しなかったけれど、さすがに若い頃から遊び歩いていただけあって爺さんの舌と指はなかなかの技巧派だったのだと言った。「店の女の子全員がお爺ちゃんに毎回イカされちゃってたのよ」とアサミさんはいやらしい笑みを浮かべながら説明してくれた。


2014072801160237a.jpg


それでパンドラにいるサキと香織という別の馴染みの女に「印刷屋のご隠居って最近来るの?」と聞いて見ると、アンタなんであの爺さんのこと知ってるんだ?という顔をした後、「あんなにエッチなことが好きな男はいなかったのわね〜」と言って、雨の日も風の日もパンドラに歩いてやって来ては、どれほど女性を満足させる事に執念を燃やしていたのか教えてくれた。このジジイ・・まさに鋼鉄の男である。

しかし「だった」「ちゃってた」「いなかった」と過去形で言うのは筆者が話を聞く1年前にこの爺さんは突然店に来なくなってしまったからである。「あのお爺ちゃんはもう亡くなったんだと思うけど、すごく幸せな人生だったと思うわ!」ととても懐かしそうに目をウルウルさせるアサミさん・・・。しかし筆者の直感に閃いたのは・・、爺さんは多分違う店みつけてソッチの女たちの征服に乗り出したんじゃないかな・・?。


20140728011330230.jpg


にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村


知られざる中国のホロコースト

先日フィリピンは人口抑制策を取るべきだ!という日記を書いたが、今日は逆に抑制策を徹底するあまり恐るべき悲劇を生み出してしまった事を日記にすることにした。恐るべき悲劇って・・お前は何を言ってるんだ?大げさな!とお思いの方も多いだろうが、これから筆者が書くことはあまり知られてないが信憑性の高い話なので是非とも途中で放り出さずに読んでいただきたい。

1995年のある朝、「うわっ!なによっ!この写真!」という叫び声がオフィスに響き渡った!我が社のマスコットガールであるキャンディーという香港娘の声である。一体どうしたのか!と喫茶スペースに駆けつけてみると、キャンディーと同僚のエルキーがサウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)という英字紙を広げていて、「みんな!これを見てよ!」と言って特集記事のページを筆者らの前に広げはじめた。

そこに映っていたのは薄暗い建物の中にいる無数の赤ん坊たちだった。なんだか鶏小屋や家畜小屋のような雰囲気である。しかしよく見るとこの赤ん坊は全員が一人一人ちいさな甕の上に縄で縛り付けられており栄養状態はすこぶる悪そう、というよりも餓えているように見える。そして記事の下の方にもう一枚小さな写真があって、そこにはスルメか干物のように痩せこけた赤ん坊の死体が映っていた。

これは(当時飢餓状態だった)北朝鮮の写真か?と思ったが、記事には中国の地方にある孤児院と書かれている。そして記事には「この孤児院は一人っ子政策のために捨てられた孤児たちを餓死させるための施設である」とあり、「中国国内にはこういった餓死目的の孤児院が数千カ所設置されており、年間120〜150万の子供が人々の目につかない所で殺されている」と書かれていた。


20140727010031da3.jpg


言っておくがSCMPは香港の東スポでは無い。日本の朝日や読売新聞よりもよっぽど信頼のおける英国領香港随一のクオリティ・ペーパーである。当然複数の取材ソースから情報の相互検証を行っているし、業界ではその聡明さで知られた編集長の判断で特集記事が組まれているのだ。当然この記事はアッと言う間に香港人たちに広がり、多くの常識的な人々を驚愕させ、中国共産党の非人道的な政策に対して激しい怒りを生み出すことになった。

一人っ子政策の結果、中国全土に戸籍がない黒孩子が溢れていて、これが中国政府の公式見解よりもはるかに多い1億人に達しているという話は誰もが知っていた。1995年当時は一人っ子政策開始から16年経過していたから、年間600万人が出生届無しに生まれていたという計算になる。この黒孩子だけでも充分非人道的な話だが、その1/4〜1/5に相当する子供たちが黒孩子の様に家庭で育てられる事も出来ず、闇に葬られているというニュースは初耳だった。

年間120〜150万という人数に16年をかけると合計1900〜2400万人である。第一次・二次世界大戦の死者数がそれぞれ1800、6200万人、毛沢東の大躍進では3000万人、文化大革命期で2000万人、スターリンの大粛清の犠牲者2000万人と並ぶくらいの物凄い人数だ。これに比べたらヒトラーのユダヤ人虐殺が600万人(ただし150万人との説もある)、ポル・ポト派の虐殺170万人なんてまだいい方だ!と香港人は戦慄したのだ。

ところが・・。しばらくしてからSCMPはあの記事は誤報でした、記者はクビにしました、一切合切忘れてください、と今までの口調を一転するようなことを言い出したのだ。中国政府はSCMPに真っ向から抗議はせずに、SCMP記者の中国国内の取材拒否と北京の記者クラブからの締め出し、そして中国共産党の息のかかった香港新聞の異常なくらいの新聞価格値下げ競争にさらされて倒産寸前まで追い込まれたため、信条を捻じ曲げざるを得なくなったからである。


20140727011114f16.jpg


これを見た香港の他のメディアや言論人たちは一斉に口をつぐんでしまった。なんと言っても2年後に香港は中国に返還されるのだから急に我が身が大事になったのである。それからこれが本当に誤報なら競合誌は「SCMPのお粗末な取材力!」などとネガティブキャンペーンを張るはずなのに、不思議なことに誰もSCMPの誤報について触れるものはなく、以降この餓死孤児院については香港中で綺麗サッパリ忘れ去られてしまったのである。

ではこの赤ん坊の餓死政策は事実だったのか?ということだが、実は筆者が中国人のお客たちにこの話をそれとなく聞いたことがあるのだ。彼らの話によると、1980年代に低所得世帯で2番目以降の子供が生まれると、10人中6人は罰金を払って出生届を出すが、残り4人のうち半分は黒孩子として育てられ、最後の2人は産児制限のない少数民族の家庭に売り飛ばすか孤児院に引き渡すしか方法が無かったという。そしてある客は「法律上存在しない子供を預かる孤児院には政府からミルク代の予算も出るわけないよな?。ということは・・?」と言ってニヤリと笑った。

この日記を読まれた方のうち、いわゆるネット右翼の方は「野蛮なシナ人らしい事件だ!」と思っておられるだろうが、筆者は20年近く中国人と付き合ってきたのではっきり言うが中国人ほど他人の子だろうが子供を大事にする民族はいないのだ。なのでこれは民族性というよりも共産主義という全く機能しない硬直した社会制度が生み出した悲劇であると思う。なお1990年代半ば以降は中国は随分豊かになったので、流石に餓死孤児院は無くなった様である。これは国営企業や人民公社など政府が何もかもコントロールしていた時代の最後の方に起こった悲劇である。

さて中国は日本に対して南京大虐殺という架空の事件を声高に主張し、数十万人の中国人が日本軍に殺されたと主張しているが、その当人である中国が約20年間に渡って2000万人以上の自国民を「計画的に」殺害していた可能性があることを、なぜ日本のメディアは調査しないのだろう。もしかして香港の新聞のように日本のメディアも既に中国の政治圧力に屈して御用聞きに転落してしまったのか?それともやっぱり事実無根のガセだったのか?。いずれにせよ調べて見る価値は十分あると思うのだが。


20140727010038d1b.jpg



にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村


妖怪に化けた母親の首を切り落とした男

ミンダナオ島のバコロド市で70歳の老女が息子に首を切り落とされるという猟奇事件が発生した。隣人によれば木曜日の真夜中に老女から助けを求められたため、バランガイキャプテン(町内会長)と共に老女の家に駆けつけたところ、家の中で老女の息子はまるで何事も無かった様に座っているのを発見、しかしこの時すでに老女は殺されており、遺体は息子によって洗われて胴体部分は家の外に捨てられて、首は息子のそばに転がっていたそうである。

20140726005748ea7.jpg


この息子が警察に語ったところでは、深夜母親と話をしているとなんと突然母親が妖怪アスワンに化け始めたためすっかり驚愕してしまい、竹槍で母親の胸を突き刺したが貫通せず、妖怪アスワンの息の根を止めるために首を切り落とすしかないと思い首切りの蛮行に及んだと言う。しかし警察は当然こんなぶっ飛んだ供述を信用するはずもなく、息子に対して違法薬物の使用を確認したところ、案の定薬物中毒者だったようである。


20140726005748e98.jpg


このアスワンというのは昼間は人間の格好をしているが、夜になると怪物の姿に変身して女子供、特に妊婦を襲って内蔵を貪り食う妖怪である。マナナンガルと並んでフィリピンでは最も有名な妖怪の一つで、アスワンは何度も映画化されている。欧米で言うとドラキュラや狼男と同じキャラクターだと思っていただきたい。そして今時こんな子供だましの妖怪話を・・と思うなかれ!なんと多くの無教養なフィリピン人たちはアスワンが実在すると今でも信じているのだ。

201407260057348d6.jpg


「幻覚を見たとは言え自分の母親を殺すなんて・・」「薬に手を出した奴は頭が狂ってるわ!」とテレビ画面に向かって口汚く罵る女房と家政婦ラセル。この二人はあんまり教養は無いけれども妖怪変化の類については非科学的だと一蹴する派である。そして「日本でも薬物がらみで似たような事件は有るの?」と聞いてくる女房。一瞬答えに詰まる。うう〜ん・・。あるにはあるけど・・でもこれって幻覚じゃなくて・・この婆さん本当にアスワンだったんじゃないかなぁ・・。

20140726005735540.jpg



にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

フィリピンの人口が1億人突破直前

フィリピン人口委員会の西ビサヤ地区分会の発表によれば、今週末7月27日にフィリピンの人口が1億人を突破する見込みのようである。今年初めの政府発表では1億人突破は9月前後と算出していたが、西ビサヤ地方6州とイロイロ市の出生・死亡率をベースに算出し直すと今週日曜日の午後0時06分頃に人口1億人になるらしい。同委員会は1億人突破時期に生まれた子供7人(6州+イロイロ市)に対して各5000ペソのお祝い金を出す計画だという。

さてこのニュースをみた筆者の感想は「いいんですかね・・こんな事で」である。筆者は子供がいないので多少妬みも入っているだろうが、女房の従兄弟たちを見回してみると、はっきり言って生活能力が無い人間ほど子供が多いのである。これを収入カテゴリー別に分けて子供数を当てはめると下記のようになる。

レベル5 : 全く生活に困らない
=従兄弟数:2 子供数:0 平均:0
レベル4 : 月1000ドル以上の家計収入
=従兄弟数:9 子供数:12 平均:1.3
レベル3 : 月500ドル以上。離婚家庭
=従兄弟数: 2 子供数: 3 平均:1.5
レベル2 : 収入不明だが貧乏そう
=従兄弟数: 6 子供数:17 平均 2.8
レベル1 : 収入がなくタカリ生活
=従兄弟数: 2 子供数:7 平均 3.5
除外 : 現在独身
=従兄弟数: 2 子供数: 0 平均:0
合計
= 従兄弟数:23 子供数:39 平均1.7

レベル5にいる二人は筆者の女房とスペインにいる従姉妹ティナで夫は二人とも外国人である。レベル4はマイカーでショッピングモールに出かけクレジットカードで買い物をしている人達であり、レベル3はコールセンター勤務で収入が良いが、離婚したり未婚の母のために生活がちょっと厳しい人達である。ここまでは従兄弟数13人に対して子供は15人、平均1.2人と先進国レベルの子供の少なさである。

問題はレベル2と1だ。ご覧の通りここで子供数がドンッと増えるのだ。レベル3までは子供の教育に金を惜しまないのに対してレベル2は完全に放ったらかしである。レベル1の7人など頭はシラミがたかっているし、側に寄るとプンッとキツイ臭いがするくらいだ。おまけに親父は飲んだくれとヤク中のロクデナシ、母親は人間というよりも昆虫を彷彿させるような意地汚い性格。はっきり言おう!日本で言えば少し前の江東区や綾瀬、、京都、大阪南部、北九州のような腐臭が漂う下層民がクズの子供をどっさりこしらえているのだ。

「1億人なんてすごいわ!」と義妹は喜んでいるが、お前!こんな下層民がどんどん増えたらフィリピンどうなるの?労働や納税の義務を果たす気は全くないが、社会保障や生活保護は声高に要求するロクデナシたちと、学校でシャブ打ってトリップしているクソガキたち。それに食料だって不足してくるぞ!と言っても「そんなの何とかなるわよ」と笑うだけの義妹。どうしてなんとかなるのだろう?と聞いたら、「だって神様がなんとかしてくれるもん」という唖然とする答えが・・。だからカトリックというのはダメなんだよな・・。


20140725014911410.jpg


にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

ウエイトレスから聞いたちょっと危ない話。

むかし大学をサボってバンコクで遊び歩いていた時のことである。当時付き合ってた彼女はロビンソン・シーロム店にあった「成田」という日本料理店のウエイトレスだったのだが、彼女の親しい同僚にアルンという名の女の子がいた。アルンの旦那ロンも日本料理の板前見習いであり、彼の勤めるチャーン・イサラ・タワーにあった「ジャポネ・シーフード」にも筆者と彼女は良く食べに行っていたから、筆者と彼女、そしてアルン夫妻は休みの日になると一緒にMBKに映画を見に行ったりしたものである。

ある時アルンが以前働いていた日本料理店に伝わる秘話を話し始めた。このレストランはプルンチット通りのホテル内にあった大変有名な高級日本料亭であるが、アルンとロイは数年前この店で一番下っ端として働いていたというのだ。この日本料理店には日本企業の駐在員や大使館など(あくまでアルンの目から見て)偉い人達が食べに来ていたのだが、その中でも飛び切り偉い人物がいて、この人が店に来ると店は借り切り状態になっていたのだと言った。

さてある日この飛び切りの人物が店に現れたのだが、この人物は何故だか知らないがこの店のあるウエイトレスを大変気に入り、それからタイ滞在中は毎日の様に店に現れる様になり、自分の催すパーティーに料理人を出向かせる時には必ずこのウエイトレスを呼ぶ様に店の経営者に言いつけたそうである。やがてある日ウエイトレスは何時もの様に飛び切りの人物の宿泊先のパーティーに出向いたっきり店には二度と戻らなかったという。


20140724010558530.jpg


さらにウエイトレスは飛び切りの人物と深い仲になっただけでなく、なんと飛び切りの人物に日本に連れて行かれてしまったのだと言う。じゃあその日本人と結婚したのか?と聞いたが、そうじゃ無い!相手は飛び切り偉い人だからウエイトレスじゃ結婚は出来ないのだ!と首を振るアルン。しかしこのウエイトレスは日本で子供を産んだと言う話を人づてに聞いたのだと言った。

当時の筆者は大学生であり今より多少は正義感があったから「とんでもないオヤジだ!」と怒ってしまった。どこの会社の社長様か知らんが金で女を籠絡するとは・・。きっと脂ぎったエロジジイに違いない。ところがアルンはここで「その人はあなた(筆者)と同じくらいの年齢だけど日本ではとてもとても偉い人なのよ」と偉さを強調する。なんか名前まで言わなくてもアンタなら分かるだろう!とでも言いたげな口調である。

エッ?当時22歳の筆者と同じくらいの年齢で飛び切り偉い日本人・・?東急や西武の御曹司とかならアルンは名前を言ったかもしれない。でも田舎出身のタイ人が言葉に出来ないくらい偉い人って言うと、ひょっとしてナマズの研究のために当時頻繁にタイに来ていたア○シ○ミ○(当時はア○ノ○ヤと呼ばれていた)のことか・・?。それでアルンに「そういう階層を示す」単語を言うと彼女は黙って筆者の目を見つめた。


20140724010608aff.jpg


ア○シ○ミ○が生ませた子供はどうなったのかはアルンが知る由もなかったが、「そういう階層」の方に詳しい友人の話では、ほぼ確実と言って良いほどどこかの親戚の子供として生まれた事にするのだそうだ。これは養子という意味ではなく、実際には妊娠しても無い奥方が服に詰め物を入れて妊娠した演技をするらしい。昔の様に寺に出すのは流石に無いとしても、私生児のまま外に放っておくと敵対勢力に利用されてしまうので、最初から自分達の階層に組み込んでしまうというわけである。

もちろんたかがウエイトレスが短期旅行でタイに現れた貧乏学生にたまたま漏らした話だから信憑性は乏しいし、仮にア○シ○ミ○がタイ人ウエイトレスと肉体関係を持ったのは本当としても、子供を産ませたとか親戚の子供と言うことにすると言うのは飛躍があるとお思いだろう。しかしア○シ○ミ○のタイ女性との噂は今でも根強く囁かれているし、現に毎年の様にお忍びでタイに来ては羽目を外しているという情報が漏れてくる。昔から火の無い処に煙は立たずと言うではないか。

さてそういう階層の面々の中にアルンが言っていた条件を満たす人物が本当におるんかいな?とお思いの方もいるだろうが、時期的にドンピシャの人物がその階層に一人いるのだ。ちなみにア○シ○ミ○の良く知られた三人の子供では無いのでご注意を。さてその成長した子供の顔写真を見るにつけ、ああ・・アルンはやっぱり本当の事を言っていたのだ!との思いをますます強くするのである。



20140724011012774.jpg


にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

誘拐されたフィリピン人が首無し死体で発見。

リビアで武装グループに誘拐されていたフィリピン人が残念ながら首無し遺体で見つかったようである。この出稼ぎフィリピン人はリビア人、パキスタン人と車で移動中に誘拐され16万ドルの身代金を要求されていたが、交渉が繰り広げられている最中に既に首をはねられていたらしい。3人のうちこのフィリピン人だけが殺された理由はイスラム教徒で無いからという何ともやり切れない事件である。


2014072301080676d.jpg


中近東はフィリピン人にとってはアメリカに次ぐ重要な出稼ぎ先であり、筆者の女房の親戚にも何人か同地で働いた人間がいる。しかし現在はリビア、イラク、ガザ地区、シリアが危険レベル4の緊急事態下にあり、フィリピン外務省はこの4カ所にいる同胞に対して緊急避難勧告を呼びかけている状態だ。リビアはすでに内戦直前まで状況が悪化していて空港も武装勢力の支配下に入りつつあるため、チュニジアかエジプトへの陸路での脱出を試みる様にとアナウンスしている。


20140723011112d31.jpg


さて10年ほど前にリビアにあるフィリピン大使館で運転手を勤めていた遠い従兄弟のジョマールに「エジプトかチュニジアへの陸路での脱出ルートって本当に現実的なのか?」と聞いてみたところ、こんなのは政府指示とは言えないね!と不貞腐れた。「地図を見れば子供だってわかるレベルの話だよ。それにこのルートは見渡す限り砂漠だから隠れる処なんか全く無いんだ。ガダフィ大佐だって逃げられなかったんだから、武装グループが本気で外国人を捕まえる気になったらどう仕様も無いよ」と言った。


201407230107561da.jpg


と言うことは・・一万四千人いるリビア在住のフィリピン人って一体どうなるの?と聞いても、外人が良くやる様に手を広げて肩をすくめるジョマール。なんだこの野郎!自分の同胞の危機に対して正直このポーズには腹が立った。こんなのアメリカだったら即軍事侵攻に違い無いが、フィリピンでは「政府は通告していましたけど」「可哀想だけど何もできないね」「抗議しておきました」でアッサリお終いのようだ。いろいろ言うが殺される奴らがついてなかったというだけである。


2014072301080674c.jpg


しかしよく考えてみれば日本政府だって何も出来ないし何もしない事にかけてはフィリピンと違いが無い・・。現にマニラの日本大使館の外交官たちは日がな一日何もしていないではないか。今現在、海外の治安動向に日本人が鈍感なのはトラブルに直面する人数が少ないからだが、TPPが調印され日本人も海外に出稼ぎに出なければならない様になればフィリピン同様に万単位の邦人が他国で生命の危機にさらされる事態が起こるかもしれない。


201407230108053fd.jpg


戦前の上海事変の様に日本は邦人保護のために軍を送るべきか、それともジョマールの様に肩をすくめてお終いか・・?。今の日本の総理と外交官たちを見るにつけジョマールのように最初から諦めといた方が気がフラストレーションが溜まらないのかもしれない・・。庶民がいくら「あるべき論」を唱えても、もっと強力な集団が日本の弱体化を進めているのだから焼け石に水である。腹立てて悪かったジョマール・・。俺もお前も何も出来ない国の国民という点では同じだったよ。


2014072301083575b.jpg



にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

兄に噛みつかれて死んだ男

パナイ島にあるアンティーケ州ハムティックで、同地に住むロニーと言う22歳の男が実の兄に胸部を噛まれて死亡するという事件が起こった。ニュースによればロニーの兄ランディ(32歳)が酒に酔った上に実の母に暴力を働いたため、止めに入ったロニーともみ合いになり、その際にランディーに胸部を噛みつかれて死んでしまったのだと言う。兄ランディは現在警察に拘留され尊属殺人(誤用?記事原文Parricide)の容疑で取り調べを受けているが、「弟は俺に掴みかかったので噛んだんだ。だって息が出来なかったんだよ」と正当防衛を主張しているらしい。

噛まれて死んだということは余程大きく肉を噛み切って出血多量で死んだのだろうと思ったが、画面に現れた傷口は「なんじゃこりゃ?」と思うほど何でもないシロモノだった。医者の話では、ロニーの死は外傷が原因ではなく心臓発作が原因では無いかと推測しているらしい。またロニーは幼児期より喘息を患っており、また片方の腎臓をドナーとして提供した身体的ハンディキャップが突然死の何らかの原因になったのではないかと疑っている様である。

先日筆者の幼い頃の親友が頭をボコっと殴られただけで死んでしまったという日記を書いたが、それに勝る(?)様なあっけない死に方である。こんなちょっとした事で人間死んでしまうのだ。筆者もヒステリーを起こした女房に良く噛みつかれているから、このニュースとフィリピンの尊属殺人(普通Parricideと言ったら親や祖父母に叔父叔母のはずだけど)の量刑を調べて牽制しておこう。いいニュース見つけた。

20140722010510e63.jpg



にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村


危険!犬肉を混ぜて売る肉屋

テレビを見ているととんでもなくグロテスクな映像が映り始めた。マニラの北部に位置するカローカン市の肉業者が豚肉に犬肉を混ぜて売っていたというニュースで、画面には丸焼きになった子犬や明らかに色が変な切り身の肉が必要以上長い時間テレビ画面に映っていた。そして檻に入れられた犬の画像・・。

国家食肉調査局(NMIS)のローランド・マルケス博士という男が画面に現れ、犬肉を食べた場合は狂犬病を始めとする深刻な健康被害をもたらす疫病に感染する可能性があるとして、一般市民に肉を買う時にはNMIS公認の店か肉の検査証を必ず確認するように呼びかけている。この手の悪質な精肉業者はカローカン市に限らず全国あちこちにいるようである。


20140721011713c46.jpg


犬肉を食用に売っている・・。まるで一昔前の大阪のような話である。日本じゃ犬食いなどとっくに都市伝説になってしまったが、フィリピンではまだ現役だったのだ・・。筆者は一度だけ韓国ソウルで当時の恋人に騙されて犬鍋を食べた経験があるが、事情を後で知らされて大変後悔したことがある。

筆者は別に愛犬家ではないのだが、ちょうどその時期に中国・広州で犬食いが原因の狂犬病や謎の筋肉寄生虫、脳神経寄生虫に感染した中国人がバタバタと死んでいたのである。ソウルの料理人が腕が良かったのか材料の犬が良かったのか幸い筆者は無事だったが、はっきり言って犬肉ってのは美味くなかったし、見た目も血管や骨の感じがグロテスクである。筆者にとっては犬よりもまだヘビ肉の方がまだマシなくらいだ。


20140721012640ed1.jpg


さて一緒にテレビを見ていた女房、義妹、大学生の姪、家政婦ラセル、そして三連休で我が家に遊びに来た義弟の娘アビーの5人がこのニュースを見た後なにやら話し出したので、筆者も義妹の通訳で話題に入ることにした。

こんなロクでも無い肉を混ぜるとはとんでもない店だ!という口調で筆者は参戦したのだが、話が進むにつれなんだか会話がチグハグになってしまう。そしてどうやら5人のスタンスと言うか判断基準に微妙な違いがあることに気がついた。


201407210117052fc.jpg


①ゲテモノを混ぜて売るなど許せない→筆者と大学生の姪
②安い食用肉を混ぜて値段を誤魔化すのはズルい→女房と義妹
③犬肉として堂々と表示するべき→家政婦ラセル
④両方美味しいから別にいいんじゃない→義弟の娘アビー

②と③は内容的にはほとんど同じだが、犬肉は普通の肉屋で売るべきものかどうか?の違いである。ラセルの故郷アブラ州ではお祝いの席で飼い犬を殺して皆で食べる習慣があるという。ラセルは「赤犬が美味しいのよね」と筆者が子供の頃に聞いた様な事を笑いながら言った。


2014072101335841d.jpg


さて④のアビーである。お前しょっちゅう犬食ってんのか?と聞いてみたところ、リサール州の山奥の村では犬肉は豚肉、鳥肉に次ぐポピュラーな肉類で(牛肉や山羊肉より上というのが凄い・・)、ビーフシチューに似たカルデレータという料理が特に好きなのだ!と言った。

アビーの答えを聞いて思わず唖然とする筆者。なんだ・・この一族は・・?。俺はとんでもない未開の野蛮人を親戚に持ってしまったのでは・・と女房と結婚したことを後悔し始めた。しかしアビーは筆者の愕然とした表情に気がつくこともなく、犬の皮を酢漬けにしたキラウィンも美味しいのよね!とピーチクパーチク話し続ける。その時筆者にはアビーの顔が犬肉にたかる昆虫に見えた。


20140721011710a36.jpg


にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

美女に囲まれ続ける幸福な男

昨日フィリピン人には他人の人相が違って見えるという日記を書いたが、筆者の同僚の日本人にもそういう人がいるのを思い出した。この人物は筆者の銀座勤務時代に机を並べた山口ひろしという3年上の先輩である。名門浦和高校からストレートで東京外語大の英語学科へ進み、筆者の会社では海外営業のエースとして主にアメリカ市場向けで活躍していたエリートであると共に、その鼻筋の通った甘いマスクと柔らかな物腰で女子社員たちをキャアキャア言わせていた我が社のドン・ファンであった。

さて筆者の香港赴任に伴い、筆者がこれまで担当していた台湾市場を引き継ぐために山口さんと顧客周りに出かけることになった。台北に一泊したのちに台南へとび、台南から台中を経て台北へと北上するスケジュールである。そして最初の日に台南の古くからの馴染み客である林祐岩という社長に挨拶に伺い、当然のごとく商談もそこそこに筆者の送別会となった。一次会は阿霞飯店という筆者の好きな海鮮料理店、そして二次会は林社長の行きつけのナイトクラブでネーチャン遊びへと駆け込んだ。


20140720013521f04.jpg


XOブランデーの乾杯!また乾杯!でしこたま酔っ払った筆者と同行してくれた代理店の楊人慶さん。いやいや・・台湾の旅は始まったばかりだというのに、初日からこれじゃ先が思いやられる。さて山口さんはどうしているのか?と思ってテーブルの奥の方を見ると、なんとホステスの女と影に隠れてイチャイチャしてるではないか・・。「ちくしょう!乾杯ゲームから逃げやがって・・」。しかし山口さんは先輩だし、初日からゲロ吐いて台湾のお客を嫌になられても困るから、林社長の乾杯攻撃は筆者だけで受け止めることにした。

2時間後、林社長の車でホテルまで送ってもらった。「いや〜今日は飲みすぎましたね〜。早く寝ましょう」と吐き気を堪えて言ったが、この山口さんを見てみるとなんだか妙にソワソワしている。どうしたんですか?と聞くと「オレ・・あの店に戻らなきゃ・・」とつぶやいた。はぁ・・?もう1時過ぎてますよ。それに明日は9時の電車で台中へ移動しなきゃ・・と早く寝る様に言ったのだが、山口さんの震えは激しさを増すばかりである。ちょっとっ!と腕をつかんだが、山口さんは「俺についたあの娘をお前は見たのか!桜井幸子そっくりだろ!戻るしか無いんだよっ!」と理解し難い事を叫んで、筆者の手を振りほどくとそのままスタスタとタクシーを拾ってしまった。


20140720000021ab6.jpg

当時「高校教師」というドラマが日本で流行っていて、桜井幸子はそのドラマの主人公の役を演じていたのだが、山口さんについたホステスは桜井幸子の様な清楚なご面相ではまるで無く、筆者の目には女漫才コンビハイヒールのモモコそのものに見えた。あのキンキン頭のズベ公が桜井幸子だって・・?と呆気に取られる筆者。それで同行の楊さんにアンタの目にはどう映ったのか?と聞くと、「あれは華西街(台北の下町)あたりのボッタクリバーのホステスの顔つきね・・」と言った。

さて翌朝4人(筆者・楊・山口・ハイヒールのモモコ)で気まずい朝食を食べた後で台中に移動、ここでも例のごとく食事もそこそこに二次会へと突入したが、山口さんのそばにはレベッカのNOKKOの様なフィリピン顔をした育ちの悪そうな女が付いてしまった。しかもこの女はワアワアガアガアやかましいときている。ところが山口さんはこのNOKKOが大変お気に召した様で二人だけで店の二階に上がってしまったのだが、その時店のママに中華航空が名古屋で墜落して多数の死者が出たよ!というニュースが入った。


20140720000025302.jpg

筆者らは中華航空で日本に帰る予定だったので、慌てて2階へと駆け上がり山口さんにニュースを知らせにいったのだが、そこで見たものは「ね〜・・今から僕とケーキ食べに行こうよ〜」と赤ん坊の様な声でNOKKOにねだっている男の姿だった。こんな真夜中にケーキって・・?。そしてその後大変恥ずかしい一幕が繰り広げられた後、山口さんはNOKKOをお持ち帰りとなり、翌朝NOKKOを含めた4人で再び気まずい朝食を食べることになったのだが、台北へと向かう電車の中で山口さんが言ったのは「あの娘は森高千里にそっくりだったな〜」という唖然とする一言だった。

その後台北ではちあきなおみに似たママを「スペイン人だ!スペイン美人だよ!」と礼賛したり、カンボジアの巨大な顔の石像にそっくりな香港支店の女を宮沢りえに似ている!などと山口さんの奇矯な発言が目立ち始めた。そしてある日、銀座のオフィスに山口さんと一緒にブラジルへ出張した工場の技術者が現れたのだが、この人物が皆の前で「実は俺も山口は変だと思ってたんだ。サンパウロのボワッチであいつが連れ出したのはアンドレ・ザ・ジャイアントみたいな顔をした白黒混血女で・・」というセリフが決定打になった。


20140720000110a6b.jpg


その後山口さんはイトーヨーカ堂に転職をしてしまい、本社で海外バイヤーとして活躍された後で北海道地区に転勤となり、随分若くして店長になられたという話を聞いた。でもあの人は本当は海外に出たかったのにな・・と彼の転職を不憫に思ったが、筆者同様に山口さんの痴態を数多く目撃したKというデブセンの先輩が「山口はどんなブスでも自分好みの画像に変えてしまうプリズムの様な脳の持ち主だから、パートのオバちゃんや買い物の奥さんがたに囲まれて毎日幸せに暮らしてるに違いないよ」と言った。

そうか!あの人にとってはメスであればなんでも良いのである。と言うことは相当昇進した今も偉そうに店長室や本部長席なんてところに座ってないで、ハチマキを締めて現場の第一線で漬物とか婦人様の靴を売っているに違いない。なので北海道の奥様達がもしもイトーヨーカ堂の店頭で随分と上品な紳士の売り子を見つけたら、それは山口ひろしという幹部で、身体中から液という液を出しまくりながら貴女を見つめていると思ってください。


20140720000239db7.jpg



にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

ピオロ・パスカルって○○○○に似てないか?

むかし香港の自宅でフィリピンのテレビ番組を見ていた時のことである。テレビは女房に独占されていたのだが、とりわけ女房が熱心に見ている番組があった。話している言葉はさっぱり分からないが、意地悪な女が貧乏なカップルの邪魔をするストーリーらしいので筆者も黙って見ていると、画面に見覚えのある男優が現れてびっくりしてしまった。「あっ!羽賀研二だ!」。

梅宮アンナと分かれた後も金銭問題で揉めたり詐欺で逮捕されたとは聞いていたが、まさかフィリピンのテレビ界に流れ着いていたとは・・。たしかに父親がアメリカ人と聞いていたから英語は得意なんだろうが、タガログ語までマスターしていたのか・・。人間追い詰められると何でも出来るものなのだな・・とその時は不思議と感心してしまった。


20140719005937952.jpg

それで番組が終わった後で女房に「あの俳優はフィリピンで人気が有るのか?」と聞くと、「ピオロは俳優だけじゃなくて歌手としても超売れっ子なのよ!」と答えた。へえ・・芸名がピオロねえ・・ピオロ・ハガか・・。しかし筆者が「ピオロは笑っていいともという昼の番組でデビューしたんだよ・・」とか話していると、女房が「何いってんの?。ピオロ・パスカルはフィリピン人なんだけど・・」と驚く様な事を言った。

別人・・?だけど瓜二つだぞ!と思ってネットで羽賀研二の顔写真を探し出し、女房に見せたところ「全然似てないわ・・」と言われてしまった。まさか・・俺の目がおかしいのか・・??。それでフィリピンに来てからも義妹や従姉妹たちに羽賀研二の画像を見せたりしたのだが、だれも似ていると言ってくれないのだ。筆者の目がおかしいのか?それともフィリピン人には顔の感じが違って見えるのか?どなたかご存知の方がいたら教えていただけないだろうか?


20140719005944025.jpg



にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

女子学生に憑依した旧日本兵

ラ・ウニオン州サンフェルナンドの公立学校で5人の女子学生が悪霊に憑依される事件が発生した。ニュースによると女子学生らは授業中に突然叫び声をあげて暴れ出すなどヒステリックな行動をし始めたと言う。同校の校長によればこの現象は先週から始まっていて、どうも同校の3人の女子学生が自分たちの写真を撮影する際に、地元民から精霊が宿ると信じられていた梅の木に粗相を働いたのが原因ではないかと考えているらしい。

また憑依だよ・・。つい先日ミンダナオのコタバトで同じような事件があったばかりなのに・・と顔をしかめながらも、オカルトマニアの筆者にとっては思わずニンマリしてしまうニュースである。憑依された女子学生達は意味不明の言葉を喋っていたというのも興味深い。以前セブだか何処かの女の子は憑依中に本人が知らないラテン語で呪いの言葉を喋っていたというから、やはり悪霊は本当にいるのでは・・と思うと胸がときめいてしまった。

さて夕食後に従姉妹ミレットと会社帰りに我が家に寄った旦那のラフィーとこの憑依事件の話をしていると、ラフィーが自分はこれと似たような話を知っていると言い出した。「とっても怖い話なんだよ」とラフィーは強調するが、この大手製薬会社の経理課長は石部金吉とも呼ぶべき相当の堅物で、この男からは面白い話どころか印象に残るような話は今まで一度も聞いたことがない。だけど意外に怖い話の方はいけるかもしれんぞ・・と僅かながらの期待を込めてラフィーの話に耳を貸すことにした。


20140718144911982.jpg


今から20年以上前にベンゲット州(ルソン島の山奥)の中学校の女子生徒達が次々と悪霊に憑依される事件が起こった。症状は全員同じで授業中に突然叫び声をあげ、何やら訳の分からない言葉を喋り始めるが、学校が呼んだ司祭が来て悪霊払いを始めると案外すんなりと大人しくなるのだそうだ。しかし数週間たつと別の女子学生に憑依してしまい同じ事の繰り返しとなってしまった。結局いつまで立っても悪霊が立ち去らないため地域住民は恐れおののいてしまったらしい。

ところが有る日のこと、一人の女子生徒が憑依されて何やら変な言葉をしゃべり始めたが、教師の耳に聞いたことがある単語が聞こえた。・・・ニッポン・・・。おいっ!この女子学生が話しているのは日本語じゃないかっ・・?。それで昔日本軍に仕えていたという村の古老を呼んできて女子学生の話す言葉を聞かせたところ、「これは日本語だっ!日本人の悪霊がこの娘に憑依したに違いない!」と叫んだらしい。

村の古老が注意深く娘の話す内容を聞き取りしたところ、自分は日本軍の兵士で、この学校の敷地内で敵に撃たれて死んでしまったが、どうしても女房子供のいる日本に帰りたい。自分が埋めた財宝の在り処を教えるから、自分の遺骨を掘り起こして日本に送り返してくれ・・という申し立てだった。その話を聞いた古老と教師たちは日本兵の霊を不憫に思い、日本兵が言う大きな木のそばを掘ると本当に骨が出てきたので、大使館経由で日本に送ったのだそうだ。


20140718145011441.jpg


「日本兵が埋めたという墓場からは金貨が出てきたそうだよ。それ村は随分と潤ったんだって」と言ったあと、どうだっ!こわいだろう!という感じで筆者を見るラフィー。いやぁ・・参ったな・・。この話って全然怖くない上に聞くのはこれで4回目なんだけど・・。日本で言えばキャシー中島の小坪トンネルや京都・深泥池のタクシー運転手の恐怖の体験くらいフィリピンではメジャーな話で、知らない奴なんて誰もいない怪談を「怖いだろう?」と言われてもねえ・・。

この話は金貨の在り処を聞いた村長が遺骨を送らなかったので祟りにあって変死したとか、噂を聞きつけたマルコス大統領が金貨を略奪した上に証拠隠滅で村人が皆殺しになったなど幾つかパターンが有るのだが、場所は絶対にバギオ近辺の高地なのである。大戦中に一番日本兵が死んだのはレイテ島なのに、化けて出てくるのは必ず山岳地帯なのは、この地域はフィリピン人が好きな山下財宝を埋めた場所だからだろう。

しかしせっかく話してくれたラフィーの好意を無駄にしたくなかったので、お前以外に3人から同じ話を聞いたよとは言わずに「背筋がぞっとしたよ」とお愛想を言うと、「そうだろう。僕もこの話を聞いた時には本当に体が震えたんだよ」とラフィーが言った。お前なあ・・もっと視野を広げていろいろ体験した方がいいんじゃないかな・・ラフィー。


20140718145012a1f.jpg



にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村


思わぬ形で再会した親友

「おまえ丸屋真(まるや・しん)って知ってる?」と行きつけの喫茶店で別の高校に通う中学時代の同級生Tに聞かれた。「丸屋だって!知ってるも何も俺の小学校の時の親友だよ!」と言い返すと、この同級生のTは「やっぱりそうか!」と頷いた。このTは東京・新宿区にある保善高校の生徒で、Tと同じクラスに沖縄から転校してきた丸屋と口をきいたら、なんと丸屋は小学校時代Tの近所に住んでいて(ただし小学校はTとは別である)、覚えている友人として筆者の名前をあげたと言うのだ。

この丸屋と筆者は小学校3〜4年の時に同じクラスにいて、ほぼ毎日の様にお互いの家に行き来していた大の仲良しであった。まず頭に浮かんだのは丸坊主で傷だらけの顔。「これは赤ん坊の頃に兄貴に引っかかれた傷だよ」と言って仲の良い兄貴をからかっていた丸屋の笑顔である。そして冬でも半ズボンをはいている丸屋。当時東京12チャンネルで放映されていた「三菱ダイヤモンドサッカー」の影響からかドイツ・ブンデスリーグの試合を夢中になって話したり、筆者の家の庭で「これがベッケンバウアーのシュートだ!」と得意げにボールを蹴るなど一端のサッカー少年だった。運動神経の悪い筆者も丸屋のおかげでサッカーだけはふつうの人間並みにプレー出来るようになれた。

それから8年経って思わぬ所から丸屋の消息を聞いたのである。丸屋に会いたい!それでTに丸屋と再会出来る様に取り計らってくれないか?と頼んだところ、その頃Tは筆者の影響で新宿歌舞伎町のディスコ(当時はクラブと言わずにディスコと言った)に通い始めており、どうせなら喫茶店で再会するよりもディスコ、ディスコだったらGBラビッツかゼノンに誘い出すことにしようぜ!俺が全部アレンジするからさ!と筆者の依頼を快く請け負ってくれた。では待ち合わせはここの喫茶店にして、その後に歌舞伎町になだれ込もうぜ!ということにした。


20140716233339487.jpg


さて待ち合わせは当日、喫茶店に予定より早く来た筆者は「まず何から話そうか?」とあれこれ思案していた。8年も離れていたから話す事は山ほどある。それに丸屋が沖縄に転校する前に住んでいた日本生命の社員寮にでも連れて行くか!などとあれこれ思案しているうちに本日一緒に同行するKとSも喫茶店に現れ、いやぁ楽しみだなあ!あいつどんな風に変わってるんだろう?とワイワイ話していると、喫茶店のドアが空いて今日のセッティングをしてくれたTが一人で入って来た。

「おい!丸屋はどうした?なんで一人なんだ?」と聞いてもTは何も言わない。なんか様子が変である。そしてその後も何回か問いかけをしたが全て黙殺・・。やがてTは決心したように顔を上げて「丸屋が死んだ・・」と言った。はぁ・・?。何言ってんの・・?。ドッキリカメラじゃあるまいし・・。それで冗談は止めて丸屋は今日来るのか来ないのか答えろよ!と聞き返すと、Tはものすごく真剣な表情で「本当だよ!きょう学校で丸屋は殴られて死んだんだよ!」と言ってそのまま黙り込んでしまった。

Tの説明だと、保坂(小坂?)という生徒が黒板を綺麗にしている時に丸屋が紙コップを投げつけたのだそうだ。それを激昂した生徒は丸屋の元に来て頭をガツンと殴りつけたところ、丸屋は倒れたまま意識を失ったという。「俺は丸屋を叩いて起こそうとしたが丸屋の体はどんどん冷たくなってくんだよ!それで死んでいくってわかったんだ!保坂(小坂?)はマルヤーッ!死ぬなーっ!って何度も何度も叫んでたけど、もう駄目だなって全員わかったよ」と言うなりTは頭を抱え込んだ。(後日新聞の社会面にデカデカと載った記事には死因はショック性のものだと書かれていた)


20140716233342d38.jpg


数日後、小学校時代の友人に片っ端から声をかけて丸屋の葬儀に出向いた。荻窪の願泉寺には学生服姿の弔問客が何百人も集まっていて異様な光景だったが、筆者も彼らに混じって焼香の列に並んだ。遺族の席には見覚えのある丸屋の母親と2つ上の兄貴が座っていて、母親が泣きはらした目が筆者の存在を認めると、ジッとこっちを見た後ペコリと頭を下げた。なんとも重い気分だった。そして焼香の段の前に来て筆者と同じ年齢になった丸屋と思いがけない形で再会した。遺影の丸屋は小学校の時とあんまり変わっていなかった・・。

さて話はずれるが、この葬式で不思議と良く憶えているのは答辞を読んだ生徒会長の最初の一言「まるや・まこと君!」である。このアホ会長!丸屋の下の名前は「しん」って読むんだよ。あいつのあだ名は昔から「まるしん」だったんだ!トレードマークも◯の中に真と書き込んで「まるしん」と読ませていたんだよ!と小学校時代の仲間と葬儀の場でブツクサ言っていたことだ。こんな意味のない光景が真っ先に頭に浮かぶとは人間の記憶なんていい加減なものである。

さて筆者がなんでこんな暗い話を書くのかと言えば、一つ目は今年が丸屋が死んでちょうど30年目だからであり、そして二つ目は言うまでもなく丸屋が大好きだったドイツかワールドカップで優勝したからである。筆者の家の庭でゲルト・ミュラーやベッケンバウアーの真似をしてサッカーボールを蹴っていた丸屋。「俺は将来バイエルン・ミュンヘンでプレーするんだ!」と夢を語っていた丸屋。お前あの世で好きなサッカーは見てるのか・・?。お前が大好きなブンデスリーグの選手たちがワールドカップを制覇したぞ!

20140716233344a86.jpg



にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村



リストカットの名人の意外な最後

日曜日に自殺を図ったとしてニュースを賑わせたデニース・コルネーホ嬢(ボン・ナヴァロ恐喝事件の容疑者の一人)のリストカット写真が公開された。手首を横一直線に思い切りスパッと切っているのかな・・と期待して見たが、それは傷と言うよりも文字・・WRと読める代物・・。しかも静脈を避けた微妙な位置・・。これって本当に自殺未遂なんかい!と誰もが思うような傷であった。

同じくコルネーホ嬢の傷口を見た義妹は「こんな傷で自殺未遂と世間に認めてもらえると思ってたのね」といかにも馬鹿にしたような口調で言う。女房も「世間を舐め切ったバカ女の狂言」と冷たい態度である。ふつう女が自殺を図ったと聞けば男は無条件に震え上がってしまうが、さすが女たちは同性に対して冷静な目で見ているものである。


20140716010747082.jpg


さてリストカットの話をしていると、義妹がクラスメートのマアンという女の話をし始めた。この女はとんでもない男狂いで、惚れた男と泥沼の愛に陥っては手首をスパッと切り、夫に浮気がばれて離婚の危機になると部屋に閉じこもってスパッ、夫に愛人が出来ると嫉妬に狂ってスパッと言う具合に頻繁に手首を切ったのだそうだ。

その女は何回くらい手首切ってんだ?と聞くと、義妹はたぶん10回くらいじゃないかと言う。何なんだその女は・・、分裂症かなんかを患ってるんじゃ・・。それで「そのマアンって女は子供の頃からアタマがイカれた女じゃないか?」と聞いたところ、義妹は「ごく普通の女だったけど、男にのめり込むと自分をコントロール出来ない女だったのよ」と過去形で言った。


20140716010749ee9.jpg


なんでSHE WASと過去形で言うのか?と聞くと、マアンは死んでしまったのだと言う。最初はリストカットに失敗したのかと思ったが、なんと若い愛人に殺されてしまったのだそうだ。「一体何が原因で男と揉めたのか分からないんだけど、多分リストカット後の演技が迫真に迫り過ぎてて、若い男は頭がぶっ飛んじゃったんじゃないかしら」と笑いながら言った。

リストカットを繰り返して悲劇のシンデレラを演じていたマアン。しかし演じた相手がとことん悪かったようである。「マアンは絶対に死なない手首のカット位置を探すのは得意だったのに、自分の命を絶つ男を探してしまったのよ」と笑う義妹と女房。今日の一連の会話を聞いて思ったのは、女って怖い・・・。


201407160107542a5.jpg



にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村


まるで役に立たない日本大使館

「日本大使館は役に立たないが、貧窮邦人も役に立たない」というブログの題名を読んで笑ってしまった。この2つを比べるのは論理に飛躍が有りすぎるので、おそらくブログ主のジョークと思うが実に見事な題名である。さてこの方のブログがランキング1位となっているので、これに便乗する形で筆者が経験した大使館の駄目さについて日記を書いて見ることにしたい。それから大使館は大企業の駐在員達しか人間として見ていないと言う人もいるが、実際は大企業も視野に入っておらず、自分たちの都合だけ考えて生きていることもこの日記を読めば分かると思う。

数年前に中国・広東省の日系工場が軒並み労働争議に見舞われた事件を覚えておられるだろうか?キッカケはフォックスコンという台湾の委託生産会社が余りに低賃金で中国人をこき使ったため工場ストライキに入ってしまったことだったが、この労働争議に味を占めた中国人たちはフォックスコンよりも遥かに労働条件が良かった日系企業に狙いを定めたのである。そして中国共産党の息のかかった法律事務所が実行部隊となり、各日系工場の中国人リーダー格にデモを引き起こすようにアプローチを始めた。その最初のターゲットになったのが筆者のいた会社だったのだ。


20140715005733fbc.jpg


筆者のいた会社は深セン市に従業員2万人の工場を持っていて、深センの日本商工会議所から「足並みを揃えて欲しい」と文句を言われるほど高い給料を中国人に払っていたのだが、ある朝に日本人マネージャーたちが出勤してみると工場のあちこちにバリケードが貼られていた(ちなみに写真は本田技研のデモの様子だが、これは筆者のいた会社ではありません)。中国人従業員が言っているのは給料を2倍にしろ!中間管理職の香港人を全員追放しろ!役員の半分を中国人にしろ!という滅茶苦茶な要求だった。中国人の諺である「柔らかい土は掘られる」のとおり筆者のいた会社は与し易い相手と見られたのだ。

さて筆者は営業職なので勤務先の香港事務所に陣取り、顧客への納品遅延の交渉でてんてこ舞いになっていたのだが、日本のお偉いさんから緊急電話が入って来て「今日の午後に香港の日本総領事館に行け!」と命じられた。なんでも霞ヶ関から本社に連絡が入り「重大な問題に発展する可能性が有るので至急報告に来られたし」とのお達しを受けたと言うのである。嘘だろ・・中央官庁がこんな事に介入?。しかも・・香港で説明ですか?ストが起こっているのは深セン市だから広州市にある総領事館が担当では?と問い返すと、このお偉いさんは俺も理由が分からんが、外務省は香港の総領事館を指定して来たのだと言った。


201407150057257ce.jpg


それで深セン工場から急遽飛んできた副工場長と筆者と支店長の3人でセントラルのエクスチェンジスクエア46階にある総領事館に向かったが、受付に奥の部屋に通されたものの何と30分近く待たされた。もちろん菓子どころかお茶も出てこない。そしてやっと30代半ばくらいの若造が部屋に入って来たが、こいつは名刺も渡して来ないし「わざわざご足労いただいて」の一言も無い。挨拶も無しにいきなり筆者らに「じゃあ説明して」と偉そうに言っただけである。実際に中国人と第一次交渉を朝一番にして来た副工場長が説明を始めたが、この若造は時々「はぁ〜・・」とため息を吐く。しかしこれが毎回タイミングがずれているので話を聞いているフリをしているだけなのは明らかだった。

ここではっきり言っておくが、筆者は労働争議に大使館がしゃしゃり出て来るべきだと言っているのでは無い。ちなみにフォックスコンの労使交渉には台湾の外交官が紛れ込んでいたし、アメリカ大使館は国民の生命と資産保護にの為には他国に対して積極的に介入するが、日本の外交官にそれは能力的に期待出来ない。しかし銀行の馬鹿行員が作った不良債権の山を税金で賄った役所も有るのだから、メーカーの危機に対しては労使交渉のプロを紹介する位はしてくるのかな・・と思ったのだ。それに筆者らを呼び出したのはそもそもが外務省なのだから、何か協力する気でいるのかな・・?と少しだけ思ったりした。


201407150057336d5.jpg


そこへドアがノックされ七三分けのゴツい感じの親父が部屋に入って来たのだが、ここで目の前の若造の態度が突然変わった。組んでいた足を真っ直ぐにするや急に丁寧な態度で副工場長に対して「どうも説明ご苦労様でした」と話はまだ終わってないのに頭を下げると、この七三分けの親父がソファに座って開口一番筆者ら一行に言ったのは「日本のイメージが悪くなると困るので早急かつ穏便に問題を解決することを望みます。では」と言うなり立ち上がって部屋から出ていってしまったのである。滞在時間たったの1分・・こっちの話は一単語さえ聞くことはなかった。

「では今日説明したことをレポートにして送ってください。それから状況が変わればレポートにして逐一私に送ってください」と偉そうに言う若造。この野郎・・こっちはテンヤワンヤの中で時間を割いて来てると言うのに・・。呼び出したのはお前らなんだから、テメエが自分でメモぐらい取ればいいだろが!と筆者もカチンと来たので、この若造に「ところで外務省は何かしていただけるのですか?」と聞いてみたところ、この若造はニッコリ笑って「先ほど総領事が申し上げていますが・・」とぬかしやがった。


2014071500573402c.jpg


あの七三分けが総領事・・?。早急かつ穏便に解決を望みますって、まるで小学校の校長が朝礼で「みんな仲良く・・」と言ってるような意味のないセリフが外務省の協力だと・・?。それって中国人従業員の言う給料2倍を今すぐ飲めって事か・・あんたら本当に日本の外交官かよ・・・?。余りの馬鹿らしさに筆者ら3人とも空いた口が塞がらないでいると、この若造は「今回の労働争議はあなた達の責任であって、日本政府は全く無関係ですから・・、今日総領事館に来たことも総領事とお会いしたことも口外なされない様に・・」とヌケヌケと言う。てめえらが来いっていうから来たんだろがーっ!この若造外交官のあまりの傲岸不遜さにもう話など聞く気にもならなかった。

その後労働争議はあちこちの日系工場に飛び火しただけでなく、反日暴動に近いものになってしまったし、次の年もその次の年も同じ事が起った。レポートを送っても何にもならなかったのである。まあ総領事館が動いても中国共産党が仕掛けている以上は何も出来なかったに違いないが、日本大使館なんてものはお題目にある邦人保護とか国益なんて仕事はちっともやってなくて、責任逃れと仕事をしているフリを汲々としているだけなんだと良く分かった。確かに日本はプエルトリコと同じアメリカの準州みたいなもんだから、はなから日本には外交官など必要なかったのだ。だからこいつらは毎日外交ゴッコをしてるだけだったのである。


201407150057392bd.jpg


さてこの七三分けの総領事には後日談がある。香港日本人商工会議所主催の送別会に現れた七三分けは挨拶の場で「任期の最後になって中国で発生した労働争議の解決のため、私は老体に鞭打って粉骨砕身・・」と発言し、総合商社や銀行の支店長ら日本人会の役員と奥方達から拍手喝采を浴びたそうである。こいつら揃いも揃って馬鹿なんじゃねえか・・。これ以降筆者の中では「外交官=ダニ・ノミの類い」というイメージが出来上がってしまったし、ついでに公家と茶坊主だらけの日本人会も脱会することにした。

さて大使館と困窮邦人の話に戻すと、確かに両者とも役に立たない事に違いはないが、困窮邦人は人の金で豪勢な生活をしてる訳ではないし、こいつらはアメリカや中国、ロシアなど他の国の国益のために日本の税金を使って働いている訳ではないから、やっぱり両者を同じレベルで比較するのは困窮邦人に失礼だと思う。さてさて件の七三分け外交官だが現在は駐タイ大使を拝命しているようである。なのでタイの日本企業のみなさん、大使は全然役に立ちませんから問題があっても大使館に相談しに行ったりないように!。レポートだけ山ほど書かされて後はなしのつぶてなだけで無く、多分レポートは北京に転送されてますよ。


20140715005758770.jpg



にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村




爪切りババアの恋

我が家にしょっちゅう出入りしているリサという中年女がいる。訪問型の爪切りサービスを生業にしているが副業は金貸しである。奥さん連中の足の爪を切りながら無駄話中に相手の資金状況を聞き取り、短期間の資金ショートに陥ったと聞くやすかさず月利20%を申し出すのだが、このがめついリサが最近見かける度にケバくなってきたことに気が付いた。髪の毛が茶髪になったのはまだいいが、やけに広く塗った青いアイシャドウとド派手な真っ赤な口紅はまるで新小岩の格安キャバレーのママのようで、この顔でニヤッと笑われると何か猛禽類の一種のように思えてくる。

さて昨日まっ昼間に散歩から戻ってくると、犬を連れたリサが木陰に向かって歩いているのを見つけた。犬に糞でもさせるのかなと思ったが、ちょうど爪切りをして欲しかったのでリサに声をかけようと戻って来るのを待っていると、木陰の向こうに若い男が立っていて歩いてきたリサの手をとった。そして・・二人はものすご〜く親密そうな感じを醸し出していたのだが、若い男が筆者の存在に気付き「なんだお前!」という視線を筆者に向けた。そして男の気配に気がついたリサも筆者の方を振り向いたが、その時リサの顔に「あっ!しまった!」という表情がありありと浮かんだ。


20140714005401473.jpg


自宅に戻り女房にこの事を話すと「その事は誰にも言うな!」と言う。実は女房もリサの最近の言動から相当アッチの方が溜まってるな・・とは思っていたが、狭いサブディビジョンで噂が広まるとマズいと言うのである。そりゃそうだけど・・ゴキブリ駆除会社に勤める旦那が部下と浮気しているのは誰もが知ってる話だし、だいたいリサの派手な化粧を見れば誰だって盛りのついたメス犬との噂になってるんじゃないか・・と反論したところ、確かに犬の散歩を口実に外出しては男に声を掛けまくる様になったという噂はあるのだという。

以前の日記にも書いたが、リサは夫と二人で必死に金を貯めてサブディビジョンに家を買い、やっと生活にゆとりができたと思ったら夫の浮気という現実にぶち当たってしまった。それで綺麗なオベベに化粧をして夫を振り向かせようとしたが、年齢的、外見的かつ体型的なハンディはどうにも埋めようが無く、夫は浮気相手に入れあげたままだ。残されたのは爪切りと金貸の生業と馬鹿そうな小学生の娘だけ・・、こんなはずじゃ無かった!あたしの人生なんなのよっ!それから妖怪のような化粧をして日な日な男漁りに精を出すようになったに違いない。


20140714005358fe6.jpg


さて筆者がリサの痴態を面白おかしく想像をしていると、下の階からドスッドスッドスッと階段を上がってくる大きな音がしてドアがノックされた。部屋を覗き込んだ義妹は筆者の方を見て「リサが爪切りに来たわよ」と言った。な・・何で・・?。念のため義妹にお前がリサに来るように頼んだのか?と聞くと、「アタシじゃなくて日本人の旦那に頼まれたってリサは言ってるけど・・」と答えた。

玄関に行くとリサは商売道具の入った小箱を抱えて立っていた。有無を言わせぬ眼力で筆者を見つめる。断っても帰りそうにないのでリサに爪切りを頼むことにしたのだが、リサはいつもと違って筆者とは一言も話さない。ただ黙々と爪を磨いては爪切りとペンチ状の道具で爪を切り、アルコールとワックスを塗りたくるだけである。筆者にベラベラ喋られたらどうしよう・・と気が気でなくなって来たのだろう。無言の圧力・・。それで空気を変えるためにリサの顔をじっと見てニヤッと笑ったら、リサは一瞬ひるんだがグッと顎を引くやバチンッ!痛えっ!。リサのやつ思いっきり親指を深爪で切りやがった。そして筆者の顔を観てフフフ・・と意味ありげに微笑んだ。


2014071400535547b.jpg



にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村


映画「猿の惑星・新世紀」鑑賞記

先日またロビンソン・ギャラリアの試写会へ呼び出された。観客が足らないため映画館の主任以上はノルマで各10人集めねばならないのよ!、赤ん坊でもいいから10人で来てちょうだい!という事だった。それで近所に住む従姉妹ミレット夫妻とメイドのラセルとお隣のメイドまで連れて映画館へ向かうと、従姉妹アニーは「ああ良かった!これで役目が果たせたわ!」と大喜びで、早速筆者らにハガキ形式の招待券を手渡した。みるとそこにはチンパンジーの様な顔が大写しになっていて、DAWN OF THE PLANET OF THE APESと書かれている。お前っ!これは「猿の惑星」じゃねえかっ!

「猿の惑星」というのは筆者が幼稚園に入る前の頃に一世を風靡し、相次ぐ続編製作で 興行収入記録を塗り替えたハリウッド映画である。しかし「スターウォーズ」や「未知との遭遇」の様に何十年経っても人々の記憶に残る名作ではなく、筆者が大学で映画サークルにいた80年代でさえ誰もこの作品の名前をあげる人間はいなくなってしまった「どうしようもない」映画である。なのになんで今頃・・?と驚いたが、アニーの話では数年前にリメイク版が出て、今日これから観るのはその続編だという。あんな駄作をリメイク・・?ハリウッドって相当アイデアが枯渇してるんだな・・と思いながら劇場へと入って行った。


2014071300383229c.jpg


さて2時間後に劇場から出て来た女房その他の連中は「ま・まあ思ったよりは良かったんじゃない」と無理に作り笑いしていたが、筆者の正直な感想は猿の鳴き声や毛の生えた動物が好きな人がいたら観たらどうですか・・程度である。どうせなら「猫の惑星」という映画を作った方がまだ客を呼べたんじゃないか・・、どおりで試写会に人が全然集まらなかった訳である。帰りの車の中で従姉妹ミレットが「ブラザー。昔の猿の惑星の映画ってどんな内容なの?」と聞いてきたので、宇宙飛行士が不時着した惑星は猿たちに支配されているが、実はここは未来の地球で人類は核戦争で滅びてしまっていたという話だよ・・と説明した。そしてこの原作は人種偏見の・・と言いかけたところで口を閉ざした。

筆者より年齢が上の方ならご存知の方も多いと思うが、この映画の原作者はフランス人で、第二次大戦中に日本軍が原作者が住んでいたフランス領インドシナ(ベトナム)に侵攻してきた時の白人達の心理体験をベースにして居るのだ。スターリンの恐怖政治に驚愕したジョージ・オーウェルが「1984」を書いた様に、このフランス人原作者は同じ人間として見なしてこなかった黄色人種の日本人が自分たち白人を支配する立場になったことに驚愕して「猿の惑星」を書いたのである。ちなみにこの原作者は猿の惑星とは別に「戦場にかける橋」の原作も書いているよ!と言えば、この人物が黄禍論の思想の持ち主であることが分かるだろう。


201407130038368c6.jpg


さて今回試写会で観た「猿の惑星・新世紀」にも「見方によっては」随所に白人による有色人種観を暗示させるシーンが幾つかあって、水力発電所を再稼働させて電力を手に入れたい人間たちはアメと鞭をもって森を制圧した猿たちと停戦交渉するのだが、この人間が用意したアメは抗生物質(科学)とコミック(娯楽)、鞭はもちろん重火器(軍事力)なのである。しかし手違いが発生して人間と猿は戦争状態になってしまうが、最後の最後に人間により教育されたボス猿が猿軍団の権力を取りもどして人間との戦争を終結させる。ここでハッピーエンドとなるのだが、この猿たちとの関わりってアングロサクソンの対イスラム教徒観そのものじゃないか? アフガニスタンのカルザイやイラクのマリキがさしずめボス猿ってことね・・。

「だけど猿が人間に対して報復するなんて生意気よね!」と言うミレット。お前ねえ・・俺は別に動物愛護主義者じゃないけど、今から100年前にフィリピンにいたアメリカ人はフィリピン人のこともそんな風に見てたんだよ・・。この皮肉に気がつかんのか?と言おうと思ったが、つまんない映画を見て白けている彼らに追い打ちをかけたく無かったので止めた。それにしても・・久しぶりに何の価値の無い映画を見たなぁ・・。今年度ポンコツ映画1号認定である。


201407130038306ec.jpg



にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

フィリピン三菱がランサーの生産を打ち切り

ラグーナ州サンタロサへの工場移に伴い、フィリピン三菱自動車は主力車の1つであるランサーの生産を来年1月以降打ち切る事を発表した様である。今後同車は日本から完成車を輸入する形とし、新工場ではL300やアドベンチャーなどのバンタイプの生産に集中する計画だそうだ。三菱ランサーはトヨタ・アルティスやホンダ・シビックと競合しているが、現在は月100台ほどに販売が低迷していた様である。

ちなみに三菱は現在マニラ近郊のカインタに工場があって、これは筆者の近所でもあるのだが、筆者はこの工場が移転するという話を数か月前に聞いて小躍りしたものである。これは騒音や大気汚染に苦しめられているわけではなくて、筆者は三菱グループというのが大嫌いだからだ。なので近所に三菱がいるというだけでも気に食わず、毎日「お前ら潰れて無くなれ!」と念じていたら本当に移転してくれて驚いたのだ。


2014071201423453e.jpg


筆者が三菱を嫌う理由の第一は、東京三菱銀行と三菱モルガンスタンレー証券と三菱信託銀行に大損させられたからである。亡くなった父親は銀行と証券の女性セールスマンを気に入って投資信託に手を出したら数千万円溶かされてしまい、父の死後に遺産相続手続きを母親の勧めで信託銀行に頼んだら法外な手数料を取られた上に、投資信託を最安値の日に売られてしまい物凄い大損をこいたのだ。それ以来三菱と聞くだけでガソリンを撒いて火をつけたい衝動にかられる様になった。

第二の理由はそれよりもずっと前の事で、こっちの方が重大である。三菱自動車の欠陥車によって筆者が大好きだったTLCのリサ・"レフトアイ"・ロペスが死んだのだ。TLCの曲を最初に聞いてから筆者はレフト・アイの類稀なラップに心を奪われていたのだが、2002年4月25日夜、レフト・アイがホンジュラスでパジェロを運転中に突然車の制御が効かなくなり2本の木に衝突して数回回転、運転していたレフト・アイは即死してしまったのだ。この瞬間はYouTubeにアップされてるので三菱の車を購入しようと考えている方は是非とも見て欲しい。当時から三菱は欠陥車メーカーとして広く認知されてたのに、同社は全く改善する気も能力も無く、レフト・アイの死因も「三菱の車が原因では無い」と今でもすっとぼけているのだ。


201407120154409f0.jpg


日本では三菱自動車というと2000年と2004年の相次ぐリコール隠しで株主のダイムラー・ベンツから愛想をつかされて資本を引き上げられたり、自分のミスを絶対に認めない倫理観のなさは日本の企業とはとても思えず、何と無く表面をどうやって誤魔化すかを考えている朝鮮半島のDNAを感じさせる。まあ韓国の現代自動車にエンジンだけで無く技術ノウハウまで売って現在の韓国車の隆盛に貢献したくらいだから、創業者の岩崎弥太郎というのは朝鮮の血が入っているのだろう。良く「人の三井、組織の三菱」と言われるが、組織ぐるみで朝鮮仕込みのイカサマ商法を日夜励んでいるのが三菱の実情である。

こんなロクデナシ会社であるが、フィリピンでは三菱はトヨタと同じくらい売れていてビックリしたことがある(ちなみに筆者の愛車はトヨタ・イノーバ)。なので社会正義の実現のため、いとこのジェンやアニーが一時三菱の車を(安いから)買おうとした時には、「この車は韓国車と同じレベルだから」と説明して、二人ともトヨタ・ヴィオスを買うように誘導したし、ある近所の人には「三菱のアドベンチャーを買うって?だったらTLCレフト・アイって調べてみろよ・・」と言ったらいすゞ・クロスロードを買ってくれた。今後もこの活動をもっと大々的に継続して行こうと思っている。

さてさて今日はちょっと感情的でまとまりのない日記になってしまったが、最後に一言三菱自動車に言いたい。カインタだけじゃ無く地球上から出て行け!この走る棺桶製造会社!


2014071201364125d.jpg



にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

死体洗いのバイトの真実(2)

西田の爺さんが話したのは学校を卒業したばかりの頃の話だった。当時は朝鮮戦争の真っ最中で、爺さんの家の近くにあった横田基地はアメリカ本土と朝鮮の前線基地を結ぶ一大物流基地であり、大型輸送機が引っ切り無しに離着陸していたらしい。横田基地で働くと給料が良いため、当時立川や羽村あたりでプラプラしていた若者はみんな横田基地に駆けつけたそうである。西田の爺さん(当時は兄ちゃん)もその一人で、爺さんは貨物の詰め込みをする班に配属されたが、手当てが増えるのなら掃除でも大工仕事でも何でもやったので上役からは重宝されていたそうである。

ある夏の日、西田の爺さんは上役に呼び出され、もうすぐ朝鮮の前線基地から輸送機が飛んでくるから貨物を降ろす仕事をやれ!と命じられたらしい。しかしふつう輸送機はカラで飛んで帰ってくるのに貨物を取り出すなんて変だな・・と思ったが、手当が増えるので西田の爺さんは喜んでいたそうだ。しかし基地で働く古株達は「どうやらハムを積んでくるらしい・・」「ハムかよぉ・・」と何やらざわめき始めた。それでハムってなんですか?と古株の一人に聞くと「もうすぐ分かるよ」と意地悪くはぐらかされたそうだ。


2014071100543371b.jpg


大型輸送機に載せられていたのは何十人もの重症の負傷兵と貨物室に積まれた無数のドラム缶だった。なんだ負傷兵が送られてきたのか・・と納得していたが、アメリカ人の兵士と看護婦が負傷兵を基地内の病院に運んで行ってしまうので西田の爺さん達の出番は無い。機内に残されたのはドラム缶だけ・・。どうやらこれを運ぶのが仕事らしい。それで一人一人台車を持って輸送機の中に入ると何とも嫌な異臭がしたそうだ。吐き気を堪えながら機内の奥へと進みドラム缶の側に寄ると、缶の腹には白いペンキで何やら文字が書き込んであって、よく見てみるとそれは何かの数字と朝鮮の地名、それから人の名前だった。

ハムというのはHUMAN(ヒューマン)の頭文字3つを使った俗称、つまり戦死した兵士の死体だったのである。古株の話では通常死体は九州の米軍基地に船で運ばれて、そこにある専門の機関がバラバラに吹き飛んだ手足を縫い付けるのだが、アメリカ軍が戦闘で大負けすると九州だけでは処理できないため横田基地に運ばれてくるのだそうだ。そして通称ハム小屋と呼ばれるオレンジ色の建物で死体に処理を施して、棺に入れてアメリカ本国に送還するいう事だった。


201407110054409eb.jpg


結局西田の爺さんはこの後もドラム缶運びを何度もやる羽目になるが、あの嫌な臭いに慣れることはついぞ無かったらしい。ただし死体の処理をする人間は国分寺から立川あたりに居る医者や獣医たちで、専門技能を持たない西田の爺さんの様な人間はハム小屋への搬入搬出か死体処理後の掃除の仕事しか回ってこなかったようだ。それで西田の爺さんが知り合いの獣医から興味本位で作業内容を聞いたところ、洗浄の後でバラバラになった手足を針で縫い付けたり、傷口を縫合したりロウソクを死体の空洞部分に垂らして見た目を整えた後で防腐剤の粉をぶっかけるのだそうだが、中にはどうにも手のつけようが無い死体もあって、そういうのは失った部分に綿を詰めて人型にした後で包帯でグルグル巻きにしたそうである。

爺さんに死体は見たことがあるのか?と同席の大学生が聞いてみたところ、ハム小屋に搬入で入った際に蓋の開けられたドラム缶の中が見えてしまった事があるのだ・・と言った。それは見た限りはブニュブニュした肉の塊でしかなかったが、顎の部分がもげていて肉塊の一番上に置いてあったので、かろうじて人間だと分かったそうである。この話を聞いた筆者ら大学生は全員シーンと黙り込んでしまった事は言うまでもない。ところが西田の爺さんは筆者らに追い打ちをかける様に「あれ以来ハムカツとかハムサンドのハムって名前を聞くと食欲が無くなるんだよなぁ・・」と言って嬉しそうにケケケと笑った。


20140711010141aa4.jpg



にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村


死体洗いのバイトの真実(1)

先日大学の後輩とチャットをしている時に学徒援護会という懐かしい名前が出てきた。これは学生版の職業安定所とでも言うべきアルバイト紹介所で、下落合にある場末感漂う建物に集うこれまた場末感に満ちた学生たちの顔と、援護会付属の貧乏臭い学生寮が頭に浮かんできた。当時の普通の学生はフロムエーやアルバイトニュースなどの雑誌で「明るく」職探しをするのだが、仕送りのない貧乏学生や借金をしこたまこさえた学生は学徒援護会で短期(通常は1日だけ、長くても3日)で割の良いバイトを探すのだ。この後輩も親から感動されて文無しとなってしまい、おまけにタイに恋人までいたから精神病院のアルバイトの隙間に学徒援護会で日当一万円クラスの仕事を探しに来ていたのである。

学徒援護会で紹介される仕事は主に測量や交通量調査などの野外系と、什器搬入や引越し手伝いなどの肉体労働系に工場の夜勤労働などで、この中には鬼のヤマザキと呼ばれた山崎パン高井戸工場の生産ラインや、生き地獄と言われた神田運送という食わせ者が紛れ込んでいたが、「学徒の猛者」と呼ばれた古株たちは「ヤマザキなんて楽な方だよ」と言って、一般では絶対に公募されない「ほうせん診療所」の投薬実験や骨折実験のモルモット役のバイトの話をして田舎から上京して来たばかりの新入生を震え上がらせたものである。なんでもこの診療所では「大丈夫だよ。ネズミや犬猫の実験では何の副作用も出なかったんだからさ」と言って学生を安心させるのだそうだ。


2014071000573658a.jpg


さてある日交通量調査の休み時間に一人の猛者(彼は日大の学生だった)から死体洗いのアルバイトの話が出た。当時すでに都市伝説として知られていた恐ろしいバイトである。大学医学部で解剖実習をするためにホルマリンのプールに浮かんでいる死体の数々。死体の体内から苔だかアクが出てくるので死体をプールから引き上げてブラシでこすり落とす。真っ暗闇のホルマリンプールから時々聞こえるバフっという腐敗ガスが吹き出す音・・。バイト代は一体あたり2万円と高額だが、バイトをした奴は死臭が染み付いてしまうわ悪夢に苦しめられるわで二度とやる奴はいないという話だった。それがこの日大生はなんと死体洗いの経験があるのだと言った。

こいつが話したところでは、死体はホルマリンではなく実は冷蔵庫に保存されていて、解剖実験の直前に解凍するのでホルマリン漬けプールに浮かべていると言うのは嘘だと言った。そして彼が従事したのは病棟から送られて来た死体を洗浄する仕事で、その後で特殊な防腐剤を死体に注入してから冷凍庫に入れるのだと言う。しかし筆者らはこの日大生が言ったことは何かおかしい・・と思った。もし日大生が言う通りなら死体を洗うプロセスだけアウトソーシングする必要は無い。そてに防腐剤を注入する仕事はアマチュアではできないから、病院の職員が洗浄と注射の両方をやるはずである。


20140710005739aa3.jpg


それで筆者が「それで幾ら貰ったんだ?」と聞くと噂通りに2万円と言うから、こいつは嘘つきだな・・と思ってやり過ごそうとすると、脇にいた貧乏そうな学生が何と「いいな〜。俺にも紹介してくれよ」と言い出した。こいつバカ・・?。しかし日大の学生が「そいつは無理だよ。これは医学部の学生でないと出来ないんだ」と言って、自分が日大医学部の学生であると正体を明かした。えっ!おまえ医学生なの?だったら何で交通量調査のバイトなんてしぶいバイトやってるんだろう?と不思議に思ったが、まさか一見の相手に学生証見せてみろ!とは言えないから、この話はそれっきりになってしまった。

それから少し後に府中競馬場の交通警備員のバイトをしていた時に、筆者ら学徒援護会派遣組が日大生が語った(騙った?)話をしていると、筆者らを監督する立場にいた西田という爺さんが会話に割り込んできて、「死体洗いのバイトは俺が若い頃にもあったよ」と言い出した。西田の爺さんが若い頃っていったって・・下手すると戦争中じゃないか?それなら十分あり得るな・・とふざけた態度をとっていると、西田の爺さんは真面目な表情で「多分その話は俺たちが経験した事が随分と曲げられて伝わっているんだよ」と言った。俺たちが経験・・?。そのとき筆者は自分の目の前にいる60過ぎの爺さんがこの都市伝説の源流の話を知っているようだと思った。


20140710005741ee4.jpg


にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村


教育熱心なフィリピンの親たち

先日筆者の幼い姪っ子が日系の公文塾に通い始めたという日記を書いたが、なんと女房の母方の親戚たちはほぼ全員が子供達を公文塾に行かせていることが分かった。それは日本人である俺の影響なのかな?と聞いてみたが、従姉妹アニーは「あんたは全く関係が無い」と言った上で、最初に公文塾に行った従姉妹メイの娘ニッキの影響だと言った。なんでもニッキは入学以来小学校の成績は常にトップで、学校の教師からこの子は勉強が大好きですね・・と褒められているというのだ。

従兄弟ジェンの話ではニッキが生まれつき知能指数が高いかどうかは疑問だが、ニッキが成績が良いのは幼い頃から公文塾に通っているのが原因だと思ったらしい。それでジェンも娘オレンジが3歳になるや早速パッシグにある公文塾に行かせたところ、オレンジは喜々として勉学に勤しんでいてね・・、それに家での日常会話は全部英語でやり取りすることにしたんだよ・・と親馬鹿らしく嬉しそうな顔をして頭をかいた。


2014070901404346c.jpg


へえ・・公文にね・・。俺も中一の時に少しだけ公文塾に行ったけど、ドリル問題集ばっかりやってって無味乾燥だから直ぐに止めちまったんだけどな・・とケチをつけたら、ジェンは筆者の言葉を遮って「それは違うよ。公文塾は子供達から楽しい学校だと思われているんだよ」と言う。どうも40年近い間に公文のマニュアルは随分と発達しているようである。それにこんなこと言っては失礼だけど・・とジェンの奴は前置きした上で「ブラザーが12歳で塾に通い始めるた言うのは幾ら何でも遅すぎないか?と唖然とする様な事を言った。

筆者は子供がいないので偉そうな事は言えないが、こんな赤子に毛の生えた年齢から学習するなんて一体親は何を考えているんだろう・・と思ってしまう。筆者が始めて公文以外のマトモな塾に通ったのは中学3年の時だし、小学校の時など家で勉強したのは6年間を通じて合計30粉も無い(それ以前に勉強机に向かった記憶が無い)。だいたい香港の同じマンションに住む度の強い眼鏡をかけた青白い小学生達を見た時には思わず「お前ら!海とか山に行って遊んでこい!」と声を掛けたくらいだ。勉強なんて楽しくなるの大学以降だってのに・・なんでコイツら親の言うことを素直に聞いてんだろう・・?と今でも可哀想だと思ってる。


201407090140220d7.jpg


さてつい先ほど映画の試写会が終わった後、タダ券をくれた従姉妹アニーと立ち話をしていると、何とアニーの息子も公文塾に行かせようとしている事が分かった。塾って・・あんたの息子は去年の俺の歓迎会の時はまだ乳飲み子だったじゃないか・・と驚いていると、アニーは至極真剣な表情で「早いうちに勉強癖をつけさせたいのよ」と言う。アニーの話では公文塾のパッシグ校は少人数制で教えてくれるので月1800ペソの授業料はお得なのだそうだ。だけどそんなチビを塾に・・と呆れた口調で言うと、アニーは多分に怒り顔で「親として子供に出来る限りの教育を受けさせるのは当たり前でしょ!」と叱りつけられてしまった。

アニーの話によるとコールセンター勤務の新興中間所得層は、自分たちが大学卒で良い給料をもらっているためか子供の教育に非常に熱心なのだそうだ。フィリピンじゃ有名大学を卒業しないと快適なオフィスの仕事は見つからなのよ・・と言う自分自身が一流大卒のアニー。へえそうですか・・と筆者は馬鹿にした様な態度をとったのだが、これでアニーの怒りに火を点けてしまった。「アナタはっ!子供は遊んでればいいなんてトンテモナイ事を言って!だいたいアナタは子供もいないのに・・!遊んでたら何処までも転げ落ちて行くってのに・・!ちょっとぉ!あたしの話を聞いてるのっ!そんなナイーブなこと言ってたらっ!」・・・。今後フィリピンでは他所の家の教育問題に口を挟まないようにしよう。


20140709014012e55.jpg


にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村


悪霊に取り憑かれて学校が一時閉鎖

フィリピン南部コタバト州の学校で悪霊が生徒たちに取り憑き学校が一時閉鎖される騒動が起こった。ニュースによればこの学校は州都コタバト市のノートルダム・ヴィレッジ高校で、同校の24人の生徒が突然奇妙な叫び声をあげたり気絶するなど異常な行動をし始めたため、学校は急遽キリスト教とイスラム教の祈祷師を呼んで事態を収拾したのだそうだ。祈祷師によれば騒動が起こった教室のすぐ側に生えている巨木に宿る悪霊が何らかの理由で生徒たちに取り取り憑いたと述べたそうである。



このニュースをみた時に義妹と大学生の姪は「またか・・」という反応を見せた。なんでもこの手の騒動はフィリピンでは日常茶飯事に起きていて、別に驚くような話でもなんでもないというのである。そう言えば去年も同じようなニュースを何回か見た覚えがあるな・・と思ってiPadにphilippines、school、evil spiritという単語で検索してみると、その手のニュースがズラズラ出てくる。おっ!これはいいものを見つけたぞ・・と密かにほくそ笑んだ。



ここ2〜3年の悪霊憑依騒動の内真っ先に目についたのが下に挙げた5つの騒動である。時期と高校名、憑依され病院に担ぎ込まれた生徒数を書いてみた。
2011年8月 コンポステラ・バレー州のCVNHS、56人
2012年9月 イロイロ市のINHSとサンノゼ高校の2校内、合計11人
2012年8月 ダバオ市でクロッシング・バヤバス高校、20人
2013年6月 マンダルヨン市 イサーク・ロペス高校、20人
2013年9月 セブ市キオット高校、20人
他にも幾つか似たような騒動を見つけたが、義妹と大学生の姪が言うように小騒動なら無数にある様である。



最近日本の柳川高校(福岡県)でも女子生徒27人が集団失神したというガセネタを読んだので、実際にあった事だと嘘をついて「この女の子たちは英彦山という霊山に登った時に悪さをしたから悪霊に取り憑かれたのだ」といい加減な話をしたら、大学生の姪はフムフムと興味深そうに聞いている。なんでも姪もかつて2回ほどクラスメートが何者かに取り憑かれる現場に居合わせたことがあるので、日本でも同じような事があるのだ・・と何と無く日本に親しみを感じた様である。



それでフィリピンでは何が原因で生徒たちが取り憑かれるのか?と大学生の姪に聞いてみたところ、大抵の場合は校内に生えている木を切り倒して木の精霊の怒りに触れた場合と、生徒たちがウイジャボードをやって悪霊を呼び出してしまう場合の2つだという。このウィジャボードという単語は知らなかったのだが、どうもコックリさんの様な降霊術の様である。ちなみに姪が出食わした2回の悪霊憑き騒動はウィジャボードが原因だったそうだ。



へーぇ・・日本でもコックリさんをやると気が触れたり失踪してしまうという根強い迷信があるが、どうやらどの国も同じような伝承がある事を知りなんだか嬉しくなった。恐怖に国境は無いとは正にこの事である。暴れながらラテン語の呪いの言葉をさけぶ女学生、砕け散ったガラスと呪文を唱える霊媒師、恐々と様子を見守る住民たち・・。なんかそんな光景を想像すると居ても立っても居られなくまってしまった。誰かが憑依されている現場に居合わせたい・・。




にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

地場を歪ませる男

本日マニラ北部のマラボンという町へ葬式に行って来た際の話である。亡くなったのは女房の遠縁の親戚の老人で、女房の叔父と叔母たちは従兄弟たちと談笑していて何とも和やかな雰囲気の葬式だったのだが、夜7時を過ぎた辺りに数人の男が葬儀会場に入ってきてから場の雰囲気が急に変わった。文字通り一気にシーンとなったのである。

まっすぐ遺体の置かれた祭壇に進んで十字を切る男。亡くなった男の未亡人が男に近づい二言三言何かをしゃべる。しかしその表情をみた時に筆者は何ともイヤ〜な感じを受けた。ヤクザとか詐欺師とは違う負のオーラというか黒い雲が辺りにモワーッと広がって行く様な感じである。陰気さと屈折した感じが混ざり合って地場が歪みそうだ。それで筆者は側に座っていた従兄弟のジェンにあの男は誰だ?と聞いたところ、ジェンは「元最高裁長官だよ。でも問題を起こして解任されたんだ」と言った。

この男はレナート・コロナ最高裁長官である。アロヨ政権時代に同職に任命されたが、2012年に不正蓄財の容疑で告発され、弾劾裁判を受けた挙句に罷免された人物である。筆者は2013年にフィリピンに来たのでこの騒ぎは知らなかったが、一時期は連日フィリピンの新聞のトップを飾るくらいの大事件だった様である。それでなんでそんな大物がココにいるの?と聞いたところ、故人とは高校のクラスメートだったそうである。


201407070150231a6.jpg


なるほど・・俺の対人センサーはまだ錆び付いて無いわい!と一人喜んでいたが、なんと従兄弟ジェンの3歳の娘オレンジもコロナ元長官の異様な感じをすぐに察したらしく、母親のジュミに「あのお爺さん嫌だ」と言っていたらしい。それで以前コロナ元長官と何度か会った事があるボウイ叔父に、あのコロナという男は昔から黒いオーラを発していたのか?と聞いてみたところ、とんでもない!あの男は野心家で嫌な野郎ではあったが、あんな放射能みたいな人間じゃなかったよ・・という答えだった。

ジェンの話ではコロナ元長官はアロヨの番犬として随分と法律を歪めた判決を出して来たが、アキノが大統領になってからは目の敵にされていたのだそうだ。それで高級役人なら誰でもやってる不正蓄財なんてチンケ(?)な罪で告発されたのだという。そして数ヶ月間に及ぶ弾劾裁判で徹底的に攻撃されたことで、この男の中の何かが大きく歪められてしまったのではないか?と言った。なるほど・・それならよくわかる話である。たぶんこの男は根はそれほど強い人間でも、ふざけた人間でも無かったのだろう。

器以上の水を入れられて人格がひび割れてしまうのは良くある話だが、このコロナ元長官は思い切り器が歪んでしまい、器の何処かに穴が空いて水が漏れるのを待っているに違いない。賄賂を受け取って判決に手を加えるくらいで止めとけば良かったのに、自分の頭の良さを過信して政治に手を出してしまったのか、その結果こんな破裂を待っている風船の様になってしまったようだ。まあ自業自得であろう。しかし心は壊れてもたかが市場の魚屋だったクラスメートの葬儀に駆けつけて来たんだから、あんたは元々はそんなに悪党では無かったようだね。


20140707015019ed2.jpg



にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村


頑張れ!日本の悪霊たち

先日オルティガスのロビンソン・ギャレリアまでホラー映画を見に行ってきた。従姉妹アニーがここに勤めていて新作映画の試写会に突然呼び出されたからだ。どうも「アース・オブ・エコー」という子供向けの新作映画の試写会は観客があんまり集まらなかったようで、配給会社のお偉いさんを立腹させないために映画館職員の家族友人がかき集められたのである。そして家でゴロゴロしているだけの筆者ら一家3人と、これまた年中ヒマな従姉妹ミレットがご指名を受けたのだ。

たまたまミレットの家に遊びに来ていた妹ローズアンと映画館の近くに勤めているミレットの旦那ラフィーが参加した事でノルマの4人を達成したので、筆者と女房は子供映画の試写会には参加せずに「デリバー・アス・フロム・イヴィル」というホラー映画を見ることにした。ポスターを見た感じでは随分とオドロオドロしい感じがするので、アニーに映画の評価を聞いたところ相当怖い映画だというので迷わず決めた。


20140706005801c91.jpg


この映画のストーリーを言うと、イラクに派遣されたアメリカの海兵隊員が誤って悪霊を封印した遺跡に足を踏み入れてしまい取り憑かれてしまい、やがてアメリカに帰国した彼らが続々と猟奇事件を起こすという内容である。この海兵隊員を追うのがニューヨーク市警の刑事と神父で、刑事の娘に悪霊が忍び寄りやがて娘を捉えてしまうなどのアクシデントはあるが、最後は神父の悪霊払いが成功しハッピーエンドとなる。さてここまで聞いてみて、このストーリーって何処かで聞き覚えはありませんか?

そう、ウィリアム・フリードキンの「エクソシスト」と同じプロットなのだ。筆者が子供の頃に世界中を恐怖のどん底に陥れた超名作である。悪霊が取り憑くのはリンダ・ブレア演じる可憐な少女と筋肉ムキムキの海兵隊員の違いはあるけれども、悪霊をキリスト教の力で退治するという基本構図は同じである。そして両作品とも悪霊はアメリカ国内でなくわざわざイラクから来ているというのが如何にも福音主義的なアメリカ人らしい発想だ。。


2014070600575796c.jpg


古代のユダヤ人やキリスト教徒にとっては、東方に位置するメソポタミア地域というのは退廃の町バビロンに象徴されるような堕落した文明であり、バビロン捕囚で迫害された恨みも重なって文字通り「悪魔の住む地域」と見ていたらしい。ヨハネの黙示録に書かれた「天使は力強い声で叫んだ。倒れた。大バビロンが倒れた。そして、そこは悪霊どもの住処、あらゆる汚れた霊の巣窟、あらゆる汚れた鳥の巣窟、あらゆる汚れた忌まわしい獣の巣窟となった…」という一文が示すとおり、悪霊パズズやベルゼブブ、バビロニア神話に登場するエンムーやクビュ、ラマシュトゥやたらといろんな悪霊を恐れていた様だ。

もっとも古代の神話というのはどの国も同じで英雄と女神と悪魔入り乱れての征服劇であり、古代のメソポタミアはアッカドやヒッタイト、シュメールなどの強国が血で血を洗う抗争を繰り広げていたから、これらの悪霊というのは霊的なモノではなくて、おそらくは虐殺者となった敵将や殺された地方の王の怨念、または正体不明の伝染病を比定したものであろう。そしてこれより後のローマ帝国の時代は文明が進んでしまい人間の所作を霊的なものに転換する事は無くなったので、今から4000年前に実際にいた殺戮者は今でも悪魔として活躍(?)しているのである。


20140706005758202.jpg


これは日本も同じで、大国主や猿田彦などの古代豪族から長屋王に菅原道真、平将門あたりまでは怨霊として公式記録に残っているが、時代が下って源頼朝に楠木正成、織田信長、孝明天皇など同じ様に憤死した人間たちは怨霊となっていない(唯一の例外は12世紀も崇徳天皇だが、この方は自分で怨霊になると明言したからである)。そしてバビロニアの悪霊バズズが遺跡に封じ込められた様に、日本の怨霊たちも出雲や熊野、太宰府や伊勢神宮など日本各地の神社に封じ込められているのだ。ただし日本では縁結びの神とか子孫繁栄の神というほのぼのした名前をつけられて誤魔化されているが・・。

さて日本にも中近東と同じ様な血生臭い興亡の歴史があるのだから、これら怨霊をテーマにしたホラー映画を作っても良いのではないかと思う。とくに熊野あたりは風景も不気味だし、土地的にも色々と怪しげな因習があるからハリウッド辺りで作品を作ってもらえないだろうか。貞子や伽倻子も良いけれど、もっと物凄いパワーを秘めた古代の王族たちがいるのだからいるのだから、こいつらがスクリーンを所狭しと跋扈する映像を見てみたい。


20140706005757158.jpg



にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

中国に嵌められた韓国

テレビニュースで中韓首脳会談の件が報じられていた。国際的な孤立を避けたい中国と内政の失敗を外交で挽回したい韓国の利害が一致した、北朝鮮より先に韓国を訪問した中国の思惑とか、反日声明に躊躇した韓国の本音など両国のスタンスについて色んな分析が加えられている。しかし筆者が一番興味を持ったのは「中国が設立を提唱するアジアインフラ投資銀行(AIIB)について韓国が高く評価した」というニュースだった。

現在アジア地域で社会資本の整備や貧困撲滅などのプロジェクト向けに融資をしているのはマニラに本部があるアジア開発銀行(ADB)であり、この国際銀行(と言うより国際機関)はアメリカと並ぶ最大出資者の日本から歴代総裁を迎えている。ちなみにADBの出資比率を上位順に言うと日本・アメリカが各15.7%、中国が6.5%、インドが6.4%、オーストラリア5.8%、カナダ5.3%、インドネシア5.2%、韓国5.1%、ドイツ4.3%である。この出資比率に噛み付いたのが今回の主人公中国である。


201407050104504f4.jpg


中国の言い分はアメリカと日本はADBを通じてアジアの途上国に親米的なムードを育成している、それなら中国の出資比率を上げてADBを公平な機関に修正するべきだ!と言うものだが、実際は中国がADBの主導権を握ってアジア各国を親中国派に取り込みたいとの意図は誰の目にも明らかである。当然こんな自分勝手な論理が通用するはずもなく、今年3月にカザフスタンで開かれたADB年次総会で中国の要求は否決されたが、これに怒った中国はADBと対抗する国際銀行を作ると言い始めたのだ。それが前述のアジアインフラ投資銀行(AIIB)である。

さてこのAIIBなる銀行であるが、当初は日本とアメリカは出資から排除すると明言していたのに、数日前に中国の財政相が「日本とアメリカを歓迎する」と今までとは180度違うことを言い出している。それに天敵インドにまで声をかけ始めた。ただし資本金500億ドルのうち過半数は中国が握るというスタンスは崩していないから、どうやら残り半分を出資してくれるアテ(産油国か国際金融資本?)が外れたのでは無いかと思う。それで急に方向転換したが、アメリカはAIIBを潰しにかかっているから日本やアングロサクソン国家、それにインドとASEAN諸国が乗っかるはずが無い。そこで軽率にも中国の誘いに乗りかかってしまったのが韓国である。反日反米を叫べば中国に行くしかないと見越した習近平に嵌められたようなものだ。


201407050058143e1.jpg


なぜ軽率なのかと言うと、AIIBは中国の国益を追求する銀行だから韓国の参加メリットは全く無いし、それに総裁から一職員までAIIBの大半を占めるのは中国人民銀行や国家開発銀行出身者たち、つまり中国をGDPの2倍にも上る不良債権の山にしたボンクラたちだからだ。タクラマカン砂漠側の100万人都市計画、完成してみたら使い物にならない事が判った巨大ダム、人口数より多い住宅開発と言った常識人なら誰でも危ないと分かる案件にメクラ判を押してきたような連中である。AIIBの末路など赤子でも容易に想像出来るはずだ。まあ今の韓国の状況じゃ中国に逆らえなかったのかもしれんが、馬鹿やった事に違いはない。

さて筆者は日米印豪がタッグを組んでAIIBの設立を阻止すべきだ!と言っているのかというと、そうではない。リスクが大きすぎたり独裁者を肥え太らせる様なプロジェクトがどんどんAIIBに集結し、中国と韓国から借りるだけ借りまくった後でデフォルトに陥って欲しいと思っているのだ。そして70年代の北朝鮮がアフリカ諸国にさんざん貢いで捨てられた様に、中韓両国もAIIBが原因でスッテンテンになるのを微笑ましい光景として眺めていたいと思っている。中国と韓国が馬鹿やって滅びるために、我々日本人は一見立派だけど実際には何の役にも立たないプロジェクトを考えて途上国のロクデナシ指導者に伝授しようではないか!


20140705010101ed2.jpg



にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

イカサマ医者に騙されるな!

先日筆者はフィリピンの医者に糖尿病と診断されたという日記を書いた。この医者はグルコースとヘモグロビンの二種類の検査結果のうち片方(グルコース)が140mg/dlと基準を超えているから「アンタは糖尿病だ!」「一生薬を飲み続ければならない!」と筆者に宣告したのだが、どうもこの医者は能力と信頼性に問題があるようなので、筆者は糖尿病について色々と調べたり、血糖値測定器を買って自分の体で実験してみたのだ。本日はこの中間報告を日記にしたいと思う。

糖尿病の宣告後3日間は筆者もおとなしく処方された糖尿病薬(メトフォルミン)を飲んで野菜ばかり食べていたが、糖尿病について調べていく内に「ある事実」に目が止まったので、4日目以降は「ある事」をする代わりに糖尿病の薬も食事も止めてしまったのだ。つまり一般的に医者から言われることを拒否したのである。そして昨日など昼間はアメリカンレストランのボリュームたっぷりなダブルチーズバーガーとビール、夕方にはこれまたバーガーキングのスイスバーガーとコーラ、夕食は油ゴッテリの中華料理を食べてビールをグビグビ飲んでいるのだ。


20140704000013b56.jpg


さてでは血糖値がどうなったかと言うと、本日朝一番の空腹時血糖値は98、昼飯2時間後の血糖値は121だった。両方の数字とも正常範囲内で、糖尿病と正常の挾間にある境界型にも入っていないのだ。この数字はここ1週間ほどは全く変わっていなくて、空腹時血糖値は常に100以下、食後2時間の血糖値はビールを飲んだ時だけ144という境界型に入り込んでしまったが普段は120台をキープしている。しつこい様だが糖尿病薬は飲んでないし食生活も昔のままだ。しかし「ある事実」に気がついて今までやった事がない事を2つだけ始めたのだ。

ある事実とは「体内で分解されたブドウ糖は7割が筋肉、残りは肝臓に蓄積される」という事である。ブドウ糖が許容量以上に血液に溢れるから糖尿病になるのだ・・とは知っていたが、ブドウ糖の行き先が筋肉というのは(多分何度も聞いたことがあるはずだが)すっかり失念していた。運動不足の極みの筆者・・。ウォーキングはするが筋肉痛というのには30年以上なったことがない。筋肉という言葉から一番遠い存在である筆者・・。それで筋肉について調べて見ることにしたのだ。すると「高脂血症の人の筋肉はT管なるものが油で塞がってしまい、ブドウ糖が筋肉に入って行かない」という記述が見つかった。それだったら糖が身体中に溢れるわけだ・・。


20140703235916c1b.jpg


それでまず第一にOmacorという高脂血症の薬を飲み始めることにした。筆者の脂肪肝は前々からなんとかしなければ危なかったので、これだけは薬を使うしか無い。幸いな事に従姉妹ミレットの旦那ラフィーが製薬会社に勤めているので、そのコネで処方箋無しで入手することができた。さてラフィーの話によるとOmacorなる薬は魚の油と同じ成分だというので調べてみたところ、サンマやイワシ、サバなどの青魚に含まれるEPAやDHAなどのオメガ3脂肪酸が配合されている様である。一粒30ペソで1日2回服用しなければならない為チト高いが、毎日イワシ4匹食べるよりはマシである。

もう一つは筋トレである。と言っても筆者のたるみ切った筋肉では腹筋10回に腕立て10回が限界だが・・。ブドウ糖を筋肉に浸透させるにはOmacorでT管をこじ開けるだけでなく筋肉を揺さぶる方が効果が出るかもと思って始めたのだ。なお筆者はここ数年毎日1時間半程度ウォーキングをしても血糖値140まで上がったしまったから、緩やかな運動では無く筋肉を痛める無酸素運動でないと効果が上がらないのでは・・と思って大嫌いな腹筋と腕立てをすることにした。今は起床時と就寝時に腹筋・腕立てをそれぞれ10回やって息も絶え絶えに喘いでいるが、心なしか体が快調になった感じがする。


20140704000255bdd.jpg


なんだよ・・医者が言ってることと大して変わらんじゃないか・・とお思いの方もいるだろうが、医者の話と上に書いた事と比べてみて欲しい。大抵の医者が進める食事制限とインシュリン治療は筋肉とは全く関係が無いどころか、むしろ食事制限によって筋肉を痩せ細らせてしまうし、薬によって本来人間が持っている自然治癒力を弱めてしまう。なので筆者は薬を飲んで強制的に血糖値を下げるよりも、ブドウ糖の最大の貯蔵庫である筋肉をぶっ叩いてみたら案外ポンコツの掃除機が動き出す様にブドウ糖を急に吸い取る様になるのでは?と考えたのだ。

もちろん筆者は医者では無いし、ほんの半月ほど血糖値が下がっただけだから、こんなことは偶然だ、後からリバウンドが来る、と言うことも十分あり得ると思う。なのでこの生活スタイルをしばらく続けてみて定期的に血糖値について報告したいと思う。さて糖尿病と医者から診断されて落ち込んでいる皆さん、糖尿病は遅効性で一月くらい放っておいてもどうってこと無いから、投薬を始める前に秋刀魚を食って腹筋・腕立て運動を1ヶ月でもトライしてみたらどうだろうか。そして自分でも色々と調べてみよう。さもないとアナタの財布の中身しか興味ない医者に一生足かせをはめられてしまうよ。


20140704000415511.jpg



にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

駄目な郵便局と古びたタイプライター

ポスタルIDというのをご存知だろうか?これはフィリピン郵便局が発行する身分証明書で、フィリピン在住の外国人にとっては移民局が発行するACR-iカードや、陸運局発行の運転免許証などと並んでメジャーな証明手段である。なんだよ・・身分証明書なんてACR-iだけで十分だろうが・・とお思いだろうが、フィリピンでは役所での登記や銀行口座の開設の際に「フィリピンの公的機関発行の」身分証明書を2種類要求される場合があるため、筆者は費用も安くて短時間で取れるポスタルIDを申請したのである。

申請2日後に郵便局へカードの受領に行くと、気の弱そうな職員が「じゃあこの証明書が正しいかどうか確認してください」と言って名刺サイズの紙を渡して来た。写真、名前、住所、生年月日、身長や目の色まで見ていく。すると・・あれっ?国籍がフィリピンになってるじゃないか!。それで間違いを指摘したのだが、この気の弱そうな職員は「あなたが申請書に間違えたんですよね・・」と言って自分の非を認めようとない。頭に来たので申請書の原本を持ってこい!と言うと、「分かりました!でも今日は書類を修正する権限の人がいませんから、いつでも良いので後日上司がいる時に来てください」と言って間違ったポスタルIDを筆者に渡した。


20140703010455836.jpg


さて本日郵便局へ行きポスタルIDの間違い修正を申し込んだところ、どうもこの郵便局のボスらしきオババが「最初から申請し直す必要がある」と言い始めた。冗談じゃない!微々たる額とは言え費用は払ったし、バランガイ・クリアランス(住民票みたいなもの)や結婚証明書をもう一回取得する手間を考えてみろっ!それに間違えたのはお前んとこだろーがーっ!と喚くと、このオババは無表情のまま「じゃあ無料で良いから写真を用意しろ」と言う。写真はこの間違ったポスタルIDに貼ってある奴を引き剥がせばいいだろうがっ!と再び喚いたが、いやっ新しく証明書を作り直すから新しい写真が必要だ!と言い張って一歩も引かない。

結局近くにある写真屋で2x2インチの写真を撮ってもらい郵便局へ戻った。ちなみに前回は郵便局の職員に写真を撮ってもらったのだが、オババは「それはあり得ない。多分あなたは勝手に郵便局内に入り込んで営業しているカメラマンに写真を撮ってもらったのだ」と唖然とする様な事を言い出した。誰かが職場で勝手に営業って・・お前んとこの職場の管理責任ってどうなってんだ・・?。それに前回の写真代は郵便局発行の領収書に上乗せしてあるけど・・。


20140703010510932.jpg


また申請書を新しく書き込んで写真をオババに渡すと費用は75ペソだと言う。お前んとこが間違えたのに何で費用を払うのだ・・と今回は怒りを我慢して抗議すると、再発行費用の600ペソは要求しないが、この75ペソはエクスプレス代だと言って一枚の紙をみせた。なるほどそこには申請→受領のリードタイムは2日かかると書いてある。2日後に取りに来れば無料ですよと言うことらしい。官僚の無謬性や杓子定規さという言葉はこのオババのためにあるようなもんだ。

渋々75ペソ払うとオババは助手の女にカード作成を命じた。すると目の前でガチャンガチャガチャガチャコーン!というすごい音が始まる。なんとタイプライターを打つ音である。この時代にタイプライター・・?。しかも自動式ではなくて手動式である。筆者の視線に気づいたオババが何故アナタはタイプライターを見ているのか?と聞いて来たので、「いや・・俺が会社に入ったばかりの頃にこんなタイプライターを使っていたのだ」と言うと、オババはここで急に親切そうな顔つきになり、このタイプライターはここの郵便局が出来た頃からあるのだ・・と言った。


201407021758236d9.jpg


なるほどね・・あんたの職場もあんた自身もこのタイプライターと同じで数十年の間も全然進化しなかったんだな・・。壊れては修理されて使い続けられた今じゃ時代遅れのタイプライター。そう、郵便局だけでなくフィリピンの行政機構全体はこのポンコツのタイプライターと同じだわい・・と思っていると、このオババは何を勘違いしたのか「あなたはこのタイプライターが懐かしんでいるのか?」と語りかけてきた。そして「あなたがどうしても欲しいのなら1500ペソでお譲りしますよ」との一言。一瞬沈黙・・・・。しかしオババの提案をやんわりと断るために「博物館に行くよりも毎日使われている方がこのタイプライターにとっては幸せだと思いますよ」と返答すると、このオババは何故だかとても満足そうな顔をして頷いていた。


にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

2歳の娘を塾に行かせる義妹

朝早く義妹に叩き起こされた。今から学校に行くので父親代りになってくれと言う。この義妹には娘が二人いて、上は大学生だから今から下町にある大学にでも行くのかな・・と思ったが、2時間で全部終わるわ!という義妹の一言を聞いて「まさか・・」と思った。2歳のイザベルが学校に行くということらしい。2歳って・・幼稚園に入る前の学校があるのか・・?

義妹の話だと近所にある公文研究会が2ヶ月無料体験というのをプロモーションしていたので、従姉妹ミレットの娘アンジェラ(3歳)と一緒に公文教室に通うことにしたというのだ。どうも小学校入学前の幼児教育プログラムというやつで、算数と英語をそれぞれ週一回学ぶらしい。そして今日は最初の登校日なので両親揃って公文塾に行くらしいが、フランシス(義妹の夫)はサウジアラビアにいるからアンタが代わりをやれ!ということだ。


20140702020112624.jpg


さてビルの2階にある公文塾へ行くと子供たちがいるわいるわ・・。それに両親も一緒なので待合室は満員である。早速マネージャーらしき女が現れて「公文とは日本で最も有名な教育産業で・・」と一席ブチ始めた。お〜!ここに35年前に公文に通ってた人間がいるぞ!もっとも全然成績が上がらないので1年でやめちまったけど!と言ってやろうと思ったが、集まった親たちが真剣な顔立ちでで聞いてるし、それに2ヶ月は無料だから言わないことにした。

さて教室に入ったイザベルとアンジェラは先生たち(と言うよりも保母)に何やら手ほどきされている。親たちはその光景を小窓から覗いて「見て見て!あの子がこんなに!」とはしゃいでる。なるほど・・確かに自分の子供が自分の家から社会という外の枠組みに最初に触れる瞬間だから、親たちは喜びと不安が入り混じって気が気でならないのだろう。義妹が母親たちと話したところでは、子供達を市立の良い学校に上がらせるには早いうちから学ばせたほうが良い!と夫婦で話し合ったのだそうだ。日本も香港もフィリピンもお受験事情は同じなようだ。


2014070202021219e.jpg


さて45分の授業にも関わらず、アンジェラは30分で今日のプログラムを終えてしまい教室から出されてしまった。いっぽうイザベルは教室の中にいるままである。先生から「この子は頭がいいですよ」と褒められて顔を赤らめるラフィーとミレット。微笑ましい光景である。しかしそのとき筆者は見てしまったのだ。義妹の表情の中にある種の妬みの感情がありありと現れていたのである。自分の娘よりアンジェラの方が優秀・・。まあアンジェラの方が1歳上だから脳の発達に違いが出るのは当たり前だよ・・と筆者が宥めても義妹の心の動揺は隠せなかった。

「フランシスはサウジアラビアで稼いでるから、イザベルはアメリカの大学にでも行かせたいの!」とジョリビーチキンをパクつきながら見栄を張る義妹。やけにハイテンションである。どうもイザベルとアンジェラの15分の差の現実を目の当たりにして心の落ち着かせ場所を探しているようだ。この二人の子供の能力の差という現実・・。「○○の息子さん、慶応の中等部に受かったんですって」と狙いを定めた家に他人の幸福話を漏らしに来る嫌なオバさんみたいになる・・。なんか残りの人生に楽しみが見つかって今日はとっても清々しいなー!。


20140702020506501.jpg


にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村