針の扉を抉じ開けた後は・・

(昨日の日記から続く)Sとは数年前まで日本のワイドショーの顔とも言うべき存在だった関口宏である。Sは有名俳優の息子として生まれ、名門カトリック系学園を小学校から大学までエスカレーター式に進学し、卒業後は一旦は俳優としてデビューしたがやがて司会業に転じて大成功したのだが、彼の唯一の問題は妻の出自にあった。

現在と違って当時は家父長的な傾向が強い時代である。いくら○○と在日だらけの芸能界とは言え父親から反対されたのだからSの心痛は相当なものだったのだろう。そして筆者はそれでも愛を貫きとおしたSを人間としては大変尊敬するけれど、しかし彼の中で醸成されていった信条には残念ながら評価できないのである。

作家松本清張が「針の壁」で表現したように、○○出身者に向けられた第三者の何気ない視線も当事者にとっては鋭くて冷たくて心をえぐる凶器になるのだ。しかもスターとしての素質があるとか学業が大変優秀といったプライドが高い人間、あるいは愛する人がそういう出自だから守らねばならない!との意識が強ければ強いほど傷は深く刻まれていくのだそうだ。

自分たちを見下す社会構造を壊したい!一橋大学卒業後ハーバード大に留学し、少壮の経済学者として注目を集めた後に小泉政権で閣僚を務めた男がなぜあれほどまでに日本の古き良きシステム、終身雇用制度を壊したかったのか?と言えば、それは故郷和歌山で過ごした少年時代に自分へ向けられた針の目への強力な憎悪が根底にあるからだ。





そして当然ながら慧眼な諸外国の勢力はそういう日本人にすり寄り、社会正義や人道主義の見地から憎悪を増長させ、そして心の奥底に抱えた爆弾のスイッチを押すように誘導するのである。韓国や中国人にしてみれば純日本人の○○ならいかなる組織や団体、閣僚ポストにさえ大手を振って入り込めるから、巧く絡めとってトロイの木馬にするのだ。

Sの番組に出演していたメンバーを見ればSがどういう人間の取り囲まれていたのか良く判るはずである。そしてこういう連中がどやどやスタジオに入れば制作スタッフたちだってその影響を受けるし、企画会議で彼らが何かを言い張っても逆らおうとする声は次第にトーンダウンしていく。こんなのテレビ局に限らずどの会社だって同じだ。

上や外からの圧力に対しては日本人は反骨を通すが、中では調和しようとする。これは昔から和と尊ぶあまり原理原則を捻じ曲げてしまう日本人の弱点でもある。だからメディア工作の裁量の手段ははまず何よりも司会者、番組のキーパーソンに自分たちの息のかかった人間を送り込む事である。

で、お昼になったらテレビをつけてよく見て欲しい。画面に映るあの司会者は元々どういう職業をしていた方なのか?どういう事務所に属しているのか?同一地域の出身でどういう妻を貰っているのか?本名ななんといって漢字でどう書くのか?よーく目を凝らして見てみれば日本のテレビ業界がどういう状態になるのか見えてくるはずである。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

スポンサーサイト

激ヤバ組織GRUと北のミサイル開発

元外交官でロシア専門家の佐藤優氏がGRUについて興味深い話をしていた。正式名称はロシア連邦軍参謀本部情報総局、大抵どの国にも必ず政府系と軍系の2つの諜報機関があるが、アメリカのDIAと同じくGRUはロシア軍の一機関である(政府系は昔はKGB、現在のFSB)。

筆者の理解だと軍系情報機関は敵軍の配置状況や兵器情報、それと軍事通信の電波傍受なと政府系に比べてテリトリーが限られていて、特にソ連崩壊後からGRUは存在感が相当落ちているはずなのだが、佐藤氏の話だとそれはGRUの一面しか見ていないだけらしい。

なぜならGRUはロシア政府(以前はソ連政府)のためだけに働いているのではなく、ミサイルや戦車、銃弾に航空機などを供給するロシア国内の軍事産業群の一員でもあり、世界中の紛争を抱えた国家や反政府組織相手に武器商人の役割を果たしているそうなのだ。

これ日本に例えると、専守防衛憲法九条死守の日本政府相手じゃ利益が上がらないからと、三菱重工や石川島播磨重工が自衛隊の情報本部を陰で操って外国に武器を売るのと同じなのだが、商社ではなくわざわざ軍人を使う理由は他国に政変を起こして対立関係を生み出すといったスキルをGRUが持っているかららしい。





そう言えば元公安調査庁の幹部だった菅沼光弘が「オウム真理教の信者たちはロシア軍の通常の部隊ではなくGRUに軍事訓練を受けに行っていた」と発言していたが、しかしオウム真理教を後ろから操っていたのはクリントンによる爆撃命令が目前に迫っていて、自分たちの脅威を見せつけたかった北朝鮮だと言われている。

だからオウムは最初ロシアにすり寄ったが後から北朝鮮に切り替えたのだ!と筆者は考えていたのだが、しかしGRUと北朝鮮にはもともと利害関係があって、いやもっと言うと北朝鮮の核開発自体がロシア政府ではなくロシアの軍産複合体の協力のもとに行われていて、オウム真理教は既得権益を守るため生贄にされたのではないか・・と思えてきたのだ。

まあただこんなの空想だし、陰謀論というやつは無限に広がっていくからどこかで切りを付けなければならないのだが、しかし最近ニュースを賑わしている北朝鮮のミサイル開発に視点を移すと、ここ2年ほどの技術発展は素人目に見ても明らかに異常な速さである。

コールドランチやICBM長距離化、そして潜水艦搭載SLBMなどここ1~2年以内に米中ソに並ぶ各先進国になるのは確実である。思い出してほしいが数年前までは打つロケットが実に無様な失敗を繰り返していたのだ。だから常識的に考えれば核兵器保有国から技術供与を受けていると考えた方が自然ではないだろうか。





で、核保有国を見渡してみると中国は地政学的利便さ以外では北朝鮮を見捨てたいくらいだし、金正恩が政権についてから外交関係はむしろ悪化してきたのだから最初に除外しても良さそうである。そしてアメリカのマッチポンプ説もあるけれども、やはり一番怪しいのは3年前にウクライナに侵攻して以降数々の経済政策を課されてしまったロシアではないだろうか。

ロシアとビジネスをされた方ならよくご存じの通り、この国はその昔から石油や鉱石、食料など天然資源以外は何一つ売れるものを持たない国である。そこへ経済制裁を課されると国ごと干上がってしまうから、クレムリンの親玉はKGBと軍に対して状況を打開せい!とけしかけるのだが、この国のお家芸は今も昔も謀略工作である。

他国に亀裂を入れることで入り込んで収奪する、あるいはより大きい緊張を作り出すことでロシアへの制裁を緩めてもらう。モスクワがやって来たことは今も昔もずっと同じだから、故に急激に進歩した北朝鮮のミサイル技術、いや発射しているミサイルの基幹部品(あるいはミサイルそのもの)はロシアから来ているのでは・・と思えてきたのだ。

そしてGRUの裏の正体を聞いた現在筆者は「これだ!」と早合点しているのだが、ただ佐藤優氏曰く「この組織はかなり危ないから絶対に触らない方が良い」と言っていたが気になる・・。で、まあ本日はこの日記を読んでいただいた方たちに恐怖の分散をしたことで話を終わりにするが、さてみなさん・・暗い夜道にご注意を・・。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

七つの顔を持つ男

原発廃止を主張する市民団体の動画を見ていたら、壇上に上がって演説している爺さんのテロップに見覚えがある名前が書かれていた。このM氏は××県教職員組合、いわゆる日教組の県の委員長だった事から元学校教員だったことが判るのだが、筆者はこの男が持つ別の肩書を他の件で見たことが2回あるのだ。

日本教職員チュチェ思想研究連絡協議会、あるいは旧名の日教組内のキムイルソン思想研究会、もしくは単にチュチェ研の親玉の一人と言った方が判りやすいかもしれない。チュチェ研とは日教組に限らず大学や各労働組合の中に設置された学習サークルで、定期的に集まっては北朝鮮がいかに素晴らしいか!を唱えているおバカさんたちである。

日本人の拉致を実行したのは北朝鮮の工作員ではあるが、海岸に上陸して誰でも構わず麻袋に詰め込んだのではなく、あらかじめターゲットになる日本人は国内協力者によって下調べをされていたわけだが、朝鮮総連と並んでこのチュチェ研(電力労連と自治労、日教組の中のチュチェ研が特に深くかかわっている)がその作業に当たっていたことは一部には知られた話だ。

そのチュチェ研の親玉がなんで原発廃止運動の呼びかけ人になっているのかと言うと、このM氏は退職後にエコロジー絡みのNGOを自宅に立ち上げているのと、なぜか中核派の機関紙に登場しては「国鉄闘争への思い」など今や誰もが忘れてしまった旧いJR社名を用いて労働者の権利ウンヌンを熱く語っていることからも左翼のマルチプレーヤーだからである。





どうもM氏は中核派の秘密党員のようなのだが、さらに不可解なのは自分のいる県には米軍基地など全く無いのに「米軍による騒音公害被害を問いただす!」と息巻いて沖縄へと乗り込み、地上戦で虐殺された無念の人々に報いるため!とか叫んで沖縄からの米軍撤退と非軍事化、さらに琉球独立を主張していたのだ。

元学校教師にして日教組の活動家、北朝鮮の国内シンパ、エコロジストに中核派、沖縄独立運動家とK氏の肩書は実にバラエティーに富んでいるが、しかしながら実はこれらはM氏にとっては仮の顔でしかない。こう聞くと驚くだろうが、日本の左翼団体は日本共産党を除きほぼある特定の方たちの影響下にあって、それぞれの団体は彼らの「容れモノ」になっているのである。

七つの顔を持つ男M氏。しかし今まで書いた彼の肩書を数えていただくと6つしかないのにお気づきだろう。では彼の本当の正体、彼が生まれてこのかたずっと左翼活動に専念していた本当の理由は全てここに行きつくという真実の肩書をご披露しよう。教員になる前のM氏は○○▲▲同盟に所属していた、それが全ての解である。

以前の日記でも書いたが西早稲田の反日ビルや日本ユニセフ協会、日本基督教団、夫婦別姓を叫ぶフェミニズム団体、そして創価学会に旧民社党といった有象無象の左翼グループには多くの良心的かつ無知な日本人が手弁当で参加しているが、こうした下っ端と名誉職的な理事たちを省いてみると中心となるメンバーはたいてい2つの方たちである。





日本史的に最下層に位置つけられた○○と在日韓国朝鮮人である。片方は自分たちの祖先を踏みにじって来た日本を徹底的に壊したい!という潜在願望を抱えていて、もう一方は近代化が遅れて併合されてしまった劣等感は実は表向きで、実際は日本を自分たちの癒合の良いように作り替えて丸ごと乗っ取るという別の目標を持っているのであるだ。

両者とも日本の強固な日本のエスタブリッシュメントを破壊する事で手を組んでいたが、しかし多額の援助を政府から受けている内に、「ごねればカネになる」という甘い汁を知ってしまったため、ここでも両者は手を携えて旧社会党に人を送り込み、最後の20年間くらいは実質的に乗っ取ってしまったのである。

革命とか国際的連帯などと絵空事を叫ぶ学生と違ってマイノリティーは生活が懸かっているから運動は実践的になるし、さらに恨みつらみや乗っ取り目的が重なるとより戦闘的になるので、どんな労働運動や社会運動でも彼らの動員力は一桁違うし、ひとたび彼らが執行部に入り込めば夢想家を蹴散らして実権を握ってしまうのはある意味当然である。

ただし長年にわたって巨額の補助金が○○に与えられ、在日もその分け前を貰っていたからある意味政府とは出来レースだったのだけれども、2002年に国からの巨額の補助金が打ち切られ、さらに同じころに北朝鮮の金正日が日本人拉致を認めた事で日本中が反朝鮮一緒に染まってしまったのは両者にとって大打撃であった。





で、正攻法では戦えないから今度は旦那衆を他所に切り替えて、従軍慰安婦とか南京大虐殺、男女平等、ヘイトスピーチに外国人参政権など別の問題に軸足を移すことで彼らは生存をかけている訳で、そのためにM氏のようなタカリのプロはもう1つか2つ肩書をこしらえるようになった・・というのがここ15年の反日活動の原因なのだ。繰り返しで申し訳ないが全ての源流は2002年の打ち切りにあるである。

しかし大変残念な事に日本の右の思想の人間や一部メディアはこういった事態に「韓国と中国はケシカラン!」と叫んでいるだけで、そもそも現在世界中に広がっている反日運動の潮流について目を向けないのはおかしいのではないか?いや意図的に目を背けるのはずるいのではないか?と筆者は思うのだ。

なぜなら最も反日国家なのは他ならぬ日本自身だからだ。そうなった理由は敗戦後の社会・教育制度の欠陥が大きいけれど、実は長年にわたって補助金でのうのうと暮らしていたマイノリティー達が現在でもありとあらゆる悪だくみをこしらえているのに、人権への配慮と言う綺麗ごとのせいでこの醜い事実に対して何もできないからだ。

自分の生徒たちの中で血統がずば抜けて良くて性格的にも御しやすそうな横田めぐみに目を付けて北朝鮮に売り飛ばしたM氏らチュチェ研教師と同じように、日本国内の構造的矛盾を見つけ出して中韓朝の反日包囲網に売り飛ばしているマイノリティーの利権屋たちがいるという事実を、日本のメディアはタブーに怯むことなくスポットライトを当ててもらいたい。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

右のドアの向こう側で笑う寄生虫

大阪市内の国有地が十分の一の価格で奇妙な幼稚園に払い下げられたというニュースが出ていた。配信元の朝日新聞によればこの幼稚園は安倍晋三夫人が名誉園長を務めていて、園長は稲田朋美防衛大臣から何かの功労で表彰された曰くつきの人物であり、運営母体は日本会議と深い関係にあるらしい。

隅っこに追いやられつつある左翼が虫眼鏡で見つけた政治スキャンダルか・・と右の方はお笑いになるかもしれないが、しかしこれが事実なら大問題である。いくら左派が働きかけて在日朝鮮人のための建物を血税でボンボン作ってきたにしても、じゃあ右派もそれをやって良い!という事にはならないし、それにこういう胡散臭い右翼も大抵の場合は朝鮮人なのだ。

大変残念な事だが右も左も奥にいるのは在日というのが日本の実情なのである。ちょっと調べればわかる事だが戦後の右翼の頭目だった児玉誉士夫は戸籍ロンダリングして日本人に化けてはいるが実際は朝鮮生まれの純潔朝鮮人だし、もう一人の笹川良一の場合も朝鮮人あるいは日本最下層の出自という噂がずっとあるのだ。





なんで愛国と叫んでいる右派が実は日本人でないのか?と言うと、一つは日韓併合によって一部の朝鮮人が便宜上愛国を叫んで日本人に化けてしまったからであり、二つ目は本物の日本人右翼の多くがGHQによって投獄・追放されたために権力の空白ゾーンが生まれたからだ。そこにずる賢い朝鮮人がスッと入り込んだのである。

サダム・フセイン掃討後のイラクのリーダーになったマリキや、韓国初代大統領にはキリスト教徒の李承晩を推したように、アメリカが他国を統治する場合は旧権力とは別の少数派を権力の座につける、あるいは優遇する傾向が強いのである。そしてその基本スタンスは政治のトップだけに限らず実業界や官界、教育界に思想界、芸能と言った幅広い分野に及ぶのだ。

で、日本の時計の針を70年前に戻して、あなたがウィロビー少将なりマーカット少将の立場に立ったとして、GHQの将兵の安全を確保しながら日本が二度とアメリカに立ち向かわない様に無力化しろ!という命題を与えられたら、旧軍のライバルである官僚たち、財閥や地主と敵対関係にある水飲み百姓や労働組合などとともに「日本に居る朝鮮人」に着目するはずである。





児玉や笹川がフィクサーになれたのは勿論彼らの才覚によるものが大きいけれども、彼らの周囲にアメリカの影が付きまとうのはやはり「敗戦と占領で溜まりにた溜まり込んだ愛国者たちの不満の受け皿になるが、本当に爆発しそうになったら真っ先にGHQに通報して叩き潰す」という裏約束があったからだろう。

そしてそういう土壌があるところに南北朝鮮の対立の構図が持ち込まれ、日本を韓国の後ろ盾にすべくKCIAと統一教会が勝共連合を立ち上げ、ここに日本の右翼を上手く囲い込むうちにいつの間にか韓国人たちが街宣右翼の元締めになってしまった・・というのが日本の右翼史なのだ。

ただ冷戦崩壊で勝共連合の存在意義が無くなってしまい、その後なぜか仇敵北朝鮮にすりよった統一教会は今じゃ北朝鮮秘密工作部門、あるいは昔の秘密を盾に自民党清和会議員を恫喝して金を毟り取る犯罪者になってしまったが、朝鮮人がずる賢いのは一部の人間を切り離して生長の家や思想右翼団体に潜り込ませることで二股をかけているのだ。





例えば世間を賑わせている在特会の連中をよく見て欲しい。実は筆者は彼らの主張に頷けるところが沢山あるのだが、彼らの行動を動画サイトで見ている内にだんだん奇妙な違和感を持つようになったのだ。大学時代に毎日駅前で見かけた統一教会の勧誘員が四半世紀たったいま在特会にいることは聞いていたけれど、代表者の見事な朝鮮耳を見つけた時にある疑念が浮かんだのだ。

在特会や西村修平が派手な街宣活動を動画サイトにアップしている理由は「日本はナチス台頭前のドイツと同じ状況にある!」という事を対外的にアピールして世論を喚起し、日本の力を相対的に弱めるとともに、「可哀そうな在日」「迫害されつつある在日」というイメージを利用して更にカネをせびる事ではないのか?と言う疑念である。

在日朝鮮人は既得権を取り上げて過去の分も全額弁済させ、文句があるなら船に載せて朝鮮半島へ送り返せ!というのが筆者の意見だが、上に書いたような理由で同じ意見をアピールする団体とは一切関与しないことにしているのである。右に行っても左に行っても朝鮮人が奥の部屋で笑っている、何とも嫌な世界である。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

アメリカさんの部屋

日本の製造業が息を吹き返したのは1950年の朝鮮戦争からと言われているが、筆者のいた会社はそれ以前にアメリカへ輸出を開始していて、しかもアメリカ側の代理店を務めたのが如何にもな一族の企業なのである。ちょっと驚くくらいのショートカット。これはどういうことなのか?はこれはもう皆さんのご想像の通りである。

GHQが戦争犯罪者を逮捕したり、上野駅の地下に屯する浮浪児たちの頭にDDTをぶっかけていたのと同じ頃に、GHQの経済部門の高官たちは日本解体を計画する一方で日本の財界人たちと裏取引をしていて、いくばくかの金を受け取れば「もうすぐ新円切り替えで手持ちの円が紙くずになるよ」とか「不在地主は没収になるぞ」なんて情報をリークしていたようである。

さらに大きな裏取引だとアメリカの投資銀行や弁護士なんかも一枚嚙んでいて、底力がありそうな会社の株を底値で買ったり、工場接収や幹部の公職追放をネタに脅しをかけて非上場の株を毟り取ったり代理店契約を結ばせていたらしいが、しかし一方の日本人側だってそこは巧妙に立ち回って資産を二けたも三ケタも増やしていたらしい。筆者のいた会社のオーナーもその一人だったのだ。

それと前述の通りGHQが本館を返還したのは1950年代だが、この最上階の一角だけは1970年代までアメリカ人が居座り続けていて、年輩社員の記憶によれば一応弁護士事務所かなんかの看板が掲げられていたそうだから、おそらくこのアメリカ人弁護士はここ銀座の超一等地でGHQ高官と日本の財界人達との間で交わされた裏取引のその後の見守り役兼管財人をしていたのではないかと思う。





当時興味を持った筆者は財務部にいた年輩の社員に古い外国人株主たちの事を聞いた事があるのだが、確かに株主リストにはアメリカの投資銀行とは別にアメリカ人の個人株主の名前がズラリと並んでいたそうなのだが、ずいぶんと昔の話なためいったいどういう経緯だったのかなんて判らないよ・・という答えが返って来た。

だから一体彼らがどういう立場の人間で、どれほどの規模の裏取引が行われたのか?それは筆者の会社の株式だけだったのか?案外銀座の超一等地のビルのいくつかはGHQの高官の子供や孫たちの手に委ねられているのか?といった事は最早調べることは出来そうにないのだが、しかし本館ビルの最上階の一区画をずっと空きのましているのはオーナー一族だから、ここには何か特別な理由があるのだろう。

銀座の街並みを見るのにここ以上無いのではないかと思えるほどの絶好のロケーションなのである。だからここには軍服を着たGHQの高官とスーツ姿のウォール街の代理人、それとオーナー一族と怪しげな日本人たちが集って復興していく銀座の街並みを眺めながらウィスキーグラス片手に嬌声を挙げていたのだろうな・・と思うのだ。

映画「シャイニング」の中に過去の亡霊たちが高原に建てられた古いホテルのボウルルームに集まってパーティーを開いているシーンがあるが、ひょっとしてあの銀座の豪奢なビルの最上階にも毎晩70年前の亡霊たちが集まって矯正を挙げているのかもしれない。そこにいるのはマーカット少将?それともケーディス大佐?それとも・・・。だとしたら深夜ちょっと中を覗いて見たい気もする。






にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村

Author by ほにょ / 全記事一覧 / 次のページ / ページトップ
Designed by マンゴスチンw /