フィリピン人家族にとって良い外国人夫とは

パンパンガ州に住むエド叔父さんが所要でマニラに出て来たので早速我が家にお誘いすることにした。本来なら外のレストランに行きたいところだが、庶民派のエド叔父さんは「シエナ(筆者の如防の名)の手料理で酒を飲むのが一番だ」と言ってきかないので結局ウチ呑みになったのである。

しかし呑み始めて1時間もしないうちにエド叔父さんはすっかり酩酊し始め、一体何を言ってるのか音声的かつ文脈的にも聞き取りにくい状態になったのだが、そこで何故だか2軒隣に住んでいる遠縁の親戚、そこの末娘が日本人と結婚している一家の話をし始めたのである。

「あの娘の旦那はお前と同じくらいでな、奥さんは15か16歳若いんだがアンヘレスのバーで見初めたんだよ」とのっけから生臭い事を言い出すエド叔父さん。つまりゴーゴーバーの女でカネさえ出せばセックスする売春婦だったと言ってるのである。

日本人の旦那は奥さんのことを愛してるから家族のために大きな家を建ててやって、今まで掘っ立て小屋に住んでた一家は急に生活が良くなって、兄と弟一家もそこに住み込んで車も2台買ってもらったんだ・・とここまではフィリピンじゃ良く聞く話である。

ところが・・。その家に血縁の無い下宿人が一人いてな・・という辺りから話がおかしくなってきたのだ。そいつは誰ですか?と聞くと、エド叔父さんはニヤッと笑って娘(つまり日本人のフィリピン人妻)の恋人だよ・・と言い出したのである。





一つ屋根の下で旦那と愛人が暮らしているのか?と聞いたら、いやいや旦那は日本で働いているから家で娘とベッドを共にしてるのはその恋人だけなんだ・・と凄い話をし始める。だけどその娘の両親や兄弟たちは何でそんな事態を放置しているのか!と聞いたら、そこでエド叔父さんは筆者質問には答えずにこう言ったのだ。

「ノーウェイ、ビコーズ ジャパニーズ ハズバンド ラヴ ワイフ ベリーベリーベリーベリー マッチ(仕方が無いだろ。だって日本人の旦那は女房をとてもとてもとて~も愛してるんだから)」

すでに相当酩酊し始めていたのでエド叔父さんが言いたいことは推測するしかないが、つまり一家にとって日本人の旦那は単なる金づるなだけであり、若い妻を貰ったんだから女房が愛人を持って同居するのも大目に見るべきである!娘に惚れた日本人はそれを受け入れるべきなんだ!と言う事らしい。

ちなみにこの日本人との旦那との間には子供が一人いるのだが、この子の父親が果たして日本人なのか?あるいはフィリピン人の恋人なのかは神のみぞ知るだそうである。全くその日本人は誠に気の毒としか言いようがないが、しかし日本でモテない男はまず絶対に外国でもモテないという厳然たる事実に気が付かなかった罰とも言える。

翌日ひどい二日酔いに悩まされたエド叔父さんに「隣人の娘の事だけど・・」と聞いたら非常にまずそうな表情をして「今度うちに来た時に娘に変な事言うなよ」と釘を刺してきた。まあ本人には言わないけど、フィリピン人の醜い現実を伝えた方が良いかな・・と思い日記に書いてしまいました。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

スポンサーサイト

またガキが生まれた

従兄弟ジェンとジュミ夫妻との間に生まれた3番目の子供のお披露目会があったので筆者と女房もお土産を持って参加してきた。こう聞くと「そりゃ大変めでたい事だからさぞかし盛り上がったんだろう!」と思うかもしれないが、実は筆者は案外とそうでもなかったのである。

というのは昨年の今ごろにも同じことを2回やっているのだ。一度は他ならぬジェンとジュミ夫妻の2番目の子で、もう一人はジェンの妹メイが生んだ「父親が誰だか不明の子」である。その度にお土産を持っていくと、そこで嬉しそうにしているのは無数にいる子供たちである。

あんまり具体的に書きたくないが、合わせて25人いる女房の従妹世代の子供たちのうち、両親がマトモな職に就いているのはたったの8人しかおらず、残り17人はコールセンターの夜勤や零細小売店主、料理人にシャブ中、そして離婚中とかメイの子のように父親が居ないどころか判らないなんて子供たちなのだ。

そのガキどもも今はアドボと米の粗食を食ってればよいが、15年後には制服を着て学校に通うようになるわけだし、その一方彼らの両親はと言うとどう考えてもその頃にはコールセンターなんて業種はとっくに別形態に変わっているはずだから収入の方は正直頼りなげに思える。





となるとフィリピン特有の親族で一番懐具合が良い人間に助けてもらうわけで(正確にはタカる)、筆者はその頃生きているかどうかは判らないがタカリ先候補の一人には入っているはずだから、親戚にガキが生まれると言うのは正直あんまり嬉しくもないのである。

もちろん4年前にフィリピンに来た時は筆者も人並みに可愛がったが、その両親たちが筆者のところにカネを無心しにきたり、貸した金を回収するために住んでいた家を丸ごと買い取るとか、或いは義妹の様に借金返済の話になると植物の様に一切の動きを止めてしまうのを見るにつけ考えが変わってきたのだ。

無計画に子供を作り、無計画に出費をし、何か問題が起こったら誰かにすがりつくが、あとは神に感謝してお終い、これがフィリピン人である。もちろんマカティあたりの裕福な家は違うのかもしれないが、筆者はたった4年しかフィリピンにいないけれど程度の差が有れどもフィリピン人は皆同じに見える。

「ブラザー!さあオレの子供を抱いてくれよ!」と従兄弟ジェンが言うので仕方なく従ったが、スヤスヤ寝ているガキの顔を見ながら「お前、大きくなってもオレの所に頼りに来るんじゃねえぞ!」と頭の中で念じていたのである。もちろん顔ではニコニコしてたけれどもね。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

不安産業医

年に一度の健康診断を受けにオルティガスのクリニックへ行ってきた。以前は旧宅のあるタイタイ市の私立病院で受けていたのだが、どんどん費用を上乗せしていく割には検査が実にお粗末なので昨年からここに変えたのだ。このクリニックの経営母体はトータル・ヘルスケア・カンパニーを標榜する製薬会社で、女房の従兄弟ラフィーはここに勤務しているのである。

料金は日本の会社の健康診断とほぼ同じ内容でたったの2400ペソ。超音波とかMRIは別料金になるが、製薬会社直営とは言えタイタイの病院で懲りているからこういうのは全部パスである。それにパッケージ料金内の検査項目も「こいつは要らないな」と思うものは昨年スキップしていたのである。

ところが今回は受付の女が「あなたはドクターの問診を昨年していませんから今回は絶対に受けて下さい」としつこく言い張る。こんな途上国の検診医者なんてろくなもんじゃないから不要ですよ・・と本音で返答するのも気の毒だから渋々従うことにしたのだが、そこで出てきたのが菅井きん似の女医であった。






まずは糖尿病やガン、高血圧など筆者の病歴と現在服用している薬を聞いてきたので、糖尿病が発覚したのは4年前でずっとメトホルミンを500ミリグラム処方している、痛風の最初の発作はスペインの臓物料理を大食いした20年前の朝で以来アロプリノールを毎日とか、8年前に回転性めまいを起こしたが原因は遂に分からなかったのだ・・などと答えていたのだ。

そこから親族の死因に質問が移ったのだが、これが結構細かい。父方の祖父が脳卒中で死んだのは高血圧だったからか?と聞いてくるから「いや、アルコール依存症だったのだ」と答えると、では肝臓の病気は併発していたのか?などと追加質問が来る。そりゃ毎日欠かさずウィスキー1本飲んでりゃ肝臓は悪いでしょうが、オレは小学生だったから祖父のγGTPなんか知りませんよ・・と答えた。

続いて祖母の死因がガンだと言うと、どこが発症部位でどう転移したのか?とこれもやけに熱心である。ふつう健康診断の問診なんてガンです!と言ったら「あっ、そうなの」でお終いなはずなのだが、この女医は患者の死因に興味を持つ性質なのだろう。それで叔父もガンで死んで・・と言うと、これまた胃から始まって転移状況を説明させられる羽目になった。





ところが話が父方の死因になると女医の様子が違ってきたのだ。こっちは遺伝的に脳神経系統マヒが原因で死ぬケースが圧倒的に多く、亡父の場合はある日突然マヒが全身に広がり、固形物が食えないため衰弱してしまいマヒ発症から1か月半後に間質性肺炎で死んだのだ・・と説明したら、この女医はパソコンPNEUMONIA(肺炎)と書き込んでいる。

先生、肺炎じゃなくて脳神経ですよ、ニューロン病ってやつですよ!ALSとかパーキンソン病が一瞬にして進行した様な病気ですよ!と指摘したら、あら失礼!と言って今度はSTROKE(脳卒中)と打ち込む。いや、先生、MRIの結果では父の脳血管は正常だったんですけど・・と説明しても女医の表情には反応が無い・・。

この女医はニューロン病知らないんじゃないか・・との疑念が頭をよぎったが、案の定パソコン上の父親の死因については空欄のまま・・。この女医は絶対に探求熱心なタイプではないな!と確信するとともに、おそらくパソコン上に予め設定された「ガン」や「糖尿病」らメジャー系病名以外には思考が出ない人間なのでは・・と思ったのだ。





それでほとんど意味のない問診を終えて部屋を出ようとすると、この医者は「回転性めまいは主に三半規管の・・」と少しは神経系の話をし始めたのでオッ!と思ったが、続いて「この場合○○○という薬品を服用すればある程度症状が・・」と言ったのがマズかった。そう、思い出したよ、このクリニックは製薬会社がオーナーだったな・・。

あなたの病歴はおそらく母方の遺伝を大きく影響を受けているので、この場合は免疫力を復元する▲▲と副腎皮質系の□□という我が社の薬に服用すれば!と説得して顧客を薬つけにして利益を貪る・・。これがこのクリニックの目的だったのだ。なるほど今のところ薬どころか有効な対症療法も無い神経系統の病は対象外だったんだな・・。

「実は母には兄弟か姉がいたようなのですが堕ろしてしまったようで・・」と言う相談者に対し「水子霊が憑いています。早く供養しないと大変な事になりますよ」と脅し上げて多宝塔や壺を売りつけるのと基本的には同じ仕組み・・。女医は急に親愛の籠った表情になって薬の説明をしようとしたが、当然こんな不安産業の申し子の話など聞くはずも無くさっさと部屋から退出した。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

メラルコの誇り

中流以下のフィリピンと親しく付き合っている方なら年かさの連中から「私はメラルコで働いてた」という話は何度も聞かされたことにあるに違いない。ふつう「アナタは何の仕事をしているのか?」と聞くとエンジニアや看護婦、あるいは経理やセールスマンといった職種を答えるのが普通なのに、メラルコ社員は会社名から答えるのだ。

マニラ電力株式会社、略してMERALCOである。この会社は日本で言うと東京電力に相当し、マニラ首都圏向け電力を独占しているため競争相手がいない、つまりモラルの低い途上国では独占企業は値段を付け放題だから、会社の経営陣のみならず従業員に対しても待遇が大変あま~いことで知られてるのである。

女房の父方の叔父はメラルコの単なる送電線技術屋だったのだが、同じ学校を出た連中に比べると給料は飛びぬけて良い上に仕事は楽、そして福利厚生はしっかりしているし、ただ同然の社宅や家を買う際の住宅補助のおかげで相場の半分の値段で家を持つことが出来たのだそうだ(あちこちにメラルコ・ヴィレッジを作っては、社員には儲け無しで販売していたらしい)





当然そんな会社は就職ランキング万年一位だったわけで、女房の実家があるリサール州では一昔前まで息子が海外に出稼ぎに行くかフィリピン税関に勤める(=賄賂が貰える)、もしくはメラルコかサン・ミゲールの2社に入れば両親の老後は安泰!と言われていたそうである。(アヤラやPNB銀行はそれほどでもないらしい)

さしずめ日本で言うと田舎の老母が「うちの息子は三菱銀行から内定をいただきまして」とか「三井グループの一員なんですよ」と近所に自慢しに歩いていたのと同じくらいバリューがあるらしく、なるほどこっちが聞いても無いのに自分から「メラルコ!!!」、叔父など一日5回くらい「メラルコ!」と言い出していたわけである。

だからもしもフィリピン人と最近付き合い始めたばかりの方で、親兄弟や親戚の誰かから「メラルコ」という名前が出てきたら、相手は水戸黄門みたいに「この御印籠が目に入らぬか!」と同じ意味で言ってるので、「ああ、そう」と素っ気なくせずに「そりゃ凄いですね!」と驚いたふりをしてあげてください。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

この女、いい加減にしろ!

過去何回かに渡って女房の同郷の友人テレサ一家の無計画さ、厚かましさ、図々しさについて日記にしてきたが、何事も温厚な女房もついに怒り爆発し、相手に三行半を突きつける事態になった。

先週金曜日の深夜、女房のケータイに「悪いけど300ペソ立て替えてくれない?」とテレサからメッセージが入った。テレサと夫は現在バギオに向かう車中にいるのだが、あなたの2階下に滞在中の娘と家政婦にお金(デイリーアロウワンス)を渡すのを忘れてしまったのだ・・という内容だった。

一家はリサール州の奥地に住んでいるが、筆者らの住んでいるアパートに賃貸用に一戸保有していて、ちょうどテナントが空いたので娘と家政婦は週末ここで過ごす事になったらしい。ところが肝心の金を渡すのを忘れていた事に今ごろ気付いた・・という顛末である。

それで女房が「OK」と返事をすると、翌土曜日の朝早くにピンポーンとチャイムが鳴った。ドアを開けると日本旅行の件で我が家にきたテレサの娘と十代後半と思しき家政婦が立っていて女房に何やらタガログ語で話し始めた。





二人が帰った後で女房が「あの娘はバギオに行くよりも泳ぎたかったんだって」と言うのを聞いて納得した。我がアパートには結構立派なプールがあって、このところ気温が上がってきたから、きっと親に黙ってリサール州のクラスメイトでも呼ぶつもりなんだろう・・と邪推したのである。

ところが翌日曜日の朝に再びピンポーンとチャイムが鳴ったのでドアを開けるとテレサの家政婦が一人立っていた。えっ?何の用?と聞いたが、こいつは英語ができないらしく女房の名を呼ぶだけ・・。それで女房を連れてくると何やら説明し始め、そして女房から300ペソを受け取ると大人しく帰っていったのだ。

どうしたんだ?と聞いたら「お金を受け取りに来たの。テレサから聞いたはずだって言うのよ」と答える女房。うん?テレサからの依頼は1回だけで300ペソだったはずだが?と首をひねったが、しかし週末というのは二泊三日という意味にも取れるし、DAILY ALLOWANCEというのは1日あたりの小遣い300ペソという意味に取れる。

それにテレサのメッセージには「月曜朝にあんたの郵便ポストに借りた分を入れておく」と書かれているから、娘と家政婦を月曜日にピックアップする計画らしい。つまり土曜と日曜にそれぞれ300ペソ、合計600ペソを立て替えて欲しいという意味だったのだ・・と筆者ら夫妻は結論付けたのである。





ところが・・本日郵便ポストを開けたら300ペソしか入ってない・・。それで女房がテレサに電話をかけたところ「アタシは300ペソしか頼んでないわよ」と言い張り、いやいや、あなたの家政婦がお金を取りに来て・・と説明したところ間髪入れず「それは私の責任ではない」と言ったのだ。

責任も何もアンタのとこの家政婦だろうが!と女房は抗議したが、「じゃあ私が代わりに払います!」とか「家政婦をとっちめて聞いてみるわ!」、あるいは「いま家政婦を呼ぶから直接話してよ!」という事もなく、受話器の向こうから聴こえてくるのはテレサが見ているらしいテレビ番組の音だけ・・、電話を切らずに一切がっさい無視である。

もちろん家政婦のケータイ番号なんか教える気もないらしく、そのまま頬っかむりを決め込む気らしい。他人に便宜を図ってもらってもそれを返す気が無い雇用主に、他人の善意に付け込んで金をだまし取る家政婦、あるいは家政婦を前に出して寸借詐欺を働いた娘・・。似た者同士の組み合わせとは正にこの事だ。

あー!頭きた!もうあの女とは一切縁切りよ!と叫ぶ女房。フィリピン人には得てしてこういう輩が多いが、テレサ一家の場合はその典型とも言うべきであろう。だから最初に会った時に感じた「この一家変だな・・」をいう違和感に従って、徹底的につっけんどんにしとけば良かったんだ。こいつらは昆虫と同じなの。赤い血なんか流れてないんだよ。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

Author by ほにょ / 全記事一覧 / 次のページ / ページトップ
Designed by マンゴスチンw /