オウム真理教の背後にいた人たち

今日は地下鉄サリン事件発生から20年目の日である。筆者は丸ノ内線で銀座まで通っていたので事件の一報を聞いた時には驚いたが、実は当時筆者は香港に赴任したばかりで、日本よりも香港の事で頭が一杯だったためオウム事件の一連の報道はほとんど何も見ておらず、筆者がオウム真理教について興味を持ったのは事件から6年も経過した後であった。

1回目の赴任を終えて田舎町で無聊を囲っていた筆者はヒマに任せてオウム事件について調べてみたことがあるのだが、この事件はいろんなデマ情報が意図的に散りばめられた迷宮のような世界で、陰謀論が大好きな筆者はたちまち魅了されることになる。それで事件から20年経った今でもオウムと聞くと興味を湧きたてられるのだ。

オウム真理教について少しでも調べた事がある方なら、なぜ電車内という密室空間にも関わらず松本事件に比べて地下鉄サリン事件はあんなに死者が少ないのか?とか、なぜ地下鉄事件以前の警察の捜査はあれほどまだるっこいのか?、村井を殺害した徐被告の背後について何故踏み込まないのか?など疑念がいくつもあることにお気づきだと思う。

しかし高沢皓司や一橋文哉、それと信頼できそうな何人かのオウムウォッチャーの書いたものを読んでみたのだが、彼らの書いたものはことごとく前置きが長い割に結論が大変分かりにくいのである。なので今日の日記では彼らが何を言っているのか要点だけを書きたいと思う。ただし不明な部分は幾つもあるし、それに物凄く長くなってしまった事を先にお詫びしておきます。





**オウムウォッチャー達が語る事件の本筋**

① オウム真理教が90年以降に凶暴化していったのは麻原が気が狂ったわけでは無く、オウムを実質的に支配していた別の教団と外国勢力に誘導されたからである。

② オウムには統一教会、創価学会、阿含宗ともう一つの団体(名称不明)が隠れ信者を送り込みオウムの主導権を握っていったが、なかでも圧倒的に影響力が大きかったのは統一教会である。オウムは統一教会の仏教部と呼ばれるなど実質的に子会社化していた。

③ 統一教会は霊感商法や合同結婚式で有名なカルト教団であるが、同時に巨額の政治献金を武器に日本の自民党とアメリカ共和党、日本の右翼と官僚組織に食い込んだ政治団体でもあり、またKCIAとCIAの下請けの謀略機関、さらに武器製造や麻薬売買など黒いビジネスも抱えたヌエのような組織である。(これを説明するのトンでもなく長くなるので割愛する)。

④ 統一教会とオウムの結び目は早川紀代秀(オウム建設相)で、オウム生え抜きの上祐や村井の様に表舞台には出ずにオウムの事業部門を握る教団の実質的なナンバー2だった。早川は表面的には麻原に従っていたが、実際は統一教会の指示で動く潜入工作員である。

⑤ 統一教会は92年12月に旧来の敵である北朝鮮と友好関係を結んだが(冷戦終了で足元がぐらついた両者が手を組んだ)、今までさんざん右翼を標榜してきたシガラミから北朝鮮とは表立って取引が出来ないため、子会社のオウム真理教に北朝鮮のカウンターパートの役割を与えた。

⑥ オウムが北朝鮮から与えられた仕事は偽札やミサイルなどの開発技術を収集する事、北朝鮮の代わりに日本国内で覚せい剤を生産する事、そして日本国内にある不気味なテロ組織として国民の不安を煽り、日米両政府に「北朝鮮を攻撃すれば日本人を皆殺しにできるぞ!」!という無言の圧力を加える事であった。武器製造やロシアからのヘリコプター購入なども素人のオウムが手出し出来るわけもなく、北朝鮮もしくは統一教会の商社が間に入っていた。

⑦ 当時の朝鮮半島は北朝鮮のIAEA脱退、核開発疑惑が頂点に達しており、クリントン米大統領は北朝鮮の寧辺施設への爆撃を命ずる寸前まで追い込まれたが、当時の米国防総省の試算では北朝鮮と交戦状態になった場合、南北朝鮮だけでなく日本にも戦火が及び、民間人と米兵合わせて100万単位の犠牲者を生む第2のベトナム戦争になるという結果が出た。

⑧ 金日成はクリントンが戦争を回避したがっていることを知っており、アメリカとのギリギリ外交を続けながら最終的に巨額の援助金と食糧援助をせしめる目算だった(ただし核開発の責任者である金正日は意見が違うと言う説がある。後述)。オウム真理教は北朝鮮の政治交渉のカードの一枚として日本国内に打ち込まれたクサビだった。

⑨ 1回目のサリン事件(松本事件)は金日成=カーター会談直後に発生しているが、これは北朝鮮がアメリカに対しカーター合意が確実に実行されるようにアメリカを脅すのが目的である(ただし後述⑱のとおり異論もある)。使用されたサリンは北朝鮮製でオウムの第7サティアンで製造されたものでは無い。

⑩ 2回目のサリン事件(地下鉄事件)は米朝枠組み合意を受けて朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)が発足した直後に発生しているため(北朝鮮の目的が達成した後だという意味)、このテロ行為は北朝鮮の意図によるものではない。そして使われたのはサリンとは違う神経ガスである。サリンは無色透明であり、被告たちが証言する茶色の液体ではありえない。





⑪ 2回目のサリン事件を命じたのは一連の事件の幕引きを図った統一教会であるという説が強いが、オウムを潰すためにアメリカが仕掛けた、日本の長老政治家がオウムを除去したなどと諸説があって今一良く分からない(ここは今でも謎のままである)

⑫ その一方、2回のサリン事件は金日成=カーター合意を反故にしたい勢力、つまりアメリカと妥協せず何が何でも核開発を継続したかった金正日がオウムに命じたとする説もある。元赤旗ピョンヤン支局長の萩原遼が指摘する通り、カーター会談を巡って金日成と金正日は激しく対立し、カーター合意後に金日成が急死したのは暗殺されたからだという説がある。

⑬ 元々北朝鮮で核開発を進めていたのは息子の金正日で、カーターが頭ごなしに金日成と軽水炉導入で合意してしまったため、再び対立関係に戻すためテロを実行したという内容である。なおカーター合意の直後に金日成が急死したのは金正日に暗殺されたためらしい。

⑭ 外国の軍事専門家が分析した通り山梨県の第7サティアンの設備ではサリンの製造は不可能である。従ってオウムが使用したサリンは北朝鮮で製造されたとみられているが、土屋死刑囚の証言通りオウムが自力で作ったとしたら、統一教会が実質オーナーの長野県にある化学会社の実験室で作られた可能性がある。(不明な点が多い)

⑮ それとは別に松本のサリン事件を実行したのはオウムではなく自衛隊の化学部隊だという噂もある。この場合は一連のサリン事件はアメリカと日本政府が北朝鮮のカードを潰すために仕組んだ謀略だという事になるが、そんな手間をかけなくとも警察が刈谷さん拉致で強制捜査すれば良いだけなので、筆者はこれはトンデモ話の類だと思う。

⑯ 村井秀夫の暗殺は統一教会の関与の証拠を消し、隠れ統一教会員である早川が演じた役割を村井におっかぶせるため、そして他の幹部に対し統一教会の話をしたらお前もああなるぞ!と無言の脅しをかけるために実行された。

⑰ 現在収監中の麻原ら幹部は統一教会を庇っているか(脅されている?)、もしくは自民党から政治的圧力を受けた検察庁が真実を隠ぺいしている。よって統一教会や北朝鮮は関係が無く、何もかもオウムが自発的に事件を起こした形で裁判は終了した。破防法の適用も

⑱ 国松警察庁長官の狙撃はオウム事件に便乗した在日朝鮮人実業家の指示で、背景は警察のパチンコ利権に関するものでありオウム真理教とは直接関係が無い。また狙撃したのは中村康という老スナイパーや小杉巡査長、そしてよど号赤軍の田申義三など諸説あるが全てデマである可能性が高い。

⑲ 創価学会はオウムに信者を送り込んではいたが、当時対立していた日蓮正宗への嫌がらせにオウムを使えないか?と考えていただけでオウムの一連の事件には殆ど関係していない。

⑳ 坂本弁護士が拉致された時に、自宅には江川祥子とオウムから逃げてきたと称する数人の人間がいた。坂本弁護士宅の鍵を開けたのは彼らである。江川祥子の夫は統一教会の信者であるが、一家殺害にまで関わったかどうかは証拠が全く無いのであくまで推測である。





いかがだろうか?。⑲と⑳についてはちょっと首を傾げたくなるが、その他の件については筆者は概ねそんなところだと思っている。特にサリン事件の発生時期は2回とも北朝鮮にとっては一息ついた時期であり、冷静に考えればサリン事件を起こす必要性は無さそうなので、オウムを潰したい日米両国か証拠隠滅を図る統一教会なのかな・・とは思っていたが、最近⑫の説を聞き、案外オウムが繋がっていたのは金正日の方なのかも・・と思い始めている。しかしいずれの理由にせよ証拠はないし、そもそも五里霧中の話なので真実など分かりっこない。

なおこの件に関してはピョンヤンに逃げたよど号グループ(日本赤軍)とオウムの不思議な関係や広域暴力団のオウムへの浸透、ロシアとオウムの不思議な繋がりや、それにアメリカCIAの関与など色々書きたいことがあるのだが、すでに相当長い日記になってしまったので今日はここらへんで終わりにします。中途半端な日記になってしまったが、筆者もいまだに調べている最中なのでご理解いただきた。最後に年表を書いておきますので興味のある方はどうぞ。

**朝鮮半島とオウム真理教関連の年表**
1989年11月4日  坂本弁護士一家殺害
1992年10月8日  チームスピリット再開決定
1992年12月6日  金日成と文鮮明(統一教会教祖)が会談 
1993年3月8日   北朝鮮、準戦時態勢宣布
1993年3月12日  北朝鮮、IAEA脱退声明(1回目)
1993年3月26日  文鮮明が特例措置で14年振りに日本に入国
            金丸信、中曽根康弘と会談
1993年5月29日  日本に向けてノドンミサイル発射
1993年6月11日  IAEA脱退を撤回
           米国の武力行使放棄の代わりに北朝鮮は査察を受け入れる。
1994年3月15日  北朝鮮による妨害によりIAEAが査察中止
1994年5月未明   第7サティアンに化学プラント建設
1994年6月13日  北朝鮮、IAEAからの脱退を宣言(2回目)  
1994年6月15日  カーター=金日成会談
1994年6月27日  松本サリン事件
1994年7月10日  金日成死去が公表される
1994年10月21日 米朝「合意枠組み」調印
1994年12月12日 大阪元信者VXガス殺害事件
1995年2月28日  刈谷さん拉致殺害
1995年3月9日   朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)発足
1995年3月20日  地下鉄サリン事件
1995年3月22日  オウム強制捜査開始
1995年3月30日  国松長官狙撃
1995年4月23日  村井秀夫暗殺






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戦犯精神異常小杉辰男飯田俊之金山守今野余代ベストFAMサンエース合同アシストグループは名古屋に逃亡中ですオウム真理教人間便器汚物結婚詐欺師グループです

なんか管理人さんスゲーや。 

オウムの記事で読み始めたのですが…失礼致しました。自己紹介が先ですね。
私は1966年生の鍼灸マッサージ師&看護師の男です。
東洋医学で開業。看護師(西洋医学)で雇用という変な立場の男です。
最初の職歴が自衛隊員。訓練中の事故で除隊、自衛隊で選抜手であった事から、リハビリ中に猟友会に所属して、小学生の通学路に出没するヒグマを駆除したりしてました。
一回り年下の準看護学生と結婚して、彼女の看護大の学費を稼ぐ為にマグロ漁のクルーとなり、その後は
893のフロント企業で中国やロシアやASEANて商売。
嫁が看護師に育ってからは、タカりながら893雑誌の
編集&ライター。赤坂の星条旗新聞社のセキュリティ
(散弾銃持たせるのですぜ。実弾入りの)を経て、
介護師となり、看護学生となり、看護師として精神科に努めて嫁と死別。現在は西洋医学部と同様医学で生計を建てる者です。在学中は探検部。パキスタンの北部辺境自治区(トライバルエリア)に汗血馬を捜しに行って銃撃戦になったり、トルコ共和国に(キリスト教団体の支援で)ノアの方舟を捜しに行って、官権に逮捕されたりしました。(抗生物質を大量に持ち込んだ地域がクルド人の居住蓄積だった。まぁ抗生物質は戦略物質ですからねぇ……私は)
嫁とは死別しており係累はなし。そのような者です。
私は某山地に、狩猟仲間と共に、医薬品、燃料、銃弾、その他を蓄積してます。可塑の村中心に、山中に複数の拠点を20年かけて築きました。
日本、このままもたないと思うので。日本がデフォルトになっても、数年は生き延びる事ができる。
でも、貴兄の記事を読んでいて、そうかぁ海外に逃げるほうほうもあったなぁ!
などと考えるバカンスさです(笑)
そんな俺ですが、コメントでお付き合い頂けますか?


ほんこんに居られたそうなので、後れ馳せながら現場中継 

事件が起きた時に、私は日比谷の東芝の原子力事業部のあるビルで、警備隊の警備計画書を作成する為に
泊まり込みしてました。
ひとつのビルに三っの警備会社が存在するめんどうな現場です。事件直後には隊員は出社してこないし!
瞳孔がが開いた社員が出るわ。
119は混線して繋がらないわ!
宇宙服みたいの着た消防が来るわ!
早い段階でガスと知れていて、対応策に三社の隊長で協議するが、何れも反射と繋がらないわ!
目前の日比谷公園は野戦病院になるわ。
朝霞のか防護部隊が出てくるに及んで、夜勤明けの隊員はビビって脱走するわ(笑)
もう、どないせー言うねん!
高かった形態を持っていたので、本社から「泊まり込みで式を取れ!」言われるし。
で、警察が防護服を着てサティアン捜査する浅野和之事でした。NEWSの数日間前から、ヤバい情報が伝わってきたのですね!
オウム施設に隣接した現場の隊員から、
「警察の装甲トラック来ました。でも乗ってるのガスマスクや戦闘服つけた自衛隊ですよ。これ戦争が始まるんではないすか?」
驚愕しましたね!
阪神震災の派遣されてから戻ったばかりで、何でこんな現場を踏むのか?
俺は心底ついてない!
翌朝のテレビで、防護服を着た機動隊がサティアンに入るのを見て、焦りましたね。
予備役の訓練に毎年、参加してきたが、こんなことを想定した言葉無かったな!
つくづく常識を疑いますましたね。

誤字で分かりにくいけど 

オウム施設の隣接した現場の隊員から連絡が来たのは、サティアン捜査に警察が突入する数時間前です。
だから防護服やマスクを着けた警官に、隊員がビビっていたのは仕方ないです!
サンデー毎日のスクープ記事を読んでいた元自の私も、宗教単体が松本サリン事件の犯人とは信じられなかったし。
てっきり北朝鮮が、オウムを利用して侵略を始めたら…とおもうたです。民間人のガードマンが介入できる事態を越えてる!
ビビってましたね!

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